弁当の呪い

野球に纏わる都市伝説の一つ

弁当の呪い(べんとうののろい)は、千葉ロッテマリーンズにおいて、選手の応援・記念弁当を販売するとその後、故障や成績不振などよからぬ事態が発生するというジンクスのことである[1]

概要

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千葉駅などで駅弁を販売する万葉軒1996年平成8年)、エースだった伊良部秀輝をモチーフとした「決め手はフォークだ!イラブ弁当」を発売して以降、千葉マリンスタジアムでは千葉ロッテの人気選手をモチーフにした弁当が発売されている。しかし「弁当が発売されると、モチーフとなった選手に何らかの不幸が降りかかる」といわれるようになった。

また、ロッテ選手の間でも噂になり、里崎智也が自身の弁当の計画を拒否したと後に明かし[2]福浦和也も弁当の計画を拒否したとも言われている[3][4]

弁当の一覧

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該当者 弁当の名前 その後
伊良部秀輝 決め手はフォークだ!イラブ弁当[3] 球団とケンカ別れして、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍[1][4]
河本育之成本年秀 ダブルストッパー弁当[3] 両者とも故障で退団、他球団へ移籍[1][4]
フリオ・フランコ フランコフルト弁当[3] 不振で退団[1][4]
黒木知宏 ジョニー黒木弁当[3] 故障し長期のリハビリ[1][4]
石井浩郎 石井浩郎弁当[3] 発売直後に故障して退団、その後岡村孝子と離婚[4]
小坂誠 小坂スチール弁当[3] 発売直後にゲッツー崩しのタックルを受け右足骨折[1][4]
ロバート・ローズ ローズ勝つ弁当[3] 発売企画中に帰国、来日からわずか28日後に退団[1][4]
ボビー・バレンタイン バレンタイン弁当[3] 発売決定後にチームが5連敗。0.5差でプレーオフ進出を逃す。
李承燁 李承燁プルコギ牛丼弁当[3] シーズン後に退団し移籍。
その他

弁当の呪いはチーム全体の弁当にも及ぶことがあり、2016年には「逆転丼」が発売され、逆転が減り[5]、2017年~2019年には「白星サワー」なるものが発売されたが[6][7][8]、発売した全ての年でBクラスに終わった[9][10][11]

弁当の呪いは他球団にも影響を及ぼすと言われ、2005年に新規参入した東北楽天ゴールデンイーグルスを迎え撃つ開幕カードで「楽天ウエルカム弁当」を発売すると、楽天は0対26の歴史的大敗を喫した

また、セ・パ交流戦セ・リーグにおける対戦相手のウエルカム弁当を4種類発売すると、ロッテは手掛けた4球団全てに勝ち越した[3]

出典

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  1. ^ a b c d e f g “ボビーが開ける“パンドラの弁当箱””. zakzak (産業経済新聞社). (2004年5月1日). オリジナルの2004年5月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20050215094040/http://www.zakzak.co.jp/spo/2004_05/s2004050105.html 2019年6月28日閲覧。 
  2. ^ 高木 豊 Takagi Yutaka (1 December 2019). 【都市伝説】千葉ロッテの闇とは!?球界の怪奇現象などについて語る!. YouTube. 該当時間: 3:45. 2024年3月30日閲覧
  3. ^ a b c d e f g h i j k 『プロ野球〈呪い〉のハンドブック』廣済堂出版、2014年2月、227頁。ISBN 978-4-331-80254-0 
  4. ^ a b c d e f g h “ロッテ「弁当の呪い」は今年も健在?”. エキサイトコネタ. エキサイト. (2004年1月21日). https://www.excite.co.jp/news/article/00081074662735/ 2018年6月28日閲覧。 
  5. ^ ロッテ「逆転丼の呪い」払拭 今季最多19安打で逆転勝ち”. 東スポWEB (2016年6月3日). 2024年3月30日閲覧。
  6. ^ ロッテが本拠地勝利後だけに味わえる記念ドリンク「白星サワー」を販売”. Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2017年4月3日). 2024年3月30日閲覧。
  7. ^ 2018マリーンズグルメ情報”. 千葉ロッテマリーンズ. 2024年3月30日閲覧。
  8. ^ 2019マリーンズ注目グルメ情報”. 千葉ロッテマリーンズ. 2024年3月30日閲覧。
  9. ^ 一般社団法人日本野球機構. “2017年度 パシフィック・リーグ チーム勝敗表”. npb.jp. 2024年3月30日閲覧。
  10. ^ 一般社団法人日本野球機構. “2018年度 パシフィック・リーグ チーム勝敗表”. npb.jp. 2024年3月30日閲覧。
  11. ^ 一般社団法人日本野球機構. “2019年度 パシフィック・リーグ チーム勝敗表”. npb.jp. 2024年3月30日閲覧。

関連項目

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