桂文朝
桂 文朝（かつら ぶんちょう）は、落語家の名跡。東西の落語界で確認出来る限りでは当代は五代目であるが、代数は不詳であり二代目ということになっている。当代の死後は空き名跡となっている。東西で確認できる文朝の名。
- 桂文朝 - （1901年 - 1931年12月6日）五代目桂文楽の門人。
- 桂文朝 - （生没年不詳）1948年の名簿に見える。詳細不明。本名∶倉木 利三郎。
- 桂文朝 - （生没年不詳）上方では『落語系圖』には七代目桂文治の門に見える。
- 桂文朝 - 後∶三代目桂文團治
| 二代目 | |
 桂文朝定紋「丸に橘」 | |
| 本名 | |
|---|---|
| 生年月日 | 1942年3月31日 |
| 没年月日 | 2005年4月18日（63歳没） |
| 出身地 |  日本・東京都新宿区
|
| 師匠 | 二代目桂小南 五代目柳家小さん |
| 名跡 | 1. 山遊亭タア坊 （1952年 - 1955年） 2. 山遊亭金時 （1955年 - 1959年） 3. 桂小西 （1959年 - 1970年） 4. 二代目桂文朝 （1970年 - 2005年） |
| 出囃子 | 外記猿 |
| 活動期間 | 1952年 - 2005年 |
| 活動内容 | 古典落語 |
| 所属 | 日本芸術協会 →落語芸術協会 （1952年 - 1984年） 落語協会 （1984年 - 2005年） |
| 受賞歴 | |
| 文化庁芸術祭優秀賞（1975年） 放送演芸大賞落語部門賞（1978年） | |
| 備考 | |
| 落語協会理事（2004年 - 2005年） | |
二代目 桂 文朝（かつら ぶんちょう、1942年3月31日 - 2005年4月18日）は、東京都新宿区生まれの落語家。本名∶田上 孝明。出囃子は『外記猿』。
キャッチフレーズは「寄席に咲いた一輪の白百合」[1]。
経歴 編集
1952年7月、山遊亭金太郎に入門。前座名はタア坊。1955年、山遊亭金時に改名。1958年、師匠金太郎が二代目桂小南を襲名したため、翌年1月の二ツ目昇進で桂小西に改名。
1970年4月に真打昇進、二代目桂文朝を襲名。1975年に文化庁芸術祭優秀賞を受賞。また、4月から1997年8月にかけて十代目柳家小三治・九代目入船亭扇橋と「三人ばなし」をスタート[2]。1978年に放送演芸大賞落語部門賞を受賞。1984年1月に桂文生、桂南喬、文生の弟子桂きん治とともに落語芸術協会を脱退し、五代目柳家小さん門下として落語協会に移籍。
2005年、原発不明がんのため死去。63歳没。
芸歴 編集
受賞歴 編集
出演番組 編集
- TBS 950街をゆく（TBSラジオ）
- ヤングタウンTOKYO（TBSラジオ）
脚注 編集
出典 編集
- 諸芸懇話会、大阪芸能懇話会共編『古今東西落語家事典』平凡社、ISBN 458212612X