福井県立大学看護短期大学部

福井県立大学看護短期大学部(ふくいけんりつだいがくかんごたんきだいがくぶ、英語: Fukui Prefectural University College of Nursing[1])は、福井県吉田郡松岡町兼定島4-1-1[注釈 1]に本部を置いていた公立短期大学である。1975年に設置され、2001年に廃止された。大学の略称は県短。福井県立短期大学としての記事もここで含めて記載する。

福井県立大学看護短期大学部
大学設置 1975年
創立 1920年
廃止 2001年
学校種別 公立
設置者 福井県
本部所在地 福井県吉田郡松岡町兼定島4-1-1[注釈 1]
キャンパス 松岡町(福井県吉田郡松岡町兼定島4-1-1)
福井市(福井市大畑町97-21-3)
学部 農学科[注釈 2]
経営学科[注釈 2]
第一看護学科[注釈 3]
第二看護学科 
研究科 地域看護学専攻
ウェブサイト http://www.fpu.ac.jp/about/history.html
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概要 編集

大学全体 編集

教育および研究 編集

  • 看護教育に特化した教育となっていた。元々は、農業講習所が発端となっていることから、当初は農学に関する専門教育も行われていた。

学風および特色 編集

  • 福井県立短期大学だった時分、聴講生・研究生制度が行われていた[6]

沿革 編集

基礎データ 編集

所在地 編集

  • 福井県吉田郡松岡町(現在の永平寺町)兼定島4-1-1
  • 福井市大畑町97-21-3(旧・福井キャンパス。福井県立短期大学)

象徴 編集

  • 福井県立短期大学のカレッジマークは県花であるスイセンをV字型に図案化し、その中に「大学」の文字を配置したものとなっていた。「V」はVictory(勝利)の頭文字で、上方に向かって広がっていて、本短大が未来に向かって大きく前進する姿を象徴したものとなっていた[注 25]
  • 大学歌は勝承夫が作詞、高木東六が作曲した[35]

教育および研究 編集

組織 編集

学科 編集

専攻科 編集

  • 地域看護学専攻:修業年限は昼間部1年制で入学定員は20名となっていた。

別科 編集

  • なし

取得資格について 編集

受験資格

附属機関 編集

  • 附属図書館;蔵書数 図書51,817冊、学術雑誌 271冊[38]

研究 編集

  • 『組織培養によるメロン優良系統の増殖技術の実用化』[39]
  • 『壮年集団の実態に関する調査研究 : 福井市を事例として』[40]
  • 『福井県立大学看護短期大学部論集』[41]

学生生活 編集

部活動・クラブ活動・サークル活動 編集

学園祭 編集

  • 福井県立短期大学の学園祭は、単に「大学祭」と称された[38]

大学関係者と組織 編集

大学関係者一覧 編集

歴代学長

施設 編集

キャンパス 編集

松岡キャンパス 編集

  • 使用学科:第一看護学科・第二看護学科
  • 使用専攻科:地域看護学専攻
  • 使用附属施設:なし
  • 1994年度より。

福井キャンパス 編集

学生食堂 編集

  • 福井県立短期大学の学生食堂(学食)は、クラブ棟と呼ばれる建物内にあった[43]

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  • 特になく、民間の寮があった[38]

対外関係 編集

系列校 編集

社会との関わり 編集

  • 福井県立短期大学だった時分、各学科の公開講座や実習農場における営農の特別講座を地域の人々に行っていた[6]

卒業後の進路について 編集

就職について 編集

  • 第一看護学科・第二看護学科では、概ね看護職として各種医療機関や保健所などへの就職者が多かったものとみられる。
  • 農学科では農業関連、経営学科では一般企業に就職した人がいたものとみられる。

編入学・進学実績 編集

  • 第一看護学科・第二看護学科では、福井県立短期大学専攻科をはじめ保健婦養成機関やその他助産婦養成機関などに進学した人がいたものとみられる。

関連項目 編集

注釈 編集

注釈グループ 編集

  1. ^ a b c d 現在の永平寺町にあたる。
  2. ^ a b c d 学生募集は1991年度まで
  3. ^ a b 学生募集は1998年度まで
  4. ^ 福井県立大学への転換
  5. ^ 平成4年度より学生募集停止」と記載あり[22]
  6. ^ 在学者数は82[注 12][23]/総定員 80
  7. ^ 在学者数は87[注 13][23]/総定員 80
  8. ^ 平成12年度より学生募集停止」と記載あり[2]
  9. ^ a b 入学定員40名[36]

