彦根市スポーツ・文化交流センター

彦根市スポーツ・文化交流センター(ひこねしスポーツ・ぶんかこうりゅうセンター)は、滋賀県彦根市にあるスポーツ・市民交流施設である[5][6]

彦根市スポーツ・文化交流センター
施設情報
愛称 プロシードアリーナHIKONE
用途 スポーツ・市民交流
収容人数 2,752(メインアリーナ)[1][2]
410(多目的ホール)[2][3]
設計者 石本建築事務所
施工 ノセヨ(電気)・富士古河E&C機械
建築主 鴻池組
事業主体 彦根市
管理運営 彦根市
構造形式 鉄筋コンクリート(一部鉄骨[4]
敷地面積 32,448.44 m2[4]
建築面積 9,980.29 m2[4]
延床面積 13,850.08 m2[4]
階数 3階
着工 2020年4月1日[4]
竣工 2022年6月22日[4]
総工費 87億6千万円[5]
所在地 522-0054
滋賀県彦根市小泉町640番地
位置 北緯35度14分49秒 東経136度14分40秒 / 北緯35.24694度 東経136.24444度 / 35.24694; 136.24444 (彦根市スポーツ・文化交流センター)座標: 北緯35度14分49秒 東経136度14分40秒 / 北緯35.24694度 東経136.24444度 / 35.24694; 136.24444 (彦根市スポーツ・文化交流センター)
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「スポーツ棟」と「まちなか交流棟」によって構成され、スポーツ大会や市民交流の場として2022年令和4年)12月10日に開館した[6][7]

当施設は株式会社PRO-SEEDがネーミングライツを取得したため、愛称として「プロシードアリーナHIKONE」が使用される[8][9][10](※契約期間は2027年(令和9年)3月31日まで)。

概要 編集

JR南彦根駅から徒歩3 - 4分の土地に[7][11]、スポーツの振興や健康増進、人と人が気軽に集まれる「にぎわいの拠点」の整備などを目的として、多くの利用を見込んで設置されたものであり[7]、非常用物資の備蓄庫や非常電源などを設置することで、防災拠点としても機能する[11][2]

歴史 編集

建設までの流れ 編集

当施設は、第79回国民スポーツ大会の主会場に県立彦根総合運動場が決まったことで必要となった整備により、彦根市民体育センターの移転が必要になっていたことや[12]、同大会の主会場が彦根市となることから建設が決定した[13]。設計は公募型プロポーザル方式により、石本建築事務所が担当している[14][15]

当施設の建設に対し、彦根市の一部住民から反対の声が上がり、建設予算の支出差し止めなどを求める訴訟を提起されたが、請求は棄却(※一部は却下)された[16]

年表 編集

施設 編集

スポーツ棟 編集

メインアリーナ 編集

 
メインアリーナ

各種スポーツ大会、市民のレクリエーションなど幅広く利用できる[7]。コート面積は57×45 m[1]で天井高12.5 m[3]、アリーナ面積は2,621平方メートル[2]。ランニングコース(1周240 m)を併設する[1]

客席
  • 固定1,546席、可動1,176席、車いす30席[1][2]
コートとして使用する場合[1][2]
アリーナ内に付する設備[1][2][21]
  • 役員室
  • 選手控室
  • 放送室・大会本部室
  • 器具庫

サブアリーナ 編集

コート面積は33×22 m[1]で天井高7.9 m[3]、アリーナ面積は806平方メートル[2]。客席は設けられていない。

コートとして使用する場合[1][2]
  • バスケットボール 1面
  • バレーボール 2面
  • バドミントン 4面

弓道場 編集

2階に遠的場[22](3人立ち2射場。面積:425平方メートル[2])、3階に近的場[23](10人立ち。面積:823平方メートル[2])が設けられている。2階・3階とも、射場の後ろ側に控室を併設している[22][23]

他の設備(スポーツ棟) 編集

  • トレーニング室(面積:102平方メートル[2]
  • ダンス室(面積:141平方メートル[2]
  • スポーツラウンジ - 1階出入口付近に2ヵ所設けられている[21]
  • 喫茶コーナー[2][22]・展示コーナー[2] - ともに、まちなか交流棟との連絡通路(2階)に設けられている。
  • 会議室(視聴覚室)
  • 多目的会議室

まちなか交流棟 編集

多目的ホール 編集

  • 講演会や教室など、さまざまな用途に使用できる[7]。床面積は20×17 mで天井高7.5 m[2]、ホール面積は445平方メートル[2]。客席は最大で410席[3][2](※うち234席は可動席[2])。

他の設備(まちなか交流棟) 編集

  • 教養文化室
  • 会議室

その他 編集

交流ストリート 編集

  • スポーツ棟とまちなか交流棟間にある遊歩道の愛称を指す[11]

