SBIレミット
SBIレミット株式会社(エスビーアイレミット、英: SBI Remit Co., Ltd.)は、SBIホールディングス傘下で国際送金業を中核とする第二種資金移動業者[1]。本社所在地は東京都港区六本木。2010年設立[1]。
![]() 本社が入居する泉ガーデンタワー | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
![]() 〒106-6019 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー 13階 北緯35度39分52.4秒 東経139度44分22.4秒 / 北緯35.664556度 東経139.739556度座標: 北緯35度39分52.4秒 東経139度44分22.4秒 / 北緯35.664556度 東経139.739556度 |
設立 | 2010年8月24日 |
業種 | その他金融業 |
法人番号 | 9010401089532 |
事業内容 |
国際送金業(第二種資金移動業 登録番号:関東財務局長 第00008号) 電子決済等代行業(登録番号:関東財務局長〈電代〉第104号) |
代表者 |
安藤伸生(代表取締役会長) 木村美礼(代表取締役社長) |
外部リンク | SBIレミット株式会社 |
概要編集
2010年4月に施行された資金決済法に基づく資金移動業者として金融庁に登録を行い、同年12月に、1回あたりの送金金額100万円を上限とした少額海外送金業務を開始。法令施行直後の営業開始と、2020年7月に累計額が1兆円を突破したこと等により、資金移動業者でも大手老舗の一角と言える。
相対的に安い手数料で、東南アジア諸国への郷里送金に強くネイティブスタッフが多数在籍。各国語対応のカスタマーセンターを保有、日本語のみならず母国語での応対が可能。
技能実習生を監理している監理団体、協同組合との連携が強。
特徴編集
- 利用者の用途に合わせて、インターネットやATM、コンビニなどから送金依頼が行える。
- 受取方法は2種類あり、銀行口座受取と現金受取から選択する。
- 銀行口座受取はSBIレミットが東南アジアの主要行をコルレスとして提携。
- 現金受取とはMoneyGram社提携店(現地代理店)にて受取人本人が現金で受け取れるサービスで、受取人に関して銀行口座が不要、最短10分での受取が可能。同社をはじめ、様々な送金会社や銀行と提携していることで、世界200以上の国と地域に送金ネットワークを有す。
銀行口座受取編集
銀行口座受取・現金受取サービスが利用可能な国は下記の通り。
フィリピン、中国、ベトナム、インドネシア、タイ、ミャンマー、カンボジア、ブラジル、ペルー、ネパール、スリランカ
※現金受取サービスのみ利用可能な国は、全世界に多数あり。
沿革編集
- 2010年12月 - 国際送金サービス開始。ウェブサイトオープン
- 2011年1月 - コンビニ送金サービス開始
- 2011年11月 - フィリピンへの銀行口座あて送金サービス開始
- 2012年1月 - 中国への銀行口座あて送金サービス開始
- 2012年2月 - ネパールへの銀行口座あて送金サービス開始
- 2014年2月 - ペルーへの銀行口座あて送金サービス開始
- 2015年4月 - スリランカへの銀行口座あて送金サービス開始
- 2015年7月 - 国際送金の送金累計額が1,000億円を突破。ブラジルへの銀行口座あて送金サービス開始
- 2016年9月 - 国際送金の送金累計額が2,000億円を突破
- 2016年11月 - インドネシアへの銀行口座あて送金サービス開始
- 2017年5月 - ベトナムへの銀行口座あて送金サービス開始
- 2017年6月 - 初の分散台帳技術(DLT)を活用したタイへの銀行口座あて送金サービス開始
- 2017年10月 - ミャンマーへの銀行口座あて送金サービス開始
- 2017年7月 - 国際送金の送金累計額が3,000億円を突破
- 2018年2月 - 国際送金の送金累計額が4,000億円を突破
- 2018年9月 - 国際送金の送金累計額が5,000億円を突破
- 2018年10月 - インドへの銀行口座あて送金サービス開始。ナイジェリア・ガーナへの銀行口座あて送金サービス開始
- 2019年2月 - 国際送金の送金累計額が6,000億円を突破
- 2019年7月 - 国際送金の送金累計額が7,000億円を突破
- 2019年11月 - 日本・ベトナム間で初の分散台帳技術(DLT)を活用した送金サービス開始[2]
- 2019年12月 - 国際送金の送金累計額が8,000億円を突破
- 2020年1月 - 島根銀行がSBIレミットの国際送金サービスを取扱い開始
- 2020年2月 - 福島銀行がSBIレミットの国際送金サービスを取扱い開始
- 2020年3月 - 筑邦銀行がSBIレミットの国際送金サービスを取扱い開始
- 2020年4月 - 国際送金の送金累計額が9,000億円を突破
- 2020年7月 - みちのく銀行がSBIレミットの国際送金サービスを取扱い開始
- 2020年7月 - 国際送金取扱い累計額が1兆円を突破
- 2020年9月 - フィリピンモバイルマネー「GCash」の送金サービスを提供開始
- 2021年1月 - 国際送金サービスをローソン銀行ATMで取り扱い開始[3]
- 2021年6月 - 海外送金経験者が選ぶ「おすすめしたい海外送金サービス」で第1位を獲得
- 2021年7月 - SBIレミットとSBI VCトレード、日本初となる暗号資産を用いた 国際送金サービスを展開開始[4]
- 2021年8月 - ゆうちょ銀行ATMとCAFIS経由で接続を開始[5]
- 2022年9月 - マネータップ社を吸収合併