郎 平(ろう へい、ジェニー・ラン・ピン、Jenny Lang Ping, 1960年12月10日 - )は、中国の元女子バレーボール選手、バレーボール指導者。天津市出身。1980年代の中国女子バレーボールの黄金時代を築いた。

郎 平
Jenny Lang Ping
2021年3月当時の郎平
基本情報
国籍 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
生年月日 (1960-12-10) 1960年12月10日(63歳)
出身地 天津市
ラテン文字 Jenny Lang Ping
身長 184cm
選手情報
愛称 鉄のハンマー
ポジション WS
獲得メダル
中華人民共和国の旗 中国
オリンピック
1984 女子バレーボール
世界選手権
1982 女子バレーボール
1990 女子バレーボール
ワールドカップ
1981 女子バレーボール
1985 女子バレーボール
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来歴・人物 編集

1979年中国女子代表入りを果たした。郎平は世界の代表として1981年ワールドカップ1982年世界選手権1984年ロサンゼルスオリンピックの3大大会全てで金メダルを獲得し、郎平が放つその強力なスパイクは鉄のハンマーと称された。

郎平は1986年に現役を引退したが1990年世界選手権で一時現役復帰し、銀メダルを獲得した後にアメリカへ留学した。

1995年、郎平は中国女子代表の監督に就任し、低迷していた中国女子代表を立て直し同年のワールドカップで銅メダル、1996年アトランタオリンピック1998年世界選手権で銀メダルへと導いた。中国女子代表の監督を退任した後はイタリアセリエAのモデナの監督を務め、2002年バレーボール殿堂入りを果たしている。

2005年、郎平はアメリカ女子代表の監督に就任し、2008年北京オリンピックでは銀メダルを獲得した。同年、アメリカ女子代表監督を退任。

中国代表監督復帰について郎平は、「優秀な指導者が沢山います」と難しくコメントした。 現在は中国リーグ広東恒大の監督に就いている。

2013年4月、中国バレーボール協会が郎平の中国女子代表監督の就任を発表した[1]

2016年リオデジャネイロオリンピックにおいて、郎平は中国女子代表の監督として参加し、金メダルを獲得した。

2017年、郎平は天津体育学院に新たに設立された中国バレーボール学院の院長を就任した[2]

現役当時ドーピングを行なっていたことが公表された[3]date=2023年7月。

球歴 編集

脚注 編集

  1. ^ 中国排球協会. “郎平:接任女排确实纠结 努力完成里约奥运任务”. 2013年4月25日閲覧。
  2. ^ 人民網-體育頻道. “中國排球學院正式揭牌成立 郎平:很榮幸成為首任院長”. 2018年1月6日閲覧。
  3. ^ [1]