町田 (市原市)
町田(まちだ[4])は、千葉県市原市の五井地区にある大字。郵便番号は290-0267。
町田 | |
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大字 | |
県道130号(2023年撮影) | |
北緯35度29分06.9秒 東経140度05分05.2秒 / 北緯35.485250度 東経140.084778度座標: 北緯35度29分06.9秒 東経140度05分05.2秒 / 北緯35.485250度 東経140.084778度 | |
座標位置:町田町民館付近 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 千葉県 |
市町村 | 市原市 |
地区 | 五井地区 |
人口情報(2022年4月1日現在[1]) | |
人口 | 157 人 |
面積 | |
0.647 km² | |
人口密度 | 242.66 人/km² |
郵便番号 | 290-0267[2] |
市外局番 | 0436[3] |
ナンバープレート | 市原 |
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概要
編集千葉県市原市の五井地区にある大字である。主に水田を中心として、一部果樹園なども点在する耕作地帯である[5]。
町田地区は中央に水田を挟み、南北に分かれる地勢となっている[6]。北部の一部を「河原」といい、西南の一部を「中島」あるいは「川瀬」といい、中間の水田地帯を「古河」と呼んだ[6]。
地理
編集大部分は養老川左岸(西南岸)に所在し、わずかに右岸側にも領域がある。両岸は陸路で直接結ばれていないが、上流側近傍に柳原橋がある。
町田は西から北へ廿五里と接する。領域北東部の養老川右岸で、廿五里・村上・柳原と接する。養老川左岸では西で柳原と、南で今富と、南西で海保とそれぞれ接する。
歴史
編集前近代
編集古くは海上郡に属し[7]、海保荘の一部であった[7]。戦国期には「町田郷」の地名が現れ、永禄3年10月14日の北条氏朱印状写に、知行主と思われる村上民部大輔の要望によって町田郷が守護不入の地とされている[8]。
江戸時代初期の寛永16年、村は川瀬組と中島組に分かれた[9][7]。姉崎二十五郷では海保村五郷組合に属した[9]。
江戸時代の中頃まで、柳原から町田にかけて[10]村の中央を養老川が流れており、しばしば水害をもたらした[9]。洪水の害は甚だしく、廿五里と同様にしばしば集落ごとの移転を余儀なくされた[6]。寛政9年(1797年)9月[注釈 1]の洪水の被害は甚大で[6]、家屋13戸が流出し、人畜が溺死した[6]。ただしこれにより養老川の流路が変わり、旧河道は水田化した[9]。
近代
編集明治初年から町村制施行まで
編集明治元年(1867年)7月に町田村は川瀬組・中島組ともに菊間藩領となる[11]。明治4年(1871年)に廃藩置県により菊間県、同年末には府県統合により木更津県所属となり[11]、1873年(明治6年)6月に千葉県所属となった[11]。
1878年(明治11年)には海保村と連合戸長役場を設置した[12]。
町村制施行以後
編集1889年(明治22年)4月、廿五里村・野毛村・町田村・海保村・島野村・飯沼村が合併して東海村が編成され[13]、かつての町田村は東海村の大字「町田」となった[9][14]。
現代
編集1954年(昭和29年)に東海村は五井町の一部となった。1963年(昭和38年)5月1日、市原町・五井町など市原郡の5町が合併し、市原市が発足した(新設合併)。これにより町田も市原市の大字となった[14]。
世帯数と人口
編集2022年4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[15]。
町丁字 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
町田 | 64世帯 | 157人 |
通学区域
編集市立小中学校及び県立高校へ通学する場合の通学区域は以下の通りである[16]。
町丁字 | 番地 | 小学校 | 中学校 | 県立高校 |
---|---|---|---|---|
町田 | 全域 | 市原市立東海小学校 | 市原市立東海中学校 | 第9学区 |
施設
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交通
編集道路
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “令和4年度千葉県市町村町丁字別世帯数人口”. 千葉県 (2022年4月1日). 2022年8月16日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月7日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
- ^ “地名・郵便番号案内 | 市原市ホームページ”. 2022年12月8日閲覧。
- ^ 矢島秀朗『市原現代年表』市原市、2016年12月。
- ^ a b c d e 『千葉県市原郡誌』, p. 793.
- ^ a b c 『千葉県市原郡誌』, p. 761.
- ^ “町田郷(中世)”. 角川日本地名大辞典. 2023年9月3日閲覧。
- ^ a b c d e f “町田村(近世)”. 角川日本地名大辞典. 2023年9月3日閲覧。
- ^ a b c 鎗田功 2021, p. 7.
- ^ a b c 『千葉県市原郡誌』, p. 762.
- ^ 『千葉県市原郡誌』, p. 681.
- ^ 『千葉県市原郡誌』, p. 782.
- ^ a b “町田(近代)”. 角川日本地名大辞典. 2023年9月3日閲覧。
- ^ “令和4年度千葉県市町村町丁字別世帯数人口市原市”. 千葉県. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “小学校・中学校の所在地及び通学区域一覧”. 市原市 (2017年6月2日). 2017年11月8日閲覧。
参考文献
編集- 小沢治郎左衛門『上総国町村誌 第一編』1889年。NDLJP:763698。
- 千葉県市原郡教育会『千葉県市原郡誌』千葉県市原郡、1916年。NDLJP:951002。
- 鎗田功『旧市原郡東海村の今と昔』市原ふるれんネット(ふるさと市原をつなぐ連絡会)、2021年 。
関連項目
編集外部リンク
編集- 千葉県市原市町田 (122190260) - 国勢調査町丁・字等別境界データセット