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護廷十三隊

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BLEACH > BLEACHの登場人物 > 護廷十三隊

護廷十三隊(ごていじゅうさんたい)は、漫画『BLEACH』に登場する、架空の警察軍事治安機関。本稿では組織の概要とそれに属する登場人物について記述する。

ミュージカル版の俳優は『ROCK MUSICAL BLEACH』を参照してください。

概要編集

創設者は山本元柳斎重國尸魂界の護衛及び現世における魂魄の保護、虚の退治などの任務をこなす実動部隊。十三の部隊で構成され、一隊200人強、総勢3,000人程度が任に就く。

全権を握るのは総隊長。任務内容ゆえ、部隊内階級(席次)は完全に戦闘能力のみで決められており、上位席官ほど強い。特に副隊長および隊長はその中でも飛び抜けて強い者が選ばれる。各隊とも主義、気風が多分に異なっており、これは現・各隊隊長の性格や人柄によるところが大きい。小説版では、一定の階級以上になると住まいが提供され、隊長・副隊長になると、邸宅に住めるとのこと。

隊長職は、加えて何らかの職務を兼任することがある。二番隊隊長砕蜂は隠密機動総司令官、十二番隊隊長涅マユリは二代目技術開発局局長を兼任、元十二番隊隊長浦原喜助も技術開発局初代局長を務めていた。なお四番隊は治療・補給が専門(雑用も押しつけられているが)であり、後方支援が交戦時の主体となっている。

夜一の話では、更木剣八以外の隊長は全員が卍解を習得している(ただし、剣八も千年血戦篇にて習得)。作中で卍解が判明していない現隊長は勇音、射場、リサの3人で、射場は始解すら判明していない唯一の隊長(始解の形状のみ判明している)となった。さらに、始解の判明していない現副隊長は沖牙、七緒、清音、伊江村、阿近の5人となった。

1000年前はユーハバッハ曰く護廷とは名ばかりの殺伐とした殺戮集団であり、そのころは人の命を顧みもしなかったとのこと。

隊長就任の条件は以下の「隊首試験に合格する」「複数の隊長からの推薦を受ける」「隊員200人以上の立会いのもと現隊長を1対1の対決で殺す」のうち、1つを満たせば良い。

小説版によると、引退した場合は斬魄刀は瀞霊廷に預けるとのこと。

ユーハバッハ率いる滅却師との決戦後には、多数の隊士が戦死したため、補充要員として真央霊術院の生徒に死神見習いをさせる制度が作られた。

一番隊編集

護廷十三隊の筆頭部隊で、厳格な隊士が集うエリート部隊。この隊に配属されること自体が大変な名誉である。なお、山本元柳斎重國が総隊長を務めていたとき、月1で隊士を集めての茶会が開かれていた。千年血戦篇ではユーハバッハやドリスコールによって元柳斎や雀部をはじめ多数の隊士に甚大な犠牲者を出した。現在は隊長1名副隊長2名体制で率いている。

