女心の唄』(おんなごころのうた)は、1964年(昭和39年)12月にバーブ佐竹がリリースしたデビューシングル、ならびに同シングルのA面楽曲のタイトルである[1]

女心の唄
バーブ佐竹シングル
B面 白い太陽
リリース
規格 7インチシングル
録音 1964年 日本の旗 日本
ジャンル 歌謡曲ブルース
レーベル キングレコード
BS-136
作詞・作曲 山北由希夫 / 吉田矢健治
チャート最高順位
セールス 200万枚以上
バーブ佐竹 シングル 年表
-女心の唄
1964年
加奈子の雨
1965年
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日本音楽著作権協会 (JASRAC)に登録された正題は『女ごころの唄』である[2]

200万枚以上のレコードセールスを記録した、バーブ佐竹の代表曲である[3]

略歴・概要 編集

本シングルは、1964年12月、キングレコードがバーブ佐竹のデビューシングルとしてリリースした、オリジナル楽曲によるシングルレコードである[1]。作詞は山北由希夫、作曲は吉田矢健治、編曲は白石十四男がそれぞれ手がけた[1]。B面は『白い太陽』(しろいたいよう)、作詞は矢野亮、作曲・編曲はA面同様、吉田矢健治と白石十四男がそれぞれ手がけた[1]。作家連はすべてキングレコード専属作家である[2]。リリースナンバーはBS-136、定価は330円[1]

本作を手にするまでのバーブは、北海道のネオン街からスタートした流しの歌手で、のちに東京に移住し、バーで歌っていた[3]

本シングルは200万枚以上を売り上げて1965年(昭和40年)の大ヒット曲となり[3]、同年12月25日に東京・神田の神田共立講堂で行われた第7回日本レコード大賞で、『愛して愛して愛しちゃったのよ』を和田弘とマヒナスターズとともに歌った田代美代子と並び、本作により新人賞を獲得した[3][4]。同年12月31日、東京・日比谷東京宝塚劇場で行われた第16回NHK紅白歌合戦に本作で、初出場を果たした[3][5]

1971年(昭和46年)7月に、シングル『稚内ブルース』で同じキングレコードからデビューした原みつるとシャネル・ファイブが、同年にリリースしたファーストアルバム『稚内ブルース』で、バーブ佐竹の『ネオン川』、バーブもカヴァーした三條町子(三条町子)の『かりそめの恋』とともに、本作をカヴァーしている[6]。編曲は船木謙一が行なった[6]

ほかにも、森進一美空ひばり田端義夫鶴岡雅義と東京ロマンチカ青江三奈天童よしみ増位山太志郎大月みやこ春日八郎三橋美智也らがカヴァーしている[2]。なかでも美空ひばりの『女心の唄』は、1995年(平成7年)5月29日発売の45枚組CD-BOX『二十世紀の宝物 美空ひばり珠玉集』のDISC21に収録され、CD化されている[7]

バーブのオリジナル音源は、2003年(平成15年)にリリースされた通販専用CDボックス歌王 演歌名曲120』に収録されている。

収録曲 編集

  1. 女心の唄
  2. 白い太陽
    • 作詞矢野亮 / 作曲吉田矢健治 / 編曲白石十四男
    • 演奏 キングオーケストラ
    • 演奏時間 : 3:10
    • 音楽出版社 : セブンシーズミュージック

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  1. ^ a b c d e シングル『女心の唄』、バーブ佐竹キングレコード、1964年12月、ジャケット裏の記述。
  2. ^ a b c 作品データベース検索 検索結果、一般社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC、2010年9月10日閲覧。
  3. ^ a b c d e バーブ佐竹さん死去 / 「女心の唄」などヒット四国新聞、2003年12月5日付、2010年9月10日閲覧。
  4. ^ 第7回日本レコード大賞 Archived 2010年5月6日, at the Wayback Machine.、日本作曲家協会、2010年9月10日閲覧。
  5. ^ 第16回NHK紅白歌合戦日本放送協会、2010年9月10日閲覧。
  6. ^ a b アルバム『稚内ブルース』、原みつるとシャネル・ファイブ、キングレコード、1971年、ジャケットおよびライナーの記述。
  7. ^ 二十世紀の宝物 美空ひばり珠玉集美空ひばり公式ウェブサイト、2010年9月10日閲覧。

関連項目 編集