李 學周(イ・ハクジュ、: 이학주1990年11月4日 - )は、大韓民国済州特別自治道済州市出身のプロ野球選手内野手)。

李 學周(イ・ハクジュ)
Lee Hak-Ju
ロッテ・ジャイアンツ #7
2016年3月7日の李学周
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 済州特別自治道済州市
生年月日 (1990-11-04) 1990年11月4日(33歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
170 lb =約77.1 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 遊撃手
プロ入り 2009年 アマチュア・フリーエージェントとしてシカゴ・カブスと契約
初出場 KBO/ 2019年3月23日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

選手歴

コーチ歴

イ・ハクジュ
各種表記
ハングル 이학주
漢字 李學周
発音: イハクジュ
本人表記: Lee Hak-Ju
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経歴 編集

アマチュア時代 編集

大韓民国済州市で生まれる。小学校時代は野球ではなくサッカーをプレーしていた。野球を始めたのは12歳の時で、野球チームのコーチから「試しに1週間だけ野球をやってみてくれないか」と頼まれたのがきっかけだった。沖岩高等学校では走攻守揃った大型遊撃手として注目を集めた。肩が強く、投手の経験もある[1]

カブス傘下時代 編集

2009年2月に沖岩高校を卒業して渡米し、シカゴ・カブスと契約。契約金は115万ドルだった[2]。入団後はトミー・ジョン手術のリハビリに専念した。復帰後、傘下のA-級ボイシ・ホークスでデビューし、68試合で打率.330、25盗塁を記録した。

 
2010年3月29日

2010年はA級ピオリア・チーフスで初のフルシーズンを過ごし、打率.282、32盗塁の成績を残す[2]。オフには、「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングにおいて、球団内4位、マイナー全体では92位の評価を受けた[3]

レイズ傘下時代 編集

2011年1月8日マット・ガーザを中心とした大型トレードで、サム・ファルドら4選手と共にタンパベイ・レイズに移籍した[4]。この年はA+級シャーロット・ストーンクラブスでスタートし、97試合で打率.318、OPS.832、4本塁打、28盗塁の成績を残してAA級モンゴメリー・ビスケッツへ昇格。しかし、AA級モンゴメリーではBABIPが.228と極端に低下したこともあり、24試合で打率.190・1本塁打と振るわなかった。オフには、レイズ傘下A+級で最優秀選手に選ばれる[5]。「ベースボール・アメリカ」誌からはレイズ内でマット・ムーアに次ぐ第2位の有望株に選ばれた[6]

2012年はAA級モンゴメリーでレギュラーとして116試合に出場、打率.261、4本塁打、37打点、37盗塁と活躍し、オフの11月20日にメジャー契約を結び40人枠入りした[7]

 
2013年2月24日

2013年はAAA級ダーラム・ブルズに所属していたが、4月に膝を故障してシーズンを終えた。

2015年9月1日DFAとなり[7]、4日に40人枠を外れる形でAAA級ダーラムに配属された[7]。オフの11月7日にFAとなった[7]

ジャイアンツ傘下時代 編集

2015年11月18日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、翌年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[7]

2016年6月5日に自由契約となった[7]

徳島時代 編集

2017年3月1日、日本の独立リーグである四国アイランドリーグplus徳島インディゴソックスに入団することが発表された[8]。前期終了時点で打率はリーグ2位の成績であったが[9]、前期終了後の7月25日付で退団(任意引退)が発表された[10]

三星時代 編集

2018年9月10日、韓国プロ野球新人ドラフト2次指名で三星ライオンズから指名され、10月に契約した。

ロッテ時代 編集

2022年1月24日、崔ハヌル及び2023年新人ドラフト3巡目指名権とのトレードでロッテ・ジャイアンツに移籍した[11]

プレースタイル 編集

巧みなバットコントロールと脚力が売りで「韓国のホセ・レイエス」とも称される遊撃手。2011年シーズン終了後には、「ベースボール・アメリカ」誌からレイズ傘下で「最も速いベースランナー」、「最も守備の良い内野手」に選ばれた[6]

詳細情報 編集

打撃成績 編集

年度 チーム 打率 試合 打数 得点 安打 2塁打 3塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 盗塁死 四球 死球 三振 併殺 失策
2019 三星 0.262 118 385 43 101 14 3 7 142 36 15 5 32 10 89 3 19
2020 0.228 64 206 30 47 11 0 4 70 28 6 2 26 2 58 3 4
2021 0.206 66 155 17 32 8 0 4 52 20 2 2 14 1 61 3 11
通算 3シーズン 0.241 248 746 90 180 33 3 15 264 84 23 9 72 13 208 9 34

独立リーグでの打撃成績 編集

以下の数値は四国アイランドリーグplusウェブサイト掲載の選手成績による[12]









































2017 徳島 .347 29 120 101 21 35 4 2 2 13 18 8 9 1 1 6 .485 .436
通算:1年 .347 29 120 101 21 35 4 2 2 13 18 8 9 1 1 6 .485 .436

背番号 編集

  • 24(2017年)
  • 53(2019年 - 2021年)
  • 6(2022年)
  • 7(2023年 - )

脚注 編集

  1. ^ Piliere, Frankie(2010-05-10). Full Scouting Report: Cubs Prospect Hak-Ju Lee. aolnews(英語). 2011年10月16日閲覧
  2. ^ a b Muskat, Carrie(2011-01-28). New Rays talent Lee intent on making Show. MLB.com(英語). 2011年10月16日閲覧
  3. ^ 2011 Top 100 Prospects: 81-100. Baseball America.com(英語). 2011年10月16日閲覧
  4. ^ Bruce Levine (2011年1月7日). “Source: Cubs agree to Garza deal”. ESPN. 2011年1月7日閲覧。
  5. ^ Chastain, Bill(2011-09-26). Moore highlights Rays' Minor League awards. raysbaseball.com(英語). 2011年10月16日閲覧
  6. ^ a b Ballew, Bill(2011-12-21). 2012 Tampa Bay Rays Top 10 Prospects. Baseball America.com(英語). 2012年1月21日閲覧
  7. ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2022年8月12日閲覧。
  8. ^  徳島IS 外国人選手入団のお知らせ - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2017年3月1日)
  9. ^ 順位・成績 - 四国アイランドリーグplus(2017年7月29日閲覧)[リンク切れ]
  10. ^ 退団選手のお知らせ - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2017年7月25日)
  11. ^ 삼성-롯데, 이학주 ↔ 3R 신인지명권+최하늘 트레이드 - NEWSEN(2022年1月24日、朝鮮語)
  12. ^ 2017年シーズン 打撃成績(全選手) - 四国アイランドリーグplus(2022年6月26日閲覧)

関連項目 編集

外部リンク 編集