京楽 春水(きょうらく しゅんすい)
声 - 大塚明夫
身長192センチメートル、体重87キログラム。7月11日生まれ。好きなものは酒饅頭、酒、女 。嫌いなものは抹茶、仕事、争いごと。
隊長・総隊長・前八番隊隊長。
上級貴族京楽家の次男坊で足袋を履かない。一人称は「僕」。フルネームは京楽 次郎 総蔵佐 春水(きょうらく じろう さくらのすけ しゅんすい)。隊長の羽織の上に女物の着物を羽織り、女物の長い帯を袴の帯として使うなど派手な格好をしており飄々とした性格。軽いようにみられることもあるが、実は真実を見通す力に優れており、いざというときになると冷静で的確な判断を下す。101年前の藍染の行動に少なからず違和感を抱いていた描写も見受けられる。戦いに対しては他人の戦闘に乱入することも厭わずに敵味方関係なく悪として勝利のみを優先する結果主義者。世界の平静や護廷を守るのは面子や流儀ではなく、護廷のためならば悪を利用することも厭わないとの考えを持っている。戦闘時に本気を出す際は普段の飄々とした表情はなくなり極めて冷徹な表情を見せ、敵を倒すためには一切容赦しない。真央霊術院を出た初めての隊長であり、少なくとも250年以上は隊長をしている古参の隊長でもある。元柳斎に対しては肉親以上の情を持っており、普段から「山じい」と呼びタメ口をきくなど幼少のころから交流がある。『カラブリ+』による戦闘データでは、鬼道・霊圧がもっとも高く(100)、元柳斎、藍染、卯ノ花に次いで高水準の戦闘能力を有している。瞬歩による移動スピードは白哉と同等以上に速く、元柳斎をして「見事な瞬歩」と称されたほどである。戦闘スタイルは大小の斬魄刀による二刀流だが、本気を出さないときは一つの刀で持つ手を交互に変えながら戦う手法を取っている。ただし、一刀流でも戦闘能力は相当なものであり、スタークに「十分強い」と言わせ苦戦させている。隊長の羽織の上に羽織っている女物の着物は安物だが、髪を結んだところにつけている2本の風車の簪はとても高価なもので、もともとは京楽の兄とその妻であった七緒の母が生前に、それぞれ所持していたものである。
著作の「バラ色の小径」はまったく人気がないが、写真集の「腕まくら」は1部残らず売れた(写真集は他の隊長より初版が少ないうえ重版されてもいない)。八番隊隊長時代の羽裏色はすおう、羽織は袖のあるタイプ。
尸魂界救出篇では、茶渡を一太刀で斬り伏せ、浮竹とともに双殛を破壊した後に斬魄刀を解放して元柳斎と対峙した。
破面篇では他隊の隊長格とともに、空座町での藍染との決戦に出陣した。自身はスタークと交戦し、浮竹を倒したワンダーワイスに斬りかかった隙を突かれて一度は戦闘不能に陥るも、ラブやローズとスタークの交戦に乱入し、途中でスタークからは卍解をするように忠告されたが、花天狂骨の能力を駆使し、卍解を使うまでもなく勝利を収めた。後に日番谷とともに藍染と対峙し、花天狂骨の能力で戦うが敗北した。この決戦内で、元部下のリサと再会を果たす。決戦後は隊長羽織(オシャレと発言)をなくし、白哉や剣八とともに元柳斎から説教されていた。
千年血戦篇での一度目の星十字騎士団との戦いでは、ロバート・アキュトロンと対峙する。隊長たちの卍解が奪われるという動揺の隙を衝かれ、滅却師完聖体による銃撃を受けて右目を失い、元柳斎の本気に士気を上げ反撃に転じて手傷を負わせるも元柳斎が敗れたことを知って動揺して敗北したが、卍解は奪われずに済んだ。尸魂界が何とか窮地を脱した後、一番隊隊長・護廷十三隊総隊長に任じられ、右眼に眼帯をつけるようになる。就任後の初仕事として、次の襲撃に備えて更木剣八に斬術を教えるように卯ノ花に一任し、廷内に細工を施すなどの可能な限りの対策を講じた。この合間に現世に赴き、霊王宮に赴いた後に力をつけた一護が尸魂界から出られなくなった場合を考慮して、一護の家族やたつきたちに通魂符を渡した。帰還した直後に起きた二度目の侵攻では、七緒とともにハッシュヴァルトと対峙するが、帰投命令によりハッシュヴァルトが去ったため直接的な交戦はなかった。その後、霊王宮の危機を察知して七緒と沖牙に一番隊舎を任せ自身も出陣、いたるところが破壊された瀞霊廷を移動し浮竹と会話した後に別れ、自身は戦力として藍染の力が必要と判断したため、単独で四十六室へ赴く。何らかの議論を交わした後、自身の心臓に無間の鍵を埋め込むことを条件として無間への立ち入りと藍染の封印拘束の鍵を3か所外すことを取りつけ、隊士からの批判も覚悟の上で藍染を無間から解き放った。その後、隊長・副隊長を連れて霊王宮に突入する。
霊王宮突入後は、リジェ・バロの狙撃を阻止するために自ら残ってリジェと対峙する。始解して応戦するもリジェの眼を3回開かせて完聖体化したことで全身を狙撃され、卍解で反撃に転じるも致命傷を与えるには至らず、影の中に逃れて一旦離脱した後で七緒に伊勢家のことを話し、斬魄刀を渡す。そして七緒とともにリジェに再度対峙し、戦いに恐怖する七緒を支えリジェを撃破するが、傷が深かったために倒れてしまい、一旦休息を取った。一連の戦いの後は、八番隊隊長としての自身の後任にかつての部下だったリサを復帰させ、勇音と射場を隊長に昇進させた。10年後にはルキアを十三番隊隊長に任命し、浮竹の墓参りをしている。
女好きではあるが男性死神にもフランクに接しており、110年前の藍染から本来は副隊長以下には知らされていない当時の十二番隊隊長であった曳舟桐生の昇進による質問に答え、101年前の魂魄消失事件でサンプル採取のためにひよ里を派遣したことで不安を隠せなかった浦原や[1]、藍染との決戦時に激昂する日番谷を逸らないよう諭しつつも案じ、死神代行消失篇では隊長たちを信じて代行証を所持すると決めた一護の精神的成長を浮竹とともに感じたり、千年血戦篇では元柳斎の死で砕蜂や六車、狛村が一触即発となりかけた際に彼らを冷静に諭しているなど、浮竹と同じく先達として優れた人物である場面が描かれている。総隊長就任後は、厳格な表情を見せる描写も増えている。また、小説『The Death Save The Strawberry』では、毎朝隊の敷地内を隅々まで見回り、多くの隊士とあいさつを交わすことを日課としており、そのときに元気のない隊士を見つけては終業後に飲み屋へ誘い、酒を酌み交わしては心が晴れるまで愚痴や不満を吐き出させているようである。また、同じ考えを持つ阿万門ナユラと協調して、貴族層を含めた瀞霊廷の改革を進めようとしている。
技:撞指(つきゆび)
人差し指と中指を相手の背中につけ、遠くへ弾き飛ばす技。
斬魄刀:花天狂骨(かてんきょうこつ)
珍しい二刀の斬魄刀。封印時は大小の刀として携帯しているが、能力解放とともに2本の青龍刀のような形状に変化し、『花天狂骨』が発する霊圧領域内で『花天狂骨』が提示する「遊び」のルールを京楽を含めて敵へ強制的に従わせる能力をもつ。それゆえ、そのルールによっては京楽自身もダメージを負い、不利となり得るリスクも生じる。劇中で登場した「遊び」のルールは下記の通り。
GC版ゲーム『黄昏にまみえる死神』やDS版ゲーム『蒼天に駆ける運命』、PSP用ゲーム『ヒート・ザ・ソウル』シリーズでは風を使った技を多彩に使い、PS3用ソフト『ソウル・イグニッション』では影を使った技を使用する。
原作では推定しにくいが、アニメでは解放しても刀身の長さは脇差の方が短く、脇差で相手の間合いをつめ翻弄し太刀で相手を仕留める戦い方が適していると述べている。
解号は「花風紊れて花神啼き 天風紊れて天魔嗤う『花天狂骨』(はなかぜみだれてかしんなき てんぷうみだれててんまわらう『 - 』)」
嶄鬼(たかおに)
「高いところへ行った方が勝ち」というルールで、相手より先に高い位置に着くことで効果を発揮する技と思われるが、相手の反撃により攻撃が中断されたため詳細は不明(『ソウル・イグニッション』では上空へ飛んだあとに花天狂骨で敵を上から両断する技となっている)。
影鬼(かげおに)
「影を踏まれたら負け」というルールで、相手の影を踏むことにより相手の影の中から攻撃する。影の中に潜んだり、影に刀を刺すことで影内の別の場所から斬撃を放つといった攻撃方法がある。影の中に仲間を連れて潜んだり長時間潜んだりすることも可能で、脱出する際も影さえあれば影の大小に関係なく出現することができる。性質上、かわすのが難しいがスターク戦では二度目で、リジェ戦では一度で見切られている。
艶鬼(いろおに)
発動中は花天狂骨の持ち主と相手が交互に色を口にし、その色がついている部位のみを斬れるというルール。一度口にした色は双方が斬ることができるようになり、攻撃力は色を口にした際の自分のリスク(=自分が身にまとっているその色の多さ)によって決定される。リスクが大きければ、かすり傷程度の斬撃でも大きな裂傷となり、逆にリスクが0の場合(=自分が身にまとっていない色を宣言した場合)、たとえその一撃が相手に深手を負わせるほどの力があっても浅い傷となる。
だるまさんがころんだ
「動いてるところを見られたら負け」というルールで、発動中は鬼の放った霊圧の攻撃が必ず見えるようになる。鬼が放った霊圧の軌道上を最短距離で移動でき、その間鬼は発動者の止まる姿を見る。その姿は幻覚ではなく、京楽自身の霊圧を固めた置物であり、戦闘に集中して霊覚に比重を置けば置くほど強みを増す。
影送り(かげおくり)
影を強く見つめて別の場所へ残像を移す遊び。霊覚の強い者が見つめるとそれに比例して残像も強く残る。そして、一瞬でも京楽から目を離して影の端すら目に入った場合、その後目に映るのは京楽の影法師のみとなる。
技:不精独楽(ぶしょうごま)
斬魄刀を両手に一本ずつ持ち、回転することで風を起こし、相手の行動を阻害する。
【卍解】:花天狂骨枯松心中(かてんきょうこつからまつしんじゅう)
能力解放とともに周囲を暗闇に包み込む。それは京楽自身の霊圧であり、一護やナックルヴァールをして戦慄を覚えるほどに暗く寒い霊圧へと変貌する。始解の能力と能力の霊圧領域が大幅に強化されており、集団戦での発動は好ましくないため、スターク戦で解放しようとした際に浮竹に制止されている。雑誌掲載時では、初登場時の名前は「黒松心中(くろまつしんじゅう)」だったが、次の回で「枯松心中(かれまつしんじゅう)」に変更され、単行本で現在の呼称に修正された。
一段目 躊躇疵分合(ためらいきずのわかちあい)
発動によって、発動者自身が負傷した傷を分け合うかのように相手の身体にも同じ傷を負わせる。分け合った傷で死亡することはない。
二段目 慚愧の褥(ざんきのしとね)
発動によって、発動者に傷を負わせた者を慚愧の念から病で床に伏せるかのように癒えぬ病を相手に患わせる。
三段目 断魚淵(だんぎょのふち)
発動によって、滝壺に身投げするかのように発動者もろとも相手を深い水に沈める。互いの霊圧が尽きるまで脱出は不可能。
〆の段 糸切鋏血染喉(いときりばさみちぞめののどぶえ)
未練を断ち切るかのように霊圧の糸で相手の喉を切り裂く。
本体
お花の「花天」とお狂の「狂骨」に分かれており、容姿はアニメオリジナルストーリー「斬魄刀異聞編」で実体化した姿と同じ。お狂は八鏡剣を隠すために、七緒の母の願いを聞き入れたお花が産んだことが京楽の口から語られている。
伊勢 七緒(いせ ななお)
声 - 生天目仁美
身長164センチメートル、体重48キログラム。7月7日生まれ。好きなものは羊羹、嫌いなものは抹茶。趣味は読書。
副隊長・八番隊副隊長代行・元八番隊副隊長。
眼鏡をかけた生真面目な女性。一人称は「私」。フラフラしている八番隊からの付き合いである京楽に憤りを感じていることも多く(あまりにも仕事をしない京楽を椅子に縛りつけていたりもしている)、そっけない態度が目立つが敬慕している。110年前から護廷十三隊に所属しており、当時は最年少で草鹿やちると同程度の体格だった。当時の八番隊副隊長であったリサとともに、月に1回読書をしていた。京楽にリサの所在を確認するために毎月会いにいっており、この頃から女好きな京楽には覚えがよかった模様。
神官の家系である伊勢家の出身で、両親はすでに故人。父親が京楽の兄であったため、京楽から見て姪にあたる[2]。霊術院の在籍中に支給された浅打を自らのものにできなかったため、後述の一件まで斬魄刀は所持しておらず、代わりに鬼道の才覚に秀でていたため入隊試験を受けることができたという経歴がある。自身の適性を判断して鬼道衆に配属希望を出していたが、実際に配属されたのは当時京楽が隊長を務めていた八番隊であった。本人曰く、鬼道の才のみで副隊長(当時は八番隊)に任命されたらしい。戦闘においては京楽に似て冷徹。千年血戦篇まで、本編での戦闘シーンがなかった(破面との戦いでも待機)にもかかわらず、ゲーム『ヒート・ザ・ソウル3』に登場しており、瞬歩と鬼道を組み合わせた戦闘スタイルを持っている。瞬歩による移動スピードは速く、茶渡がほかの死神たちを倒して京楽が戦うことになったとき「私一人でも十分」と言っていることから、強さにそれなりの自信はある様子。
女性死神協会での活動では会員たちを仕切っているが、彼女らの行動に悩まされることも。女性死神協会を取り仕切っているため女性の権利にはうるさく、女性蔑視の発言をされたときに(アニメで)怒ったことがある。
千年血戦篇でも前線に出ていないが、元柳斎の死後に京楽が一番隊隊長に就任した際、「自分の扱いを熟知している」との理由から一番隊副隊長に任命された。二度目の侵攻では京楽とともにハッシュヴァルトと対峙し結界を張って京楽を援護し、初めて能力を披露した。アニメオリジナルでは、何度か鬼道を使ったことがある。後に京楽らに追随して、霊王宮に突入する。その後、リジェの狙撃を阻止するために一人残った京楽の命で平子たちと一旦は先に進むも、自身は再度京楽のもとへ戻り、そのまま京楽とリジェの戦いに参戦する。そして、ついに京楽から自身の斬魄刀を返され、それを手にリジェに立ち向かう。そして、京楽の助けを借りて、リジェを真っ二つにする。戦いが終息した後の小説版では、副官に沖牙がいるという理由でリサに引き抜かれそうになるが京楽が却下したため、正式に決まるまでの間は八番隊副隊長代行として京楽・リサ両名の副官となった。
『カラブリ+』では、バレンタインチョコを期待する京楽に素っ気ない態度をとりつつも、実はチョコを作っていた。休日は図書館通いかショッピングで過ごしている。自身の連載である読者の悩みやぼやきを一喝する瀞霊廷通信内のコーナー「大概にしてください」はトップ3を誇る人気をもつ。
胸があまりないことを気にしており、アニメで海に行ったときは水着にパットを入れていた。小説版でも、松本に貧乳と言われて気にする描写がある。
技:白断結壁
滅却師の力を一時的に断つ防壁。防御力はハッシュヴァルトも認めるほど強力。高度な術のため、ほかの者には使えないらしい。
斬魄刀:神剣・八鏡剣(しんけん・はっきょうけん)
伊勢家の家長が代々受け継いできた、祭事に用いる刃のない剣。そのため、伊勢家の死神は個人の斬魄刀を持っていない。神と対峙し、神の力をその身に受け、八方へと振り撒く力があるとされる。リジェと交戦した際には放たれた光線を退けた。解号は不明。
沖牙 源志郎
第三席→副隊長。
元柳斎の在籍時は第三席であり、一度目の侵攻では隊舎を守護するように命じられたため前線に出なかった。元柳斎の死後に京楽が一番隊隊長に就任した際、「一番隊の勝手を熟知している」との理由から一番隊副隊長に任命された。二度目の侵攻時には、ハッシュヴァルト撤退後は京楽の命で七緒とともに待機していたが、霊王宮の突入時には同行していない。小説『Can't Fear Your Own World』では、「第二副隊長」と表記されている。
山本 元柳斎 重國(やまもと げんりゅうさい しげくに)
声 - 塚田正昭高岡瓶々
身長168センチメートル、体重52キログラム。1月21日生まれ。好きなものは和食全般、嫌いなものは洋食。趣味は月に一度隊士たちを集めて茶会を開くこと。
前隊長・前総隊長。
禿頭から額にかけて大きな十文字の傷を持ち、膝まで垂れる長い髭(自分で結っており、月に一度毛先を揃えている)をたくわえた老爺。一人称は「ワシ」。肉体は老人とは思えぬほど鍛え抜かれており、歴戦の老将の証拠として数多くの傷が刻まれている。かなりの老齢だが、自分より強い死神がいないために1000年以上も総隊長を務めてきた猛者である。死神としての実力は未だ衰えず、副隊長達が束になって戦っても歯が立たなかった敵を倒すなど規格外の強さを見せるが、『カラブリ+』の戦闘データでは体力だけは若干の衰えがあるとの記述がある。羽裏色はきょうむらさき、羽織は袖のあるタイプ。
約2000年前、死神などの教育機関「死神統学院(現在の真央霊術院)」を創設。山本重國と名乗っていたころは「元流」と呼ばれる流派の開祖で、それを教える「元字塾」の総師範を務めていた。額に「ノ」の字の傷がついていたことに由来し「ノ字斎(えいじさい)」と呼ばれていたが、傷が十字になってから「十字斎」と呼ばれるようになり、自分で「元柳斎」を名乗るようになった。雀部や京楽、浮竹を我が子のように思っており、タメ口をきくのは京楽くらいであった。
「真央霊術院」の生徒だろうと自分と道を違えたときには容赦なく断罪し、世界の正義のために非情な決断をする強固な意志をもつも、一護の出現以降変化が見られる。原作、アニメオリジナルストーリーともに自身の斬魄刀の巻き添えを食わないように諭したり、無益な犠牲を生まないように配慮したりする場面も見られた。
尸魂界救出篇では、一護ら死神代行組の侵入に際し、全隊長に死神代行組の討伐を命じた。その後、ルキアの処刑時に京楽と浮竹が双極を破壊したためにしばらく交戦したが、藍染の謀反が卯ノ花や勇音によって周知されたため、双極の丘に急行した。騒動収束後は、死神代行組の尸魂界侵入を不問としている。なお、このときに藍染が中央四十六室のメンバーを殺害したため、死神代行消失篇の直前までの一時期、一人で中央四十六室と同等の決定権を持っていた。
破面篇では藍染の離反後、藍染の目的を調べるために各隊長に藍染の霊圧痕跡と、その動機を調査する命を下した。動機の解明後は、浦原に黒腔の整備と空座町決戦時の全隊長格による戦闘の準備を命じ、虚園に卯ノ花や白哉や剣八やマユリを派遣した。空座町決戦時では、斬魄刀を解放して藍染の介入を防いだ後に自身も出陣してアヨンやワンダーワイスを撃破し、藍染と対峙するもワンダーワイスに封じられた流刃若火の爆発を抑え込むために重傷を負う。その際に藍染の隙を作るために犠牲破道の一刀火葬を放ち、左腕を失った。終戦後、井上織姫の「事象の拒絶」で治す機会はあったようだが、これ以上人間を利用することを否と考え放置していた。
死神代行消失篇では、一護に再び霊力を取り戻させるために秘密裏に活動していた浦原を召喚し、銀城空吾を迎え撃つという事情もあるものの、尸魂界を救った一護に恩を返すため、死神の力を失った一護に再び力を取り戻させるという従来なら掟に反する決断も下した。銀城との決戦後、尸魂界に収容された銀城の遺体を現世に埋葬したいという一護の要請も認めた。
千年血戦編では、1000年前の宿敵であるユーハバッハ率いる「見えざる帝国」の尸魂界襲撃を受け、自らも出陣。雀部長次郎の仇であるドリスコールを一瞬で焼き尽くした後、ユーハバッハと対峙。奇襲を仕掛けた星十字騎士団3名を一蹴して卍解を解放、ユーハバッハを圧倒して撃破するも、それは星十字騎士団の"R"のロイド・ロイドが化けていた偽物で、本物のユーハバッハが現れたあと、彼によって卍解を奪われた上で体を斬り裂かれて殺害された。さらに遺体はユーハバッハによって、完全に消滅させられた。ユーハバッハは元柳斎の敗北を平和に甘んじて弱くなったと評しており、特記戦力からも外していた。見えざる帝国と1000年前に対立した詳細は描かれず、ユーハバッハにとどめを刺しきれなかった理由も描かれなかった。また、奪われた卍解が使用されることはなかった。死後、四番隊隊長に就任した勇音の発言から、清音が浮竹を慕うきっかけを作った人物であることが小説版で判明する。
新隊長天貝繍助篇では、天貝繍助の父で彼の部下である如月秦戌が雲井尭覚により獏爻刀に手を染めたことを知りやむを得ず殺害する羽目になったため、如月の息子の天貝に恨まれ、命を狙われることになる。
テレビアニメの「死神図鑑ゴールデン」では、年齢のためか、人を呼び出しておきながら自分はうっかり寝るところもあり、本編よりかなりお茶目に設定されている。
斬魄刀:流刃若火(りゅうじんじゃっか)
普段は封印状態の斬魄刀をさらに杖の形状に封印して携帯している。解放とともに斬魄刀全体から巨大な炎を発する。焱熱系最強最古の斬魄刀。その熱は雲を消し、天をも焦がす。浮竹、京楽との戦いにおいては始解状態にもかかわらず、自分たちの周りが炎に包まれるほどの力を見せ、「鏡花水月」を有する藍染をして最強の斬魄刀と言わしめ対策を講じさせていたほど。元柳斎が卍解をユーハバッハに奪われて敗れた後に、元柳斎の遺体もろとも徹底的な破壊を受け、回収できたのは残骸だけであった。
解号は「万象一切灰燼と為せ『流刃若火』(ばんしょういっさいかいじんとなせ『 - 』)」
松明(たいまつ)
流刃若火を振ることで発生する炎。近くにあるものを一瞬で火で包み焼きつくす。
技:城郭炎上(じょうかくえんじょう)
炎の壁を発生させ、対象を囲む。藍染たちの現世侵攻の際、護廷十三隊の死神と破面との戦闘に藍染・市丸・東仙がその戦闘に介入できないようにした。
技:鬼火(おにび)
遠く離れた相手に熱を放ち、身体に空洞を開ける技。杖の封印状態で使用した。
技:撫斬(なでぎり)
流刃若火、一つ目の技。炎を刀に纏わせ相手を一刀両断する。
技:焱熱地獄(えんねつじごく)
「流刃若火」による大技。時間をかけて施した仕掛けを発動させて火柱を広範囲に発生させ、最後は敵のみならず自身や仲間すらも燃やし尽くす。藍染との直接対決で使用して戦いに終止符を打とうとするが、ワンダーワイスの「滅火皇子」で封じられ不発に終わる結果となった。アニメオリジナルの護廷十三隊侵軍篇では霊骸の京楽・浮竹・卯ノ花たちに発動させ、破面篇に比べるとかなり小規模ながら彼らを退けている。
技:威眠(いねむり)
相手の顔に手をかざし、意識を飛ばす技。狼狽した雛森に使用した。
技:双骨(そうこつ)
両拳による強烈な打撃を繰り出す。戦闘では解放状態のワンダーワイスを破壊するほどの威力を見せ付けた。また片腕の拳から強烈な打撃を繰り出す際は、一骨(いっこつ)と称される。
【卍解】:残火の太刀(ざんかのたち)
能力解放と同時に始解時に発していた炎が消え、刀身が焼け焦げた刀に変化。解放後に発動する天候を支配する能力天相従臨は凄まじく、尸魂界中から水分が失われて異常乾燥を起こし、発動を続けると自身と尸魂界も滅ぼしてしまう危険性も持っている。1000年前のユーハバッハとの戦いでは、攻撃と同時に爆炎が発生して相手を焼き尽くしていたが、現在では刀に込められた炎の熱の力で触れるものすべてを消失させる攻撃を見せている。
東・西・南・北の計4つの攻防形態を持ち、卍解後はその身と刃に太陽をまとっているがごとき状態となる。その絶大な力ゆえ、見えざる帝国の滅却師全体でもユーハバッハのみしか制御できない。
残火の太刀"東" "旭日刃(きょくじつじん)"
炎の全ての熱を刀の帽子と刃に集中させ、触れたものを消し飛ばす。滅却師の防御術「静血装」すらも意味をなさない。
残火の太刀"西" "残日獄衣(ざんじつごくい)"
元柳斎自身が1500万度と太陽の中心に相当する熱をまとい、相手の攻撃を消失させる。ただその場に存在するだけで膨大な熱量を放つため、対峙する相手はその放熱だけで焼き焦がされる。元柳斎自身の霊圧により、炎の衣をまとっているように見せることも出来る。発動時の様子が絵に描かれた。
残火の太刀"南" "火火十万億死大葬陣(かかじゅうまんおくしだいそうじん)"
元柳斎が今まで斬り捨てた者たちの灰に熱を与えて亡者として一時的に蘇らせ、敵を塵となるまで追い詰める骸骨の大軍団を出現させる。
残火の太刀"北" "天地灰尽(てんちかいじん)"
斬魄刀を一閃させ、遠距離の敵を消滅させる技。
雀部 長次郎 忠息(ささきべ ちょうじろう ただおき)
声 - 山口太郎
身長179センチメートル、体重66キログラム。11月4日生まれ。好きなものは洋風のもの、嫌いなものは和食。特技はフェンシング
元副隊長。
銀髪、口ひげで見た目は西洋人のような男。普段は無口で、作中でも会話場面はわずかにしか存在しない。自作した洋風マントを羽織っている。
現世に行った際に見た英国紳士に憧れ、以来休日は洋風文化を取り入れ現世に訪れるたびに紅茶のリーフを持ち帰り育てているが、うまくいかない。
元柳斎がまだ「ノ字斎」と呼ばれていた2000年以上前はまだ幼さの残る青年だった。やや理屈的で頑固だが、元柳斎を信奉して彼の右腕を志願し、本人に何度も突き放されてもノ字斎の真似ではなく補佐をしたいという持論から元柳斎の門下に入ろうとはせず、本名で呼ぶのは大それていると本人が嫌がっても「ノ字斎」と呼び続けていた。元柳斎の言葉を真に受け1か月で【卍解】を修得し、元柳斎の額に2つ目の消えない傷を刻み込む。そのこともあって本来は隊長クラスに比肩する戦闘力を持ち、白哉によれば隊長となるべき死神であったというが、護廷十三隊の成立以降は一度として卍解を人前で使用することはなく、「戦いに参加せぬ副隊長」と蔑まれようとも、自身は山本元柳斎のもと生涯一副隊長であらんとほかの部隊への人事異動はおろか、檜佐木や吉良のような隊長権限代行すらもことごとく断っていた。
尸魂界救出篇では、ルキア処刑時に双極に一護と恋次が現れたことで元柳斎と砕蜂の命で大前田、勇音とともにルキアを奪還した恋次を追うも、一護に一撃で気絶させられた。
空座町決戦時には、元柳斎の命で戦場の周囲に施された結界の守護をしており、戦闘には参加していなかったが、スタークやワンダーワイスの手によって京楽や浮竹が戦闘不能になり、藍染達が流刃若火の城郭炎上から解き放たれるなど戦況の悪化もあって、平子たち仮面の軍勢を自身の判断で結界の中へ通した。
千年血戦篇では、黒陵門付近で一番隊隊士116名とともに警備にあたっていたが、宣戦布告として襲撃してきた「見えざる帝国」の侵入者8人のうちの一人であるドリスコールに卍解を奪われ殺害された。事切れる直前、元柳斎に卍解を奪う手段があることを伝えた。
「死神図鑑ゴールデン」ではセリフはあったものの、草鹿やちるに大前田希千代や射場鉄左衛門とともに「副隊長地味っ子トリオ」として扱われた。また、空座町の決戦では藍染の鏡花水月によって英国風の品がある店の幻覚を見せられ、不戦敗した。作中ではしばらく名前が出てこず、アニメで初めて喋った回ではエンディングクレジットで「一番隊副隊長」と表記されていた(ファンブックにて初めて名前が分かる)。
斬魄刀:厳霊丸(ごんりょうまる)
能力解放とともに鍔の形状が変わり、刀の形状がレイピアのように変化する。刀身から雷撃を放つ能力を持ち、斬魄刀異聞編では「濡らせ」の解号で雨雲を呼び出して雷撃の威力を強化していた。
解号は「穿て『厳霊丸』(うがて『 - 』)」。
【卍解】:黄煌厳霊離宮(こうこうごんりょうりきゅう)
能力解放時「天相従臨」が発動。上空に向けて厳霊丸から雷を放ち、上部にアンテナのように一条、下部に十一条の雷の帯が伸びた楕円に近い形の霊子を上空に形成、手掌に合わせて落雷を繰り出す。
以前から修得してはいたものの、「見えざる帝国」襲撃時まで2000年もの間使用されておらず、雀部を殺した「星十字騎士団」の一人であるドリスコールが奪い元柳斎戦で使用された。元柳斎曰く、本来の所有者である雀部が使用するよりも威力が落ちていた。

二番隊編集

隠密活動に秀でた隊士が多い実戦派部隊。本来隠密機動と護廷十三隊は別の成り立ちをもつ組織であるが、前任の二番隊隊長であった四楓院夜一が隠密機動総司令官を兼任していたため、「隠密機動」=二番隊直属の組織という色合いが濃く、二番隊席官が隠密機動の要職に就いていた(例として、二番隊三席であった浦原喜助は隠密機動第三分隊「檻理隊」の隊長を務めていた)。

夜一失踪後、砕蜂が二番隊隊長・隠密機動総司令官を共に引き継いだため、今も隠密機動=二番隊といった色合いが強いが、必ずしも同一の組織ではない。

また、隠密機動は本来死神として超越した力をもつ四大貴族四楓院家」の当主が代々総司令官を務めていたが、二十二代当主であった夜一が失踪したため、四楓院家の人間でない砕蜂が軍団長に着任したと推察される。なお、失踪した夜一の弟であり現在の四楓院家当主である四楓院夕四郎が軍団長に着任していない理由は不明。

