秋吉理香子
秋吉 理香子(あきよし りかこ)は、日本の小説家。兵庫県出身[1]。
15歳のときに父親の仕事の関係でアメリカ合衆国へ移住[2][3]。ロサンゼルス近郊の高校に進学[3]、卒業と同時に日本へ帰国し早稲田大学第一文学部に入学。同大学を卒業後に再びアメリカに渡り、ロヨラ・メリーマウント大学院にて映画・テレビ制作修士号を取得。数々の映画関連会社にて勤務[2]。2008年、「雪の花」で第3回Yahoo! JAPAN文学賞を受賞。2009年、同作を含む短編集『雪の花』でデビュー。別名義で映画やアニメなどの製作・脚本・監督を手がけている[4]。
作品リスト
編集単著
編集- 雪の花(2009年9月 小学館文庫)
- 収録作品:女神の微笑 / 秘蹟 / たねあかし / 雪の花
- 暗黒女子(2013年6月 双葉社 / 2016年6月 双葉文庫 / 2017年3月 双葉社ジュニア文庫)
- 放課後に死者は戻る(2014年11月 双葉社 / 2017年11月 双葉文庫)
- 聖母(2015年9月 双葉社 / 2018年9月 双葉文庫)
- 自殺予定日(2016年4月 東京創元社 / 2019年5月 創元推理文庫)
- 絶対正義(2016年11月 幻冬舎 / 2019年1月 幻冬舎文庫)
- サイレンス(2017年1月 文藝春秋 / 2020年1月 文春文庫)
- 機長、事件です! 空飛ぶ探偵の謎解きフライト(2017年3月 KADOKAWA)
- 【改題】機長、事件です!(2019年10月 角川文庫)
- 収録作品:氷の女王 / クリニャンクール事件 / 修道院の怪人 / 機上の疑惑
- 【改題】機長、事件です!(2019年10月 角川文庫)
- ジゼル(2017年9月 小学館 / 2020年10月 小学館文庫)
- 婚活中毒(2017年12月 実業之日本社 / 2020年8月 実業之日本社文庫)
- 収録作品:理想の男 / 婚活マニュアル / リケジョの婚活 / 代理婚活
- 鏡じかけの夢(2018年5月 新潮社 / 2021年6月 新潮文庫)
- 収録作品:泣きぼくろの鏡 / ナルキッソスの鏡 / 繚乱の鏡 / 奇術師の鏡 / 双生児の鏡
- ガラスの殺意(2018年8月 双葉社)
- 灼熱(2019年7月 PHP研究所 / 2022年7月 PHP文芸文庫)
- 眠れる美女(2020年10月 小学館 / 2024年6月 小学館文庫 ) - 『ジゼル』の続編
- 哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ(2020年12月 双葉文庫) - 映画『哀愁しんでれら』(原案・脚本:渡部亮平)を基に書き下ろした小説
- 息子のボーイフレンド(2021年3月 U-NEXT)
- 監禁(2021年9月 双葉社)
- 終活中毒(2022年7月 実業之日本社)
- 収録作品:SDGsな終活 / 最後の終活 / 小説家の終活 / お笑いの死神
- 月夜行路(2023年8月 講談社)
- 無人島ロワイヤル(2023年10月 双葉社)
- 殺める女神の島(2024年3月 KADOKAWA)
アンソロジー収録作品
編集「」が秋吉理香子の作品
- ザ・ベストミステリーズ 2016 推理小説年鑑(2016年5月 講談社)「リケジョの婚活」
- 【再編集・改題】ベスト8ミステリーズ2015(2019年4月 講談社文庫)
- 猫ミス!(2017年10月 中公文庫)「呪い」
- 共犯関係(2017年10月 ハルキ文庫)「Partners in Crime」
- Valentine Stories(2018年1月 中公文庫)「マイ・ブラッディ・バレンタイン」
- 特選THEどんでん返し(2019年4月 双葉文庫)「神様」
- 沈黙の狂詩曲(2019年11月 光文社)「奇術師の鏡」
- 【分冊】沈黙の狂詩曲 精華編 Vol.1(2021年5月 光文社文庫)
- ザ・ベストミステリーズ 2020 推理小説年鑑(2020年10月 講談社)「神様」
- Day to Day(2021年3月 講談社 / 2021年3月 講談社【愛蔵版】)「4/11 プリンセス」
単著未収録作品
編集- 小説
- 「究極の制裁」(双葉社『小説推理』2012年12月号) - 掌編小説
- 「真夏の夜の誰かさん」(光村図書出版『飛ぶ教室』第54号(2018年夏号))
- 「神様」(双葉社『小説推理』2019年1月号)
- 「クリスタ」(講談社『小説現代』2021年8月号)
- エッセイ
メディア・ミックス
編集映画
編集- 映画
- 短編映画
テレビドラマ
編集漫画
編集- 暗黒女子(2017年2月、上下巻、双葉社) - 作画:兄崎ゆな
- 婚活中毒(2022年2月、全4話(電子書籍のみ(単話))、小学館) - 作画:春名ひろ
脚注
編集- ^ 幻冬舎plus
- ^ a b “インタビュー | 絶対正義 | 東海テレビ”. www.tokai-tv.com. 2024年6月23日閲覧。
- ^ a b “人気作家秋吉理香子さんのトークセッション | 大阪早稲田倶楽部”. osakawaseda.jp. 2024年6月23日閲覧。
- ^ 株式会社双葉社|暗黒女子
- ^ “清水富美加×飯豊まりえ「暗黒女子」特報にウサ耳付けた清野菜名、玉城ティナら”. 映画ナタリー. (2016年10月7日) 2016年12月20日閲覧。
- ^ “山口紗弥加主演ドラマ「絶対正義」に美村里江、片瀬那奈、桜井ユキら出演”. 映画ナタリー. (2019年1月14日) 2022年8月12日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 秋吉理香子の虎馬(トラウマ) - 公式ブログ
- 秋吉理香子 (@rikakoppi) - X(旧Twitter)
- インタビュー 作家 秋吉理香子さん - 集英社 WEB文芸 RENZABURO