釈迦ヶ岳 (鈴鹿)

日本の東西を分ける鈴鹿山脈の中核をなす名峰

釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)は、三重県三重郡菰野町滋賀県東近江市の境界にある標高1,092m鈴鹿セブンマウンテンの一つ。鈴鹿山脈のほぼ中央部に位置する。南側には、国見岳などを挟んで、日本二百名山御在所岳(御在所山)がある。

釈迦ヶ岳(鈴鹿)
釈迦ヶ岳
国見岳から望む釈迦ヶ岳
標高 1091.89[1] m
所在地 日本(滋賀県・三重県)
滋賀県東近江市
三重県三重郡菰野町
位置 北緯35度03分56秒 東経136度26分29秒 / 北緯35.06556度 東経136.44139度 / 35.06556; 136.44139
山系 鈴鹿山脈
種類 隆起花崗岩
釈迦ヶ岳 (鈴鹿)の位置(日本内)
釈迦ヶ岳 (鈴鹿)
釈迦ヶ岳の位置
プロジェクト 山
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概要

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この山の名前の由来は、釈迦の寝姿に似ているところによる。古生層花崗岩の山である。 山麓には朝明渓谷(あさけけいこく)があり、尾高山周辺に三重県民の森が広がる。

鈴鹿国定公園内にある。庵座谷(あんざたに)の登山ルートには、落差40mの庵座ノ滝がある。

登山道

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南側の朝明ヒュッテを基点とするルートが一般的である。 三重県側は崩壊が激しいので、ガレ場などの通行は注意が必要である。

  • 松尾尾根ルート
  • 中尾根ルート(新道)[2]
  • 庵座谷ルート
  • 羽鳥峰ルート
  • 尾高山ルート

北側の八風渓谷から八風中峠を経て山頂に達するルートもある。

地理

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周辺の山

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いなべ市から望む釈迦ヶ岳周辺の山
山容 名称 標高
(m)
三角点等級
基準点名[1]
釈迦ヶ岳からの
方角と距離(km)
備考
  竜ヶ岳 1,099.26  二等
「竜ケ岳」
 北 6.0
  三池岳 971.46  三等
「八風峠」
 北 2.2
  釈迦ヶ岳 1,091.89  三等
「釈迦ヶ岳」
    0
  羽鳥峰 860
南西 1.8
  尾高山 533
 東 2.4
  金山 906
南西 2.8
  水晶岳 954.11  三等
「千草越」
南西 3.6
  国見岳 1,170
 南 4.7
(標高未確定)
  御在所岳 1,212 (一等)「御在所山」
(1209.37 m)
 南 5.4
日本二百名山

源流の河川

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源流となる以下の河川は、伊勢湾と琵琶湖へ流れる。

脚注

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  1. ^ a b 基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2011年4月4日閲覧。
  2. ^ 朝日新聞(2009年5月27日の夕刊)の記事

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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