砕蜂(ソイフォン)
声 - 川上とも子[3](初代)、桑島法子(2代目、第206話 - )
身長150センチメートル、体重38キログラム。2月11日生まれ。好きなものは魚、嫌いなものは肉。
隊長・隠密機動総司令官・隠密機動第一分隊「刑軍」総括軍団長
代々処刑・暗殺を生業とし続けてきた下級貴族「蜂(フォン)家」の九代目。一人称は「私」。6人兄妹の末っ子として生まれ、5人の兄たちも隠密機動所属だったが、まもなく死去。おかっぱのようだが両耳付近は長く、布で巻いており、髪の先には輪がくくりつけられている。隠密機動入団時に蜂 梢綾(フォン シャオリン)の幼名を捨て、曾祖母の号「砕蜂」を(アニメでは強制的に)受け継ぐ。
登場初期の頃は善悪などに関心がなく、護廷十三隊隊長としての使命と矜持にのみ基づいて行動し、任務に障害がある者はたとえ仲間であっても排除する冷徹な性格だったが、その実見た目とは裏腹に非常に感情的なところがある。部下と親しく接するのを好まず、大前田をぞんざいに扱っているが、非常事態には自分よりも部下の命を優先させようとしている。大前田がBG9の手により負傷して回復した妹を連れていたところを恋次に指摘されていた時は大前田を擁護するなど、自分なりの優しさを出す場面もある。また仲間のピンチは敵を倒すチャンスとして利用するという隠密機動としての持論を持っている。死神隊士や隠密機動の中には彼女に憧れる者も多く、ファンクラブまで存在するほど人気が高い。羽裏色はこはくいろ、羽織は袖のないタイプ。
夜一の元部下で彼女を敬愛・崇拝していたが、それゆえに夜一の突発的すぎる逃亡に戸惑いを覚え、裏切り者と誤解して彼女を恨み、自らの手で捕まえると決意することでその感情を乗り越え、総司令官の地位へ上り詰めた。しかし夜一への想いは完全には捨て切れず、後に夜一との対決で誤解を解き、和解し共闘する。夜一が逃亡する原因となった浦原喜助を嫌っており、またハッチとは面識があるが、浦原と通じていたこともあり彼のことも嫌っている。過去篇やアニメオリジナルのバウント篇でも、浦原を疎んでいる節がある。アニメや千年血戦篇では、平子のことも嫌っている描写があり、アニメ最終回のエンドロールでは、訓練用の的に浦原だけでなく平子の顔も描かれており、それらを破壊するシーンが描かれた。
基本的な戦闘能力では夜一を上回るが、総合的には未だ一歩劣る。戦いの際、刑戦装束という背中が露出しているノースリーブの服を着ている。また、白打で戦うことが多い。「瞬閧」(後述)を独力で身につけ、後に完成した。
アニメのバウント篇では、馬橋にビットの毒を注入されるも、雀蜂の毒を使用し中和する。そして、馬橋を油断させ、撃退することに成功している。また、訓練により、たいていの毒は彼女に通じないらしい(原作には雀蜂自体が毒を持っているという記述・描写はない)。
和解後、夜一に対する想いはやや暴走気味であり、小説『BLEACH THE HONEY DISH RHAPSODY』では事件が一段落したあと、夜一が尸魂界滞在中は仕事そっちのけで身の回りの世話やお供をする(だが仕事は猛スピードで終わらせている)、「死神図鑑ゴールデン」で夜一にチョコをプレゼントしようとして、当の夜一が猫に変身して受け取りを拒否されるなど彼女との絡みは原作・アニメともによくネタにされている。そんな思いに起因してかネコグッズの収集を趣味としている。それは夜一の弟である夕四郎に対しても少なからずあるようで、成長した姿を見て感泣し小遣いをあげようとしている。
他隊の隊長格とともに、空座町での藍染との決戦に出陣する。自身はジオ=ヴェガと対峙して撃破し、のちにバラガンと戦い左腕を失うが、鉢玄と共闘してバラガンを退けた。その後、藍染に挑むも霊圧の差で雀蜂を抑えられ敗北する。終戦後、失われた左腕は回復した。
星十字騎士団との戦いではBG9(ベー・ゲー・ノイン)と対峙、早期決着を狙い卍解するも「雀蜂雷公鞭」を奪われてしまう。戦いのあとでは、総隊長である元柳斎の死に対して誰よりも取り乱し、星十字騎士団との戦いに駆けつけなかった零番隊に対し上下関係を無視して非難した。零番隊が撤収したあとはどこかの崖で一人修行していた。二度目の侵攻は大前田の危機を救い再びBG9と対峙し、無窮瞬閧により追い詰めるが損害がなく逆に追い詰められる。ミサイル攻撃により重傷を負い意識不明になるが、浦原の声によって目覚め、侵影薬により卍解が虚化したことで卍解を取り戻し、「雀蜂雷公鞭」でBG9を倒す。その後は気絶し、大前田に担がれて雛森から治療を受け回復した。その後、京楽らに追随して霊王宮に突入するも、特に出番はなかった。10年後にはユーハバッハの力の残滓を消すべくと戦おうとしたが、先に一勇によって消滅させられたため戦うことはなかった。
アニメオリジナルの新隊長天貝繍助篇では任務の邪魔をされたため、始解して一護を本気で殺そうとした。ルキアとも少しだけ戦った。
斬魄刀:雀蜂(すずめばち)
解放前の状態でも他の斬魄刀に比べて短く、能力解放とともに右手中指に付けるアーマーリング状の刃に変化する。能力は最初の一撃で標的の身体に刻まれる死の刻印蜂紋華(ほうもんか)にもう一度攻撃を加えることで必ず相手を死に至らしめる弐撃決殺(にげきけっさつ)。二撃を加えられた相手は蜂紋華に包まれるように消滅する。「同じ場所」というのは必ずしも蜂紋華が刻まれた場所に攻撃を加えなければならないわけではなく、たとえば一撃目を体の前面から、二撃目を背面から加え、傷の深さまで含めて一撃目と二撃目の傷が接触すれば条件を満たす。夜一が逃亡した当時はまだ能力が未完成であったため、一撃目でつけた蜂紋華の持続時間に限りがあったが、再会して対決したときには能力は完成されており、持続時間の限りがなくなっている。
解号は「尽敵螫殺『雀蜂』(じんてきしゃくせつ『 - 』)」
技:滝鯉(たきごい)
相手の蹴りなどを手と足で受け止め、体勢を崩させる技。
技:吊柿(つりがき)
相手の放った拳や蹴りに自分の手足をかけて攻撃の軸にする戦闘手段。もともとは夜一の生み出した技。
技:風車(かざぐるま)
一回転し、落ちる力を使用して爪先蹴りを放つ。砕蜂と夜一の自ら回転する技の総称でもある。
【卍解】:雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)
能力解放とともに砕蜂の右腕にハチの下腹部を模したような照準器付きの砲台が装備され、そこから金色の蜂の針状の砲弾をミサイルのように放つ。大きくて重いため持ったままだとまともに動けず、砕蜂自身は「自分の矜持に反する」としてあまり使用を好んでいない。一発による破壊力は本人曰く「暗殺と呼ぶには派手すぎる」ほど高く、着弾点に巨大な爆風を撒き散らすため、暗殺よりも殲滅戦に向いている。ただし連続での使用は体力の消耗が激しいため、3日に一発が限度。また使った砕蜂自身も反動で吹き飛ばされるため、バラガンとの戦いでは鎧の下地に使う鋼鉄の帯「銀条反」を自身とビルに巻いて使用していた。しかし、実際に使用した際には、爆風によってその銀条反もちぎれ、さらに吹き飛んだ砕蜂を庇おうとした大前田もろともビル壁面にめり込むほどの威力を発揮している。
技:無窮瞬閧(むきゅうしゅんこう)
鬼道の応用「瞬閧(しゅんこう)」を修業で改良し、長時間発動できるようにした。本人は「風」と描写している。
大前田 希千代(おおまえだ まれちよ)
声 - 樫井笙人
身長210センチメートル、体重151キログラム。5月5日生まれ。好きなものは油せんべい、肉。嫌いなものは魚。
副隊長・隠密機動第二分隊「警邏(けいら)隊」隊長。
でっぷりとした太めの体格(本人曰く「ふくよか」)で額がやや後退しており、常に油せんべいを抱えている。一人称は「俺」。本名は大前田 日光太郎右衛門 美菖蒲介 希千代(おおまえだ にっこうたろうえもん よしあやめのすけ まれちよ)。金持ちのボンボンで、自身も大前田宝石貴金属工場の社長を兼任している。
家族構成は、父:希ノ進、母:希華、長女:希美、長男:希千代、次男:希次郎三郎、次女:希代(声 - 藤田咲)の6人。年の離れた末妹だけ美人(大前田本人はそう思っていないが、妹としては大事に扱っている)だが、ほかは全員彼に顔だけでなく性格もそっくりである。家族は最初『カラブリ+』に登場したが、のちに本編にも妹と弟が登場した。小説版によると、妹は将来四番隊志望で、弟は十二番隊志望らしい。趣味はブレスレットの制作で、休日には庶民を自邸に招待して過ごしている。一見鈍重そうに見えるが、隠密機動ということもありスピードは相当速い。逆に鬼道は不得手と自覚しており、二十番台の鬼道を詠唱破棄で発動しようとして暴発させたことがある。
始解ができ、前述の通り動きも素早いこともあって戦闘力はそれなりにあるが、臆病な一面があり、自分より強い者と戦うときは逃げようとすることが多い。アニメオリジナルで霊骸の白哉と戦ったときは、実力差に青ざめて土下座し、金を払ってでも許してもらおうとした。ただし、護廷十三隊としての自覚は少なからずあるようであり、星十字騎士団との二回目の戦いでは護廷十三隊として戦わなければならないと怖がる妹を諭した。
金持ちの家の出ということもあって、一家揃って(末妹は除く)庶民を若干見下す傾向がある。また、後輩の檜佐木たちを誕生会に招待したりする一面もある。
物事に対して不満を言うことも多く、その都度砕蜂に殴られている。平子やローズ、拳西が護廷十三隊の隊長に復帰した際にも相当な不満を言っていたが、後述の一件で平子に対しての認識を改めた。
空座町での戦闘では他隊の隊長格とともに出陣し、バラガンの従属官ニルゲ・パルドゥックと対戦し勝利を収める活躍を見せた。続くバラガン戦ではバラガンの能力に恐れをなして攻撃を躊躇したり、砕蜂から卍解の準備による時間稼ぎとしてしばらく任されたときは怖がって逃げ回ったりしていたが、砕蜂が卍解を使用した反動で吹き飛ばされたり二度目の使用で意識を失いかけたときは即座に身体を支えた。
星十字騎士団との戦いでは、砕蜂とともにBG9と対峙する。決戦後は修行をした描写が特になく、昼寝をしてだらけていた。二回目の侵攻はBG9と対峙し希代に重傷を負わされ、さらに殺されそうになるが砕蜂の救援により助かる。その後、BG9の不意を突いて重傷の砕蜂を救出。浦原から転送された侵影薬を渡し、勝利に貢献する。その後は敵の集中攻撃を受けている剣八のもとへと向かおうとするが、気絶した砕蜂と希代をかばいながらの戦闘で聖兵に苦戦。平子・雛森と合流するが、直後に出現したバズビーの邪魔を受けるも、平子の斬魄刀の能力で事なきを得た。その後に京楽らに追随して霊王宮に突入する。
小説版では、人狼族と商売で取引していることが判明した。
『カラブリ+』では、現在の二番隊とは関係ない夜一に熱心な砕蜂に対して文句を言っているが、その都度ものすごい形相で睨まれたり、クナイを頬に刺されたりしている。他隊とは違い、砕蜂の態度もあって隊長・副隊長間の仲がドライな部分もあるが、大前田自身も砕蜂のピンチを救おうとするなど慕っている描写も多い。また、夜一がいつ来てもいいようにと、二番隊舎の改築を自腹でやらされている。アニメオリジナルでは、彼をメインにした単発の話が一度作られたことがある。
斬魄刀:五形頭(げげつぶり)
直接攻撃系の斬魄刀。能力解放とともに刀身が柄部分と鎖で繋がれた棘付き鉄球(モーニングスター)状に変化する。特殊な能力は特にない。一護のパンチ一発で破壊されたことがあり、耐久力は低いようである。なお、ジオ=ヴェガ戦で砕蜂を庇った際にも粉砕されたが、直後のバラガン戦では元通りになっているので回復力は高いとみられる。
解号は「打っ潰せ『五形頭』(ぶっつぶせ『 - 』)」
四楓院 夜一(しほういん よるいち)
声 - 雪野五月
元隊長・元隠密機動総司令官・元隠密機動第一分隊「刑軍」総括軍団長(110年前)。
大前田 希ノ進(おおまえだ まれのしん)
身長210センチメートル、体重151キログラム。 5月5日生まれ。
元副隊長・元隠密機動第二分隊「警邏隊」隊長(110年前)。
希千代の父親で、外見は髪型(リーゼント)以外は息子と瓜二つ。小説『BLEACH Spirits Are Forever With You』では、現在は引退し不動産屋を経営しているという設定が加えられている。また同小説では息子の希千代と異なり鬼道に優れていることが明らかとなり、扱いの難しい八十番台の鬼道である「断空」を相手を封印させるための結界に用いる(その際、詠唱破棄してコントロールしやすいように工夫しているうえ、都合6回分詠唱したのと同じ効果を発揮させる「疑似重唱」という技術も使用)など、高い実力を披露している。なお、この技はもともと仕事をさぼりがちな夜一の捕縛を目的に独自に編み出したものである。斬魄刀は引退して返納したため、現在は所持していない。
かつての砕蜂の上官であったことから、現在では立場が逆転したものの今も敬意をもって接せられる。

三番隊編集

かつて市丸やローズが隊長を務めていた隊。隊舎にの木を植えて育て、彼のいたずらや意地悪の被害にあっていた隊士も数多くいた。アニメオリジナルの天貝編では、市丸の謀反以降は隊の地位は低下し、三番隊は雑用までさせられた。千年血戦篇ではバズビーによって甚大な犠牲者を出した。

鳳橋 楼十郎(おおとりばし ろうじゅうろう)
声 - 樫井笙人
元隊長(101年前まで)→隊長(死神代行消失篇以降)。
吉良 イヅル(きら イヅル)
声 - 櫻井孝宏
身長173センチメートル、体重56キログラム。1852年3月27日生まれ。好きなものはところてん、嫌いなものは干し柿。趣味は俳句
副隊長(市丸謀反後は隊長業務を兼任し、劇場版2では隊長権限代行)・元男性死神協会理事。
瀞霊廷の下級貴族出身。真面目な性格だがやや気弱で暗め。左眼は髪の毛で絶えず隠されている[4]。一人称は「僕」。
己の使命や上の言うこと、特に市丸ギンには絶対の信頼を寄せているため、自身のあらゆる感情を押し殺して従っていた。恋次・雛森とは同期で、檜佐木は先輩。真央霊術院に首席合格しており、同級生だった雛森に好意を寄せていた(アニメでは現在も好意があるようである)。父は景清、母はシヅカで霊術院入学時に墓参りしており、すでに死去している。作家仲間では檜佐木と仲がいい。雛森ほどではないが鬼道に優れ、元四番隊(登場初期のころは四番隊所属暦の設定はなかったのか、『カラブリ+』や初期のオフィシャルキャラクターブックにも書かれていなかった)であり、回道も会得している。
尸魂界篇ではその性格を藍染に利用され、藍染の思惑も知らないまま、市丸とともに暗躍する。乱菊との戦いのあと、勇音の天挺空羅により雛森の重傷を知ることで自分が利用されていたことに気づく(市丸に裏切られ、置いていかれたことに対して僻みに近い感情を抱き、『カラブリ+』では何かにつけて市丸ネタを引きずっている)。
空座町での藍染との決戦では、転界結柱の守護を担当。破面のアビラマ・レッダーとの対決に勝利し、後にアヨンによって負傷した乱菊たちの治療を行うが、鏡花水月の力で雛森と入れ替わっていた藍染に切り伏せられるが、一命を取り留めた。小説版では、藍染捕縛後に市丸の副官であったことから、中央四十六室に裁判にかけられるが無罪となり、その後で阿万門ナユラと会話している。
千年血戦篇にて、バズビーに不意打ちを喰らい、肉体の右半分の大部分を抉られ死亡した。その後、マユリにより被験体として回収され、拍動は止まり体は死んでいるものの復活。その際に霊圧を増量され、隊長クラスの霊圧を持ち、膂力と頑強さも強化された。その後は四十六室を襲撃していたシャズと交戦し、鬼道と斬魂刀を駆使して勝利した。続いて、七緒と京楽に分裂させられたリジェとも交戦した。最終回には登場しなかった。
小説版では、体は死んだままだが、副隊長を続けていることが判明した。
人気投票では徐々にではあるが順位が向上し、第4回人気投票では9位。
アニメのバウント篇では古賀のドール・ダルクに苦戦する一護を救出し、斬魄刀「侘助」の力でダルクを圧倒する活躍を見せている。これ以外にも「侘助」の能力で相手の武器を動けなくすることが増えており、活躍する場面が増えている。
アニメオリジナルの天貝編では、メインキャラとして活躍した。
アニメオリジナルでは、上記の性格もあって部下たちからの信頼はあまりなく、吉良が次期隊長になったら頼りないと不安がられていた。また、彼をメインにした単発の話が作られており、凧揚げ大会を開催するも揉めごとを収めることができずに、頼りなさや統率力のなさを露呈してしまった。
斬魄刀:侘助(わびすけ)
能力解放とともに刀身がケペシュ状に変化し、攻撃を加えた回数分だけ対象の重量を倍々に重くする能力をもつ。吉良曰く「(相手が)重さに耐えかね、詫びるように自らの頭(こうべ)を差し出す、ゆえに侘助」。重さに耐えかねて頭を差し出した相手は、鉤状の刃で引っかけられるように首を切り落とされる。刀で受けても「刀に対して攻撃した」ことになり刀の重さが倍になるため、この能力を防ぐには避けるしかないが、解放後は刀身がなくなる斬魄刀などに対しては能力は通用しない。
アニメ版では、その能力から脅威となっている。
解号は「面を上げろ『侘助』(おもてをあげろ『 - 』)」。
市丸 ギン(いちまる ギン)
声 - 遊佐浩二
元隊長。
戸隠 李空(とがくし りくう)
元第三席。
バズビーに不意打ちを喰らって死亡。
単行本56巻のおまけによると、初登場は第85話であるとのこと(一コマのみ)。 
斬魄刀:春塵(しゅんじん)
能力解放とともに刀身が鎌状に変化する。能力は不明。
解号は「巻きて昇れ『春塵』(まきてのぼれ『 - 』)」
吾里 武綱(ごり たけつな)
元第五席。
バズビーに不意打ちを喰らって死亡。
斬魄刀:虎落笛(もがりぶえ)
能力解放とともに刀身が穴空きの剃刀状に変化する。能力は不明。
解号は「吹鳴らせ『虎落笛』(ふきならせ『 - 』)」
片倉 飛鳥(かたくら あすか)
元第六席。
バズビーに不意打ちを喰らって死亡。
斬魄刀:片陰(かたかげ)
能力解放とともに刀身が音叉状に変化する。能力は不明。
解号は「打消せ『片陰』(うちけせ『 - 』)」
射場 千鉄(いば ちかね)
身長160センチメートル、体重47キログラム。9月14日生まれ。
元副隊長(110年前)。
射場鉄左衛門の母親。ローズが隊長職に就いたときから、消極的なローズの尻を叩いていた。性格は射場よりしっかりした、きっぷのいいタイプ。現在では歳をとったこともあり、病気がちの設定。原作アニメともに未登場だが、ポスターには登場して顔が判明している。

