QUIZ』(クイズ)は、2000年4月14日 - 6月23日TBS系で金曜22:00 - 22:54(金曜ドラマ)に放送されていたテレビドラマ刑事ドラマ)である。全11話。

QUIZ
ジャンル テレビドラマ
脚本 相内美生
飯野陽子
関えり香
演出 今井夏木
生野慈朗
難波一弘
福澤克雄
那須田淳
出演者 財前直見
内藤剛志
鈴木紗理奈
内山理名
冨田賢太郎
森口瑤子
生瀬勝久
竜雷太
エンディング kirari 「Toy Soldiers」
製作
プロデューサー 那須田淳
植田博樹
制作 TBS
放送
放送国・地域 日本の旗 日本
放送期間 2000年4月14日 - 6月23日
放送時間 金曜22:00 - 22:54
放送枠 金曜ドラマ
放送分 54分
回数 11
QUIZ・あらすじ - TBS Drama Archive
テンプレートを表示

ストーリー編集

東京都多摩市の閑静な住宅街で発生した誘拐事件。正体不明の誘拐犯は、両親や警察をあざ笑うかのように、次々とクイズを出題しては関係者を振り回していく。警視庁刑事部捜査第一課・SIT所属の桐子カヲル警部は、多摩東警察署刑事課の白砂竜太巡査部長らと共に、電子メールで届く誘拐犯からのクイズを解きながら事件の真相を突き止める。

