金 完燮(きん かんしょう、キム・ワンソプ、김완섭、1963年 - )は、韓国評論家作家・教育家・言論人。

キム・ワンソプ
김 완섭
金 完燮
生誕1963年(57 - 58歳)
大韓民国の旗 韓国 全羅南道光州市
出身校ソウル大学校中退
職業評論家・作家・敎育家・言論人
金完燮
各種表記
ハングル 김완섭
漢字 金完燮
発音: キマンソプ[要出典], キン カンショウ[1][2]
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光州広域市生まれ。サレジオ高校-ソウル大学中退[3]光州事件の市民軍に参加した。

来歴編集

主張と論争編集

慰安婦編集

日本は海外遠征のときに慰安婦を送ることによって軍人と現地住民に配慮しており、侵略軍ではなく解放軍により近い証拠であり、日本軍のヒューマニズムを象徴する証拠として再評価されなければならないと述べている。これに対し、ソウル中央地裁から日本軍慰安婦被害者6人にそれぞれ600万ウォン払うよう命じられる。

閔妃 (明成皇后)編集

明成皇后は朝鮮を滅ぼした亡国の元凶であり、西太后と肩を並べる人物と述べている。これに対し、ソウル中央地裁から明成皇后遺族らにそれぞれ1000万ウォン払うよう命じられる。

安重根・金九編集

安重根は守旧反動派の凶悪犯であり、日本人が伊藤博文を日本の国父と考えず、安重根を仇とすら考えていないことが理解できないと述べ、金九については生まれつきの殺人鬼だと思わずにはいられないと述べている。安重根と金九について、韓国の異常な反日教育が作りだした偽の偉人に思えてならないと述べている。これに対し、ソウル高等検察庁は、虚偽の事実を流布し金九の名誉を毀損したとして起訴した。

竹島問題編集

「良心のない大韓民国! 独島(竹島)は日本に返してやれ」というコラムをインターネット上に掲載した。また、コラムに対して脅迫するコメントなどを書き込んだ1000人以上を訴えるが、ソウル中央地方検察庁は、金完燮が社会通念を逸脱する内容の文章を掲載し、自ら中傷や非難を誘発した面があり、それに対する書き込みは脅迫でなく叱責と解釈されるとし、不起訴処分とした[8]

安全保障編集

日本は再武装して、日韓台・ASEANによる東アジア安保同盟の創設をするべきだと提言している。

『親日派のための弁明』について編集

『親日派のための弁明』は、戦前日本による朝鮮統治について評価、肯定的な見解を述べた評論で、当初は韓国で販売されたが、本の内容が問題視され、青少年有害図書に指定され、金完燮は逮捕された。

日本では、草思社から日本語訳が販売された。販売されると直後に反響を呼び、歴史書としては異例の40万部のベストセラーとなった。2004年11月に扶桑社から文庫本も販売。同時期に『親日派のための弁明2』の日本語訳も販売された。

また、本人は日本での出版を機に来日することを考えていたが、本人の著書によると、『パスポートの更新に応じてくれない』という事から、事実上の出国禁止処分になっている模様である。

作品(出版物)編集

評論編集

  • 『親日派のための弁明』荒木和博荒木信子草思社、2002年。ISBN 4-7942-1152-X
  • 『娼婦論』李幸子、日本文芸社、2002年。ISBN 4-537-25127-1
  • 『日韓大討論』西尾幹二扶桑社、2003年。ISBN 4-594-03994-4
  • 『日韓「禁断の歴史」』小学館、2003年。ISBN 4-09-389651-8
  • 『親日派のための弁明2 英雄の虚像、日帝の実像』星野知美、扶桑社、2004年11月27日。ISBN 4-594-04845-5
  • 『親日派のための弁明』荒木和博・荒木信子・星野知美、扶桑社〈扶桑社文庫〉、2004年。ISBN 4-594-04833-1
  • 『親日派のための弁明2 英雄の虚像、日帝の実像』星野知美、扶桑社〈扶桑社文庫〉、2006年。ISBN 4-594-05225-8

訳書編集

新聞編集

  • 『コスタク新聞』

脚注編集

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  1. ^ 戦後日本における朝鮮史文献目録データベース, 京都大學人文科學研究所
  2. ^ 国立国会図書館
  3. ^ 韓国東亜日報記事
  4. ^ かつては強い反日感情を抱いており、日本語はまったく学ばず、日本を旅行したいとも思わなかった。また対日感情がよいとされる慶尚道の人間を嫌い、阪神大震災を『天罰だ』と歓喜していた(「SAPIO」2002.9.25号)。
  5. ^ 「白凡金九の名誉毀損'親日作家電撃起訴」(朝鮮日報 韓国語)
  6. ^ 金佐鎭将軍名誉傷付けた親日作家、キム・ワンソプ氏を起訴 中央日報日本語版 2006.6,1付記事
  7. ^ 親日作家が敗訴 9600万ウォン賠償命令
  8. ^ a b “「社会通念から外れた金完燮氏の文が誹謗中傷を誘発」” (日本語). 朝鮮日報. (2006年6月1日). http://archive.is/KLtza#selection-319.0-319.25 2014年8月28日閲覧。 

関連項目編集

外部リンク編集