四番隊編集

基本給が安く、ほかの部隊(特に十一番隊)に馬鹿にされがち。霊力を治癒能力に変える死神がまとめて配属されている可能性が高く、確認されているだけでも十四もの班がある大所帯。病室や手術室もある。一人ずつ特製の滋養強壮剤が渡されている。回復といっても直せる傷には限度があり、千年血戦篇では、ルキアたち3人を完治させることができなかった。血戦後は、勇音は隊長に昇進、浮竹がいた十三番隊の清音は四番隊に移籍したうえで副隊長に就任したため、虎徹姉妹が実権を握る治療部隊となった。

虎徹 勇音(こてつ いさね)
声 - ゆかな
身長187センチメートル、体重70キログラム。8月2日生まれ。好きなものはおかゆ(身長を伸ばしたくないため。三食これでもいい)[5]、嫌いなものはかまぼこ。趣味は生け花、特技は裁縫。
副隊長→隊長・女性死神協会理事。
戦線には出ないことが多く、回復がおもな役目である。一人称は「私」。虎徹清音の姉。長身で優男風だが、優柔不断な性格でかなりの怖がり。尸魂界篇では鬼道で各死神に藍染らの叛逆を即刻伝えている。破面篇では卯ノ花に同行して茶渡やガンテンバインを治療したあと、単身で白哉のもとへ現れてルキアと花太郎を治療したが卯ノ花の命で現世には同行せず、白哉やマユリたちの補佐として残った。「見えざる帝国」の一度目の侵攻時は、卯ノ花とともに総隊長命令で前線には出ず隊舎で待機していた。二度目の侵攻はやちると行動をともにしており、負傷したローズと拳西を治療していたところにグエナエルと遭遇し戦闘となる。やちるとともに突如現れたグレミィに追い詰められて窮地に陥ったところを剣八に助けられた。その際に剣八から、卯ノ花を斬ったことと剣八が「剣八の名」を受け継いだことを告げられ、複雑な表情を見せながらも安堵し、涙を流した。後に花太郎とともに負傷した剣八、一角、弓親、檜佐木を浮竹の指導のもとに治療した。血戦後は、卯ノ花の後任として隊長に就任した。このころから、髪型はショートボブに変わっている。
ドラマCDより清音曰く「隠れ巨乳」(マンガオンラインでのBLEACH特集で配信のオリジナル壁紙や、アニメ228話のオリジナルストーリーでは巨乳が強調されている)。休日は妹に会いに行って過ごしている。
斬魄刀:凍雲(いてぐも)
封印時から雪の結晶のような形をした鍔を持ち、能力解放とともに刀身が3本に分かれた形状に変化する。作中では一護との交戦時に解放したのみで描写が少なく、能力は不明。ただし、血戦後に隊長に就任しているため、卍解は習得していると思われる。
解号は「奔れ『凍雲』(はしれ『 - 』)」
虎徹 清音(こてつ きよね)
声 - 西村ちなみ
身長154センチメートル、体重43キログラム。9月22日生まれ。
副隊長・元十三番隊第三席兼隊長代理(その2)。
四番隊隊長・虎徹勇音の妹。一人称は「私」。姉とは対照的に背が低くて金髪のショートヘアで明るく押しの強い性格。洋風の(15世紀のスペイン人のような)シャツを着用し、白手袋をしている。浮竹を尊敬しており、いかなるときでもそばにいて付き人のように振る舞う。同じく浮竹を尊敬している仙太郎と張り合っている。実は入隊後に浮竹の世話係にいきなり任命されたことが小説版で判明するが、元柳斎が回道の腕を見込んで手を回したとのこと。千年血戦後は、浮竹・卯ノ花両名の死去により姉の隊長就任に合わせる形で十三番隊から四番隊へ移籍し副隊長に就任した。
山田 花太郎(やまだ はなたろう)
声 - 宮田幸季
身長153センチメートル、体重45キログラム。4月1日生まれ。
第七席・第十四上級救護班班長→第三席。
鬼道を治癒に使える。一人称は「僕」。真面目な性格だが、天然ヘタレ気味で怖がり。先輩がいたずらで渡した小麦粉玉を、隊支給の薬だと思い込んで携帯しているが、当然効果は皆無である(本人は効いていると思い込んでいる)。またよく叱られてもいるようで、席官としての威厳は皆無だが、回道の実力は高い。ただし、瞬歩はできない。また、戦闘力は瓠丸がある程度赤くなっているとき以外は実質皆無である。
席官だが六番隊の隊舎牢の清掃係を務めていたときにルキアと出会い交流を深める。一護の話もルキアを通じて聞いていた。その後、偶然にもその一護らと行動をともにすることになり、ルキアの救出に協力。そのことが発覚して独房へと入れられるが、六番隊の理吉に助けられ、恋次を治療、彼にルキア救出を託した。単行本のおまけページに多く登場する。コン曰く「冴えない癖に女子にもてるルックス」らしいが、実際に尸魂界で女性死神からモテているかは不明(かわいがられてはいた)。
破面篇では白哉に同行して虚圏へ向かい、ゾマリに操られたルキアに斬られるも、勇音の救護で回復した。
千年血戦篇では、「見えざる帝国」の一度目の襲撃後、負傷者の治療に追われていた。二度目の襲撃では、勇音とともに剣八らを治療した。そのときには三席に出世していた。
剣八らが回復したあとは京楽らに追随して霊王宮に突入しようとしたが、剣八らとトイレに行っていたために出遅れる。マユリの手で霊王宮に突入したことからマユリと行動をともにし、ペルニダと遭遇するが剣八やマユリが出たために参戦しなかった。剣八が離脱したあとのマユリの戦いを一角や弓親、ネムが見守るなかで疋殺地蔵の鳴き声を4秒間聴いてしまい震えていた挙句、ペルニダの張り巡らせた神経の中に取り残されたが、運よく外れている。
小説版では、八番隊副隊長の候補に上がっていたが、リサに「副隊長の顔ではない」と却下された。
アニメでは卯ノ花に現世を見て来いと言われ派遣された。第63話で一瞬だけ登場したあと「死神図鑑ゴールデン」にて現世で仕事の面接を受けるもののすべて不採用になり、空腹で倒れたところをとあるコンビニの店長に拾われ、バウント篇ではそのコンビニで岩鷲とともにバイト生活を送った。その甲斐あって、研修も受け尸魂界にコンビニを設立しようとしたことがある。また、浦原から恋次の回復のため急遽呼ばれたことがある。それ以外でも、134話で限定解除の簡略化と破面の霊波調査のために現世に向かうリンの案内役として現世に派遣される。弓親とともにギリアンを倒す実力を披露している。一度、斬魄刀を紛失したことがあり長い間気づかなかった。
斬魄刀:瓠丸(ひさごまる)
単行本のおまけページに登場。アニメでは解放したものの、本編では解放形態は未登場。斬りつけた相手の傷を取り込み癒す能力を持ち、武器には使えない。
解号は「満たせ『瓠丸』(みたせ『 - 』)」
技:朱色瓠丸(あけいろひさごまる)
瓠丸に取り込まれたダメージが一定量に達するとメス型になり、取り込んだダメージのすべてのエネルギーを敵にぶつけることができる。アニメではギリアン級大虚にも大ダメージを与えた。威力の大きさは赤のゲージで判別できる。
荻堂 春信(おぎどう はるのぶ)
第八席・第一上級救護班副班長。
身長175センチメートル、体重60キログラム。4月14日生まれ。
美形の青年。重要な役回りでもなく、セリフもほとんどない割には登場回数が多い。人にちょっかいを出すのが好きでイタズラ心があり、上司の伊江村を変態扱いしてからかっているせいか、あまり好かれていないようである。女性死神からモテており、死神図鑑ゴールデンでダンボールいっぱいの手紙が届いたこともある。アニメ版では登場しているものの台詞がない。
卯ノ花 烈(うのはな れつ)
声 - 久川綾
身長159センチメートル、体重45キログラム。4月21日生まれ。好きなものは濃い味、嫌いなものは薄味。趣味は生け花、特技は剣道。
前隊長・元十一番隊隊長(初代)。
落ち着いた容姿で言動共に静かで穏やかな女性。長髪で量も多く巨乳。戦線にあまり出ないが、『カラブリ+』による戦闘データでは攻撃力、鬼道・霊圧、知力が最高(100)でそれ以外のデータも高水準の数値を有する(総合値では隊長の中でもトップクラス)。零番隊の麒麟寺天示郎から、回復・治療用の鬼道回道を教わっている。後述の経歴から本来は戦闘タイプであり、アニメオリジナルでは六十番台 - 八十番台の鬼道を瞬時に連発している。羽裏色ははいざくら、羽織は袖のあるタイプ。月に一度生け花教室を開いていた。京楽をして「大先輩」と言わしめるほどの元柳斎に次ぐ古参の隊長であり、総隊長である元柳斎に唯一意見を述べる稀有な隊長でもある。
基本的に温厚な人格者だが、言うことを聞かない患者や自分の意見に素直に従わない者には笑顔で威圧する。アニメで山田花太郎からコンビニ開設の案を出されたときに、化粧品も置くように言うようなほのぼのした一面もある。休日には薬草探しのために登山しているが自分の足ではなく斬魄刀の「肉雫唼」を使って登っている節がある。
101年前の魂魄消失案件時は負傷者の治療として自身が向かう方がよいのではないかと進言したが、状況不明な前線に治癒部門責任者を動かすわけにはいかないという元柳斎の命で、負傷者搬入に備え四番隊隊舎での待機を命じられた。現在とは髪型が変わっており、やはり前で結んでいるが髪を編んではいなかった。
尸魂界での騒動においては、藍染の「死体」の発するかすかな不自然さをただ一人感じ取り、日番谷と同様に藍染の謀略に気づいたため、死神側が迅速な行動を取ることができた。
破面篇では白哉・剣八・マユリとともに虚圏へ侵入し、茶渡とガンテンバインに救護を施した後、現世に駆けつけようとする一護に同行する。現世までの道中で一護に藍染の鏡花水月の能力を説明して虚圏の戦闘で傷ついた身体と霊圧を回復させ、現世に辿り着いたあとは、傷ついたひよ里らの治療に当たる。
千年血戦篇で卯ノ花 八千流(うのはな やちる)という本名、初代「剣八」であると判明。本名の「八千流」は数多くの剣術流派を取得したと自負して自ら名づけ、尸魂界史上類を見ないほどの大罪人であったが元柳斎に力を買われて十一番隊隊長になり、現在に至る十一番隊の基礎を作り上げた人物でもある。「見えざる帝国」一度目の襲撃では元柳斎の厳命で前線に出ず、四番隊隊舎で勇音とともに待機していた。撤退後に新たに総隊長に就任した京楽の「更木剣八に斬術を教える」という指示で、無間にて更木剣八と死闘を繰り広げ、その能力を開花させたことに満足し、その刃の前に倒れ死去した。
『カラブリ+』の「瀞霊廷通信」の単行本紹介欄(ジャンプコミックスのそれのパロディ)を見ると、山本総隊長を除いて唯一千を超える巻数の単行本を出している。山本と卯ノ花に次いで長いのは、京楽春水の146巻。
初代剣八の座を捨てて四番隊の隊長になった理由や、誰に譲ったのかは最後まで明かされなかった。
斬魄刀:肉雫唼(みなづき)
能力解放とともに巨大なエイに似た生物に変化し、呑みこんだ者に対し治癒能力を発揮する。封印状態のときは普通の刀よりもかなり曲がった刀身をしており、肩かけ用の紐がついている。封印時にはよほどのことがない限り勇音に携帯させている。解号は不明。
【卍解】:皆尽(みなづき)
始解と同じ名をもつ卍解。能力開放とともに血のような液体が周囲に滴り、それらを刀身に収束したような刀となる。詳細な能力は不明。ゲーム『Brave Souls』では、斬撃を仕掛けたあとに味方全員の体力を回復し、当たった敵全員にダメージを与える効果である。
伊江村 八十千和(いえむら やそちか)
元第三席。
詳細は七番隊の項を参照。
山田 清之介(やまだ せいのすけ)
身長170センチメートル、体重56キログラム。12月13日生まれ。
元副隊長(110年前)。
花太郎の兄。花太郎とは容姿は似ているが対照的に性格が暗く性悪な印象があり、檜佐木は、下記の小説でイメージがまるで花太郎と違うことに驚いていた。なお、彼のみ単行本の空きページ、ガイドブックに載っている主要外の隊長格らの中で唯一本編にて姿を確認できる。
小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』では、花太郎の前に直接登場した。現在は護廷十三隊を離れ、貴族専用の治療所で働いているとのこと。檜佐木は、取材で四番隊に訪れたときに清之介の回道の才能は花太郎より上と認めている。なお、斬魄刀は護廷十三隊を離れたときに返したため、現在は持っていない。
青鹿(あおが)
檜佐木と蟹沢の同期。藍染の作った巨大虚が襲撃してきた時に負傷。それ以来戦いが怖くなり、戦わなくて済む四番隊に入った。蟹沢の毎月の命日には、必ず墓参りに行っている。滅却師の一度目の侵攻では生き残り、滅却師撤退後に蟹沢の墓参りに来ていた檜佐木と再会。檜佐木のことを勇気づけた。

五番隊編集

かつて藍染が隊長を務めていた隊。藍染に倣ってか所属隊士の能力が総じて高いのが特徴 (『カラブリ+』より)。

平子 真子(ひらこ しんじ)
声 - 小野坂昌也
元隊長(101年前)→隊長(死神代行消失篇以降)。
雛森 桃(ひなもり もも)
声 - 佐久間紅美
身長151センチメートル、体重39キログラム。1851年6月3日生まれ。好きなものは桃、嫌いなものはすもも。特技はクッキー作り、絵描き(瀞霊廷通信の挿絵制作担当者)。趣味は読書。
副隊長。
西流魂街一地区「潤林安」出身。恋次・吉良とは同期で、檜佐木は先輩。日番谷冬獅郎とは幼なじみで、ともに潤林安で血のつながらない祖母と一緒に住んでいた。かつては彼を「シロちゃん」と呼び、隊長と副隊長の間柄になった現在でも、「日番谷くん」と呼び続けては日番谷に隊長と呼ぶよう注意されている。鬼道の達人であり、独自で組み合わせた鬼道を使うこともあり、四番隊隊士ほどではないが回道も使える。霊術院時代に謀反前の直属の上官・藍染に助けられて以来、敬愛していた。
可憐な容貌から他隊隊士からの人気が高い。破面篇まではシニヨンを布と紐でまとめているが、流魂街にいたころから霊術院時代の途中までは短く二つ結びで、霊術院に入ってから5年後には一つ結びだった。千年血戦篇では、髪形が変わっている。ドラマCDによると、酒には相当弱い。伊勢七緒とは読書友達であり、一冊の本について熱く語り合う仲。四番隊で行われている生け花教室にも参加している。休日は流魂街の祖母の家に行ったり、図書館で読書したりしている。また、吉良の俳句の挿絵を描いている。
ルキア処刑を巡る騒動のなかでは、藍染の死(実際は藍染本人による偽装)によって錯乱し、日番谷との同士討ちを仕向けられるなど藍染の策略に踊らされる破目になり、後に再会した藍染に刺され瀕死の重傷を負う。卯ノ花の手により一命を取り留め、床に就せた状態から起き上がるも、藍染の救済を日番谷に懇願し現実逃避をするほどに精神的ショックから立ち直れずにいた。
後にそのショックから立ち直り空座町にて戦前に復帰、ハリベルの従属官と交戦をする乱菊に加勢するが、アヨンの攻撃で重傷を負い、吉良の治療を受けていたところを鏡花水月の力で藍染と錯覚して攻撃した日番谷に刃で貫かれてしまい、決戦後は十二番隊のもとで臓器回復の治療を受ける。
星十字騎士団との戦闘では、対戦相手は不明だが平子とともに戦っていた。二度目の侵攻では、負傷した平子の援護のためバンビエッタを飛梅で攻撃しようとするが、バンビエッタの能力の前には飛梅も無力に等しく援護には至らなかった。その後は万全とはいかないまでも平子を治療して大前田たちと合流し、京楽や平子らに追随して霊王宮に突入する。
霊王宮突入後、リジェによる副隊長を中心に狙った狙撃からは逃れており、京楽が離脱したあとで白哉や平子ら生き残った隊長・副隊長と仮面の軍勢の全員でジェラルドと交戦する。しかし、能力を発動したジェラルドに逆転されて平子とともに戦線を離脱し、平子を支えながら乱入してきた日番谷とジェラルドの交戦を見守る。
小説『The Death Save The Strawberry』では隊長就任を受けた平子に、乱菊と七緒の励ましで藍染との思い出を受け入れられるようになったことを語り、それからも新たな上司となった平子とは良好な関係を築けている様子が描かれた。千年血戦篇以降は、破面篇までの暗い表情を見せる描写はなくなっている。
『カラブリ+』では出店用にメガネの形をしたクッキーを作り女性死神協会の面々をドン引きさせ、やちるによる藍染の物真似「私が天に立つ」を見て昏倒するなど、藍染の影響を引きずる様子も見られた。
出番はそこまで多くないが読者からの人気は高いようで、第2回人気投票では9位、第3回では12位、第4回では6位とかなり順位が高く、特に、第4回ではコンに驚かれていた。
原作では出番が少ないこともあって一護とは直接会ったことすらないが、アニメでは対面している。
斬魄刀:飛梅(とびうめ)
炎熱系斬魄刀。能力解放とともに七支刀のような形状に変化し、刀身から火球玉を放つ能力をもつ。
解号は「弾け『飛梅』(はじけ『 - 』)」
藍染 惣右介(あいぜん そうすけ)
声 - 速水奨
前隊長。

