荒谷栞
荒谷 栞(あらたに しおり、1998年9月22日 - )は、日本の女子バレーボール選手[4]。
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基本情報 | ||||
国籍 | 日本 | |||
生年月日 | 1998年9月22日(26歳) | |||
出身地 | 東京都品川区 | |||
ラテン文字 | Shiori Aratani | |||
身長 | 173cm[1] | |||
体重 | 67kg | |||
血液型 | A[2] | |||
選手情報 | ||||
所属 | ブレス浜松 | |||
背番号 | 20 | |||
愛称 | シオリ / ソラ[3] | |||
ポジション | MB / OH | |||
指高 | 226cm | |||
利き手 | 右[2] | |||
スパイク | 305cm | |||
ブロック | 275cm[2] |
来歴
編集東京都品川区出身。4人兄弟の長女(兄、妹、弟がいる)。小学3年生のとき、祖母の勧めでバレーボールを始めた[2]。
2014年10月11〜19日にタイのナコンラチャシマで開催された第10回アジアユース選手権大会の代表メンバー12名に選出。全7試合にスターティングメンバーとして出場。得意のブロックが冴え渡り日本チームの優勝に大きく貢献した[6][7][8]
2015年8月7〜16日に渡ってペルーのリマで開催された第14回世界ユース女子選手権大会の代表メンバー12名に選出。全8試合にスターティングメンバーとして出場。攻守両面に渡って存在感を見せたものの、最終的な順位は9位に終わった[9][10][11]。
2016年7月23〜31日に渡ってタイのナコンラチャシマで開催された第18回アジアジュニア女子選手権大会の代表メンバー12名に選出。全7試合中5試合にスターティングメンバーとして出場。攻守両面で存在感を見せ、日本チームの2位入賞に貢献[12][13]。
2017年1月4〜8日に渡って東京体育館で開催された第69回全日本バレーボール高等学校選手権大会に共栄学園高等学校(東京代表)のキャプテンとして出場。熊本信愛女学院高等学校、近江高等学校、敬愛学園高等学校との第1〜3回戦にストレートで勝利し勢いに乗るも、後の金蘭会高等学校戦でストレートの敗北を喫し、最終結果は準々決勝敗退に終わった。
NECレッドロケッツ 時代
編集2017年1月16日、NECレッドロケッツへの入団内定が発表された[14]。
2017年5月、神戸市で開催された世界クラブ選手権初戦のネスレ・オザスコ戦第3セットにリリーフサーバーとして出場。バックアタックで1得点をあげ、シニア国際大会デビューを果たした[15][16]。
2017年7月14日、メキシコのコルドバおよびボカ・デル・リオで開催された第19回世界ジュニア女子選手権大会の代表メンバー12名に選出。全8試合中7試合にスターティングメンバーとして出場。スパイク、サーブ、ブロックと攻守に渡って活躍を見せ、日本チームの3位入賞に貢献した[17][18]。
2017年10月21日、Vプレミアリーグ開幕戦の久光製薬スプリングス戦にスタメン出場し2得点をあげ、Vプレミアリーグデビューを果たした[19][リンク切れ]。
2018年3月19日、日本バレーボール協会により2018年度の日本代表メンバー29名が発表された。荒谷の日本代表選出はこれが初[20]
2018年7月11〜18日に渡ってカザフスタンのオスケメンで開催される2018アジアクラブ選手権大会に日本を代表しNECレッドロケッツが出場。主に攻撃面で存在感を見せ、日本チームの2位入賞に貢献した[21][22]。
2018年9月16〜23日に渡ってタイのナコンラチャシマで開催された第6回アジアカップの代表メンバー14名に選出。荒谷はチームキャプテンを務め、全5試合中4試合にスターティングメンバーとして出場。スパイク、サーブ、ブロックと攻守に渡って活躍を見せ、日本チームの2位入賞に大きく貢献[23]。
2019年8月3〜10日に渡ってベトナムのクアンナム省で開催された第16回 国際女子バレーボール大会VTVカップ2019にNECレッドロケッツが出場。ベストミドルブロッカー賞を獲得する活躍を見せ、ユニバーシアード代表チームが出場し優勝した2017年大会以来2年ぶりとなる日本チームの優勝に貢献した[24]。
2020年5月8日、NECレッドロケッツからの退団が発表された[25][26]。
ヴィクトリーナ姫路 時代
編集2020年7月13日、ヴィクトリーナ姫路への移籍入団が発表された[27][28]。
2021年10月15日、滋賀県立体育館で開催されたV.LEAGUE DIVISION1 開幕戦(東レアローズ戦)の第1セット途中に左足を負傷。荒谷は膝を抱えたまま起き上がることができない状態となり退場。翌日に行われた試合でもベンチから外れた。同月22日に診断結果が「左膝前十字靭帯断裂」および「半月板損傷」であることが発表された[29][30]。
2021-22シーズンは、試合に出られない中でも副キャプテンとしてチームを支え、一度だけ感情的にチームに檄を飛ばしたことがあったと言う。キャプテンの貞包里穂は、荒谷が外から支えてくれているのが大きかったと話している[31]。
2022-23シーズンよりチームのキャプテンを務める[32]。前シーズンの怪我から完全復帰が出来てない状態でキャプテンに就任して良いのか悩んだが、このチームで勝ちたい気持ちが強くキャプテン就任を決断したと述べている[33]。同シーズン、結局はリーグ戦の出場を果たせなかった。しかし、2023年5月2日、黒鷲旗全日本男女選抜大会にて古巣のNECレッドロケッツ戦で復帰を果たした[34]。
2023-24シーズンより、背番号が11から6に変更となった[35]。また、キャプテンは退任し、松本愛希穂が引き受けた[36]。
所属チーム
