道の駅清和文楽邑

熊本県上益城郡山都町にある国道218号の道の駅
清和文楽館から転送)

道の駅清和文楽邑(みちのえき せいわぶんらくむら)は、熊本県上益城郡山都町にある国道218号道の駅である。

清和文楽邑
道の駅 清和文楽邑
物産館「四季のふるさと」
所在地
861-3811
熊本県上益城郡山都町
大平152番地
座標 北緯32度41分26秒 東経131度05分29秒 / 北緯32.69064度 東経131.09136度 / 32.69064; 131.09136座標: 北緯32度41分26秒 東経131度05分29秒 / 北緯32.69064度 東経131.09136度 / 32.69064; 131.09136
登録路線 国道218号
登録回 第16回 (43012)
登録日 2000年8月18日
開駅日 不明
営業時間 9:00 - 17:00
外部リンク
地図
テンプレート プロジェクト道の駅

概要 編集

中心的な施設の清和文楽館は、地元に伝わる文楽の紹介をする博物館と、文楽を上演する舞台からなっている。また、当施設内の建築物はくまもとアートポリスに関連しており、特徴的な建物が立ち並んでいる。

施設 編集

  • 駐車場
    • 普通車:61台
    • 大型車:4台
    • 身障者用:3台
  • トイレ
    • 男:大 7器(2器)、小 13器(3器)
    • 女:15器(4器)
    • 身障者用:3器(1器)
    ()内は、24時間利用可能
  • 公衆電話
  • 公衆FAX
  • レストラン「四季のふるさと」(11:00 - 15:00)
  • 物産館「四季のふるさと」
  • 文楽劇場「清和文楽館」(9:00 - 16:30)

建築概要 編集

 
清和文楽館 客席天井
  • 清和文楽館
    くまもとアートポリス参加プロジェクト。設計者が騎馬戦現代斗栱と呼ぶ舞台棟客席の天井、タニシをイメージしたという円形の展示室棟が印象的である。
    • 設計 - 石井和紘
    • 竣工 - 1992年
    • 敷地面積 - 10,200m2
    • 建築面積 - 856m2
    • 延床面積 - 781m2
    • 構造 - 木造
    • 規模 - 地上2階
    • 所在地 - 熊本県上益城郡山都町大平152
    • 受賞 -
  • 清和物産館「四季のふるさと」
    くまもとアートポリス推進賞受賞施設。設計者が割り箸構造と名付けた屋根構造が特徴である。
    • 設計 - 石井和紘
    • 竣工 - 1994年
    • 敷地面積 - 13,060m2
    • 建築面積 - 651m2
    • 延床面積 - 510m2
    • 構造 - 木造
    • 規模 - 地上1階
    • 受賞 -
 
清和郷土料理館
  • 清和郷土料理館
    くまもとアートポリス参加プロジェクト。雨天でも薪文楽を開催できる施設として計画された。文楽人形の関節を模した構造を採用している。
    • 設計 - 石井和紘
    • 竣工 - 2004年
    • 敷地面積 - 6,628m2
    • 建築面積 - 537m2
    • 延床面積 - 437m2
    • 構造 - 木造
    • 階数 - 地上1階
    • 受賞 -
 
公衆トイレ
  • 公衆トイレ
    くまもとアートポリス参加プロジェクト。清和文楽館が道の駅に登録されたことを受けて整備された施設。当施設の目印や道しるべとしての機能も果たせるよう考慮されている。
    • 設計 - 小材健治
    • 竣工 - 2001年
    • 敷地面積 - 135m2
    • 建築面積 - 40m2
    • 延床面積 - 40m2
    • 構造 - 木造
    • 規模 - 地上1階
    • 所在地 - 上益城郡山都町大平138-6
    • 受賞 -

休館日 編集

清和文楽館 編集

 
清和文楽館

清和文楽館(せいわぶんらくかん)は、地元に伝わる文楽を展示し上演を行う施設[1]。道の駅清和文楽邑の中心的な施設で、くまもとアートポリス参加プロジェクト。

熊本県の重要無形文化財に指定されている、清和文楽が鑑賞できる施設として計画された。それまでは奉納文楽として上演されていたが、常設施設の建設により観光資源化が図られた。

文楽館は1992年平成4年)に開館、物産館は1994年(平成6年)に完成した。

清和文楽 編集

清和文楽(せいわぶんらく)とは、熊本県上益城郡山都町に伝わる人形浄瑠璃

江戸時代後期の嘉永年間(1848年 - 1854年[2]に、巡業で訪れた阿波・淡路の人形一座より村人が人形を譲り受け、操り方を習ったのが起こりとされている。明治末期に一時衰退したが、昭和に入り復活、昭和29年(1954年)保存会が結成された[3]。昭和54年(1979年)、熊本県重要無形文化財の指定を受ける。

アクセス 編集

周辺 編集

脚注 編集

  1. ^ 清和文楽館公式サイト”. 2013年12月16日閲覧。
  2. ^ 熊本日日新聞情報文化センター『熊本の博物館』熊本日日新聞社、1993年、p122-123
  3. ^ 熊本日日新聞編纂・発行『熊本県大百科事典』、1982年、490頁

参考資料 編集

  • 「SD 1991年1月号 - 特集くまもとアートポリス」鹿島出版会 1991年1月
  • 「造景 No.10(1997年8月号)- 特集くまもとアートポリスの場合・設計者選定の大いなる実験」建築資料研究社 1997年8月
  • 「くまもとアートポリスニュース」熊本県土木部建築課
  • 「くまもとアートポリスパンフレット」熊本県土木部建築課

関連項目 編集

外部リンク 編集