六番隊編集

隊長の規律や厳しさと、副隊長のあけすけな性格が隊の雰囲気にいいバランスを与えているのが特徴。人間関係の基本はまずあいさつからということで、六番隊ではあいさつを奨励している。千年血戦篇では、エス・ノトによって多数の犠牲者が出た。

朽木 白哉(くちき びゃくや)
声 - 置鮎龍太郎
演 - MIYAVI
隊長。
阿散井 恋次(あばらい れんじ)
声 - 伊藤健太郎
演 - 早乙女太一
副隊長。
行木 理吉(ゆき りきち)
声 - 中井将貴小田久史
隊員→第三席。
恋次を慕って死神を目指し、彼への敬意の表れとして眉に彼を真似た刺青を入れている。恋次が白哉に挑み敗れたときにも山田花太郎に救援を頼み、恋次の命を救った。地獄蝶の扱いに苦労している点から、実力はまだ発展途上といったところ。よく地獄蝶を逃がしては、恋次に怒られていた。
小説版ではわずかだが登場し、十三番隊の行木竜之介の兄であることが判明した。小説では一角から骨があると評されている。
銀 美羽(しろがね みはね)
第九席。
『カラブリ+』に登場し、本編での登場はない。瀞霊廷の超人気眼鏡店「眼鏡の銀蜻蛉(ぎんとんぼ)」の副店長。眼鏡をかけた女性。父親は元六番隊副隊長で、現在は「眼鏡の銀蜻蛉」店長の銀銀次郎。
朽木 銀嶺(くちき ぎんれい)
声 - 有本欽隆
身長179センチメートル、体重64キログラム。6月2日生まれ。
元隊長(110年前)。
白哉の祖父で、現時点では回想シーンのみの登場であるため、現在の生死なども不明(『キャラブック2 MASKED』によると引退となっている)。髭をたくわえ長髪で凛々しい。かなり年長に見えるが、隊長としての経歴は元柳斎はもちろん、卯ノ花や浮竹や京楽にも及ばない。「すぐに熱くなる癖が抜ければ一皮むける」と白哉のことを気にかけていた模様。「死神図鑑」では白哉に牽星箝を説明する際に、逆に自分はどこにつけているのかを聞かれ、答えに詰まって瞬歩で逃げていた。
アニメオリジナルの「斬魄刀異聞篇」では過去、新たに婿養子(アニメでは娘もいる設定)にきた響河を気にかけており、自尊心が強い響河にたびたび心の在り様を諭し、厳しい言葉を投げかけていた。響河は自身の言葉を聞き入れられずに反乱まで犯したため、最後は涙を呑んで元柳斎とともに響河を封印した。
朽木 蒼純(くちき そうじゅん)
身長177センチメートル、体重62キログラム。5月21日生まれ。
元副隊長(110年前)。
銀嶺の息子で、白哉の父。優しく大人しい性格。才能はあったが、体が弱かった。次期朽木家当主になるよう父親が気にかけ、副隊長に取り立てられるが戦死した。原作アニメともに未登場だが、ポスターには登場して顔が判明しており、白哉とよく似た顔だった。

七番隊編集

質実剛健、骨太な生き様を好む隊士が多く、仁義を重んじる。犬が隊のイメージとなりつつある。千年血戦篇では、バンビエッタによって多数の犠牲者が出た。

射場 鉄左衛門(いば てつざえもん)
声 - 西凛太朗
身長182センチメートル、体重68キログラム。7月18日生まれ。好きなものは広島風お好み焼き、嫌いなものは大阪風お好み焼き。趣味はサングラス集め、特技はイラスト(『カラブリ+』でかわいらしい狛村のイラストを描いている)。
副隊長→隊長。
戦闘は器用で「斬」「拳」「走」「鬼」をバランスよく鍛え、使いこなす(本人曰く、バランスよく能力を鍛えると副隊長に推薦されやすい模様)。一人称は「ワシ」。広島弁でいかつい容貌だが、実際は母親思いで仁義に厚い。一角曰く「十一番隊を抜けたのも、病気の母親(110年前の護廷十三隊三番隊副隊長 射場千鉄)の治療費のため」。振る舞いは穏やかだが、元十一番隊隊員らしく、強い相手を求める好戦的なところもある。一角が卍解を習得していることを知っていた。
空座町での決戦ではポウに転界結柱の一つを破壊されたことにより始まった転送回帰を止める役目を負った。その後、アヨンに奇襲をかけるが返り討ちにされた。それにより吉良の治療を受けていたが、雛森と入れ替わっていた藍染に切り伏せられた。星十字騎士団との戦いでは、狗村とともにバンビエッタと対峙する。劣勢に陥るが山本元柳斎が放った全力の霊圧を察知し、狗村とともに奮い立つ。見えざる帝国の撤退後は大岩を担いで修行に励んでいた。この戦いから髪型が変わっている。
見えざる帝国の二度目の侵攻では、「人化の術」の代償により獣の姿になってしまった狛村を担ぎ、元柳斎と尸魂界のために戦うと誓い合いながらユーハバッハのもとへと向かった。その後は敵の雑兵と戦っており、ほかの死神と違って門を作るために浦原たちのもとには集まることはしていない。血戦後は隊長に就任した。隊長であり続けるために鍛錬を毎日欠かさず、いつも鍛錬場から出勤している。また、隊長就任後を描いた小説版では、人狼族の少年たちの身元引受人になっており、見習いとして受け入れている。
自費で「広島弁講座塾」を開くほどの根っからの広島好き(その後、生徒が集まらず閉校)。休日には恋次同様、眼鏡の銀蜻蛉の新作をチェックしている。
小説版では、現世に派遣されたことがあるため現世の食べ物(カレー)を知っていた。
斬魄刀
封印時は匕首状で、能力解放とともに鍔がなく広い刀身の中ほどに枝のような刃が付いた形状に変化する。名前・解号・能力、すべて不明であり、斬魄刀異聞篇においては勇音の突っ込みに涙ながらに答えていた。ただし、血戦後に隊長に就任しているため、卍解は習得していると思われる。
伊江村 八十千和(いえむら やそちか)
声 - 青山穣
身長179センチメートル、体重70キログラム。2月29日生まれ。
副隊長・元四番隊第三席・元第一上級救護班班長・男性死神協会理事。
眼鏡をかけたまじめな死神。四番隊の前線指揮を担当し、治療能力は勇音に匹敵する実力者だが地味。ほかの隊の三席より実質的な地位が低く、格下扱いに不満を覚えている。まめに記録を出しており、十一番隊や京楽の悪口を綴っている(その上から線をして横にまともな文を書き直すのがもっぱら)。一部では変態扱いされ、からかわれている。アニメでは、怒っている際に感情が高ぶると乱暴な口調になる。
失敗した花太郎を叱る際、なぜか毎回女性死神に目撃されて「また虐めている」と誤解されている。
千年血戦篇では特に登場せず、花太郎が三席となって活躍している。
小説版では、七番隊の副隊長に異動したことが判明した。
一貫坂 慈楼坊(いっかんざか じろうぼう)
声 - 中多和宏
身長231センチメートル、体重172キログラム。1月8日生まれ。
第四席。
流魂街出身の巨漢で、兕丹坊の弟。最強の飛び道具使い「鎌鼬」(かまいたち)の称号をもつ。人のいい兄とは違って卑怯者で、勝つためならばどんな手段も辞さず、石田・織姫と交戦した際に石田は狙わず織姫ばかりを狙う戦法が石田の怒りを買い、結果、容赦ない攻撃を受け死神の力を失った。以降は登場していない。
斬魄刀:劈烏(つんざきがらす)
能力解放とともに刀身が多数の手裏剣状に分かれ、自在に飛び回る。一度刀を鞘に戻すことで、刀身の補充ができる。
解号は「羽搏きなさい『劈烏』(はばたきなさい『 - 』)」
狛村 左陣(こまむら さじん)
声 - 稲田徹
身長235→288センチメートル、体重180→301キログラム。8月23日生まれ。好きなものは肉、嫌いなものはニンジン[6]
前隊長。
固い性格の大男。一人称は「ワシ」。人狼であり獣の顔を隠すため虚無僧のような鉄笠や手甲を着用し、常に顔や手を隠していた。剣八との戦いで破損して素顔が知られ、以降は鉄笠で顔を隠さなくなった。それ以前で素顔を見たことがあるのは藍染などごく限られた者だけであり、剣八も対戦時に初めて知った。孤独だった自分を死神として拾ってくれた山本元柳斎への恩義に報いる(死神になった理由でもある)ことが自身の行動における第一義とし、元柳斎の考えに殉ずる意思をもつ。羽裏色はりかんちゃ、羽織は袖のないタイプ。
力重視の死神であり、本人もそのことを自覚している。反面、鬼道は得意でないのか作中では使ったことがない。
アニメの「死神図鑑ゴールデン」にて一角と同じ美容院に通い毛並みを整えてもらっている。さらに、現世に赴いていた檜佐木修兵(後述)に土産として織姫が知っているペットショップで買った犬用のくしをもらって喜ぶなど、アニメではその風貌がたびたびネタにされている。自身も小動物を愛しており、七番隊隊舎裏で犬の吾郎(小説版で登場)を飼っていて会話もできる。のちに発行された『カラブリ+』では身長・体重ともに巨大化したほか、イラストに対しての助言や自らが書いた絵などで独特なセンスを発揮していた。一角が卍解を習得していることを途中で知ったが、耳の調子が悪いといって聞かなかったことにした。
九番隊隊長の東仙要とは死神になる前に出会い、ともに死神を目指した親友の間柄だった。東仙が亡き友人の正義を貫き世界を守るという死神を目指す理由を聞き、東仙が本心では愛しい者を亡くしたために世界を憎んでいると察したうえで、自分が東仙の心の拠り所となろうと親友になることを決意した。
尸魂界救出篇では、死神代行組についた剣八を始末するために東仙とともに対峙、東仙と剣八の交戦を見守るも東仙が重傷を負ったことで交代し、卍解して剣八と交戦したが元柳斎の霊圧を察知して戦闘を中断。その後、藍染の謀反を知らされた際に一足早く双極の丘に到着し、卍解しようとするも藍染の黒棺で倒された。
他隊の隊長格とともに、空座町での藍染との決戦に出陣する。破面ポウに追い詰められた一角を救い、ポウを卍解で一撃の元に叩き伏せて撃破した。その後、吉良が治療を行っている結界を守っていたが、ほかの仲間が倒されては意味がないと吉良に諭されたために戦前に立ち東仙と交戦。東仙の本来の目的を知りながらも親友として死闘を繰り広げた末に東仙と和解することができた。しかしその直後に東仙が藍染により殺害される。その後、藍染に立ち向かうが、藍染の圧倒的な力の前になす術なく敗北した。
星十字騎士団との戦いではバンビエッタと対峙。早期決着を狙い卍解するも「黒縄天譴明王」を奪われてしまう。劣勢に陥るが山本元柳斎が放った全力の霊圧を察知し、部下とともに奮い立つも、右耳を失う重傷を負った(その後完治している)。星十字騎士団との戦いのあと、出た一族のもとに戻り「大爺様」と呼ばれる巨狼に世界に危機が来ているということで一族の秘儀を授かるために訪れるも否定され戦闘になってしまう。卍解がない状態にもかかわらず、戦って(描写はないが)なんとか大爺を下し、秘儀「人化の術」を受けるには己の心臓を捧げる必要があると知らされるも、亡き元柳斎に報いるため心臓を捧げ、わずかに獣のころの面影を残した長髪の人間の姿となる。
「見えざる帝国」の二度目の侵攻では大爺から授けられた鎧をまとい、再びバンビエッタと対峙。倒れた平子と雛森をかばい人の身となった姿を晒すが、卍解「黒縄天譴明王・断鎧縄衣」を召喚(大爺のいる洞穴から瀞霊廷に向かう最中に卍解の虚化により取り戻したと思われる)。不滅となった明王と「人化の術」で不死身になったことでバンビエッタの攻撃をものともせず、明王の一太刀でバンビエッタに圧勝した。続いてユーハバッハのいる銀架城へと進撃しようとするも、「人化の術」が解けて完全に獣の姿へと変貌してしまった。復讐心に駆られ、かつての東仙の二の舞になってしまった自分を卑下するが、射場の励ましを受けてともにユーハバッハのもとへと向かう。その後の動向は不明だったが、射場とともに行動していることが描かれた。以降はどうなったのかは描かれず、最終回でも登場しなかった。
小説版では、隊長職を退き(射場により、戦死したと護廷十三隊には説明された。なお、霊圧の残滓から一部は存命に気づいている模様)、人狼族の少年を射場のもとに預け、狼として裏山で生活していることが判明した。呪いのため、人語は話せなくなったようだが、人狼を介すれば意思疎通がとれるため、自らが隊長の器として充分か思い悩む射場を励ます言葉を伝えた。
斬魄刀:天譴(てんげん)
能力解放に伴う形状変化はないが、自身の攻撃動作に合わせて具現化した巨大な剣撃や拳で攻撃する能力をもつ。卍解とは異なり、具現化させた剣が破壊されても本体に影響が及ぶことはない。アニメでは、飛ぶ斬撃のエフェクトに変更され、卍解の一部分を召喚しているようにも描写されている。
解号は「轟け『天譴』(とどろけ『 - 』)」
【卍解】:黒縄天譴明王(こくじょうてんげんみょうおう)
能力解放とともに、自身の動きに連動して動く鎧兜を身にまとった巨人を召喚する。巨体を生かした攻撃力は帰刃時のポウを一撃で倒すほどの威力をもつが、巨体ゆえに動きが鈍重なため一撃で敵を倒しきれなかった場合や素早い相手には苦戦するおそれがあるうえに命を鎧に変える卍解であるため、狛村とのリンクの度合いが非常に強く、明王が傷つけられると狛村の同じ部位にまで傷がつくデメリットがある[7]。しかしそのデメリットは狛村が回復すれば卍解時でも回復するという特性でもあり、「卍解時に破壊された斬魄刀は二度と修復しない」という原則の唯一の例外の斬魄刀である。狛村は巨人を「明王」と呼んでいる。
黒縄天譴明王・断鎧縄衣(こくじょうてんげんみょうおう・だんがいじょうえ)
「黒縄天譴明王」が命を吹き込まれた鎧を脱ぎ捨てた形態。角が生えた骸骨のような顔に髭をたくわえて両目に炎を灯らせ、痩身の体に黒い縄をまとった巨人の姿をしている。霊圧を剥き出しにした力のみに特化した姿であり、たとえ破壊されようと即座に修復する。動作も俊敏で逃走を図ろうとしたバンビエッタに跳躍で易々と追いつき、その剣速は触れた瞬間に爆発する「爆撃」ごと斬撃を叩き込めるほど。ダメージを狛村本体と共有するという弱点はそのままだが、「人化の術」により不死身となった狛村は事実上その弱点を克服した。
愛川 羅武(あいかわ らぶ)
声 - 稲田徹
元隊長。
小椿 刃右衛門(こつばき じんえもん)
身長175センチメートル、体重88キログラム。9月26日生まれ。
元副隊長(110年前)。
現在の十三番隊第三席 小椿仙太郎の父親。
原作アニメともに未登場だが、ポスターには登場して顔が判明している。

八番隊編集

京楽と伊勢が隊長と副隊長をかつて務めていた部隊。山本前総隊長が死去したあとは二人揃って一番隊へ異動になったため空席となっていたが、千年血戦後はリサが隊長に就任した。小説版によると、血戦後の副隊長は一番隊の七緒が代行という形で業務を兼任しているとのこと。

