高速有鉛デラックス

日本の雑誌

高速有鉛デラックス(こうそくゆうえんデラックス)は、日本自動車雑誌内外出版社2007年平成19年)8月より隔月刊(偶数月)で刊行している。

概要編集

来歴編集

旧車系のショップで配布されていたフリーペーパー「高速有鉛」がベースで[注 1]、元来は空冷VW車の専門誌「STREET VWs」増刊として創刊されたが、2007年以降単独誌になる。

誌名編集

誌名の「高速有鉛」は、有鉛ガソリンが有毒性から問題視されて自動車ガソリン無鉛化が進められた1970年代に一部自動車に貼付されたステッカーの文言を引用したもので、通常は無鉛ガソリンで走行可能だが高負荷が掛かる高速道路走行時に限り有鉛ガソリン使用を指定された、過渡期のモデルを象徴する文言である。有名輸入車やオイルショック以前の日本製高性能車への人気が高い伝統的な旧車趣味では看過されがちな、1970〜1980年代日本製実用旧車を多く取り上げる本誌の性格を反映したタイトルである。

特徴編集

旧車やJDMUSDM)など既存の雑誌が扱わない車両を積極的に取り上げたり各地で行われる旧車イベントを取り上げるなど、コアなカーマニアが嗜好する雑誌として注目を集めるが、旧車に限らず比較的新しい車種や商用車[注 4]を特集することもある。各号にテーマや特集が設けられ、(特に低年式の日産セドリックグロリアトヨタクラウンなどの特集では)型式や年代、仕様による違いなども事細かに紹介している。

トミーテックトミカリミテッドヴィンテージと関係が深く、開発担当者による「間違いだらけの玩車選び」コーナーが連載されて同社新製品情報も掲載される。担当者自ら「癒着」と揶揄している。記事内では全般にパロディを好む傾向があり、老舗自動車雑誌「カーグラフィック」や、先行する旧車専門雑誌の「ノスタルジックヒーロー」(芸文社)、「Old-timer」(八重洲出版)などもパロディネタにしている。

公式サイト「高速有鉛ウェブ」ではステッカーやライセンスフレームなど「高速有鉛グッズ」を販売している。

Vol36以降からは自動車ペーパークラフトが付属するようになっている。また、ペーパークラフト化される車は有名な名車から立体化が少ないマイナー車まで多種多様。

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ フリーペーパー「高速有鉛」は第六号で発行が停止している[1]
  2. ^ 一例としてY31型系セドリック営業車は27年の長きにわたり生産されてきたが、登場した年代から広義の旧車であるネオヒストリックカーに分類できる。
  3. ^ マツダカスタムキャブ、日産のクルー、トヨタのXS10系3姉妹(初代コンフォートクラウンコンフォートおよびクラウンセダン)が該当。カスタムキャブは1989年発売だが1981年発売のHB型ルーチェがベース、クルーは1993年発売だが1984年発売のC32型ローレル1987年発売のY31型系セドリック営業車がベース。XS10系3姉妹(コンフォート、クラウンコンフォートは1995年発売、クラウンセダンは2001年発売)は1988年発売のX80型マークIIがベース。
  4. ^ 特に多いのは日本のタクシーである。これは、一般の乗用車にタクシー仕様が設定されていた時代の車種が(広義の意味を含む)旧車の範疇であることもあるが[注 2]、タクシー用ノッチバックセダンとしての専用車種も発売時点の旧型モデルをベースとしており[注 3]、2020年時点でベース車種と各派生車種共に同様に広義の旧車の範疇に入る。

出典編集

外部リンク編集