JR貨物V19B形コンテナ(JRかもつV19Bがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)が製造した12ft片側側面、片側妻面開き通風コンテナである。 0番台と5000番台が存在する。

JR貨物V19B形コンテナ
0番台 V19B-1218。 (茨城県/土浦貨物駅にて、2022年12月18日撮影)
0番台 V19B-1218
茨城県土浦貨物駅にて、2022年12月18日撮影)
基本情報
種別 通風コンテナ
所有者 日本貨物鉄道(JR貨物)
製造メーカー 東急車輛製造中国国際海運集装箱
製造年 2003年~2005年2008年~2010年
製造数 5,700個
主要諸元
外面色 赤紫色(JRFレッド)
全長(内寸法) (3,587mm)
全幅(内寸法) (2,314mm)
全高(内寸法) (2,228mm)
荷重t
内容積 18.5 m3
扉位置 片側側面、片側妻面
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概要 編集

 
5000番台 V19B-5237茨城県土浦貨物駅にて、2022年12月18日撮影)

2003年(平成15年)度にV18A形V18B形取替用を目的として800個が製作された。その後2004年(平成16年)度1,000個、2005年(平成17年)度1,500個、2008年(平成20年)度200個が製造された。 2008年(平成20年)度より5000番台が製造され、同年度に1,400個[1]2009年(平成21年)度600個[2]2010年(平成22年)度200個[3]の合計5,700個が製造された。なお、V18A形、V18B形の置き換えが完了したことから、これ以降増備はされていない。 製造は東急車輛製造大阪製作所及び和歌山製作所と中国国際海運集装箱(CIMC)である。 内法寸法は高さ2,228 mm、幅2,314 mm、長さ3,587 mm。最大積載重量は5 t

現状 編集

2012年平成24年)度以降、1~1600の現役個体に対し2016年平成28年)度頃までに、内貼り板を張り替えた。これらの個体には、○の内側に「いた」と書かれたシールが張られた。 その後も1601以降の一部の個体に同様の工事が進められている。 2016年平成28年)度以降、V19C形20G形などで老朽化による安全上の瑕疵や、多額の補修費が掛かる固体の置き換えが進み、用途廃止・廃棄が進んでいる。 2024年令和6年)1月5日現在、3,365個が使用されている。旧東急車輛製造の個体(1~1990と、2001~2900と、3001~3300までの3190個)は、アスベスト含有の為、順に解体処分されている。

参考文献 編集

  • 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトアリル」2004年10月臨時増刊号鉄道車両年鑑2004年版
  • 「JRコンテナ」『貨物時刻表2024』鉄道貨物協会、2024年3月、199頁。全国書誌番号:23204476 
  1. ^ 平成21年3月時刻改正 新しい輸送サービスのご案内”. 日本貨物鉄道株式会社 (2008年12月19日). 2023年9月12日閲覧。
  2. ^ 平成22年3月時刻改正 新しい輸送サービスのご案内”. 日本貨物鉄道株式会社 (2009年12月18日). 2023年9月12日閲覧。
  3. ^ 平成23年3月時刻改正 新しい輸送サービスのご案内”. 日本貨物鉄道株式会社 (2010年12月17日). 2023年9月12日閲覧。

外部リンク 編集

関連項目 編集