矢胴丸 リサ(やどうまる―)
声 - 服部加奈子石塚さより
元副隊長(110年前)→隊長。
伊勢 七緒(いせ ななお)
副隊長代行・一番隊副隊長・元副隊長。詳細は一番隊の項を参照。
円乗寺 辰房(えんじょうじ たつふさ)
声 - 桜井敏治
身長206センチメートル、体重145キログラム。7月8日生まれ。
第三席・副官補佐。
大柄な体格に三つ編みお下げの男。自信過剰な性格。チャドの前に現れるが、隙が大きい技を使っていたためにパンチ一発で敗れた。また、砕蜂に密かに想いを寄せており、立体映像の砕蜂に自分を殴ってほしいと言ったこともあった。空席となった副隊長候補に上がっていたが、リサに「副隊長の顔ではない」と却下された。
斬魄刀:崩山(ほうざん)
能力解放とともに巨大な羽子板のような形状に変化し、斬撃に風をまとって攻撃する能力をもつ。設定はゲーム『紅に染まる尸魂界』にて判明。
解号は「乱舞せよ『崩山』(らんぶせよ『 - 』)」
技:崩山剣舞(ほうざんけんぶ)
刀を縦横無尽に振り回して攻撃する技。しかしただ闇雲に振り回しているだけであり、ほとんど隙だらけである。
京楽 春水(きょうらく しゅんすい)
前隊長。
詳細は一番隊の項を参照。

九番隊編集

瀞霊廷守護、 死神達に人気の機関紙「瀞霊廷通信」の編集・発行を担当している。拳西の隊長第一期時代(101年前)では、皆暴走族のような服装をしていた。

六車 拳西(むぐるま けんせい)
声 - 杉田智和
元隊長(101年前)→隊長(死神代行消失篇以降)。
檜佐木 修兵(ひさぎ しゅうへい)
声 - 小西克幸小林ゆう(少年期)
身長181センチメートル、体重67キログラム。8月14日生まれ。好きなものはウインナー、嫌いなものはウニ。趣味はギターの演奏、特技は料理。
副隊長(東仙謀反後~拳西が隊長復帰するまでは隊長業務を兼任し、劇場版2では隊長権限代行と呼ばれた)。一人称は「俺」。
左頬に「69」の刺青を彫っており、ノースリーブの死覇装を着ている(アニメでは六車拳西への憧れ)。首と両上腕部にある黒い模様は刺青ではなく、首輪と腕輪(取り外して相手に投げることで目くらましの効果のある爆竹のようなもの)。顔の右側、額から顎にかけて三本筋の傷跡をもつ(学生時代に藍染により生み出された巨大虚(ヒュージ・ホロウ)につけられたもの)。真央霊術院の入試には2回落ちているが、在学中にはすでに護廷十三隊への入隊が内定、その当時から席官入り確実といわれた優等生だった。恋次・吉良・雛森・ルキアの5回先輩。なお、今は学生時代より短髪で、鼻に灰色のテープのような物を貼っている。
上官の東仙のことを敬慕しており、戦士としての師として仰ぎ、「自分の剣に怯えぬ者に剣を握る資格はない」など東仙からの教えを戦士としての矜持として胸に秘めている。席官時代は、学生時代の巨大虚に襲われた経験から戦いへの恐怖を抱いていたが、当時の東仙の前述の言葉を胸に刻んだことにより、現在まで及ぶ。死後も尊敬しており、拳西が修行時に悪く言ったときは怒ったほど。
性格はクールでどっしりした硬派で誠実だが、『カラブリ+』や単行本のおまけページなどでは想い人である乱菊のことで卑猥な妄想を膨らませて鼻血を噴き出すなど、軟派でスケベな面もある。アニメオリジナルでは、メインにした単発の話が一度作られたことがあり、その際松本の入浴を覗こうとも考えており、スケベぶりが強調された。
雪合戦では想い人である乱菊との妄想を膨らませるも、現実では乱菊に盾にされるという残念な結末を迎えた。不幸な立ち位置に追いやられることも多い残念なイケメン。
アニメの乱菊曰く「美男で手だれ」と言えば彼しかいないらしい。
また給料日前に給料を使い果たしたり、乱菊・吉良と一緒に酒を飲み酔いつぶれた挙句、総合救護詰所で足つぼマッサージを受けて死ぬ思いをしたりするなど計画性がない一面もある。
大抵は誰かとともに行動している描写が多い。交友関係は広いが何かとかわいそうな扱いを受けることが多く、小説『The Death Save The Strawberry』では、ルキアが一護に死神の力を取り戻させるために副隊長たちに協力を求め電子書簡を送信していた際、連絡を受けた恋次、乱菊、一角、弓親はそれぞれが互いに転送していると思い檜佐木に転送しなかったため、拳西に伝えられるまでことの顛末を一切知らず、「友達がいない」と呟かれたことで涙を堪えていたがその状況だろうと察していた吉良が檜佐木に転送したことで人知れず涙を流していた。
101年前は流魂街に住んでおり、気弱で泣き虫な性格だった。友達(虎彦(とらひこ)・牛次(ぎゅうじ))と一緒にいるときに虚の襲撃を受けるが、偶然通りかかった当時の九番隊隊長である拳西に助けられた。「69」の刺青や普段の振る舞いは彼に対する憧れから表れている。
編集を引き継いでいるが、自らが執筆した「教えて! 修兵先生!!」は、本人がまったく知らないうちに3回で連載が打ち切られている。尸魂界の争乱後、チャドにギターを教授してもらい少しは上達した模様。バイクにも興味があるらしく、現世で買ったものを持ち帰って瀞霊廷中を乗り回し、かなり怒られたらしい[8]
空座町での藍染との決戦では転界結柱の守護を担当。破面フィンドールとの対決に斬魄刀を解放して勝利後、吉良とともに乱菊と雛森の救援に駆けつけるも、アヨンによって自らも負傷する。それでもけがを押して、狛村とともに東仙に戦いを挑み、虚化した東仙に敵わなかったが、刀剣解放し狛村にとどめを刺そうとする隙を突いて始解の斬魄刀で東仙を倒した。
「星十字騎士団」との一度目の戦いではドリスコールと対峙するも、圧倒的な実力差で殺される直前まで追い詰められ、すんでのところで元柳斎に助けられる。決戦後は拳西と白の協力で卍解習得に向けて特訓したようだが、二度目の侵攻では一角・弓親と合流したところをマスク・ド・マスキュリンに襲われ、あっさり敗北してしまった(とはいえ、ジェイムズがマスキュリンの強さの要だと拳西に忠告していたことから、一度は能力を使わせたと思われる)。その後、一護がユーハバッハのもとに向かうための時間を稼ぐためルキア、恋次、白哉、一角、弓親とともに滅却師と対峙する。ペペの能力により操られ白哉を襲撃するが、マユリのゾンビになった拳西により失神させられる。その後、浮竹や勇音、花太郎の治療によって完全ではないものの回復し、京楽らに追随して霊王宮に突入するが、霊王宮の霊子環境や自身の負傷具合によって隊列から徐々に遅れていった隙を突かれ、リジェに狙撃されて倒れた。十年後にはすでに回復した姿が描かれており、その間にあった出来事を描いた小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』では主人公として、彼視点での物語が描かれる。
斬魄刀:風死(かぜしに)
能力解放とともに、一対の鎖でつながった特殊な形をした二枚の互い違いの刃のついたに変化する。の部分を持ち武器本体を回転させ敵に投げることで、相手に動きが読まれにくい攻撃をすることが可能。相手に鎖を絡ませて引き寄せるといった用法もある。本人は風死の形が「命を刈り奪る形をしている」ため、風死を気に入っていない。上記の通り、卍解の習得に向けて特訓を行い、10年後には日番谷と六車の言動から卍解は習得したが、小説版での叫谷における彦禰との戦い以降は一度も披露しておらず、乱菊からは「卍解するする詐欺」と揶揄されてしまった。
解号は「刈れ『風死』(かれ『 - 』)」。
【卍解】:「風死絞縄(ふしのこうじょう)」
小説版で会得し、叫谷での戦いの終盤で産絹彦禰相手に使用した。発動すると檜佐木と対象者に鎖が巻きつき、その頭上に二人に巻きついた鎖が寄り集まった黒い太陽のような巨大な球体が生み出されて、さらに空と大地を数千本の鎖が繋ぎ止め、一際太い鎖の束が黒い巨木のように大地と黒球を一つにする。そして、檜佐木と対象者が互いに傷を負わせても卍解を発動させた時点の状態に修復され、そのたびに互いの霊圧を消費する。その状態は互いの霊圧が尽きるまで続き、また両者の体に巻きついた鎖から逃れることもできないが、檜佐木の意志で卍解を解除できる。京楽曰く「縛道系の卍解の極致」。
久南 白(くな ましろ)
声 - 神田朱未
元副隊長→隊員。
復隊後はスーパー副隊長を自称し、「SUPER」と書かれた腕章をしている。
梅定 敏盛(うめさだ としもり)
声 - 飯島肇
第二十席十五名の一人。
自称、同期では一番の出世頭。死神たちに紛れた織姫にちょっかいを出したが、同じく死神たちに紛れた石田に止められた。好色かつ高圧的で、石田の嫌いなタイプ。なお、『カラブリ+』ではナースファッションを自分が愛用していたりと変態でもある。
東仙 要(とうせん かなめ)
声 - 森川智之
前隊長。
笠城 平蔵(かさき へいぞう)
声 - 松岡大介
元第三席(110年前)。
スキンヘッドが特徴。
衛島 忍(えいしま しのぶ)
声 - 川原元幸
元第四席(110年前)。
茶色の長髪の美男子。
藤堂 為左衛門(とうどう いざえもん)
声 - 高橋圭一
元第六席(110年前)。
鉢金と後ろに束ねた髪型が特徴。笠城や衛島とともに東仙の裏切りに遭い、死亡。

十番隊編集

日番谷の指導が行き届いているため真面目な隊員が多い。隊長と副隊長の性格がまったく対照的なのが大きな特徴でもあるが、隊士からは慕われている。110年前の隊長は殉職(『MASKED BLEACH―ブリーチ― OFFICIAL CHARACTER BOOK 2』では110年前の護廷十三隊のポスターにも唯一登場せず、副隊長も不明)したことになっている。劇場版第2作目では、十番隊が護送していた王印が何者かに奪われたことに続けて日番谷が行方不明になったことで、日番谷に謀反の疑いがかけられたことにより、この隊そのものが取り潰しになりかけた。

日番谷 冬獅郎(ひつがや とうしろう)
声 - 朴璐美
隊長。
松本 乱菊(まつもと らんぎく)
声 - 松谷彼哉
身長172センチメートル、体重57キログラム。9月29日生まれ 。好きなものは干し柿、嫌いなものはタケノコ(アクが強すぎて肌が荒れるため)。趣味は昼寝、買い物。特技は日本舞踊。
副隊長。
死覇装の胸元を大きく開け、首にアクセサリーをしている。マイペースでサバけた性格。グラマラスでお洒落な美女。髪の色はメディアにより異なる。
酒豪であり、京楽と檜佐木とは呑み友達。日番谷に絶大な信頼を寄せており日番谷との連携にも優れているが、デスクワークに関してはサボりがち。仕事をサボるたびに日番谷からいつも叱られるが、本人はどこ吹く風。幼い日番谷と出会い、霊力に気づき死神という道を勧めた。休日は暇人と呑みにいくか呉服屋に行って過ごしている。酒代が馬鹿にならず常に金欠気味で、大抵は人を誘って奢らせている。そのうえ超がつくほど図々しく、現世に降りてきたときに居候として厄介になっていた織姫が貸してくれた服や作ってくれた食事にもケチをつけている[9]
平時と非常時の緩急が激しく気分屋な言動が目立つ一方、姉御肌な一面も持ち合わせている。彼女に好意を寄せる男性も多いのか、単行本のオマケマンガや『カラブリ+』などでは檜佐木や射場が彼女に好意を寄せていることを伺わせる描写がある。作中で数度披露された豊満な制服姿は浅野啓吾・コン曰く「刃」「凶器」。よく現世で買い物を楽しんでいる。
市丸ギンとは幼なじみで同期でもある。藍染の作った崩玉の実験のために当時の配下たちが彼女の魂を削り奪ったため幼少時に行き倒れていたところを助けられ、その後は同居していた。上記の誕生日は、市丸が自分と出会った日を誕生日としてつけたものである。
破面襲来の報を受け、日番谷らとともに現世へと派遣される。現世滞在中は織姫を頼り、彼女の家に居候していた。元柳斎の命によって尸魂界に帰還したあと、他隊の隊長格とともに空座町での藍染との決戦に出陣。日番谷をハリベルと戦わせるためアパッチたち従属官3人と戦うが、三人の生み出したペット「アヨン」に腹部をえぐられる重傷を負わされ、吉良の治療によって一命を取り留める。満身創痍のなか、市丸の真意を確かめるため尸魂界に急行する。藍染に襲われそうになったたつきとドン・観音寺を救出したあと、市丸に真意を問いただすも、戦いに巻きこまれぬよう「白伏」で気絶させられた。自分のために反旗を翻し倒れた市丸の死に目に遭遇し、死後も彼への想いを忘れなかった。
星十字騎士団との戦いでは、日番谷とともに蒼都(ツァン・トゥ)と対峙する。劣勢に陥るが山本元柳斎が放った全力の霊圧を察知し、日番谷とともに奮い立つ。二度目の侵攻で、バスビー相手に日番谷と連携し多重真空氷層を繰り出すが、途中から現れた蒼都によって重傷を負う。その後、ジゼルによりゾンビ化されてマユリを襲撃する。ほかのゾンビ化された隊長3人と同様の処置をマユリから施されたと思われ(乱菊には描写がない)、ジゼル戦後にマユリが用意していた肉体保護瓶の中に入れられてそのまま霊王宮に運ばれた。マユリとネムがペルニダを撃破した直後、処置の副作用で寿命は大きく縮んだもののゾンビ化解除が完了して、日番谷とともに復活した。以降の戦闘場面はないが小説版では、瓦礫を破壊して裏方に徹していたことが判明した。
一心が隊長だった20年以上前から副隊長であり、当時から仕事をよくサボっていたため、書類業務は日番谷が担当していた。当時は日番谷が三席だったため、呼び捨てにしていた。
斬魄刀:灰猫(はいねこ)
能力解放とともに刀身が灰状に変化して霧散し、柄を振ることで灰となった刀身を操り敵を斬る。アニメでは見せ場が増えており、この解放状態の刀でコンクリートや鉄筋を切断してみせた。さまざまな使用法があり、攻防に高い能力を発揮する。本体の性格は「ワガママで気分屋でぐうたらでバカ」で乱菊とは犬猿の仲らしいが、弓親曰く「乱菊にそっくり」。
BLEACH 13 BLADEs.によると、卍解も習得しているとのことだが、作中では未登場のため不明。
解号は「唸れ『灰猫』(うなれ『 - 』)」
技:猫輪舞(ねこりんぶ)
相手の周囲を高速旋回する灰猫で覆い、触れた相手を斬り刻む技。
竹添 幸吉郎(たけぞえ こうきちろう)
声 - 望月健一(TVアニメ)・新垣樽助(ドラマCD)
第七席。
恋次、吉良、雛森の脱獄の際に、日番谷、乱菊に報告していた人物。それ以外に出番はない。
長木曽 秋龕
十番隊斬術指南。
名前はおまけで判明。卍解を奪われた日番谷が、平隊員たちとともに稽古する場面で登場。平隊員たちを厳しく指導していた。月代ではなく、単なる禿とのこと。
志波 一心(しば いっしん)
元隊長。
日番谷を次の隊長に指名していた。姓を「黒崎」に改め、現世に渡る。

十一番隊編集

「戦闘専門部隊」の異名をもつ。そのためか、作中ではやちる以外の女性死神の姿は見受けられない。強面で好戦的な乱暴者が大半を占め、十三隊最強を自負する。十一番隊員の中では「更木隊」と呼ばれることもある。「斬魄刀は直接攻撃系のみ」という暗黙の了解もあり、鬼道系の斬魄刀をもつ者は軽蔑される。古来より「剣八」の名を継いだ死神が隊長を務めるという習わしがある。隊士たちと気が合うのか、一護は瀞霊廷に来たときはちょくちょく十一番隊の隊舎に顔を出している。110年前の副隊長は、ポスター(『MASKED BLEACH―ブリーチ― OFFICIAL CHARACTER BOOK 2』)にも姿はなく不明。千年血戦篇では、キャンディスジゼルリルトットミニーニャによって多数の犠牲者が出た。