キャスト編集

警察関係者編集

桐子カヲル
演 - 財前直見
警視庁刑事部捜査第一課CIT特殊犯担当警部。4月18日生まれ。誘拐捜査の第一人者だが、人の心が読めすぎてしまうため、自ら社会から隔離し精神病院に暮らす。
極端な子供至上主義で、狂気じみた行動をとることも。過去にトラウマあり。自他ともに厳しくもあり、8話で中森あゆみが1人の女として石原滋郎と共に新しい人生をやり直したかったという動機で便乗犯になった事を家族や周りにせいにして被害者ぶった勝手な言い訳と唾棄した。またあゆみをかわいそうと思った生徒達がもっとかわいそうと言った他、「子供はどんな理由でも悪い事は悪いと教わるし、人を殺しておいて泣いて同情を引く刑事ドラマのラストと現実は違う上に大人も子供と同じように罪は罪として受け入れる」として白砂と生徒達の前で手錠をかける姿を見せつけた。これにはあゆみが自身と似ていた事もあり、白砂にはあゆみを含めた大人を必要以上に傷付けることで自分自身も傷付けている自虐行為を指摘された。
白砂竜太
演 - 内藤剛志
多摩東署刑事課部長刑事。いつもマイペースで周囲を和ませる人物。不器用だが刑事としては優秀。同時にお人好しでもあるが、時に事件解決のために熱くなる。
3年前の夏に妻子がいたが、担当した迷宮入り寸前の通り魔事件解決に有頂天になり、家庭をないがしろにした結果、慣れない土地での生活のプレッシャーや寂しさを抱えていた妻はパチンコ中毒になってしまい、店に同行していた5才の息子・ケンタが川に落ちたパチンコ玉を拾おうとして溺死。妻も後追い自殺をはかり、家庭を失ってしまった過去を持つ。なお、2人が眠る墓は鳥取の田舎にある。
桐子とは無線機越しで知り合い、5話で顔を合わせる。
緒沢在昌
演 - 生瀬勝久
多摩東署刑事課長。東大卒のインテリで融通が利かず、自信家で女性無視。6年前に管内で起きた誘拐事件を1日で解決した経験を持つ。当初は人間的に嫌いなカヲルの捜査のやり方に反発するが、事件を通して白砂と共に良好な関係を築いていく。9話では長期戦となった誘拐事件に苛立ちと焦りを募らせるあまりに約束の時間にくいずメールが送られない事に対してパソコンが「壊れているんじゃないか!?おい!」と掴みかかった。10話ではカヲルが森村との作戦で金塊密輸の犯人をわざと見逃した事で一時的にカヲルを真犯人だと思ってしまった事もあったが、作戦によって後藤が犯人の一味である事が判明し、捜査本部では事前にカヲルから真実を聞かされていたためか、苦い表情を見せていた。その後、動揺して銃を発砲した後藤からカヲルを身を挺して守るが、弾は足に命中して負傷してしまう。後藤が自殺した後は捜査をカヲル達に委ねて入院するが、連続誘拐事件が発生した事をニュースで知り、松葉杖を突きながら強引に病院を抜け出して森村と共にカヲルがいるスーパー菅井に急行。最終話でカヲルの無線連絡を通じて犯人のクイズによって、真犯人が子供達であった事を捜査一課の刑事達と共に知る。すべての真相を知った後は白砂と森村、刑事達=これまで事件と向き合ってきた者達として本当の事件解決のために子供相手に催涙弾を使って突入しようとする機動隊を全力で阻止した。
蓮見礼二
演 - 竜雷太
警視庁刑事部捜査第一課管理官。長年刑事畑を歩んだベテラン。桐子の能力を評価し理解しているが、2人の関係は謎でカヲル曰く「体だけの関係」とのこと。常にサングラスで青い右目を隠している。実は高野生達と後藤刑事とは共犯で誘拐事件のもうひとりの黒幕。
3話の時点で後藤刑事の頭の中を読もうとしたカヲルを制止している。
森村優作
演 - 冨田賢太郎
警視庁刑事部捜査第一課SITの若手刑事。カヲルの監視役として今回の事件にかかわる。3話では蓮見の公開捜査と記者会見を一時的に遅らせるために500円玉を使った賭けでカヲルを勝たせるなどの気転を見せた。このとき使った500円玉は裏表ともに数字がある2枚重ねで接着した物で、どちらの向きでもカヲルが勝てるように細工が施されていたが、このイカサマは蓮見が彼の気持ちに免じて見逃された。また中学受験組で立栄学院に通う子供の親達が異常に見える桐子には優作のとっての普通は本当の普通なのかという事も指摘された。
市井沙俊
演 - 河原さぶ
多摩東署刑事課所属の老刑事。
後藤真希男
演 - 温水洋一
多摩東署刑事課所属の刑事。3歳の時に父親が家を出ていったきり、母親に育てられた過去を持つ。2話では高野啓が用意したヘリに緒沢と共に搭乗して便乗犯が送り付けたクイズメールの答えを探した。また生の誘拐事件で精神を病んだ舞が白砂を刺した際は、高野家に仕掛けてある監視カメラに電車が引き起こす30秒のノイズを童謡の「鳩ぽっぽ」とシンクロする形で発見した事を捜査一課に教え、白砂救出作戦を立ち上げた。
実は誘拐事件の真犯人の内通者で、捜査本部の情報を入手して一課の行動を先読みするなど裏で暗躍していた。
10話でカヲルと森村の作戦で内通者である事を炙り出されてしまい、錯乱してカヲルを射殺しようとするが、緒沢が身を挺して庇った事で失敗。
白砂を助けた事からカヲルには殺人のできない人間と評されたが、石原滋郎や宮部夏彦の残虐な殺害方法から一連の犯罪を実行させた黒幕を指摘された事もあって最後は「自分にだって殺人もできる。すべては俺がやった事なんだ」と悲しげに虚勢を張り、自身の銃を口に押し当て自殺した。
中澤裕二
演 - 樋渡真司
多摩東署刑事。
保田圭司
演 - 松浦隆
多摩東署刑事。
安倍なつき
演 - 佐藤二朗
多摩東署刑事。
辻希一
演 - 中根徹
多摩東署刑事。
加護亜二朗
演 - 井出勝己
多摩東署刑事。
飯田圭太
演 - 小山彰一
多摩東署刑事。
矢口真吾
演 - 荻原紀
多摩東署刑事。
植木淳
演 - 山田明郷
警視庁刑事部捜査第一課長。

