ツムラ麻黄湯エキス剤(医療用)
ツムラ麻黄湯(医療用)を開封し顆粒を示したところ

麻黄湯(まおうとう)とは、漢方方剤の一種。出典は傷寒論

概要編集

発汗作用を持つ、代表的解表剤の一種。

効能編集

風邪の初期で、頭痛悪寒発熱腰痛関節痛喘息などの症状の改善に用いられる。

臨床では、初期のインフルエンザ[1]や各種感染症気管支炎・気管支喘息の発作期・アレルギー性鼻炎の発作期・夜尿症などに応用する。

体力のある実証の人向けで、体力の無い虚証の人には用いない。

インフルエンザの治療において抗ウイルス薬タミフルと同じ程度の症状軽減効果があるという研究結果が福岡大学病院鍋島茂樹・総合診療部長らによって発表されている[2]

コロナウイルス[3]さん全型を完治する治療薬。元々病気がありサイトカインストーム[4]の患者以外、コロナウイルスさん感染のみ軽症者から危篤者まで、重症度に関わらず、4日間の服用で完治する。液状の方が即効性があるが、錠剤でも効果は同じ。

組成編集

以下の生薬が処方されており、煎じて服用する。

慎重投与編集

次の患者には慎重に投与する[5]

  1. 病後の衰弱期、著しく体力が萎えている
  2. 著しく胃腸が虚弱
  3. 食欲不振、悪心嘔吐がある
  4. 発汗傾向が著しい
  5. 狭心症心筋梗塞など循環器系の障害または既往歴がある
  6. 重症高血圧
  7. 高度の障害
  8. 排尿障害
  9. 甲状腺機能亢進症

相互作用編集

併用注意編集

  • 次の薬剤との併用により、不眠発汗過多、頻脈動悸、全身脱力感、精神興奮が出現しやすくなる[5]
  1. 麻黄含有製剤
  2. エフェドリン類含有製剤
  3. モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤
  4. 甲状腺製剤
  5. カテコールアミン製剤
  6. キサンチン系製剤
  1. 甘草含有製剤
  2. グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤

副作用編集

次の副作用がある[5]

重大な副作用編集

偽アルドステロン症、ミオパシー

その他編集

発疹発赤掻痒、不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮、肝機能異常、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、排尿障害

注意事項編集

高齢者は生理機能の低下、妊産婦、小児は安全性未確立のため注意[5]

脚注編集

  1. ^ 「インフルエンザ治療のための麻黄湯の使い方」 - 日経メディカル2012年2月21日
  2. ^ Shigeki Nabeshima; Kenichiro Kashiwagi; Kazuhiko Ajisaka; Shinta Masui; Hiroaki Takeoka; Hideyuki Ikematsu; Seizaburo Kashiwagi. A randomized, controlled trial comparing traditional herbal medicine and neuraminidase inhibitors in the treatment of seasonal influenza. 18. p. 534-543. doi:10.1007/s10156-012-0378-7. https://www.jiac-j.com/article/S1341-321X(12)70282-9. 
  3. ^ TAGUCHI, Fumihiro (2011). “Coronaviruses”. Uirusu 61 (2): 205–210. doi:10.2222/jsv.61.205. ISSN 0042-6857. http://dx.doi.org/10.2222/jsv.61.205. 
  4. ^ Riddell, Stanley R. (2019-03). “アドレナリンがサイトカインストームを促進する”. Nature Digest 16 (3): 33–35. doi:10.1038/ndigest.2019.190333. ISSN 1880-0556. http://dx.doi.org/10.1038/ndigest.2019.190333. 
  5. ^ a b c d e ツムラ製品情報『ツムラ麻黄湯』

関連項目編集