星空への旅立ち (コーリング・オキュパンツ)
「星空に愛を (コーリング・オキュパンツ)」(ほしぞらにあいを、Calling Occupants of Interplanetary Craft (The Recognized Anthem Of World Contact Day))[1]、または「星空への旅立ち (コーリング・オキュパンツ)」(ほしぞらへのたびだち))[2]は、カナダのオルタナティヴ・ロックバンド、クラトゥの歌で、1976年に初のアルバム『クラトゥ』でリリースされた。
「コーリング・オキュパンツ」 | |
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クラトゥ の シングル | |
初出アルバム『クラトゥ』 | |
A面 | Sub-Rosa Subway |
リリース | |
規格 | 7インチシングル |
録音 | 1975年3月-8月 |
ジャンル | スペース・ロック、サイケデリック・ポップ、プログレッシブ・ロック |
時間 | |
レーベル |
ダッフォディル カナダ以外の地域 キャピトル・レコード |
作詞・作曲 |
テリー・ドライパー ジョン・ウォロシャク |
プロデュース | テリー・ブラウン |
海賊ラジオ局であるラジオ・キャロラインでは、夜の放送時の最初に流された。
リリースの翌年に、カーペンターズが160人のミュージシャン・クルーとともに、同曲をカバーした。カーペンターズのバージョンは、イギリスとカナダのチャートではトップ10に達し、アイルランドでは1位にまで上り詰めた。
曲の原点
編集クラトゥのメンバーであり、作曲者の1人であるジョン・ウォロシャクは次のように述べている。
チャート
編集国名 | チャート(1977) | 最高 順位 |
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カナダ | RPM 100 Singles | 45 |
アメリカ合衆国 | Billboard Hot 100[6] | 62 |
アメリカ合衆国 | Cash Box Top 100[6] | 91 |
アメリカ合衆国 | Record World Singles Chart[6] | 100 |
演奏者
編集カーペンターズ・バージョン
編集「星空に愛を (コーリング・オキュパンツ)」 | |
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カーペンターズ の シングル | |
初出アルバム『パッセージ』 | |
B面 |
微笑の泉 ミスター・グーダー |
リリース | |
規格 | 7インチシングル |
録音 | 1977年 |
ジャンル | ポップ・ロック、ソフト・ロック |
時間 | |
レーベル | A&M |
作詞・作曲 | クラトゥ |
プロデュース | リチャード・カーペンター |
カーペンターズのアルバム『パッセージ』に収録されたカバー曲は、世界各国でチャート入りし、後にヒットコンピレーションアルバムのいくつかにも登場した。
歌のタイトルは、カーペンターズのバージョンでのキャッチフレーズ「ワールドコンタクトデーで認められた国歌」の上に記載されており、このカバー曲が成功したことで、カーペンターズのもとには「ワールドコンタクトデー」がいつ開催されるか尋ねる人々から多くの手紙が届いた。
最終的に、この歌はカーペンターズ出演のテレビ番組「スペースエンカウンターズ」の成功へと繋がった。
クラトゥのオリジナル版は様々な生き物の音で始まったが、カーペンターズのバージョンはラジオDJのリクエストショーから始まる。
DJは、電話の発信者を「マイク・レッジャーウッド」と聞き取り、DJがマイクに曲のリクエストを依頼すると、エイリアンの声が反応する。このDJは、長年、カーペンターズの楽曲収録で活躍したギタリストである、トニー・ペルーソが演じた。トニー・ペルーソは 、このトラックのミュージックビデオの冒頭で確認できる[8]。
ボーカルのメロディーはB♭3からG♭5の範囲まである[9][注釈 1]。
この曲のアレンジが、1977年リリースのアルバム『Top of the Pops』や『Volume 62』に収録された。
なお、カバーアートはデザイナーのアンドリュー・プロバートによって描かれた。
チャート
編集国名 | チャート (1977) | 最高 順位 |
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アメリカ合衆国 | Billboard Hot 100 | 32 |
アメリカ合衆国 | Cash Box Top 100 | 23 |
アメリカ合衆国 | Billboard アダルトコンテンポラリー | 18 |
カナダ | RPMトップシングルス | 9 |
カナダ | RPM アダルトコンテンポラリー[10] | 10 |
イギリス | UK Singles Chart | 9 |
アイルランド | Irish Singles Chart | 1 |
ミュージックビデオ
編集2種類のミュージックビデオが存在した。
- スターパレード – 1977年、ドイツのテレビ局が制作。DVD『Gold: Greatest Hits』に収録。
- スペースエンカウンターズ – 1978年。カーペンターズ出演のアメリカのテレビ特番。DVD 『Interpretations』に収録。
演奏者
編集- カレン・カーペンター – リードボーカル、バックコーラス
- リチャード・カーペンター – リードボーカル、バックコーラス、ピアノ、ハモンドオルガン、フェンダー・ローズ・エレクトリック・ピアノ、 ARP Odysseyシンセサイザー。オーケストレーション
- ジョー・オズボーン – バスギター
- トニー・ペルーソ - エレクトリック・ギター。DJ
- ロン・タット - ドラムス
- アール・ダムラー - オーボエ
- グレッグ・スミス - バックコーラス指揮
- ピーター・ナイト指揮ロサンジェルス・フィルハーモニック - オーケストラ、編曲
- その他(クレジットなし) - パーカッション
脚注
編集注釈
編集- ^ カーペンターズのバージョンでは、A♯メジャー/ B♭メジャーの調号。正確に移調、録音されている。
出典
編集- ^ カーペンターズ盤の日本初盤・アルバム『パッセージ』のキングレコード盤(1977年、GP-2055)での表記
- ^ カーペンターズ盤の日本盤セカンドプレス・アルバム『パッセージ』のアルファレコード盤(1978年、AMP-7001)での表記。翌年発売のコンピレーション『ファースト・テン・イヤーズ』(AMP-3001~3)では邦題が「星空に愛を」に戻されている
- ^ The Flying Saucer Reader
- ^ International Flying Saucer Bureau
- ^ Woloschuk, John. “Klaatu Track Facts” (quote used by permission). The Official Klaatu Homepage. 2007年4月18日閲覧。
- ^ a b c Whitburn, Joel (2015). The Comparison Book. Menonomee Falls, Wisconsin: Record Research Inc.. p. 285. ISBN 978-0-89820-213-7
- ^ “The Official Klaatu Homepage”. Klaatu.org. 2016年10月12日閲覧。
- ^ “Carpenters official web site:”. Passage album notes. 2007年10月14日閲覧。
- ^ “The Carpenters '"Calling Occupants" Sheet Music In Bb Major (transposable)”. musicnotes.com. Peer International Corporation. 14 June 2018閲覧。 “Voice, range: Bb3 to F#5.”
- ^ “Item Display - RPM - Library and Archives Canada”. Collectionscanada.gc.ca (1977年11月26日). 2019年2月18日閲覧。