横浜市電保存館
横浜市電保存館(よこはましでんほぞんかん)は、神奈川県横浜市磯子区滝頭三丁目にある、1972年(昭和47年)3月に廃止された横浜市交通局の路面電車(横浜市電)に関する資料を保存・展示する施設。一般財団法人横浜市交通局協力会が運営している。
![]() Yokohama Tram Museum | |
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![]() 横浜市電保存館入口。 右側は市バス滝頭営業所(2010年) | |
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施設情報 | |
専門分野 | 横浜市電 |
事業主体 | 横浜市 |
管理運営 | 一般財団法人横浜市交通局協力会 |
開館 | 1973年(昭和48年)8月25日 |
所在地 |
〒235-0012 神奈川県横浜市磯子区滝頭三丁目1番53号 |
位置 | 北緯35度25分13.75秒 東経139度37分28.45秒 / 北緯35.4204861度 東経139.6245694度座標: 北緯35度25分13.75秒 東経139度37分28.45秒 / 北緯35.4204861度 東経139.6245694度 |
外部リンク | 横浜市電保存館 |
プロジェクト:GLAM |
沿革編集
- 1972年(昭和47年)3月31日 - 横浜市電を全廃[1][2]。
- 1973年(昭和48年)8月25日 - 滝頭車両工場跡に開館[2]。市電の車両7両と部品、備品を保存展示[3]。
- 1982年(昭和57年) - 改築のため一時閉鎖。
- 1983年(昭和58年)8月13日 - 跡地に建てられた市営住宅の1階に再開館。このときより「トラムポート」の愛称が付き、また港北区仲手原に在住していた鉄道模型コレクター・吉村栄の遺族より鉄道模型一式を受贈。鉄道模型コーナーが設置され、目玉の一つとなる。また、横浜市営地下鉄のシミュレーターなども設置。
- 2003年(平成15年)1月18日 - リニューアルオープン[4]。
- 2007年(平成19年)年7月 - 正面ゲート横に、生麦線開業時に建てられたとされる架線用のポールを設置。ポール下部の穴は、横浜大空襲の被弾跡とされている。
- 2016年(平成28年)8月13日 - 駐車場内に多目的ホール「しでんほーる」がオープン。
- 2016年(平成28年)8月31日 - 老朽化に伴い地下鉄シミュレーターを終了・撤去、翌日より市電シミュレーターに代替[5]。
- 2017年(平成29年)1月28日 - 磯子区制90周年記念にあわせてリニューアルオープン[6]。
- 2017年(平成29年)9月23日 - 磯子区制90周年記念として「復活!花電車しでん祭り」を10月31日までの予定で開催。市電全廃以来45年ぶりに花電車の展示を実施[7]。
基本情報編集
主な展示品編集
- 横浜市電として使用された車両(特記なきものは廃車時の市電標準色)
- 歴史展示コーナー
- 映像シアター
- 横浜駅東口大時計(稼動状態に復元)
- 横浜市電の運転シミュレーター
- Oゲージ鉄道模型レイアウト(市電と地下鉄の模型電車は自分で操作することも可能。このレイアウトでは、横浜市電、横浜市営地下鉄だけでなく、EF65牽引の20系ブルートレイン、京急600系電車、新幹線(0系、500系[8]、N700系)、D51の牽引する客車列車も走っている。)
- Nゲージ鉄道模型レイアウト(1回100円で、自分で持ち込んだ車両を走らせることも可能。)
- 過去に発売された記念乗車券類
- 閉架書庫
過去の展示品編集
その他編集
メディアでの紹介編集
出典編集
- ^ 【横浜市電保存館映像シアターNo.05】さよなら市電〜惜しまれて消えた市電
- ^ a b 磯子区歴史年表 昭和46年~平成10年 磯子区総務部
- ^ 【横浜市電保存館映像シアターNo.06】市電の余生〜役目を終えた市電の車両
- ^ 「鉄道記録帳2003年1月」『RAIL FAN』第50巻第4号、鉄道友の会、2003年4月1日、 26頁。
- ^ 横浜市電保存館館長 (2016年8月1日). “ニュース 地下鉄運転シミュレーターの撤去および市電シミュレーターの設置について”. 2017年4月16日閲覧。
- ^ “横浜市電保存館リニューアルオープン!” (PDF) (プレスリリース), 一般財団法人 横浜市交通局協力会, (2016年12月27日) 2017年2月27日閲覧。
- ^ “復活!花電車しでん祭り!” (PDF) (プレスリリース), 一般財団法人 横浜市交通局協力会, (2017年9月6日) 2017年10月3日閲覧。
- ^ 実車は2010年3月改正で東海道新幹線での営業を終了。
- ^ ちい散歩コース