株式会社音楽出版社(おんがくしゅっぱんしゃ)は、東京都千代田区本社を置く日本音楽専門出版社[1]1984年昭和59年)6月1日に会社を設立[1]。翌1985年(昭和60年)に音楽雑誌CDジャーナル』(シーディージャーナル)を創刊した。

株式会社音楽出版社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
101-0035
東京都千代田区神田紺屋町20-1
神保ビル5階[1]
設立 1984年昭和59年)6月1日[1]
業種 情報・通信業
事業内容 データ制作・販売[1]
代表者 宮田優[1]
資本金 3,587万円[1]
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株式会社シーディージャーナル
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
101-0035
東京都千代田区神田紺屋町20-1
神保ビル3階[1]
業種 情報・通信業
事業内容 出版・データ販売[1]
代表者 野村弘幸[1]
資本金 1,300万円[1]
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2017年(平成29年)4月20日付で株式会社シーディージャーナルを設立[1]。『CDジャーナル』の雑誌ムックウェブサイト制作などを行う編集・出版部門を分社化した[1]

本項では、株式会社音楽出版社、株式会社シーディージャーナルの両社について述べる。

概要 編集

1982年音楽CDコンパクトディスク)元年となった年で、同年10月1日には世界初となる音楽CDプレーヤーと音楽CDソフトが発売された。1980年代後半以降は、従来のアナログレコードに代わり音楽CDが急速に普及し、アルバム販売枚数ベースでCDがLPを追い抜いた。

1980年代は「CD時代」に呼応して、音楽雑誌にも「CD雑誌」が出現した。その日本における先駆けが『CDジャーナル』で、音楽CDの誕生とともに生まれた「CD時代の音楽雑誌」であった。翌1986年角川書店が『CDでーた』を創刊している(廃刊)。

インターネットが広く一般に普及した2000年代以降は、YouTubeなどの動画共有サイトや、サブスクリプション方式音楽配信サービスの台頭により、音楽業界ではCDの売れ行きが伸び悩むCD不況を呈している。また出版不況活字離れによる音楽雑誌の廃刊が続く中で、同社でも事業の中心を雑誌からウェブサイトへ移してはいるが、音楽雑誌の刊行自体は継続している。

音楽雑誌『CDジャーナル』は、創刊以来月刊誌として発行してきたが、2019年4月20日発売の5月・6月合併号をもって月刊での発行を終了[2]。これに伴い、ほぼすべての連載が打ち切りとなった[3]。同年6月20日より季刊誌となり『季刊CDジャーナル 夏号』として発売された[4]。季刊『CDジャーナル』の刊行も継続している。3月・6月・9月・12月(春号・夏号・秋号・冬号)の年4回発行で、発売日は20日。

事業内容 編集

株式会社音楽出版社 編集

株式会社シーディージャーナル 編集

  • 音楽雑誌『CDジャーナル』、ムック『CDジャーナルムック』の編集・発行[1]
  • 音楽情報ウェブサイト「CDJournal WEB」「歌謡曲リミテッドWEB」の運営[1]
  • 店頭配布用フリーペーパーの編集・発行[1]
  • 音楽カタログ・コンテンツデータの提供[1]
  • CD&ビジュアル情報検索システム「「HY-SFY」の制作・提供[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 会社概要 株式会社音楽出版社・株式会社シーディージャーナル CD Journal 音楽出版社
  2. ^ CDジャーナルから大事なお知らせ CDジャーナル編集部 公式Twitter、2019年4月19日、2021年5月21日閲覧。
  3. ^ CDジャーナルから大事なお知らせ その2 CDジャーナル編集部 公式Twitter、2019年4月19日、2021年5月21日閲覧。
  4. ^ CDジャーナルから大事なお知らせ その2 CDジャーナル編集部 公式Twitter、2019年4月19日、2021年5月21日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集