Maximum Huavo

INABA/SALASのアルバム
稲葉浩志 > Maximum Huavo

Maximum Huavo』(マキシマム・ウェボー)は、アメリカ合衆国ギタリストであるスティーヴィー・サラスと、日本ボーカリストである稲葉浩志が「INABA/SALAS」名義で発表した2作目のオリジナル・アルバム2020年4月15日VERMILLION RECORDSより発売された[6][7][8][9][10][11][12]

Maximum Huavo
INABA/SALASスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ハードロック
ロック
J-POP
レーベル VERMILLION RECORDS
プロデュース スティーヴィー・サラス
稲葉浩志
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • ゴールド(日本レコード協会[5]
  • スティーヴィー・サラス 年表
    CHUBBY GROOVE
    (2017年)
    Maximum Huavo
    (2020年)
    稲葉浩志 年表
    CHUBBY GROOVE
    (2017年)
    Maximum Huavo
    (2020年)
    ミュージックビデオ
    「Mujo Parade ~無情のパレード~」 - YouTube
    「KYONETSU ~狂熱の子~」 - YouTube
    「Demolition Girl」 - YouTube
    「IRODORI」 - YouTube
    テンプレートを表示

    概要 編集

    前作『CHUBBY GROOVE』から約3年ぶりとなるオリジナル・アルバム。

    初回限定盤に付属する特典DVDおよびBlu-ray Discには、2017年に行われたライブツアー『INABA/SALAS “CHUBBY GROOVE TOUR 2017”』より、ZeppTokyo公演のライブ映像を収録[6][7][8][9][10][11][12]

    アルバムタイトルにもつけられてる「Huavo」とは本来、スペイン語で「卵」という意味の「Huevo」をスラングにしたもので、アメリカではスキーの上級者コースを「タマがついてるやつじゃなきゃ無理なコース」という意味も込めて「Huevos Grande」をつけられ、勇敢で度胸があることの例えに使われる。その「Huevo」を自分たちだけのスラングにしたかったため「Huavo」にした[13]

    タイトルについてサラスは「安全志向や受け身ではなく、勇敢にアグレッシヴに行こうぜ」という意味を込めており[14]、稲葉は「B'zだったらまず付けない[15]」「意味の分からない言葉だし、発音もしづらいし、綴りも間違ってる。でも、そういうところがINABA/SALASっぽくていいかな[13]」と語っている。

    本作発売後ライブツアー『INABA/SALAS "the First of the Last Big Tours 2020"』を開催予定だったが[7][8][9][16]新型コロナウイルスの影響で全公演中止となった[17]

    リリース形態 編集

    通常盤
    CDのみの形態。
    初回生産限定盤
    CD+オリジナルTシャツの形態。
    初回限定盤
    「CD+DVD」及び「CD+Blu-ray」の形態。付属の映像ソフトには、2017年に行われたライブツアー『INABA/SALAS “CHUBBY GROOVE TOUR 2017”』より、ZeppTokyo公演のライブ映像を収録[6][7][8][9][10][11][12]

    収録曲 編集

    CD 編集

    1. Mujo Parade ~無情のパレード~ (4:06)
    2. U (3:37)
    3. KYONETSU ~狂熱の子~ (3:41)
      アルバム発売後の2020年5月27日に公式SNS上にセッション動画を公開した[18][19]。また、セッション動画とコラボできる動画を一般募集し[18]、2020年6月20日に公開した[20][21]。コラボ動画にはB'zおよび稲葉のソロでサポートメンバーを務めた大賀好修が参加している[22]
    4. Violent Jungle (4:23)
    5. Boku No Yume Wa (4:07)
    6. Demolition Girl (3:27)
      日本テレビ系『スッキリ!!』4月テーマソングに起用された[23]
      ミュージック・ビデオの撮影はショー・クラブバーレスク東京にて行われ、所属のダンサーも出演している[24]。監督は前作『CHUBBY GROOVE』収録の「AISHI-AISARE」同様、東市篤憲が担当している[25]
    7. IRODORI (3:18)
      アルバム発売後、新型コロナウイルスの外出自粛に伴い歌詞を一部変更[注 1]して、セッションしている模様を公式SNS上に公開した[26][27][28]
    8. You Got Me So Wrong (3:32)
    9. Bloodline (3:38)
    10. Take On Your Love (3:13)
    11. CELICA (3:52)
      タイトルはトヨタ自動車乗用車トヨタ・セリカ[注 2]を指しており、稲葉がアマチュアバンドだったころ、所属していたギタリストの都合でライブの出演がなくなり、時間だけが余ったためドラマーが所有していたセリカでドライブをした実体験を歌詞にしている[15]
      歌い出しについてサラスから「コウシ、エルヴィス、コウシ、エルヴィス」とエルヴィス・プレスリーを目指すようリクエストがあった[29]
    12. CELEBRATION ~歓喜の使者~ (3:58)