開催大会 編集

利用案内 編集

  • 営業時間
    • 9時30分 - 21時00分
  • 定休日
  • 駐車場
    • 北側107台(※軽自動車用33台を含む)、第一駐車場(旧燦ぱれす駐車場)70台[24]
      • 身障者駐車場(6台)・駐輪場あり[24]

アクセス 編集

公共交通機関
自動車

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ (同チームと彦根市は2月4日の試合前にフレンドシップタウン協定(※生涯スポーツの推進や青少年の育成に努めるための取り組み)を結んでいる)

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g h 施設のご案内”. プロシードアリーナHIKONE(彦根市スポーツ・文化交流センター). ミズノ. 2023年4月30日閲覧。 “(※面積などの各種情報は画像のクリックを要する)”
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 施設紹介・利用料・予約方法等について”. 彦根市. 2022年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月30日閲覧。
  3. ^ a b c d 実施設計【概要版】” (PDF). (仮称)彦根市新市民体育センターの実施設計について. 彦根市. 2022年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月30日閲覧。
  4. ^ a b c d e f プロシードアリーナHIKONE 竣工」『日刊建設工業新聞』、2023年1月27日。2023年4月30日閲覧。オリジナルの2023年2月2日時点におけるアーカイブ。
  5. ^ a b 藤井匠「彦根にスポーツ・文化交流センター落成 12月開館めざす」『朝日新聞デジタル』、2022年8月14日。2023年4月30日閲覧。オリジナルの2022年9月26日時点におけるアーカイブ。
  6. ^ a b 彦根市スポーツ・文化交流センターの建物が完成 12月から供用」『中日新聞』、2022年7月23日。2023年4月30日閲覧。オリジナルの2022年7月25日時点におけるアーカイブ。
  7. ^ a b c d e 彦根市スポーツ・文化交流センター設置および管理に関する条例(素案)についての意見公募手続結果”. 彦根市. 2023年4月30日閲覧。[リンク切れ]
  8. ^ 彦根市スポーツ・文化交流センターの愛称が『プロシードアリーナHIKONE』に決定‼|彦根市”. 彦根市. 2022年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月30日閲覧。
  9. ^ 不易流行編集部: “「プロシードアリーナ HIKONE」に決定”. 不易流行. 彦根商工会議所. 2023年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月30日閲覧。
  10. ^ 彦根市文化センター、施設愛称決まる プロシードアリーナ / 滋賀」『毎日新聞』、2022年4月7日。2023年4月30日閲覧。オリジナルの2022年4月30日時点におけるアーカイブ。
  11. ^ a b c にぎわいを創出するスポーツ・文化交流センターの整備 滋賀県|彦根市”. ふるさとコネクト. JTB ふるさと開発事業部. 2022年4月30日閲覧。
  12. ^ 新市民体育センターの建設地は「ひこね燦ぱれす」南側に決定/メインアリーナは観客席2000席以上で検討/彦根市”. 建設ニュース. 2022年4月30日閲覧。
  13. ^ ひこね燦ぱれすご利用のみなさまへ”. 彦根市. 2022年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月30日閲覧。
  14. ^ (仮称)彦根市新市民体育センター新築基本設計および実施設計委託業務候補者選定公募型プロポーザルの実施について”. 彦根市. 2022年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月30日閲覧。
  15. ^ 滋賀県彦根市新市民体育センター設計プロポーザルで石本建築事務所が勝利。日常的に回遊できる交流ストリートやオープンスペースの活用等を評価。技術提案書公開”. Architecturehack - アーキテクチャーハック (2017年3月1日). 2022年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月30日閲覧。
  16. ^ 市民体育センター建設予算訴訟、請求棄却 大津地裁、市の裁量権逸脱認めず」『京都新聞』、2022年2月15日。2023年4月30日閲覧。オリジナルの2022年3月8日時点におけるアーカイブ。
  17. ^ 滋賀レイクス、5年ぶりの彦根開催 新アリーナで連敗ストップ」『彦根経済新聞』、2023年2月7日。2023年6月11日閲覧。オリジナルの2023年3月19日時点におけるアーカイブ。
  18. ^ ひこねスーパーカロム”. 国スポ・障スポとは. 滋賀県. 2023年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月11日閲覧。
  19. ^ a b 国民スポーツ大会 市町別競技会場一覧|滋賀県ホームページ”. 滋賀県ホームページ. 滋賀県. 2023年6月11日閲覧。
  20. ^ a b 彦根市開催競技”. わたSHIGA輝く国スポ・障スポ 彦根市実行委員会. 2022年4月30日閲覧。
  21. ^ a b フロアマップ 1階” (PDF). ミズノ. 2023年4月30日閲覧。
  22. ^ a b c フロアマップ 2階” (PDF). ミズノ. 2023年4月30日閲覧。
  23. ^ a b フロアマップ 3階” (PDF). ミズノ. 2023年4月30日閲覧。
  24. ^ a b c d 交通アクセス”. アクセス. ミズノ. 2023年4月30日閲覧。

外部リンク 編集