葉室和親
人物
編集熊本県出身。1979年東京大学大学院理学系研究科博士課程を修了し理学博士号取得。博士論文は「東伊豆単成火山群の地質と岩石」英語: (Geology and petrology of the Higashi-Izu monogenetic volcano group)[1]。1980年外務省入省。ジュネーブ軍縮会議日本政府代表部一等書記官時には大陸棚限界委員会(CLCS)委員も務めた[2]。外務省経済局経済安全保障課海洋室長、在ニューヨーク日本国総領事館領事を経て、2010年から国際連合日本政府代表部参事官、2012年から駐トンガ特命全権大使[3]。2013年3月にはトンガのシアレアタオンゴ・トゥイバカノ首相との間で15億7300万円を限度とする無償資金協力「マイクログリッドシステム導入計画」の交換公文への署名を行った[4]。2023年、瑞宝中綬章受章[5]。
同期入省
編集- 末松義規(12年内閣府副大臣・96年衆議院議員)
- 石井正文(17年インドネシア大使・13年国際法局長)
- 大村昌弘(17年フィジー大使)
- 川村裕(20年ノルウェー大使・18沖縄大使・14年コートジボワール大使)
- 越川和彦(16年JICA副理事長・14年スペイン大使・12年官房長)
- 鈴鹿光次(16年アフガニスタン大使)
- 鈴木康久(18年ニカラグア大使・16年レオン総領事)
- 山田文比古(08年東京外国語大学教授)
- 片上慶一(17年イタリア大使・16年外務審議官(経済担当))
- 北野充(14年ウィーン代表部大使・12年軍縮不拡散・科学部長・19年アイルランド大使)
- 石川和秀(14年フィリピン大使・12年南部アジア部長)
- 藤原聖也(14年アルジェリア大使)
- 山崎純(18年シンガポール大使・15年スウェーデン大使・14年儀典長)
- 渡邉正人(17年ブルガリア大使・15年バングラデシュ大使)
- 堀之内秀久(19年オランダ大使・16年カンボジア大使・14年ロサンゼルス総領事)
- 野田仁(18年ルーマニア大使・15年エクアドル大使)
- 髙橋礼一郎(18年オーストラリア大使・15年ニューヨーク総領事・11年アフガニスタン大使)
- 井出敬二(17年北極担当大使・13年クロアチア大使)
- 小原雅博(15年東京大学法学部教授・13年上海総領事)
- 須永和男(19年カタール大使・16年ASEAN大使)
- 姫野勉(17年ガーナ大使)
- 平石好伸(17年チリ大使・14年ジンバブエ大使)
- 水谷章(19年オーストリア大使・17年立命館アジア太平洋大学教授)
- 齊藤貢(18年イラン大使・15年オマーン大使)
脚注
編集- ^ 葉室和親「東伊豆単成火山群の地質と岩石」 | 東京大学学位論文データベース
- ^ 「沖ノ鳥島を基点とする大陸棚限界延長申請への勧告」参議院
- ^ 「駐米大使に佐々江氏=丹羽大使交代を決定-政府」時事通信2012/09/11
- ^ 「トンガに対する無償資金協力「マイクログリッドシステム導入計画」に関する交換公文の署名」外務省
- ^ 『官報』号外232号、令和5年11月6日