花王ワンダフルクイズ』(かおうワンダフルクイズ)は、1956年1月から1962年6月1日まで日本テレビで放送されていたクイズ番組である。それ以前にも1954年8月から1955年12月まで『シルエットクイズ』と題して放送されていた。放送時間は毎週金曜 19:30 - 20:00 (日本標準時)。

花王ワンダフルクイズ
1957年から収録が行われていた読売ホール
ジャンル クイズ番組
製作
製作 日本テレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
シルエットクイズ
司会者木下華声
今泉良夫
放送期間1954年8月 - 1955年12月
放送時間金曜 19:30 - 20:00
放送分30分
花王ワンダフルクイズ
司会者今泉良夫
放送期間1956年1月 - 1962年6月1日
放送時間金曜 19:30 - 20:00
放送分30分
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人物シルエットのイメージ。

概要 編集

スクリーン・プロセスを利用したクイズを出題。スクリーン映画芝居主人公シルエットを映し出し、それを解答者たちに当てさせていた[1]。1957年に有楽町読売会館にテレビホールが完成してからは、同ホールでの公開放送となった。

『シルエットクイズ』時代の前期にはノンスポンサーで放送されていたが、後に三菱電機一社提供へ移行した。その後、1956年1月から花王石鹸(後の花王)の一社提供になるのに伴い、番組は当時同社が製造・販売していた合成洗剤「ワンダフル」に因んだタイトルに変更した。なお、テレビでは初の花王提供番組である。

この頃には、視聴者電話はがきで解答に参加するコーナーが人気を博していた[2]

司会 編集

  • 木下華声 - 『シルエットクイズ』時代の前期に出演。
  • 今泉良夫(一龍齋貞鳳) - 『シルエットクイズ』時代の後期から出演し、『ワンダフルクイズ』時代には全回を通して出演。

最終回 編集

1962年6月1日放送の最終回では「さようならワンダフルクイズ」と銘打ち、第1回からの解答者およそ70人全員をスタジオに招いての華やかなショーをパーティー形式で行う模様を放送した。当時今泉がNHKの『お笑い三人組』で共演していた三代目江戸家猫八と三遊亭小金馬(後の四代目三遊亭金馬、二代目三遊亭金翁)も途中から参加し、賑やかな笑いを届けた[3]

放送局 編集

脚注 編集

  1. ^ 日本テレビ放送網株式会社社史編纂室 編『大衆とともに25年 沿革史』日本テレビ放送網、1978年8月28日、74頁。NDLJP:11954641/50 
  2. ^ 『テレビ夢50年 番組編2 1953〜1960』日本テレビ50年史編集室、2004年、23頁。 
  3. ^ 東京新聞東京新聞社、1962年6月1日付のテレビ欄の番組解説。 
  4. ^ 『新潟放送四十年のあゆみ』(1992年10月15日、新潟放送発行)69p「テレビ初期のプログラム(復元)1959年(昭34)2月」より。
  5. ^ a b 北日本新聞』1960年10月7日付朝刊、テレビ欄。
  6. ^ 北國新聞』1960年10月7日付朝刊、テレビ欄。

関連項目 編集

いずれもシルエットクイズを行っていた番組。

日本テレビ 金曜 19:30 - 20:00
【ノンスポンサー枠 → 三菱電機一社提供枠 → 花王石鹸一社提供枠】
前番組 番組名 次番組
弥次喜多道中双六
※19:30 - 19:50
ムービーフラッシュ
※19:50 - 20:00
シルエットクイズ
(1954年8月 - 1955年12月)

花王ワンダフルクイズ
(1956年1月 - 1962年6月1日)
ゲームの王様
(1962年6月8日 - 1962年11月9日)