FOMA SO903iTV(フォーマ・エスオー きゅう まる さん アイ ティー ブイ)は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現・ソニーモバイルコミュニケーションズ)によって開発された、NTTドコモ第三世代携帯電話 (FOMA) 端末製品である。

NTTドコモ FOMA SO903iTV
キャリア NTTドコモ
製造 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
発売日 2007年6月22日
概要
OS Symbian OS v8.1 + MOAP(S)
音声通信方式 FOMA (W-CDMA)
(800MHz,2GHz)
形状 折りたたみ式
サイズ 111 × 50 × 19.9 mm
質量 138 g
連続通話時間 約160分(音声電話時)
約90分(テレビ電話時)
連続待受時間 約590時間(静止時)
約450時間(移動時)
外部メモリ microSD
(2GBまで:ドコモ発表)
日本語入力 POBox
赤外線通信機能 あり
Bluetooth なし
放送受信機能 ワンセグ対応
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 ワイドQVGA
(240×432ドット
サイズ 3.0インチ
表示色数 約26万2144色
サブディスプレイ
方式 有機EL
解像度 36×128ドット
サイズ 1.1インチ
表示色数 モノクロ
メインカメラ
画素数・方式 約200万画素CMOS
機能 AF対応(静止)
サブカメラ
画素数・方式 約11万画素CMOS
機能 -
カラーバリエーション
プリリアントレッド
メタルブラック
ピュアホワイト
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

概要 編集

  • AQUOSケータイに対抗し、通称「BRAVIAケータイ」。SO903i等に搭載されたRealityMAXは搭載していない。代わりにソニーとソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが共同開発したモバイルBRAVIAエンジンが搭載されている。また、液晶パネルを新開発。カラーフィルタを一新し、色再現領域がNTSC比約90%、従来比150%に拡大された。視野角も上下左右160度となった。さらに、半透過型液晶を採用し、画面のコーティングも映り込みを抑える多層型コーティング技術「ARコート」を採用した。
  • スピーカーにはデジタルサウンドエンハンサーを採用。低音領域を音響心理学的に補完するBass Enhancement効果がある。また、ノーマル、ナチュラル、ニューススポーツ映画音楽の6つの音質モード(サウンド効果)がある。背面、側面の4方向から音が出る。
  • iアプリライフタイムカレンダー、「みんなのGOLFモバイル」、「DCMX」、「iD」等をプリインストールする。
  • SonicStageからの楽曲転送に対応している。ただし、対応コーデックは著作権保護されていないAACのみとなり、ATRACは転送できない。イコライザなどの付加機能もSO903iに比べて貧弱である。バックグラウンド再生には非対応のため、「iモード」及び「メール」関連の機能は楽曲再生と同時に実行は出来ない。
  • 903iシリーズとして発表されたものの、発売は後に発表された904iシリーズよりも後となった。

ワンセグ機能 編集

  • 液晶 - 3インチ16:9フルワイド液晶
  • 技術 - モバイルBRAVIAエンジン・Bass Enhancement
  • 録画機能 - 内蔵メモリに最大約30分以上録画可能(予約録画・外部メモリへの録画も可能)
  • 再生機能 - タイムシフト再生・追いかけ再生・録画しておいた番組を1.3倍で早見再生
  • スタイル - ヒンジの軸をずらす構造のため、液晶画面を表にして折りたたんだ際に、15度の角度をつけて置くことができ、より快適に視聴することができる。
  • アンテナ - 本体側面にある。アンテナを立てると、その下にあるワンセグ専用キーで操作可能。
  • ワンセグ対応FOMAとして最薄の19.5mm2007年1月15日現在)と発表されているが、パンプレットには19.9mmと記載されている。
主な対応サービス
DCMXおサイフケータイ うた・ホーダイ 着うたフル着うた デジタルオーディオプレーヤー(AAC)※
直感ゲームメガiアプリ Music&Videoチャネルビデオクリップ 3Gローミング プッシュトーク
FOMAハイスピード GPSケータイお探し デコメールデコメ絵文字 iチャネル
着もじ テレビ電話キャラ電 電話帳お預かりサービス フルブラウザ
おまかせロックバイオ認証 外部メモリーへiモードコンテンツ移行 トルカ iC通信iCお引越しサービス
きせかえツールマチキャラ バーコードリーダ名刺リーダ 2in1 エリアメール

バックグラウンド再生には非対応。

沿革 編集

不具合 編集

2007年7月13日に、以下の不具合の修正がソフトウェアの更新でなされた。

  • 携帯電話の操作中に、携帯電話内の電話帳やメールなどのデータが消失する可能性がある

2008年8月5日に、以下の不具合の修正がソフトウェアの更新でなされた。

  • 特定放送局において、ワンセグ放送が視聴できなくなる場合があり、その後に他の不具合が発生する場合がある。

ソフトウェアに関するもの以外では、「5・な・JKL」キーが割れるというものがあるが、これについては正式な発表・対応はなされていない。

関連項目 編集

外部リンク 編集