下山 健人(しもやま けんと)は日本男性脚本家。父は放送作家の下山啓東京都出身[1]

しもやま けんと
下山 健人
プロフィール
出身地 日本の旗 日本東京都
活動期間 2004年 -
主な作品
アニメBLEACH
NARUTO -ナルト- SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝
貧乏神が!
サーバント×サービス
武装少女マキャヴェリズム
新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION
特撮手裏剣戦隊ニンニンジャー
仮面ライダージオウ
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来歴 編集

2004年にテレビアニメ『忍たま乱太郎』でデビュー[1][2]。主にテレビアニメや特撮作品で活動している[1]浦沢義雄の弟子であり、初期は浦沢や兄弟子である大和屋暁の担当作品への参加が多かった[2]

2008年から『BLEACH』のシリーズ構成を担当[2]

スーパー戦隊シリーズには小林靖子の紹介で『侍戦隊シンケンジャー』のスペシャルDVDを担当[2]。翌年の『天装戦隊ゴセイジャー』からテレビシリーズにも参加[2]。『手裏剣戦隊ニンニンジャー』では初のメインライターを務める[3]

人物 編集

師である浦沢は下山の父の仕事仲間であり、忘年会の席で弟子入りすることが決まったという[2]。浦沢は直接教えるのではなく現場に叩き込むスタイルであったといい、まず浦沢の担当作品を数本執筆させられ、書けると判断されると他の番組や知り合いの作品に丁稚奉公に出されたと証言している[2]

年齢は公開していないが、『銀魂』の脚本陣の中では一番若い[4]。また、インタビューでは『ドラゴンボール』世代であることや、幼少期は仮面ライダーシリーズが放送されていない時代であったことを述べている[1]

脚本家の小林・横手美智子池田眞美子らとは一時期飲み仲間であったといい、スーパー戦隊シリーズへの参加もその時に言われたという[2]

スーパー戦隊VSシリーズをはじめとしてヒーローのコラボ作品や過去のキャラクターのゲスト出演回を担当することが多い[2]。『海賊戦隊ゴーカイジャー』では、プロデューサーの宇都宮孝明から「過去のヒーローに感情を入れすぎないように」と指示されたことで現役ヒーローとゲストヒーローの双方を立てるバランス加減を学んだと述べている[2]

鉄道ファンであり、新幹線をモチーフとした『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』ではその知識を作品に反映させている[5]。下山は地形や古地図、城郭なども愛好しており[注釈 1]、その要素は同作品の登場人物である大門山ツラヌキのキャラクターに反映させている[5]

作品リスト 編集

テレビアニメ 編集

2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
  • To LOVEる -とらぶる-(脚本、全26話中4本執筆)
  • BLEACHシリーズ構成(護廷十三隊侵軍篇から)、脚本、全366話中66本執筆)
2009年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年

Webアニメ 編集

2022年
2023年

テレビドラマ 編集

特撮 編集

2007年
2010年
2011年
2012年
2015年
2016年
2017年
2018年

映画 編集

2011年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年

オリジナルビデオ 編集

ネットムービー 編集

漫画原作 編集

その他 編集

  • 「動物戦隊ゴーバスターズ」(山形ユキオ) - 作詞
  • うちのおししょう(宇宙船連載/ホビージャパン) - 漫画連載[1]
  • 「からっきし」(大久保桜子) - 作詞
  • 「宇宙戦隊キュウレンジャー 泣かせろ! タマキュウ一座大一番!」 - 脚本
  • 「小説 仮面ライダージオウ」(2021年、講談社キャラクター文庫)

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 下山は、鉄道趣味は地形への興味から派生したものであり、一般的な鉄道ファンとはずれていると述べている[5]

出典 編集

  1. ^ a b c d e 「[インタビュー]下山健人」『宇宙船』vol.162(AUTUMN 2018.秋)、ホビージャパン、2018年10月1日、42-43頁、ISBN 978-4-7986-1786-2 
  2. ^ a b c d e f g h i j 「スーパー戦隊制作の裏舞台 下山健人」『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.15 手裏剣戦隊ニンニンジャー講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2017年9月7日、33頁。ISBN 978-4-06-509525-6 
  3. ^ 『東映ヒーローMAX』VOLUME 51(2015 WINTER) P2-3、辰巳出版、2015年3月10日
  4. ^ 木下暢起 編「アニメメインスタッフによるタレ流し対談!」『オフィシャルアニメーションガイド 銀魂あにめガヤガヤ箱』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2008年4月9日、202頁。ISBN 978-4-08-874806-1 
  5. ^ a b c 千葉玲子 (2018年12月26日). “特集 シンカリオン #4 バトルシーンより人間ドラマに時間をかけたのは英断だった。TVアニメ『シンカリオン』制作陣が明かす舞台裏”. livedoor ニュース. 2019年4月13日閲覧。
  6. ^ 貧乏神が! :作品情報”. アニメハック. 2020年8月5日閲覧。
  7. ^ サーバント×サービス :作品情報”. アニメハック. 2020年7月26日閲覧。
  8. ^ 武装少女マキャヴェリズム :作品情報”. アニメハック. 2020年9月2日閲覧。
  9. ^ 劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X”. 2019年6月29日閲覧。

参考文献 編集