事件関係者編集

立栄学院大学付属小学校編集

中森あゆみ
演 - 鈴木紗理奈
生のクラス担任。26歳。母が理事長を勤める名門小学校卒、名門私立大卒で教師歴4年。仕事への情熱はない。ブランド好きで見えっぱり。
実は過去に厳しい校則を持つ名門校の理事長を勤めていた母親からネグレクトにあっており、この時に8歳だったあゆみはゲームセンターでカメラ好きの「由利恭平」と名乗っていた石原滋郎と出会い、母親の不倫する姿を盗撮。その写真を自身が通っていた小学校にばら撒き、母を首吊り自殺に追い込んだ。この時、初めて母が自分だけの母になったという実感を持つ。以来、石原とは18年間の共犯者と浮気相手の関係にあった。ドラマ後半、夜中に会って3分もしない男2人を相手にカーセックスするなど、彼女を監視する白砂を驚かせた他、石原が死んだ事を知った直後に真犯人の一味に襲われ、飛び降り自殺をしようとするが、「しなければならない事をしないで勝手に死ぬのは卑怯だ!」という白砂の怒り混じりの説得によって思い留まる。その後は白砂と共に小学校に行き生徒達に事件に関わっていた事を告白。謝罪後、学校を退職。その後は警察に逮捕され、石原が誘拐事件のクイズを知った経緯をカヲルに聞かれるが、彼女自身はその詳細を知らなかった。面会では校長と共にクビになった島津教頭に学級日誌を渡されて真犯人に気付くが、蓮見に首を抑えられて気絶する。最終回では気絶から目覚めて警察に連絡するよう頼んだ他、刑務所で真犯人であった生徒達の手紙を読む場面がある。
島津起一郎
演 - 佐藤正宏
教頭。

高野家とその関係者編集

高野舞
演 - 森口瑤子
英会話講師で誘拐された子供・生の母。TVや雑誌に露出するほど社交的。仕事上のパートナーである宮部夏彦とは愛人関係にある。1話で白砂がクイズメールを読み上げた際には答えである英語の鳥籠=CAGE(ケージ)=刑事というカマをかけられ、無線機越しで高野邸を監視する捜査員共々、激しく動揺してしまうが、桐子の気転で白砂に落ち着かされる。
高野啓
演 - 村井克行
国立医大卒の精神科医で京明大学病院勤務。人当たりは良いが、優柔不断な面も。8年前に結婚。実はその2年前=10年前には桐子カヲルを診察・治療していた医師で恋人の関係になっていたが、事故で記憶喪失と2年間の意識不明になり、彼が医者と患者の関係ではなくなった事を知った両親によって桐子と同棲していたアパートを無理やり引き払われた過去を持つ。さらに桐子は啓の子共を授かっていたが、ショックで錯乱していた桐子によって堕胎させれてしまう。このため、一時は桐子を犯人だと疑ってしまう。
高野生
演 - 神木隆之介
舞と啓の息子で下校中に誘拐される。実は誘拐事件の真犯人で、一連の事件はクラスメイト達と後藤刑事と仕組んだ自作自演だった。
宮部夏彦
演 - 羽場裕一
英会話学校の理事で舞の仕事上のパートナー。女好き。金儲けのためならなんでもやる男。しかし、舞に対する愛情は本物であり、10話で水蒸気で殺された際には死に際に舞の名前を何度も呼んでいるなど決して悪人とは呼べない部分もあった。

柴崎家編集

柴崎真理
演 - 浅香唯
柴崎正宗
演 - 光石研
柴崎なつめ
演 - 斉藤みやび

菅井家編集

菅井ツヤ子
演 - 岡本麗
ひきこもりの恭子を「もうひとりの自分」としている。
菅井芳夫
演 - 保積ぺぺ
菅井恭子
演 - 星野真里
芳貴の姉。16歳でトイレとパソコンがある部屋にひきこもっている。荒んだ私生活を送っている中、事件の誘拐実況生中継という掲示板を作り上げ、向かいの高野家を監視していた。5話ではツヤ子が自殺するために部屋を放火、自分のせいにして逃げるよう促されるが、ツヤ子と共に留まる。掲示板はその後、犯人によってコピーされ、海外のプロバイダー経由で閉鎖されても増殖し続けるものに作り替えられた。さらに捜査本部にいる内通者によって刑事達の個人情報まで書き足された。
父・芳夫が知らない芳貴のプール教室の名前がドルフィンである事を知っている。
菅井芳貴
演 - 東海孝之助