更木 剣八(ざらき けんぱち)
声 - 立木文彦
隊長。
十一代目剣八。
斑目 一角(まだらめ いっかく)
声 - 檜山修之
身長182センチメートル、体重76キログラム。 11月9日生まれ。
第三席→副隊長。
十一番隊の気風を体現するかのような好戦的な性格の死神。“勝つための戦い”ではなく“楽しむための戦い”を好む。一人称は「俺」。坊主頭(天然禿ではなく剃っている)で足袋を履かず、刀と鞘を使った独特のスタイルで戦うため刀を腰に差さず常に持ち歩いている。鬼道は下手だが白兵戦に関しては副隊長クラスに匹敵する強さをもつ。そのためか、他隊の副隊長に対しては呼び捨てで呼んでいる。恋次が十一番隊にいた頃には、戦い方を教えた。
手先が器用でやちるの鞘の車輪も一角がつけた。坊主頭について言及されることを嫌っており、やちるに「ぱちんこ玉」「つるりん」と言われるたびに怒っている。現世にいるときは木刀を腰ひもに差している。意外にも律儀な性格であり、現世派遣での居候先の浅野みず穂が用意した信じられないセンス(弓親の評)の服を文句も言わずに着ていた。
死神になる前には流魂街で剣八に敗れており、以降は絶対的な忠誠を誓い、現在も「死ぬなら剣八のもとで戦って死ぬ」ことを最大の目標として戦い、隊長になるつもりはない。人に戦い方を教える際、最後に「殺す相手には名前を名乗れ」と教えている[10]。「ツイている」と思ったときには「ツキツキの舞」という変な踊りをしながら喜びを表現する。
隊長・副隊長以外の死神で唯一卍解を習得していたものの、上記の理由により隊長に推薦されるのを嫌い仲間内では弓親と恋次にしか教えていない[11]。そのため戦闘では、人目に触れない状況でない限りはピンチに陥っても卍解を使わないという意地を見せている。射場にはそのことを知られており、のちに狛村もその事実を知り黙認する。劇場版第2作目では、口止めをしたうえで日番谷と乱菊の前で卍解について明かしている。
破面襲来の報を受けた際、戦闘の実力から恋次に「隊長・副隊長以外ではもっとも信頼のおける死神」として現世への派遣を求められ、ルキアらとともに一護と再合流する。エドラドと戦い、卍解で辛勝した。現世では半ば強引な形で浅野啓吾の家に居候していた時期があり、姉のみず穂に相当気に入られていた(みず穂が坊主頭が大好きなため。アニメでは、一角がカツラをかぶると見向きもしなくなり、逆にひどい扱いを受けた)。アニメ版ではみづ穂との絡みも増えていた。空座町での藍染との決戦では転界結柱の守護を担当、破面ポウと対決するが、卍解を隠したため敗北を喫し柱を壊され、狛村と射場に危機を救われることになった。
破面篇から17か月後の死神代行消失篇では、隊長格とともに一護に死神の力を取り戻させるために自らの霊圧を一護に力を与えるための刀に込め、ルキアや剣八ら隊長格とともに完現術者たちとの決戦に参戦して獅子河原と対決し、卍解を使うまでもなく勝利した。なお、右肩に「龍」の文字が記された鎧をつけている(本人曰く「カッコイイから」)。
星十字騎士団との一度目の対戦では、相手は不明だが負傷して四番隊に治療を受けており、苦戦したが卍解は奪われなかった様子。星十字騎士団の二度目の侵攻では、突如現れたマスク・ド・マスキュリンに襲われあっさり敗北する。その後、一護がユーハバッハのもとに向かうための時間を稼ぐために弓親とともにジゼル・ジュエルと対峙するが、ジゼルのゾンビとなったバンビエッタにより重傷を負う。戦闘中にゾンビ化した日番谷が現れて(弓親をかばったこともあって)、卍解を使う間もなく敗北した。後に十二番隊の手術室(本来は解剖室)で、手術を受けて回復する。
回復後は京楽らに追随して霊王宮に突入しようとしたが、剣八らとトイレに行っていたために出遅れる。そして、マユリの手で霊王宮に突入したことからマユリと行動をともにし、ペルニダと遭遇するが剣八やマユリが出たために参戦せず、剣八が離脱した後のマユリの戦いを弓親やネムとともに見守った。ペルニダ撃破後は剣八の窮地を救ったマユリに礼を述べた後、ゾンビ化解除が完了した日番谷や乱菊とともに新たな戦場へ向かい、先行して参戦した日番谷や剣八、いち早く復活した白哉とジェラルドの交戦を見守った。
千年血戦篇の後、副隊長のやちるが剣八の斬魄刀に戻って消えてしまったため、十一番隊の副隊長に就任した。
空座町の担当死神の1人である班目志乃は妹(従姉妹)である[12]
斬魄刀:鬼灯丸(ほおずきまる)
直接攻撃系の斬魄刀。能力解放とともに柄と鞘がつながり菊池槍(穂先が片刃の短刀状の槍)へ変化、さらに柄を分割し三節棍へ変形する。強度には難点があるものの、攻撃形態は変幻自在。柄に血止め薬が入っている。恋次が副隊長になる前は柄と鞘を繋げずに解放している。
解号は「延びろ『鬼灯丸』(のびろ『 - 』)」で槍に変形、「裂けろ『鬼灯丸』(さけろ『 - 』)」で三節棍になる。
【卍解】:「龍紋鬼灯丸(りゅうもんほおずきまる)」
能力解放とともに、巨大な鎖でつながれた3つの巨大な(うち2つは金属の柄があり、3つとも刃の形が違う)に変化する。凄まじい切れ味を誇る反面、反撃を受けただけで破損してしまうほど脆い。解放直後は霊圧は抑えられた状態にあるが、相手を攻撃、もしくは攻撃を防御するなどして斬魄刀に衝撃を与えることで、真ん中の斧に彫られた龍の紋様が徐々に赤く染まってゆき、斬魄刀の霊圧が上昇していく。龍の紋様が紅く染まりきったとき、霊圧・破壊力ともに最大になる(それでも射場曰く、狛村の黒縄天譴明王とは天と地ほど差がある)。作中初使用の際に破損した箇所や戦闘による破壊などの修理は阿近の手で「形だけ」修復されたが、性能までは戻せないため、威力は破損前よりかなり落ちた。原作ではエドラドとの戦闘時にしか使われていないが、アニメオリジナルでは霊骸の剣八に使用したり、一角の霊骸や実体化した鬼灯丸が使ったりしたことがある。
綾瀬川 弓親(あやせがわ ゆみちか)
声 - 福山潤
身長169センチメートル、体重56キログラム(『カラブリ+』では59キログラム)。9月19日生まれ。
第五席→第三席。
ナルシストで美しいものを好むが、本当に美しいものを見ると嫉妬する。一人称は「僕」。GBAのゲームでは、茶渡について「まあまあ美しい」と言っていた。岩鷺曰く「変態おかっぱナルシスト」。一角とは死神になる前からの友人で、ともに行動することが多い。「三」の字に美しさを感じているが、一角が第三席であるためにあえて「三」に似た「五」の席に甘んじている。一角と違い鬼道の心得はある模様で、アニメオリジナルやバンビエッタとの戦闘では鬼道を使ったことがある。死神になる前、剣八に会ったころはおかっぱではなく、長い髪を後ろで結わえており、現在右の睫毛と眉毛につけている派手なエクステもなかった。千年血戦篇では、髪型が若干変わっている。
尸魂界救出篇で、岩鷲と交戦し圧倒するも、不意打ちに遭って敗北、回復後は九番隊副隊長の檜佐木修兵と戦い、真の能力を解放して彼に勝利を収めており、本来は副隊長クラスの実力を持っているが、十一番隊のメンバーには斬魄刀の本当の能力を隠している。
破面襲来の報を受け、一角について来る形でルキアらとともに現世へと派遣され、一護と再合流する。空座町での藍染との決戦では転界結柱の守護を担当、破面シャルロッテ・クールホーンとの対決を、真の始解で勝利を収めた。
星十字騎士団との一度目の戦闘では、戦闘描写がないため対峙した滅却師は不明だが、左顔面を負傷しているコマが描かれており、かなり苦戦した模様。二度目の侵攻では、突如現れたマスク・ド・マスキュリンに襲われ、あっさり敗北する。その後、一護がユーハバッハのもとに向かうための時間を稼ぐために、一角と共にジゼル・ジュエルと対峙する。ジゼルがバンビエッタを召喚したため対峙するが、ゾンビだったため死ぬことがなく爆撃の能力により重傷を負う。その後、ゾンビ化した日番谷が現れ、瑠璃色孔雀を使う間もなく敗北した。その後、更木や一角や檜佐木と同じく、手術を受けて戦線に復帰する。
回復後は京楽らに追随して霊王宮に突入しようとしたが出遅れ、マユリの手で霊王宮に突入したことからマユリと行動を共にする。そして、ペルニダと遭遇するが剣八やマユリが出たために参戦せず、剣八が離脱した後のマユリの戦いを一角やネムとともに見守った。ペルニダ撃破後は剣八の窮地を救ったマユリに礼を述べた後、ゾンビ化解除が完了した日番谷や乱菊とともに新たな戦場へ向かい、先行して参戦した日番谷や剣八、いち早く復活した白哉とジェラルドの交戦を見守った。
アニメのバウント篇でも現世に赴き、バウントの隠れていた遺跡を見つけるなどの活躍を見せた。
千年血戦篇の後、一角が副隊長に就任したため、念願の第三席へ昇進した。
小説版では、死神としての評価はかなり高く、異動の話も過去にあった(断った)ことが判明した。
斬魄刀:藤孔雀(ふじくじゃく)
能力解放とともに4枚の刀身をもつショーテル状の武器に変化するが、これは始解の途中の状態。「藤孔雀」は弓親がつけたあだ名で、この斬魄刀はふじいろを嫌っており拗ねて力が制限される。
乱菊の「灰猫」同様、「具象化」「屈服」させられていない。性格は弓親によると「高飛車で偉そうで自分のことを世界一の美形だと思っている」らしい。それゆえに弓親のカンに触り、対話した直後思わず刀を折ろうとしたほどだが、それを聞いた乱菊はそっくりだと評した。
解号は「咲け『藤孔雀』(さけ『 - 』)」。
瑠璃色孔雀(るりいろくじゃく)
藤孔雀の本来の名称。能力解放とともに無数の箇所に蕾をつけた状に変化し、絡みついた敵の霊圧を根こそぎ吸収する能力をもつ鬼道系の斬魄刀(そのときに蕾から百合に似た花を咲かせる)。花を口にくわえることで吸い取った霊力は、自分の力として体に蓄えることができる。
解号は「裂き狂え『瑠璃色孔雀』(さきくるえ『 - 』)」(ゲーム版での解号は瑠璃色孔雀の名が明らかになっていなかったのか、「裂き狂え『藤孔雀』(さきくるえ『 - 』)」となっている)。この能力を知っているのは、対戦したことがある檜佐木とクールホーンだけであり、一角や剣八も知らない。
荒巻 真木造(あらまき まきぞう)
声 - 長島雄一
隊員。
十一番隊十年目の男。一人称は「俺」。やちるに「マキマキ」というあだ名を付けられる。「ヒゲチョロ」とも呼ばれていた。
旅禍騒動のさなかに偶然から井上織姫の身柄を託され、十一番隊詰め所まで連れていった。剣八が旅禍に興味を示し一時行動をともにすることとなり、それが縁で以後もなんとなく上位席官の身近にいる。霊圧は遥かに上のはずの織姫を手刀一発で気絶させている。
「千年血戦篇・決別譚」では、グレミィと戦う剣八をほかの隊士たちと応援している様子が幕間で描かれている。小説版にも、わずかだが出番がある。
草鹿 やちる(くさじし―)
声 - 望月久代
身長109センチメートル、体重15.5キログラム。 2月12日生まれ。好きなものは金平糖。趣味はお菓子を食べること、特技はオセロ(小説版『BLEACH THE HONEY DISH RHAPSODY』より)。
前副隊長。
殺し合いの場である北流魂街79地区「草鹿」出身とされている。赤子(捨て子)のころに更木剣八に拾われ、その際剣八にどこから来たのか尋ねられた際、剣八の持っていた斬魄刀に触れ、実は出会ったときから剣八の斬魄刀から産まれたことを意味していたが、「千年血戦篇」までその意味は不明だった。剣八同様出身地を姓とし、名は剣八がこうありたいと願う人物「八千流(やちる)」の名前からつけられた。髪はピンク色で、ショートヘア。十三隊隊員中最小最軽量の体格で、外見・言動ともに完全に幼児だが、入隊試験を受けずいきなり副隊長の地位に就く(理由は不明)ほどの実力を持っている。剣八が霊圧を開放しても平然としており、登場初期のころからただ者ではないことを伺わせる描写がいくつかあった。
常に剣八と行動をともにし、移動時は常に剣八の背中に張りついている。剣八を「剣ちゃん」と慕い、基本的に剣八の言うことしかきかない。倒れた剣八を軽々と持ち上げて建物の屋上へ飛んで運ぶなど、外見に見合わず卓越した身体能力をもつ。自分が戦うよりも剣八が戦う姿を見る方が好きで、剣八が戦いを楽しんでいるときは自分も楽しんでいる。
剣八と同じく霊圧を感知する能力に乏しいうえに方向音痴であり、尸魂界篇では彼女に頼って強い敵(一護)を探していた剣八は、付かず離れずの距離を延々とさまよっていた。ジャンプフェスタオリジナルアニメでも同じ理由で、現世で標的を見失い、列車を追うことになった。
無邪気で人懐っこい性格で、副隊長で唯一上官に敬語を使わず、ほかの隊に迷惑をかけてもいるがその性分からほかの隊長たちから可愛がられている。他人にあだ名をつけて呼ぶ(一護の場合は「いっちー」、織姫の場合は「プルルン」、白哉の場合は「びゃっくん」[13]など)が、つけたあだ名を忘れることも。非常に足が速く、率先して事を成し遂げようと迅速な行動をとるが、それをすぐに忘れる気楽な性分である。アニメでは卯ノ花烈の生け花教室や山本元柳斎重國の茶会に顔を出すが、休憩に出る菓子を食べて帰る。
上記の通り剣八といつも行動をともにしているが、徐々に出番は減ってきて剣八と一緒でないときも増えてきている。剣八が一護を助けにヤミーの前に白哉とともに現れたときは登場しなかった。また、千年血戦篇でも剣八がユーハバッハ(に化けたRのロイド・ロイド)の前に登場したときも一緒ではなかった。二度目の侵略では勇音と行動をともにしており、治療のためのベッドや物資などを捜索していたときにグエナエルと遭遇し戦闘となる。グエナエルの能力に追い詰められるが斬魄刀を解放し逆に追い詰める。その後、突如現れたグレミィの能力により危機に陥るが、剣八の救援により助かる。グレミィが剣八に意識を集中していたことで動けるようになり、傷の回復のため剣八の指示に従って勇音を追うが、その場に死覇装を残して姿を消す。ジェラルド・ヴァルキリーと交戦する剣八の前に現れて、「あたしをちゃんと使えば斬れない奴はいない」との発言と同時に卍解を伝え、実は剣八の斬魄刀の力の一部が具現化していた存在であることが判明した。
斬魄刀:三歩剣獣(さんぽけんじゅう)
長い毛で覆われた小柄な「前獣」と、黒い布をまとった骨だけの巨大な「後獣」が刀の前後におり、所有者の太刀筋を真似して前獣は鉈のような刀で、後獣は骨で構成された刀で攻撃する。このため、避けようとして間合いを見切れば見切るほど間合いがズレて当たってしまう。この二体は基本は不可視の状態で、「でておいで『三歩剣獣』」の解号で実体化する。
なお、64巻のおまけページによれば、前獣は「モコモコ」で後獣は「ホネホネ」という名らしい。
携帯時は腰には差さず、下げ緒を手に持って引きずっている(一角に無理を言って車輪をつけてもらった)。
鬼厳城 剣八(きがんじょう けんぱち)
身長221センチメートル、体重316キログラム。10月5日生まれ。
元隊長(110年前)。
十代目剣八。旧名は「五助」。『OFFICIAL CHARACTER BOOK 2』の作者のインタビューでは、流魂街出身の荒くれ者だったが隊長に伸し上がって有頂天になっていたところに、更木剣八に挑まれ倒されたとのことである。
アニメのバウント編では、顔出しこそなかったが更木剣八に決闘の末殺害されたことが少し描かれ、慕っていたアニメオリジナルキャラの一之瀬の話では、正義のためにすべてを捧げた人物だった(過去編の悪評からこのことには矛盾が生じる)とのこと。
過去編でも出番はなかったが、「あない、豚みたいな奴」「難儀な奴」と平子に悪口を言われるなど、周りの評判のよくない人物だったことが判明した。また、上の言うことをまったく聞かない(本編の更木剣八でも一応は元柳斎の命令には従い、隊首会にも出席している)人物だったらしく、浦原の隊長就任時に開かれた隊首会をサボり、拳西たちが危機に陥ったため急遽開かれた隊首会にも、ただ一人召集に応じなかったほどである。
なお小説版『Spirits Are Always With You』において、彼の先代は痣城投獄により繰り上がった十一番隊副隊長であり、正式な襲名を経た剣八でなかったことが語られている。
原作では、59巻における更木剣八の回想シーンで一コマだけ登場した。
刳屋敷 剣八
元隊長。
小説『Spirits Are Forever With You』に登場。250年前の隊長で、七代目剣八。BLEACHの登場人物#刳屋敷剣八参照。
痣城 剣八(あざしろ けんぱち)
元隊長。
小説『Spirits Are Forever With You』に登場。八代目剣八。BLEACHの登場人物#痣城剣八参照。

十二番隊編集

隊長は「技術開発局」の局長も兼任している。隊長同士の仲が悪いこともあって十一番隊とは仲が悪い。ただし、剣八の眼帯製作や一角の卍解の擬似的な修繕を行うなどまったく交流がないわけではない。千年血戦篇では、ぺぺやシャズ・ドミノによって「技術開発局」から多数の犠牲者が出た。決戦後の副隊長は阿近が務めている。

