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要塞司令部(ようさいしれいぶ)は、大日本帝国陸軍要塞の管理を掌る司令部である(明治41年軍令第2号要塞司令部条例)。

要塞司令部は、平時はあくまで官衙(役所)であり、師団長に隷属するものの軍隊である師団には含まれず、戦時において要塞戦備の下令があってはじめて部隊を指揮することになる(東京湾要塞司令部を例にすると、第1師団長に隷属し横須賀に在る東京湾要塞司令部は、平時には同じく横須賀に在って第1師団に所属する横須賀重砲兵連隊を指揮するわけではない)。

日中戦争が拡大化し、太平洋戦争開戦を翌年に控えた昭和15年(1940年)には、師団長の隷下を離れ、東部軍中部軍西部軍北部軍に隷属し(外地は元々軍に隷属)、その後本土決戦に備えて第1総軍第2総軍隷下の方面軍に所属、また多くの要塞が海軍鎮守府司令長官の指揮を受けるようになった。

大日本帝国陸軍の要塞司令部
括弧内は管轄師団長(外地は軍)・砲兵部隊