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概要編集

北部と南部は石灰岩質のなだらかな山であり、御池岳藤原岳山頂付近にはカルスト地形もみられる。藤原岳では大規模な石灰岩の採掘が行われている。一方、中央部の竜ヶ岳南面から入道ヶ岳にかけての範囲は花崗岩質で鋭い山容となっている。三重県側は比較的険しく、滋賀県側はなだらかな山が広がっている。今から200〜100万年前に隆起したとされ、鈴鹿山脈東麓部では逆断層の一部が第四紀後期以降も活動を継続していることが知られている。

最高峰は御池岳 (1247 m) である。山脈で最も有名な山は御在所岳であり、入山者数が最も多い。三重県側菰野町の中腹には湯の山温泉があり、山頂付近までロープウェイが結んでいる。御在所岳山頂には三重県内唯一のスキー場である御在所スキー場がある。また、御在所岳の藤内壁はロッククライミングの名所となっている。かつては北部の藤原岳にもスキー場が存在した。リフト等の設備は一切ない自然のスキー場であった。

一帯は鈴鹿国定公園として国定公園に指定されている[1]

歴史編集

鈴鹿山脈の主な山編集

ほぼ南北に多くの山々が連なる。御池岳や御在所岳からは、西側に派生する尾根がある。

山容 名称 標高
(m)
三角点
等級
御池岳との
距離(km)
備考
  霊仙山 1,083.45  二等   11.8 花の百名山
  烏帽子岳  864.73  二等   5.8
  三国岳  894 814.97m
(三等三角点)
  4.3 岐阜・三重・滋賀県境
  鈴ヶ岳 1,130   1.9
  御池岳  1,247   0 鈴鹿山脈の最高峰
花の百名山
  藤原岳 1,144 (標高未確定)   4.1 日本三百名山
花の百名山
新・花の百名山
  竜ヶ岳 1,099.26  二等   7.1
  三池岳  971.46  三等   10.6
  日本コバ  934.11  三等   10.7
  釈迦ヶ岳 1,091.89  三等   12.8
  羽鳥峰  860   13.5
  尾高山  533   14.3 釈迦ヶ岳の東南東
  国見岳 1,170   16.9 (標高未確定)
  御在所岳 1,212 1209.37m
(一等三角点)
  17.5 日本二百名山
  雨乞岳 1237.67  三等   17.7
  綿向山 1,110   19.5
  鎌ヶ岳 1161   19.7
  入道ヶ岳  905.54  三等   22.8
  仙ヶ岳  961   25.2
  野登山  851.60 (停止)[4]   25.8
  油日岳  693   36 最南端とする
説もある

鈴鹿山脈を源流とする河川編集

源流となる河川は、伊勢湾及び琵琶湖へ流れる。

  • 牧田川一級河川、烏帽子岳・三国岳の源流)
  • 員弁川二級河川、藤原岳・竜ヶ岳の源流)
  • 朝明川(二級河川、三池岳・釈迦ヶ岳の源流)
  • 三滝川(二級河川、御在所岳・鎌ヶ岳の源流)
  • 鈴鹿川(一級河川、鎌ヶ岳以南の源流)
  • 天野川(一級河川、霊仙山の源流)
  • 芹川(一級河川、霊仙山の源流)
  • 犬上川(一級河川、三国岳・鈴ヶ岳・御池岳の源流)
  • 愛知川(一級河川、鈴ヶ岳・御池岳から御在所岳までと雨乞岳・綿向山の源流)
  • 野洲川(一級河川、雨乞岳・綿向山と御在所岳以南の源流)

鈴鹿山脈の主な峠編集

鈴鹿峠(国道1号)、石榑峠(国道421号)及び新名神高速道路を除き冬期閉鎖となる。また総降雨量による通行規制も行われる。

画像編集

脚注編集

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  1. ^ a b 自然保護各種データ・国定公園について環境省
  2. ^ この年に近畿日本鉄道(近鉄)・朝日新聞社名古屋テレビが主催し、地元山岳団体の指導の下で登山教室を実施したことを機に登山者が増えた。
  3. ^ 雲母峰(周辺の山の気象観測点:気象庁)の降水量 - 気象観測データ(2008年9月)
  4. ^ 基準点成果等閲覧サービス 国土地理院、2011年3月9日閲覧

参考文献編集

関連項目編集