石原家編集

石原綾
演 - 矢部美穂
慎吾と伸の母。19歳の時に結婚した美人妻。滋郎とあゆみの関係には8年前から気付いており、見て見ぬふりをしていた。
石原滋郎
演 - 徳井優
慎吾と伸の父で、2人の担任である中森あゆみとは18年間の長い不倫関係にあった。かつては「由利恭平」という名でカメラ好きの売れないモデルをしていて当時8歳の中森あゆみとゲームセンターで出会い、あゆみと共に彼女の母親の不倫を盗撮して自殺に追い込んだ過去を持つ。高野生の誘拐事件に便乗して身代金6千万円を奪ってあゆみと逃亡するつもりでいたが、芦ノ湖で6千万円を回収した後、真犯人から連絡を受けて「使えない6千万を使えない3千万円と交換する」という条件を飲み、立栄学院大学付属小学校へと向かい、スタンガンと催涙スプレーを使って3千万円も奪って9千万円にしようする。
しかし、潜伏していた小学校の体育館で犯人によって生きたまま、100本の矢で射殺されるというあまりにも凄惨な最期を遂げた。
真犯人が送り付ける件名「くいずです」というひらがなのくいずメールに対して、便乗犯の彼が送り付けるメールは件名「クイズです」というカタカナのクイズメールとなっている。これは真犯人のくいずメールを耳で聞いていたため、犯人のくいずがカタカナのクイズだと誤解していた事に由来する。なお、件名以外はすべてひらがなという点のみ共通している。
石原慎吾
演 - 松崎駿司
石原伸
演 - 根本天翔

その他編集

演 - 内山理名
謎の少女。姿は少女時代の桐子カヲルそのもの。桐子の中の妄想の存在ではなく、超常の存在として描かれる。ときに「もう人殺しはさせない」と桐子の心に呼びかける。

スタッフ編集

サブタイトル編集

放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率[1]
Question 1 2000年4月14日 史上最悪の誘拐犯てだあれ 相内美生 今井夏木 14.5%
Question 2 2000年4月21日 絶対成功する身代金の奪い方は 関えり香 14.5%
Question 3 2000年4月28日 あなたを絶対死なせない 飯野陽子 那須田淳 11.8%
Question 4 2000年5月5日 公開捜査、1秒前 難波一弘 12.6%
Question 5 2000年5月12日 真犯人登場 便乗犯の死 相内美生 今井夏木 11.5%
Question 6 2000年5月19日 桐子、疑わしい過去 関えり香 福澤克雄 10.4%
Question 7 2000年5月27日 18年間の共犯者 飯野陽子 生野慈朗 10.9%
Question 8 2000年6月2日 第2の誘拐だーれだ!? 相内美生 今井夏木 13.4%
Question 9 2000年6月9日 ママの過去は風俗嬢 関えり香 難波一弘 11.9%
Question 10 2000年6月16日 まさかおまえが!
史上最悪の誘拐犯逮捕の日
飯野陽子 福澤克雄 13.2%
Answer 2000年6月23日 ぼくたちはここにいるよ 相内美生 今井夏木 14.7%

逸話編集

  • 犯人の正体については、最終回まで出演者やスタッフには明かされないまま製作された[2]
  • ドラマ『ケイゾク』に出演していた役者が多く、また、メインキャスト以外の警察官の役名が、当時のモーニング娘。のメンバーをもじったものになっていた[独自研究?]
  • 番組タイトルの題字は『ケイゾク』繋がりで中谷美紀の手によるものである。[要出典]
  • 桐子役である財前直見の談によると、桐子の衣装は財前のピックアップであり、映画『マトリックス』のイメージを参照したとのこと[要出典]
  • ドラマでは、クイズとして犯人が誰かを当てるクイズを視聴者に出題したが、答えが意外すぎて当選者はいなかったと発表された[どこ?]

関連書籍編集

脚注編集

  1. ^ 「テレビ視聴率季報(関東地区)」ビデオリサーチ。
  2. ^ TBS ishopのDVD解説より。

外部リンク編集

TBS 金曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
金曜日の恋人たちへ
(2000.1.14 - 2000.3.17)
QUIZ
(2000.4.14 - 2000.6.23)
Friends
(2000.7.7 - 2000.9.15)