    DVD/Blu-ray Disc (初回限定盤のみ) 編集

    『INABA/SALAS “CHUBBY GROOVE TOUR 2017”』ZeppTokyo公演のライブ映像[6][7][8][9][10][11][12][30][31]

    1. SAYONARA RIVER
    2. 苦悩の果てのそれも答えのひとつ
    3. ERROR MESSAGE
    4. NISHI-HIGASHI
    5. マイミライ
    6. シラセ
    7. ハズムセカイ
    8. 正面衝突
    9. DO YOUR OWN THANG
    10. MOONAGE DAYDREAM
    11. MY HEART YOUR HEART
    12. WABISABI
    13. OVERDRIVE
    14. MARIE
    15. AISHI-AISARE
    16. BLINK
    17. POLICE ON MY BACK
    18. TROPHY

    タイアップ 編集

    参加ミュージシャン 編集

    • 稲葉浩志ボーカル、全曲作詞作曲編曲、Toms(#3.6)
    • スティーヴィー・サラスギター、全曲作詞・作曲・編曲、ベース(#7.12)、Toms(#3.6)
    • フェデリコ・ミランダ:ギター(#12)
    • ブライアン・ティッシードラム(#1-4.8.9.11)、ハイハット(#10)
    • デイヴ・アブラジーズ:ドラム(#5)
    • マット・ソーラム:ドラム&パーカッション(#6)、ファズベース(#6)
    • マット・シェロッド:ドラム(#9)、シンセサイザー(#9)、プログラミング(#9)、トーク・ボックス(#9)
    • ザック・ナジール:ドラム&パーカッション(#7)、プログラミング(#7)
    • シュティー・ゲフェラー:ドラム(#10)
    • マッシモ・ヘルナンデス:ドラム(#12)
    • デイビッド・リーチ:パーカッション(#1.3.5)
    • ケビン・グティエレス:パーカッション(#8)、ミキシング
    • カルロス・タパド・ヴァーガス:パーカッション(#12)
    • サム・ポマンティ:シンセサイザー(#1-4.7-10)、ピアノ(#7)、シンセベース(#5.10.11)、プログラミング(#3.9)、プリプロダクションプログラミング
    • ルー・ポマンティ:シンセサイザー(#1.3-5.10.11)
    • ナード・ベーリングス:シンセサイザー(#3.8)、プログラミング(#3.9)、ミキシング
    • プレクサス・プレイ:シンセサイザー(#3.4.6-8.12)
    • ベン・ムーア:ピアノ(#12)、ソニックス(#7)
    • アルマンド・サバルレッコ:ベース(#1-6.9-11)、アディショナルアレンジメント(#5)
    • ダリアン・ハートソング:ベース(#8)
    • ザ・クリスタル・メソッド:シンセベース(#6)
    • ロッド・ラモット:アディショナルチャントボーカル(#2)
    • ルイス・モンタルベルト・スミス:シンセサイザー(#12)、アディショナルボーカルアレンジメント(#2.12)
    • ティム・パーマー:アディショナルギター(#6)、ミキシング
    • エース・ハーパー:Heys(#6)
    • ジャスティン・シャルツ:マスタリング
    • 小林廣行:プリプロダクションプログラミング

    特典DVD/Blu-rayサポートメンバー 編集

    脚注 編集

    注釈 編集

    1. ^ 「大事な家さえもなくしてしまう」の部分を「自分の家だけが唯一の居場所」に変更している。
    2. ^ スペイン語で「天の、天空の、神の」という意味がある。