編集球歴
編集クラブ選手権
- 2018年 アジアクラブ選手権大会:2位[21]
ユース / ジュニア / U-23代表
- 2014年 第10回アジアユース選手権大会:優勝[6]
- 2015年 第14回世界ユース選手権大会:9位[9]
- 2016年 第18回アジアジュニア選手権大会:2位[12]
- 2017年 第19回世界ジュニア選手権大会:3位[17]
- 2018年 第6回アジアカップ:2位[23]
日本代表(2018年)
受賞歴
編集- 2019年 VTVカップ2019:ベストミドルブロッカー[24]
個人成績
編集大会 | チーム | 出場 | アタック | バックアタック | アタック 決定本数 |
ブロック | サーブ | サーブレシーブ | 総得点 | |||||||||||||||||||
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試 合 数 |
セ ッ ト 数 |
打 数 |
得 点 |
失 点 |
決 定 率 |
打 数 |
得 点 |
失 点 |
決 定 率 |
セ ッ ト 平 均 |
得 点 |
セ ッ ト 平 均 |
打 数 |
ノ 丨 タ ッ チ |
エ 丨 ス |
失 点 |
効 果 |
効 果 率 |
受 数 |
成 功 ・ 優 |
成 功 ・ 良 |
成 功 率 |
ア タ ッ ク |
ブ ロ ッ ク |
サ 丨 ブ |
得 点 合 計 | ||
V1 2021-22 | 姫路 | 1 | 1 | 8 | 0 | 2 | 0.0 | 0 | 0 | 0 | - | - | 0 | - | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 |
V1 2020-21 | 27 | 96 | 395 | 148 | 18 | 37.5 | 3 | 0 | 0 | 0.0 | 1.54 | 43 | 0.45 | 298 | 4 | 9 | 26 | 86 | 9.4 | 9 | 4 | 1 | 50.0 | 148 | 43 | 13 | 204 | |
V1 2019-20 | NEC | 24 | 49 | 158 | 52 | 5 | 32.9 | 1 | 0 | 0 | 0.0 | 1.06 | 17 | 0.35 | 163 | 2 | 2 | 14 | 47 | 7.5 | 3 | 2 | 1 | 83.3 | 52 | 17 | 4 | 73 |
V1 2018-19 | 27 | 64 | 345 | 130 | 6 | 37.7 | 37 | 11 | 1 | 29.7 | 2.03 | 13 | 0.20 | 181 | 3 | 8 | 21 | 67 | 12.4 | 152 | 34 | 36 | 34.2 | 130 | 13 | 11 | 154 | |
V1 2017-18 | 26 | 52 | 250 | 87 | 27 | 34.8 | 32 | 8 | 8 | 25.0 | 1.67 | 8 | 0.15 | 127 | 3 | 9 | 9 | 42 | 15.9 | 166 | 40 | 38 | 35.5 | 87 | 8 | 12 | 107 | |
通算:4大会 | 106 | 262 | 1156 | 417 | 58 | 36.1 | 73 | 19 | 9 | 26.0 | 1.59 | 81 | 0.31 | 770 | 12 | 28 | 70 | 242 | 10.8 | 330 | 80 | 76 | 35.8 | 417 | 81 | 40 | 538 |
出演
編集YouTube
- V.LEAGUE『2021-22 #V1女子 チーム紹介 #ヴィクトリーナ姫路 編』(2021年9月18日)
脚注
編集- ^ “荒谷栞|選手詳細|Vリーグ オフィシャルサイト”. Vリーグ オフィシャルサイト. 2021年6月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『V.LEAGUE WOMEN チームの顔 2020/21』日本文化出版、2020年10月16日発行、86ページより引用
- ^ “Player - Shiori Aratani - FIVB Volleyball Women's Club World Championship 2017”. FIVB. 2021年6月5日閲覧。
- ^ “荒谷栞|所属チームプロフィール”. ヴィクトリーナ姫路. 2021年6月5日閲覧。
- ^ “共栄学園高等学校バレーボール部メンバー紹介”. 共栄学園高等学校バレーボール部. 2017年5月20日閲覧。
- ^ a b “第10回アジアユース 女子選手権大会(U-17)”. 日本バレーボール協会 (2014年10月11日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ “中国に勝利し決勝戦はタイと対戦へ 第10回アジアユース女子選手権大会(U-17)”. 日本バレーボール協会 (2014年10月19日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ “地元・タイに勝利し大会5連覇!第10回アジアユース女子選手権大会(U-17)”. 日本バレーボール協会 (2014年10月20日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b “第14回世界ユース女子選手権大会(U-18)”. 日本バレーボール協会 (2015年8月7日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ “ストレートでエジプトに勝利 第14回世界ユース女子選手権大会”. 