普快車(ふかいしゃ)は中華民国台湾台湾鉄路管理局列車種別のひとつ。現在は最下等に相当する。2006年11月1日以前は普通車 (ふつうしゃ)と称していた。

普快車
Ordinary-train.jpg
ディーゼル機関車が客車を牽引する普快車
各種表記
繁体字 普快車
簡体字 普快車
拼音 pǔkuàichē
注音符号 ㄆㄨˇ ㄎㄨㄞˋ ㄔㄜ
発音: プークワイチャー
台湾語白話字 phó・-khoài-chhia
日本語読み: ふかいしゃ
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概要編集

主に客車列車で、基本的に非冷房の日本製やインド客車が使用される。また、2008年5月15日以前は、西部幹線嘉義 - 高雄間などでも運用され、冷房つき客車も一部使用されていた。客車列車だけでなく、花東線では非冷房の日本製気動車であるDR2700形2014年7月に引退するまで普快車として運用されていた。時期により台湾人ツアー客などで混雑する。客車の塗色から「藍皮車」と呼ばれている。

現状台東から枋寮で運行している車両は3両編成で転換クロスシートである。トイレは設置されているがあまり綺麗ではない。窓が開閉可能な非冷房車輌のため、ディーゼル機関車の騒音と排気ガスが車内に入ることがある。特にデッキを有する日本製車輌の場合、ドアが手動式の扉で走行中でも開閉するので、乗車時には注意が必要である。

2019年1月現在、普快車の運賃は1km当たりNT$1.06である[1][注釈 1]。冷房設備がない分、区間車の運賃(1km当たりNT$1.46)より割安な設定となっている(区間車の運賃は復興号の運賃と同額。普通列車の冷房化に当たり復興号運賃を適用した経緯がある)。なお2019年1月現在台東から枋寮まで全区間の普快車での運賃は104NT$となっている[注釈 2]。ただし、悠遊卡などのICカードを利用する場合は區間車の運賃が適用されるためIC割引であっても割高となる。

南迴線では2020-21年ごろの完成を目指して電化工事が進められているため、電化後の存続が危ぶまれているが、台鉄が2019年に局内に設置した部会(「美学小組」)の委員に就任した鉄道専門誌「鐵道情報」の総編集長古庭維の進言などにより、南迴線用4両を含む客車15両の更新・延命が予定されている[2]

運行路線編集

時刻表は下記の通り ※駅名は台湾の漢字表記 

順行 3672号 逆行 3671号
(上り) 到着時刻 発車時刻 (下り) 到着時刻 発車時刻
1 臺東 16:15 1 枋寮 10:40
2 康樂 16:21 16:22 2 加祿 10:47 10:48
3 知本 16:18 16:20 3 内獅 10:52 10:53
4 太麻里 16:46 16:51 4 枋山 10:58 10:59
5 金崙 17:02 17:03 5 大武 11:33 11:42
6 瀧溪 17:13 17:14 6 瀧溪 11:54 11:55
7 大武 17:25 17:27 7 金崙 12:05 12:07
8 枋山 18:03 18:03 8 太麻里 12:32 12:34
9 内獅 18:08 18:09 9 知本 12:33 12:48
10 加祿 18:14 18:15 10 康樂 12:57 12:58
11 枋寮 18:22 11 臺東 13:05

台湾には厳密には上り、下りの表記はない。時計回りを順行、反時計回りを逆行となる。窓口で発行の乗車券には順行、逆行の表記がされる。券売機で発券された乗車券は省略される。北行、南行と表記される場合もある。

注釈編集

  1. ^ 営業キロ10km未満は10kmに切り上げて計算する。
  2. ^ [運賃1km当たりNT$1.46]×[台東-枋寮間営業キロ98.2km]=NT$104.092。小数点以下は四捨五入なのでNT$104。営業キロは日本鉄道研究団体連合会『新台湾時刻表』2019年1月号 p.40より。

出典編集

  1. ^ 日本鉄道研究団体連合会『新台湾時刻表』2019年1月号 p.62
  2. ^ (繁体字中国語)台鐵起家車藍皮普快 拒絕走入歷史”. 聯合報 (2019年10月11日). 2019年10月26日閲覧。