平成18年台風第6号
平成18年台風第6号(へいせい18ねんたいふうだい6ごう、アジア名:Prapiroon / プラピルーン)は、2006年8月に発生し、中国に大きな被害を出した台風である。
台風第6号(Prapiroon) | |
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カテゴリー1の タイフーン (SSHWS) | |
![]() 衛星画像(8月2日) | |
発生期間 | 2006年8月1日6時 - 8月5日0時(UTC) |
寿命 | 90時間 |
最低気圧 | 970 hPa |
最大風速 (日気象庁解析) | 65 knot |
死傷者数 | 死者94人・行方不明者10人 |
プロジェクト : 気象と気候/災害 |
概要 編集
フィリピンの東で発生した熱帯低気圧07Wは、フィリピンを横断後、8月1日に南シナ海で台風6号となって、アジア名「プラピルーン(Prapiroon)」と命名された[1]。命名国はタイで、タイ語で「雨の神」を意味する[2][1][3]。また、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「ヘンリー(Henry)」と命名している。台風は北上して華南に上陸。その後消滅した。
被害 編集
この台風はフィリピンと中国に被害をもたらし、合計で94人の死者と10人の行方不明者を出した。中国では、広東省・広西省・海南省で死者80人・行方不明者9人・被災者1,000万人・被害額9億ドルとなり[4]、特に広東省では77人が死亡するなど大きな被害となった。
また中国は、この台風襲来の前にも台風4号や台風5号により被害を受けている。
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台風による強風の様子
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台風による被害
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台風による被害
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台風による被害
脚注 編集
- ^ a b “デジタル台風:2006年台風6号(プラピルーン|PRAPIROON)”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年4月25日閲覧。
- ^ 『プラピルーン』 - コトバンク
- ^ China, Record. “台風6号「プラピルーン」発生、広東省沿岸に上陸の見込み”. Record China. 2020年8月7日閲覧。
- ^ “第4章 世界の自然災害と国際防災協力 1−1世界における最近の自然災害 : 防災情報のページ - 内閣府”. www.bousai.go.jp. 2020年8月7日閲覧。
外部リンク 編集
- デジタル台風:台風200606号(PRAPIROON)- 総合情報(気圧・経路図) - 国立情報学研究所(北本朝展)
- ウィキニュースに関連記事があります。台風6号、海南島の東へ
- ウィキメディア・コモンズには、平成18年台風第6号に関するカテゴリがあります。