補足 編集

  1. ^ 現在の文部科学省
  2. ^ a b すべて女子
  3. ^ 在学者数 50[注 2][14]
  4. ^ うち女10。
  5. ^ 在学者数42[注 4][14]
  6. ^ うち19
  7. ^ 在学者数41[注 6][14]
  8. ^ 在学者数 40[注 2][17]/入学定員 40。
  9. ^ 引き換えに福井県立看護専門学校2年制を募集停止[18]
  10. ^ 入学定員20名。
  11. ^ 同年1月13日に設置認可されている。
  12. ^ うち男18。
  13. ^ うち男5。
  14. ^ うち男2。
  15. ^ 学生数 42[注 14][24]
  16. ^ うち男7。
  17. ^ 学生数 41[注 16][24]
  18. ^ 平成11年度より第一看護学科の学生募集を停止と記載あり[29]
  19. ^ うち男4。
  20. ^ 学生数 153[注 19]/総定員150[30]
  21. ^ うち男3。
  22. ^ 学生数 81[注 21][31]。/総定員80
  23. ^ うち男3。
  24. ^ 学生数 98[注 23]
  25. ^ [34]より引用。
  26. ^ 入学定員 50 名[37]
  27. ^ 入学定員 40名[29]

出典 編集

  1. ^ CiNii-福井県立大学看護短期大学部-より
  2. ^ a b 文教協会'2000.
  3. ^ a b 福井県議会史 第7巻①より。
  4. ^ 福井県立短期大学'93.
  5. ^ 福井県史 通史編 6 (近現代 2)より。
  6. ^ a b 福井県立短期大学'85, p. 25.
  7. ^ 全国公立短期大学協会三十年誌より。
  8. ^ 新修福井市史 2 本編より。
  9. ^ 福井県産業教育七十年史より。
  10. ^ 福井県議会会議録 第135-142回より。
  11. ^ 短期大学一覧 昭和51年度より。
  12. ^ CiNiiより
  13. ^ 福井県町村会六十年史 下巻より。
  14. ^ a b c 全国学校総覧 昭和51年版より。
  15. ^ 全国短期大学一覧 昭和57年度より。
  16. ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和57年度より。
  17. ^ 全国学校総覧 昭和58年版より。
  18. ^ 大学資料 (83)
  19. ^ 全国短期大学一覧 昭和59年度より。
  20. ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和59年度より。
  21. ^ 福井県議会史 第7巻②より。
  22. ^ 文教協会'1992.
  23. ^ a b 文部省'91, p. 50.
  24. ^ a b 文部省'92, p. 51.
  25. ^ 文部省'1993.
  26. ^ 文部省'93, p. 52.
  27. ^ 文部省'94, p. 54.
  28. ^ 文部省'1994.
  29. ^ a b 文教協会'1999.
  30. ^ 文部省'98, p. 52.
  31. ^ 文部省'99, p. 56.
  32. ^ 大学資料 (142)より。
  33. ^ 文教協会'2001.
  34. ^ 福井県立短期大学'85.
  35. ^ 福井県立短期大学'85, p. 26.
  36. ^ 文教協会'1991.
  37. ^ 文教協会'1998.
  38. ^ a b c d 福井県立短期大学'85, p. 21.
  39. ^ 組織培養によるメロン優良系統の増殖技術の実用化より。
  40. ^ 壮年集団の実態に関する調査研究 : 福井市を事例としてより。
  41. ^ 福井県立大学看護短期大学部論集【全号まとめ】より。
  42. ^ 福井県教育庁埋蔵文化財調査センターより。
  43. ^ 福井県立短期大学'85, p. 24.

参考文献 編集

短期大学一覧 編集

全国学校総覧 編集

記念誌 編集

概要 編集

関連サイト 編集