岡田 知弘(おかだ ともひろ、1954年7月11日[1] - )は、日本経済学者京都大学名誉教授日本学術会議連携会員(21期・22期)。専門は地域経済学農業経済学マルクス経済学

岡田知弘
生誕 (1954-07-11) 1954年7月11日(70歳)
日本の旗 日本富山県高岡市
国籍 日本の旗 日本
研究分野 地域経済学
農業経済学
公共政策
経済史
研究機関 京都大学大学院経済学研究科
京都大学公共政策大学院
出身校 京都大学経済学部
京都大学大学院経済学研究科
影響を
受けた人物
宮本憲一
中野一新
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

来歴

編集

1954年富山県高岡市生まれ[1]1978年京都大学経済学部卒業[1]1985年京都大学大学院経済学研究科経済政策学博士後期課程退学[1]岐阜経済大学専任講師[1]、1988年同助教授[1]1990年、京都大学経済学部助教授[1]1996年同教授[1]1997年、京都大学大学院経済学研究科教授[1]。2010年、京都大学大学院公共政策連携研究部教授を併任(- 2016年)[2]、2015年、京都大学大学院経済学研究科教授へ再配置[1]

2019年、京都大学を定年退職[2]京都橘大学現代ビジネス学部教授。

学外における主な役職

編集

日本地域経済学会会長(2013年12月~2017年11月)、政治経済学・経済史学会理事(1998年10月~)、自治体問題研究所理事長(2006年6月〜)、日本学術会議連携会員(21期・22期)などを歴任した[1]

著書

編集

単著

編集
  • 『日本資本主義と農村開発』(法律文化社、1989年)
  • 『地域づくりの経済学入門』(自治体研究社、2005年)
  • 『道州制で日本の未来はひらけるか』(自治体研究社、2008年)
  • 『一人ひとりが輝く地域再生』(新日本出版社、2009年)
  • 『地域調査は地域づくり』(自治体研究社、2010年)
  • 『震災からの地域再生』(新日本出版社、2012年)
  • 『「自治体消滅」論を超えて』(自治体研究社、2014年)

共著

編集
  • 『21世紀への原子力』(法律文化社、1986年)
  • 『むらおこし・まちづくりの検証』(自治体研究社、1990年)
  • 『地球環境問題と原子力』(リベルタ出版、1991年)
  • 『日本貿易読本』(東洋経済新報社、1992年)
  • 『国際化への空港構想』(大月書店、1993年)
  • 『現代世界経済の転換と融合』(同文館出版、1993年)
  • 『近代日本の軌跡 9 都市と民衆』(吉川弘文館、1993年)
  • 『地域と自治体 21 都市と地域の交通問題』(自治体研究社、1993年)
  • 『大学改革・最前線』(藤原書店、1995年)
  • 『地域と自治体 24 公社・第三セクターの改革課題』(自治体研究社、1997年)
  • 『産業空洞化を超えて』(文理閣、1997年)
  • 『アグリビジネス論』(有斐閣、1998年)
  • 『中小企業とアジア』(昭和堂、1999年)
  • 『自立をめざす村』(自治体研究社、2002年)
  • 『現代自治体再編論』(日本評論社、2002年)
  • 『「構造改革」と自治体再編』(自治体研究社、2003年)
  • 『戦後日本の食料・農業・農村 第1巻 戦時体制期』(農林統計協会、2003年)
  • 『公共政策への招待』(日本経済評論社、2003年)
  • 『街道の日本史 30 東海道と伊勢湾』(吉川弘文館、2004年)
  • 『散村・小都市群地域の動態と構造』(京都大学学術出版会、2004年)
  • 『日本農村の主体形成』(筑波書房、2004年)
  • 『都市のフィロソフィー 都市とは何か、その本質』(こうち書房、2004年)
  • 岩波講座 都市の再生を考える 8 グローバル化時代の都市』(岩波書店、2005年)
  • 『地域の力を日本の活力に 新時代の地域経済学』(全国信用金庫協会、2005年)
  • 『市民による市民のための合併検証』(自治体研究社、2007年)
  • 『基本ケースで学ぶ地域経済学』(有斐閣、2008年)
  • 『行け行け!わがまち調査隊―市民のための地域調査入門』(自治体研究社、2009年)
  • 『新自由主義か 新福祉国家か―民主党政権下の日本の行方』(旬報社、2009年)
  • 『高度成長の時代(1) 復興と離陸』(大月書店、2010年)
  • 『高度成長の時代(2) 過熱と揺らぎ』(大月書店、2010年)
  • 『TPP反対の大義』(農文協、2010年)
  • 『TPPと日本の論点』(農文協、2011年)
  • 『高度成長の時代(3) 成長と冷戦への問い』(大月書店、2011年)
  • 『3.11を生きのびる―憲法が息づく日本へ』(かもがわ出版、2011年)
  • 『復興の息吹き―人間の復興・農林漁業の再生』(農文協、2012年)
  • 『脱原発の大義』(農文協、2012年)
  • 『原発に依存しない地域づくりへの展望』(自治体研究社、2013年)
  • 『お母さん町長奮闘記―京都・与謝野町共生と循環のまちづくり』(自治体研究社、2013年)
  • 『「生存」の東北史―歴史から問う3・11』(大月書店、2013年)
  • 『〈大国〉への執念―安倍政権と日本の危機』(大月書店、2014年)
  • 『災害の時代に立ち向かう―中小企業家と自治体の役割』(自治体研究社、2016年)