涅 マユリ(くろつち―)
声 - 中尾隆聖
隊長・技術開発局二代目局長。
阿近(あこん)
声 - 奥田啓人、三宅華也(少年期)
副隊長・技術開発局副局長・男性死神協会理事。
涅 ネム(くろつち―)
声 - 釘宮理恵
身長167センチメートル、体重52キログラム。3月30日生まれ。好きなものは秋刀魚、嫌いなものはネギ。
元副隊長。一人称は「私」。
寡黙で無表情、常にマユリの後ろに付き添う黒髪の女性。死覇装は今のところ唯一のミニスカート丈。涅マユリが己の義骸技術・義魂技術の粋を集めて作った最高傑作の人造死神にして、涅マユリの娘。正式名称は眠七號(ネムリななごう)で、無から新たな魂を作るという「被魂魄計画・眠(ネムリ)」によって作られた7番目の個体。マユリからは毎回理不尽に虐げられているが、これは彼なりの特殊な愛情表現である。ネムもそれを知ってか知らずか、マユリには決して逆らわずに忠誠を貫いている。中盤以降はマユリからの扱いが多少改善されており、直接暴力を振るわれることはほとんどなくなっている。千年血戦篇ではマユリに対する強い信頼を露わにしており、戦闘においてもマユリとしっかりとした連携を取るなど、二人の関係は比較的真っ当になりつつある。滅却師たちが影を介して出現すると目星をつけたマユリに発光する衣装を着せられていたが、マユリが研究室から戦場に赴きそれに同伴した際には普段の服装に戻っていた。
のちにマユリの手で霊王宮に突入し、出遅れた剣八一行や花太郎と行動をともにし、ペルニダと遭遇するが剣八やマユリが出たために当初は参戦せず、剣八が離脱したあとのマユリの戦いを一角や弓親とともに見守る。その後、マユリの危機を察知して自身も参戦。死神としての能力を組織崩壊の0.8%手前まで引き出し、圧倒的な戦闘能力を見せたが、義魂重輪銃を放った反動で動けなくなった隙を突かれ、全身にペルニダの神経を打ち込まれて粉々に破壊された。食べられる直前に大脳だけはマユリに回収されたため、ペルニダ撃破後に一角や弓親の手で重傷のマユリや剣八とともに肉体保護瓶の中に入れられた。血戦後は、大脳をもとにして眠八號(少女)が誕生している。
従来ならコンおよびほかの義魂たちと同じく死神扱いはされないはずだが、誕生時にマユリの遺伝子情報(血液)をもとに血肉が生成されており、魂も独特のカスタマイズがされているため、マユリの血縁者として認知されている。マユリとは趣味や思考、誕生日など多くのプロフィールが同一となっている。
華奢な外見に反して片手で瓦礫を持ち上げるなど身体能力が高く(アニメやゲームでは体術を駆使して戦う)、生命力を奪われ干乾びてもマユリなら元に戻すことが可能(作中では石田曰く「描写できないこと」をされることで生き返っていた)。腕を高速回転させて、ドリルのようにすることができる。同じ血液なので疋殺地蔵の毒は効かない。副官章の裏には疋殺地蔵用の解毒薬を持っている。
女性死神協会の「副会長代理」として活動している際は、マユリよりも会長のやちるに傾いている模様。また、乱菊にも劣らぬ巨乳で、アニメ228話ではオリジナルストーリーとして現世の海に出かけた際はスクール水着に近い水着を着用していた。
斬魄刀は名前・能力ともに不明だが、ペルニダとの戦いで使用し一コマだけ描かれている。また、イラスト集『All Colour But The Black』でも確認できる。
技:義魂重輪銃(ぎこんじゅうりんじゅう)
自身の魂魄を6%切削し、強力な弾丸として直接撃ち込む技。
久南 ニコ
九番隊の久南白の妹。白を「白お姉ちゃん」と呼んで慕っており、姉にお年玉をあげたり、おやつをせがみに来た白をたしなめたりしている。
曳舟 桐生(ひきふね きりお)
元隊長。
浦原 喜助(うらはら きすけ)
声 - 三木眞一郎
演 - 田辺誠一
元隊長・技術開発局初代局長(110年前)。
零番隊に昇進した曳舟の後任として隊長の座に就き、技術開発局を創設した。
猿柿 ひよ里(さるがき ひより)
声 - 高木礼子
元副隊長(110年前)・元技術開発局開発室長。

十三番隊編集

隊士同士の結束が堅く、暖かい隊風。千年血戦篇では、ハッシュヴァルトによって多数の犠牲者が出た。

朽木 ルキア(くちき―)
声 - 折笠富美子
演 - 杉咲花
隊員→副隊長→隊長。
小椿 仙太郎(こつばき せんたろう)
声 - 遠近孝一
身長183センチメートル、体重75キログラム。9月22日生まれ。
第三席・元隊長代理(その1)。
小椿刃右衛門の息子。流魂街出身。ガサツな性格で声が大きく、白い綱をたすき、捻り鉢巻にしている。浮竹を尊敬しており、いかなるときでもそばにいて付き人のように振る舞う。同じく浮竹を尊敬している清音と張り合っている。
虎徹 清音(こてつ きよね)
元第三席・元隊長代理(その2)。
詳細は四番隊の項を参照。
浮竹 十四郎(うきたけ じゅうしろう)
声 - 石川英郎
身長187センチメートル、体重72キログラム。12月21日生まれ。好きなものは梅干し茶漬け(18巻)、おはぎ(カラブリ+)。嫌いなものはない。趣味は盆栽。瀞霊廷通信内冒険小説「双魚のお断り!」著者(休載しがち、子ども読者あり)。
前隊長。
下級貴族の出身。ルキアの直属の上官で父親のような眼差しで見守る心優しき男。生まれついて病弱で、幼少の頃より肺病を患う。それが原因で髪の色が白く、時折血を吐くため寝込むこともあり、隊首会を休むこともしばしばだが、驚異的な実力と明るく温和で義理堅い性格を持ち、自身の部下のみならず広く慕われている。実は3歳のときに患った肺病で死にかけていたところを、東流魂街の土着神と化していた霊王の右腕ミミハギ様を肺に憑かせたことにより生き延びている。それもあって隊長格の中でも霊圧量が飛び抜けて高く、京楽、零番離殿での修行後の白哉や恋次、病み上がりとはいえ本来の力に目覚めた剣八をも上回る。また、自身が病弱であるためか治療は専門ではないにもかかわらず四番隊顔負けの造詣の深さを誇る。親友である京楽春水とともに「真央霊術院」を出た初めての隊長、元柳斎と卯ノ花に次ぐ、京楽と並ぶ少なくとも250年来からの古参の隊長でもある。「真央霊術院」時代は短髪であったが110年前は長髪を後ろでひとつに結んでいた。師弟関係から、元柳斎を今でも「先生」と呼ぶこともある。白哉とはルキアの上官であるために交流が多く、彼の幼少期を知っている人物でもある。
戦いには「命を守るための戦い」と「誇りを守るための戦い」の2種類があるという持論を持ち、戦いに身を置く者はそれを見極め続けなければならないと考えている。その考えは海燕の危機を前にしても変説することはなく、その考えを説かれたルキアにも影響を与えており、ルキアは一護とグランドフィッシャーとの戦いで思い出していた。
「じゅうしろう」と「とうしろう」で名前の響きが似ており、同じ「シロちゃん」であるため、日番谷を一方的に気に入り、見かけると食べ物(お菓子)をやりたがる。アニメの「死神図鑑」では、2回ほどお菓子をあげている。また、『カラブリ+』では誕生日プレゼントに等身大フィギュアを贈っている。甘めのお茶が好きで最高級の玉露「羽衣」を飲んでいる。羽裏色はうるみしゅ、羽織は袖のあるタイプ。瞳の色は原作では緑色、アニメ・ゲームでは茶色。
部下であるルキアを助けるために京楽と協力し双極の破壊に成功、ルキアを助けることができたものの、師である山本元柳斎との戦いを余儀なくされた。一護が正式に死神代行に任命された際に、その証を一護に渡していた。だが、彼こそが死神代行の制度を考案した張本人であり、その制度は死神代行を監視するためにあったが、一護はわざとそのことを自分に気づかせて選択の道を取らせたと悟っていた。死神代行消失篇で代行証に関わるすべての事実を知った一護が、隊長たちを信じて今後も代行証を所持すると決めたことを京楽から聞かされた際には一護の精神的成長を京楽とともに感じ取った。
破面篇では他隊の隊長格とともに、空座町での藍染との決戦に出陣する。京楽とスタークの交戦をともに見守っていたリリネットをあしらい鍛えている最中、戦況の一変でスタークとリリネットが融合解放し京楽に加勢するが、急に現世に来たワンダーワイスによって胸を貫かれるほどの重傷を負ってしまった。空座町決戦後は、完治した状態が描かれていた。
星十字騎士団との戦いでは、滅却師(顔は描かれていなかったが黒髪風の人物)と対峙していたが、卍解は奪われずに済んだ。二度目の侵攻時には、仙太郎・清音とともに瀞霊廷の外にいて背を向けており、「神掛」のための準備をしていた。その後、瀞霊廷内で京楽と会話する場面で再登場。体中に包帯を巻き、己の臓腑すべてを捧げる「神掛」を行った影響で影が異形のものになっていた。ユーハバッハが霊王を殺害した際には自身を犠牲にして霊王の右腕を解放し、霊王の身代わりとなって世界の崩壊を一旦は防ぐが、ユーハバッハがその力を奪ったために浮竹は倒れてしまった。十年後のシーンでは墓標が描かれ、死去していたことが明らかとなった。
斬魄刀:双魚理(そうぎょのことわり)
二刀の斬魄刀だが、解放前は一振りであり、開放と同時に二振りになる。能力解放とともに刀身が逆十手状になり、柄しが縄で繋がれた二刀一対の刀に変化する。片方の刃で受けた技を、もう片方の刃から放出(たとえば相手の虚閃を吸収して撃ち出すなど)して攻撃できる能力をもつ。スターク曰く、「随分と性悪な能力」であり、アニメオリジナルで霊骸が使ったときは、天鎖斬月の「月牙天衝」はおろか流刃若火の炎をも跳ね返したほどである。二つの刀の間の縄にある五枚の札の力で相手の技のスピード・軌道などをわずかに変え、相手の避けるタイミングをずらすことができる。
GC版ゲーム『黄昏にまみえる死神』では雷の技を、DS版ゲーム『蒼天に駆ける運命』・『黒衣ひらめく鎮魂歌』・『The 3rd Phantom』とWii版ゲーム『白刃きらめく輪舞曲』では水の技を、SCEI全般のゲームでは両方を組み合わせた技を使う。
卍解は作中で未登場のため不明。
解号は「波悉く我が盾となれ 雷悉く我が刃となれ『双魚理』(なみことごとくわがたてとなれ いかずちことごとくわがやいばとなれ『 - 』)」
志波 海燕(しば かいえん)
声 - 関俊彦
身長183センチメートル、体重68キログラム。10月27日生まれ。好きなものはおはぎ、嫌いなものは甘すぎる玉露。趣味は昼寝、特技は友達作り。
元副隊長。
没落した名門貴族「志波家」の長男で、空鶴と岩鷲の兄。流魂街の出ながら1回目で入試に合格し、真央霊術院を2年で卒業。入隊してからわずか6年で副隊長の地位に就くなど(110年前に浮竹から十三番隊の副隊長になってほしいとスカウトされていた)才能に恵まれた人物だった。小説版では、浮竹はいずれは引退して海燕に後を継がせようと思っていたことが判明した。ボニーちゃんの(元)飼い主。ゲーム『BLEACH The 3rd Phantom』の過去篇では、十三番隊に配属される前はかつての市丸や東仙と同様五番隊に在籍していた。奔放で気さくな性格から隊員たちにもよく慕われ、上級貴族の養女という身分と、その優遇措置ゆえに周りの疎外感を抱いていたルキアの心の支えになっていた。部下の面倒見がよく、ルキアの修行にも付き合っていた。どことなく一護に似ていると評されていたが、一護の父である一心が志波家出身であったため、お互いが血縁者であることが判明する。
妻の都を虚メタスタシアによって殺され、自身もメタスタシアに肉体を支配されたところをルキアに刺され戦死、このことがルキアの心に暗い影を落とすこととなった。のちに、彼の死の裏では藍染による虚の死神化の実験があり、海燕はそれに巻き込まれるという形で死を迎えたことが判明した。さらに彼の体は、その経験や記憶ごと破面アーロニーロ・アルルエリによって喰われ、取り込まれた。彼の死後、ルキアが就任するまで十三番隊は副隊長の座は空席であり、仙太郎と清音が副隊長代理を務めた。
斬魄刀:捩花(ねじばな)
水を操る流水系斬魄刀。能力解放とともに三又の槍状に変化。片手首を軸に捩花を回転させ、舞うように槍撃の波濤で敵を攻撃する。作中で海燕自身がその戦闘法で戦った描写はないが、海燕の能力を発現させた破面アーロニーロ・アルルエリが海燕の記憶に基づいて作中でその戦い方を見せている。また、GBAゲーム『紅に染まる尸魂界』では原作に先立って登場している。
解号は「水天逆巻け『捩花』(すいてんさかまけ『 - 』)」
志波 都(しば みやこ)
声 - 島本須美
元第三席。
海燕の妻。才色兼備で、ルキアが憧れていた人物。名前や顔はアニメでしか出ていない。偵察隊として虚メタスタシア(アニメではテンタクルス)の偵察に赴くが部隊は全滅、自らもメタスタシアに胸から下を食われ、絶命した。アニメでは昏睡状態に落ちたまま唯一生き残ったと思われていたが、実はメタスタシアに体を乗っ取られており、操られるままに同僚を斬殺してしまった。海燕を見て一瞬意識を取り戻すも逃亡し、海燕たちが追いついたときにはすでに全身を食われていた。
可城丸 秀朝(かじょうまる ひでとも)
元第六席。
竜之介と志乃の先輩で、眼鏡をかけた男。「見えざる帝国」の尸魂界侵攻の際、ハッシュヴァルトに挑むも斬り捨てられる。
車谷 善之助(くるまだに ぜんのすけ)
声 - 矢部雅史
6月25日生まれ。
尸魂界に連れ去られたルキアに代わり空座町の担当になったアフロヘアーの死神。自称「エリート」死神。空座町に襲来する虚を倒そうとするが、観音寺や夏梨ら「空座防衛隊」や、一護がほとんど虚を倒すため出番がない。「死神図鑑ゴールデン」ではそのことについて苦情を言うものの、逆に連絡係である技術開発局の壷府リンから、一護の邪魔をしないよう釘を刺されて落ち込む姿が見られる。浅野啓吾からはアフさんアフロのおっさん)と呼ばれている。一護には、名前を「イモ山さん」として認知されている。行木と志乃に担当を引き継がせたあとは登場せず、滅却師たちとの決戦にも登場していない。
斬魄刀:土鯰(つちなまず)
能力解放とともに鈴がついたチャクラム状に変化し、殴りつけて地面を操作することができる。当初はGBA版ゲーム『紅に染まる尸魂界』にて判明した。アニメでもカラクライザーの一員となった啓吾と連携してその実力を披露し、最終的には原作においても使用された。
解号は「お早う『土鯰』(おはよう『 - 』)」
行木 竜之介(ゆき りゅうのすけ)
隊員。
車谷の後任として空座町の担当になった死神。気が弱く、虚を倒す自信がない。一撃で戦闘不能になってしまい、虚に殺されそうになるところを、一護たち現世組に助けられる。
小説版では、六番隊の理吉の弟であることが判明した。
斑目 志乃(まだらめ しの)
隊員。
竜之介同様、車谷の後任として空座町の担当になった死神。腕は大したことないのか、虚に殺されそうになりあっさり戦闘不能になってしまう。可城丸が斬り捨てられた際は誰よりも取り乱し戦意喪失していた。一角とは肉親であるが、班目一族は流魂街で毎日斬った張ったを繰り返しており、一角と志乃が物心つく前に次々と親が死んで親戚をたらい回しにされたので、自分たちも妹か親戚かの正確な関係がよく分かっていない。一角を追って真央霊術院に入り、十三番隊に配属された[14]

脚注編集

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  1. ^ リサとは後に再会したとはいえ、京楽自身もまた藍染の手によって部下を失う結果となっている。
  2. ^ 「京楽」姓を名乗っていないのは、父親の死後に母親が元の伊勢家に帰された後に亡くなり、伊勢家の親戚であった老夫婦に引き取られて育ったためである。
  3. ^ 2011年6月9日卵巣がんで逝去。
  4. ^ 学生時代は隠れていなかった。
  5. ^ 死神図鑑では、睡眠さえもやめようとしていた。
  6. ^ カラブリによれば、父親に我々の食べ物でないと教えられたため。
  7. ^ 実際に東仙との戦いでは速度と攻撃力で翻弄された上に藍染には駒村自身が卍解ごと一瞬で倒されており、東仙からは「不便な卍解」と称された。
  8. ^ 53巻での恋次の発言より。アニメではこの台詞はカット。
  9. ^ 班目一角でさえ、このことを聞いた時には織姫に同情していた。
  10. ^ これは彼の流儀でもある。
  11. ^ 破面篇にて卍解を破損した際、その修復を行ったマユリ達技術開発局の局員には知られている。そのため千年血戦篇では、マユリが口を滑らせる形で一護も知ることになる。
  12. ^ 班目一族は流魂街で斬った張ったを繰り返していたため、親が次々と死んで親戚をたらい回しにされたため、一角や志乃自身正確な関係がわからなくなっている。
  13. ^ アニメでは大前田のことはまれりん、小説やゲームではルキアのことはるっきー。
  14. ^ 小説版『BLEACH Can't Fear Your Own World I』より。

参考文献編集

関連項目編集