日本バレーボール協会 (2015年8月15日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ “ブラジルに勝利し9-10位決定戦へ 第14回世界ユース女子選手権大会(U-18)”. 日本バレーボール協会 (2015年8月16日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b “第18回アジアジュニア女子選手権大会(U-19)”. 日本バレーボール協会 (2016年7月23日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ “全日本ジュニア女子、カザフスタンに勝利しベスト4 第18回アジアジュニア女子選手権大会(U-19)”. 日本バレーボール協会 (2016年7月30日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ “NECレッドロケッツ 2017年度内定選手のお知らせ(追加)”. NECレッドロケッツ. 2017年5月20日閲覧。
- ^ “Match Result”. fivb. 2017年5月20日閲覧。
- ^ “Match players ranking”. fivb. 2017年5月20日閲覧。
- ^ a b “第19回世界ジュニア女子選手権大会(U-20)”. 日本バレーボール協会 (2017年7月14日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ “全日本ジュニア女子、アメリカに勝利しベスト4進出が決定 第19回世界ジュニア女子選手権大会(U-20)”. 日本バレーボール協会 (2017年7月20日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ “試合結果速報”. Vリーグ機構. 2021年10月3日閲覧。
- ^ “2018年度女子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 日本バレーボール協会 (2018年3月19日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b “2018アジアクラブ女子選手権大会”. 日本バレーボール協会 (2018年7月11日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ “2018アジアクラブ女子選手権大会 NECレッドロケッツ出場選手決定”. 日本バレーボール協会 (2018年6月12日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b “第6回アジアカップ”. 日本バレーボール協会 (2018年9月16日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b “VTVカップ2019/NECが優勝!MVPに柳田光綺”. 月バレ.com (2019年8月12日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ “NEC女子バレーボール部 勇退選手・スタッフのお知らせ”. NECレッドロケッツ (2020年5月8日). 2020年7月14日閲覧。
- ^ “2019/20シーズン勇退選手・スタッフのメッセージ・現役選手からの贈る言葉”. NECレッドロケッツ (2020年5月8日). 2020年7月14日閲覧。
- ^ “2020-21シーズン入団選手のお知らせ”. ヴィクトリーナ姫路 (2020年7月13日). 2020年7月14日閲覧。
- ^ “バレー元日本代表の荒谷が姫路入団「全力で頑張る」”. 日刊スポーツ (2020年7月13日). 2020年7月14日閲覧。
- ^ “#11 荒谷栞選手負傷のお知らせ”. ヴィクトリーナ姫路 (2021年1月1日). 2021年10月22日閲覧。
- ^ “ヴィクトリーナ姫路、開幕連敗 荒谷にアクシデント”. サンテレビ (2021年10月16日). 2021年10月24日閲覧。
- ^ “姫路・荒谷栞「ファンの皆さんにはとにかく待っていてください、という一言です」”. バレーボールマガジン. (2022年5月20日) 2022年5月21日閲覧。
- ^ “ヴィクトリーナ姫路 2022-23シーズン新体制のお知らせ”. ヴィクトリーナ姫路 (2022年5月31日). 2022年6月9日閲覧。
- ^ “【ヴィクトリーナ姫路】チームに“危機感”、新加入・宮部藍梨は「兵庫に恩返しする」”. サンテレビ. (2022年6月7日) 2022年6月9日閲覧。
- ^ “東レ、埼玉上尾、NEC、岡山、PFUが8強入りを決める 黒鷲旗女子2日目”. バレーボールマガジン. (2023年5月3日) 2023年5月3日閲覧。
- ^ “2023-24シーズン 新背番号・新ユニホーム のお知らせ”. ヴィクトリーナ姫路 (2023年8月10日). 2023年8月10日閲覧。
- ^ “ヴィクトリーナ姫路 2023-24シーズン 松本愛希穂 キャプテン就任のお知らせ”. ヴィクトリーナ姫路 (2023年10月17日). 2023年10月26日閲覧。
- ^ HoriikeMasaki (2024年7月30日). “荒谷 栞選手 ブレス浜松への期限付移籍のお知らせ |【ヴィクトリーナ姫路】”. ヴィクトリーナ姫路公式サイト. 2024年7月31日閲覧。
- ^ stoneproject. “【ご報告】荒谷選手の期限付き移籍加入のお知らせ”. ブレス浜松女子バレーボールクラブオフィシャルサイト. 2024年7月31日閲覧。
- ^ “荒谷栞|選手別成績|Vリーグ オフィシャルサイト”. Vリーグ機構. 2021年6月5日閲覧。