編著

編集
  • 『国際化時代の地域経済学』(有斐閣、1997年)
  • 『市町村合併の幻想』(自治体研究社、2003年)
  • 『住民投票の手引』(自治体研究社、2004年)
  • 『京都経済の探究』(高菅出版、2006年)
  • 『「生存」の歴史と復興の現在』(大月書店、2019年)

共編著

編集
  • 『地域自治組織と住民自治』(自治体研究社、2006年)
  • 『グローバリゼーションと世界の農業』(大月書店、2007年)
  • 『協働がひらく村の未来』(自治体研究社、2007年)
  • 『山村集落再生の可能性』(自治体研究社、2007年)
  • 『環境再生のまちづくり』(ミネルヴァ書房、2008年)
  • 『幻想の道州制』(自治体研究社、2009年)
  • 『中小企業振興条例で地域をつくる』(自治体研究社、2010年)
  • 『TPPで暮らしと地域経済はどうなる』(自治体研究社、2010年)
  • 『人間にとっての都市と農村』(学文社、2011年)
  • 『平成合併を検証する―白山ろくの自治・産業・くらし』(自治体研究社、2015年)
  • 『地方消滅論・地方創生政策を問う』(自治体研究社、2015年)
  • 『核の世紀―日本原子力開発史』(東京堂出版、2016年)

外国語翻訳版

編集
  • "지역 만들기의 정치경제학: 주민이 직접 만드는 순환형 지역경제" 양준호·김우영訳(한울아카데미、2016年)
    『地域づくりの経済学入門』の韓国語訳。

主なテレビ出演

編集

脚注

編集
  1. ^ a b c d e f g h i j k 「岡田知弘 教授 略歴・著作等目録 (岡田知弘教授退職記念號)」『經濟論叢』第193巻第2号、京都大学経済学会、2019年4月、181-203頁、doi:10.14989/244636 
  2. ^ a b 江上雅彦「献辞 (岡田知弘教授退職記念號)」『經濟論叢』第193巻第2号、京都大学経済学会、2019年4月、1頁、doi:10.14989/244628 
  3. ^ プロジェクトJAPAN 最終章 日本復興のために https://www.nhk.or.jp/special/detail/20120109.html

関連項目

編集

外部リンク

編集