KEIRINグランプリ2011(けいりんぐらんぷり・にせんじゅういち)は、2011年12月30日<>に平塚競輪場で行われたKEIRINグランプリの27回目の開催。優勝賞金1億円。

KEIRINグランプリ2011
平塚競輪場・GP
レース詳細
開催日 2011年12月30日(
レース結果
優勝  山口幸二 (岐阜県)
2位  武田豊樹 (茨城県)
3位  浅井康太 (三重県)
2010
2012

出場選手 編集

車番 選手名 登録地 出場要件事項
1 長塚智広   茨城県 第53回朝日新聞社杯競輪祭小倉競輪場) 優勝
2 山口幸二   岐阜県 取得賞金額 第3位
3 佐藤友和   岩手県 取得賞金額 第8位
4 深谷知広   愛知県 第62回高松宮記念杯競輪前橋競輪場) 優勝
5 武田豊樹   茨城県 取得賞金額 第4位
6 伏見俊昭   福島県 第27回読売新聞社杯全日本選抜競輪岸和田競輪場) 優勝
7 浅井康太   三重県 第20回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント弥彦競輪場)・第54回オールスター競輪岐阜競輪場) 優勝
8 成田和也   福島県 取得賞金額 第9位
9 村上義弘   京都府 第64回日本選手権競輪名古屋競輪場) 優勝
誘導員 佐々木龍也   神奈川県

成績 編集

  • 12月30日(金)[2]
着順 車番 選手 登録地 着差 決まり手 上がり(秒) H/B 特記
1 2 山口幸二   岐阜県 差し 11.8
2 5 武田豊樹   茨城県 3/4車身 マーク 11.8
3 7 浅井康太   三重県 微差 12.0
4 8 成田和也   福島県 1車輪 11.4
5 3 佐藤友和   岩手県 1/2車身 11.6
6 6 伏見俊昭   福島県 2車身 11.7
7 4 深谷知広   愛知県 大差 HB
8 9 村上義弘   京都府 落携入
失格 1 長塚智広   茨城県 過失走行[3]

配当金額 編集

枠番二連勝複式 2=4 3000円
枠番二連勝単式 2-4 9000円
車番二連勝複式 2=5 5320円
車番二連勝単式 2-5 17770円
三連勝複式 2=5=7 3860円
三連勝単式 2-5-7 62150円
ワイド 2=5 1210円
2=7 600円
5=7 370円

レース概要 編集

残り1周で一本棒の展開。

最終2センター付近で深谷との間合いを外した浅井が、バックで一気に番手捲り。後方の佐藤の捲りは不発。

武田の仕掛けには乗らず、長塚はインへ。山口がこれを受け止めた直後に、長塚が前輪を浅井の後輪に接触させて落車転倒し、それに乗り上げた村上も巻き添え落車。

直線では浅井の後位から山口が抜け出し、13年ぶり2度目のグランプリ優勝。有坂直樹の37歳を抜く43歳での史上最年長記録を更新した[4][5][6]

写真判定の末、最終3コーナーから捲り追い込みで外を伸びた武田が2着。浅井は微差の3着となった。

エピソード 編集

アクシデント 編集

  • 当初、グランプリ当日に国家独唱を行う予定だった歌手の西城秀樹が12月21日に緊急入院となったことで、一時は同イベント中止と決まった[7]が、25日、Every Little Thingのヴォーカル担当である、持田香織を代役に起用することを決めた[8]
  • ヤンググランプリがメインレースとして組まれた28日、第8レース終了後に車券システム、払い戻しを管理するシステムに障害が発生し、平塚本場ほか同系列のサーバーに属する玉野競輪場と6箇所の競輪場外車券売場の発売、払い戻し機が全台停止したため、第9レース以降の発走時刻が最大で35分遅れるトラブルが発生[9]
  • 村上義弘が落車後、自転車を携えてゴールに向かっている最中に、武田豊樹ファンと自称する少年2人が金網を乗り越えてバンク内に乱入。村上を抜き去り、ゴール後に他の選手と同様ゆっくり周回していた武田に走り寄ったが、2人はすぐに走路係員に取り押さえられた。村上の結果が決定していなかったため一応「競走中の妨害行為」にあたる事象ではあったが、主催者は「重大な支障ではない」としてレースを成立させた。なお武田は主催者に対し、『刺されるかと思った!前代未聞だ!管理がなってない!』と激怒し、レース後に行われた表彰式出席を拒否した[10][11]。なお、年明けに武田は自身のブログで謝罪の言葉を載せた[12]
  • 表彰式終了後、女性カメラマンが場内を回ったカートにひかれ、大腿骨骨折などの大怪我に見舞われる[13]

その他 編集

  • 地上波中継は、「ブラマヨ自転車部」《日本テレビ系列全国ネット》。またtvkでは、CS放送の同時ネットを行った。
  • GP単独の売上は、51億4546万4300円(本場14億7023万7100円 場外36億7522万7200円[14])。
  • シリーズ全体の目標額は128億円だったが、シリーズ三日間の売り上げは118億1937万9800円となった。

参考文献 編集

脚注 編集

外部リンク 編集

KEIRINグランプリ
前回 (2010年 KEIRINグランプリ2011
2011年
次回(2012年
KEIRINグランプリ2010 KEIRINグランプリ2012