    出典 編集

    1. ^ “稲葉浩志×S.サラス、最新アルバムが1位を獲得「ボリュームマキシマムで聴いて」【オリコンランキング】”. ORICON NEWS (オリコン). (2020年4月21日). https://www.oricon.co.jp/news/2160461/full/ 2020年4月21日閲覧。 
    2. ^ オリコン週間 合算アルバムランキング 2020年04月13日~2020年04月19日”. ORICON NEWS. オリコン. 2020年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月17日閲覧。
    3. ^ “【ビルボード】INABA/SALAS『Maximum Huavo』が総合アルバム首位 JUJU/HIMEHINAが続く”. Billboard JAPAN. (2020年4月22日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/87323/2 2020年4月23日閲覧。 
    4. ^ Billboard Japan Hot Albums[2020/04/27 付け]”. Billboard JAPAN. 2020年4月23日閲覧。
    5. ^ 一般社団法人 日本レコード協会「ゴールドディスク認定」”. 日本レコード協会 (2020年4月). 2020年5月17日閲覧。
    6. ^ a b c d “B'z稲葉浩志×スティーヴィー・サラス3年ぶりアルバム、初回盤にZeppライブ映像”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年3月12日). https://natalie.mu/music/news/370838 2020年3月13日閲覧。 
    7. ^ a b c d e “稲葉浩志とスティーヴィー・サラス、新アルバム『Maximum Huavo』リリース”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2020年3月12日). https://www.barks.jp/news/?id=1000179800 2020年3月13日閲覧。 
    8. ^ a b c d e “稲葉浩志×S.サラス、3年ぶり新アルバム4・15発売 ボーカル/ギター交代!?新ビジュアル公開”. ORICON NEWS (オリコン). (2020年3月12日). https://www.oricon.co.jp/news/2157308/full/ 2020年3月13日閲覧。 
    9. ^ a b c d e “稲葉浩志とスティーヴィー・サラスによるINABA/SALAS、約3年ぶりの新アルバム『Maximum Huavo』発売”. rockinon.com (株式会社ロッキング・オン). (2020年3月12日). https://rockinon.com/news/detail/192943 2020年3月13日閲覧。 
    10. ^ a b c d “稲葉浩志×スティーヴィー・サラス=INABA/SALAS、ニューアルバム『Maximum Huavo』を4月15日にリリース”. M-ON! MUSIC (株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント). (2020年3月12日). https://web.archive.org/web/20200621072657/https://www.m-on-music.jp/0000398066/ 2020年3月13日閲覧。 
    11. ^ a b c d INABA/SALAS|ニューアルバム『Maximum Huavo』4月15日発売|Blu-ray/DVD付き仕様はオンライン期間限定10%オフ|稲葉浩志|Stevie Salas(スティーヴィー・サラス) - TOWER RECORDS ONLINE”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2020年3月13日閲覧。
    12. ^ a b c d “稲葉浩志とスティーヴィー・サラスによるINABA/SALAS、新アルバム『Maximum Huavo』発売 初回版にはライブ映像収録”. RealSound (株式会社blueprint). (2020年3月12日). https://realsound.jp/2020/03/post-520932.html 2020年3月13日閲覧。 
    13. ^ a b 『Rolling Stone Japan』第10巻2020年5月号、CCCミュージックラボ株式会社、2020年3月25日。 
    14. ^ 音楽と人』2020年5月号、株式会社 音楽と人、2020年4月3日。 
    15. ^ a b 『be with!』第125巻、B'z Party、2020年3月。 
    16. ^ 稲葉浩志 Official Website 「en-zine」”. en-zine. VERMILLION RECORDS. 2020年3月12日閲覧。
    17. ^ INABA/SALAS “the First of the Last Big Tours 2020” 全公演中止のお知らせ”. B'z Official Website. VERMILLION RECORDS (2020年12月7日). 2020年12月7日閲覧。
    18. ^ a b “稲葉浩志×スティーヴィー・サラスが新たなセッション動画を公開、ファンによるコラボ動画を募集”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年5月27日). https://natalie.mu/music/news/380761 2020年6月7日閲覧。 
    19. ^ INABA/SALAS (27 May 2020). INABA / SALAS “KYONETSU 〜狂熱の子〜” session. 2020年6月7日閲覧
    20. ^ “稲葉浩志×スティーヴィー・サラスがリスナーとコラボした新たなセッション動画公開”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年6月20日). https://natalie.mu/music/news/384179 2020年6月24日閲覧。 
    21. ^ INABA/SALAS (20 June 2020). INABA / SALAS “KYONETSU ~狂熱の子~” Session with... 2020年6月24日閲覧
    22. ^ https://www.instagram.com/p/CBsX1YyHdGY/
    23. ^ INABA/SALAS アルバム収録曲「Demolition Girl」・ 日本テレビ系『スッキリ』4月テーマソングに決定!!”. B'z Official Website. VERMILLION RECORDS (2020年3月31日). 2020年3月31日閲覧。
    24. ^ burlesque_rpgのツイート(1245195925753982977)
    25. ^ iamcrazydpのツイート(1245189068347944960)
    26. ^ “稲葉浩志×サラス、自宅セッション動画公開 「IRODORI」の歌詞を一部書き換え”. ORICON NEWS (オリコン). (2020年4月16日). https://www.oricon.co.jp/news/2160159/full/ 2020年4月16日閲覧。 
    27. ^ “INABA/SALAS、新曲「IRODORI」の自宅スタジオセッション動画を公開”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2020年4月16日). https://www.barks.jp/news/?id=1000180172 2020年4月17日閲覧。 
    28. ^ INABA/SALAS (16 April 2020). INABA / SALAS “IRODORI” session. 2020年6月7日閲覧
    29. ^ “【インタビュー】INABA/SALAS、2ndアルバム誕生「チャレンジしてみることで新しい扉が開ける」(3)”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2020年4月14日). https://www.barks.jp/news/?id=1000180171&page=3 2020年4月14日閲覧。 
    30. ^ INABA/SALAS NEW ALBUM「Maximum Huavo」2020年4月15日リリース決定!!”. B'z Official Website. VERMILLION RECORDS. 2020年3月13日閲覧。
    31. ^ 稲葉浩志 Official Website 「en-zine」”. en-zine. VERMILLION RECORDS. 2020年3月13日閲覧。

    外部リンク 編集