総書記
総書記(そうしょき)とは、共産党の最高指導者の役職名「書記長」(英: General secretary, 露: Генеральный секретарь)の中国語訳由来の漢語。
解説
編集中国共産党では1927年の初代総書記陳独秀から1943年まで総書記の職があり、1982年に胡耀邦が復活させてそれまで使用していた「主席」に代わり、最高指導者の地位にこの名称を採用している。日本では「書記長」の語が通用しており、外国語からの翻訳にもこれを用いているが、中国共産党についてはそのまま「総書記」と訳している。
このほか、朝鮮語とベトナム語では「書記」に「秘書」の字をあてるため、朝鮮労働党、ベトナム共産党の最高指導者はともに「総秘書」という漢字表記になるが、日本では通例でそれぞれ「(朝鮮労働党)総書記」(マスメディアによる金正日・金正恩の「金総書記」との呼称でより一般化した)、「(ベトナム共産党)書記長」と訳している。