株式会社 WORK SMILE LABO(ワークスマイルラボ、英:WORK SMILE LABO Co.,Ltd. / 略称:ワクスマ)は、岡山県岡山市南区に本社を置く、50名以下の中小企業のワークスタイルモデルカンパニー。

株式会社 WORK SMILE LABO
WORK SMILE LABO Co.,Ltd.
種類 株式会社
略称 ワクスマ
本社所在地 日本の旗 日本
702-8035
岡山県岡山市南区福浜町15-10
北緯34度37分02秒 東経133度56分33秒 / 北緯34.61722度 東経133.94250度 / 34.61722; 133.94250座標: 北緯34度37分02秒 東経133度56分33秒 / 北緯34.61722度 東経133.94250度 / 34.61722; 133.94250
設立 1911年明治44年)11月
業種 サービス業
事業内容 OA機器販売と運用・保守
ワークスタイル提案
テレワークサポート
採用サポート
代表者 代表取締役 石井 聖博
資本金 5300万円
売上高 7.3億円 [2021年11月期]
従業員数 28名 [2021年11月期]
決算期 11月末日
主要子会社 株式会社 WORK SMILE SATELLITE
関係する人物 石井 聖博
外部リンク wakusuma.com//
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概要 編集

創業は1911年(明治44年)、創業者・石井哲司が「石井弘文堂」を創業。筆や墨などの文具や舶来品の万年筆の小売りをすると同時に、当時貴重だった紙切れを集めて裁断して自家製ノートを作成し販売した。 戦後の高度経済成長など景気の拡大局面の中で、事務用品の需要が高まり業績は拡大。1969年(昭和44年)に今後のオフィスのOA化を見越して「株式会社石井事務機センター」に社名を変更し、法人化。 事業拡大のため本社を岡山市南区浦安に移転した。のちに三代目社長となる堅一郎の長男・英行が1972年に入社。

1982年、英行が三代目社長に就任。オフィス家具最大手やOA機器メーカー大手と代理店契約を結び、オフィス家具、業務用FAXやコピー機など販売。

1992年には、現本社となる新たな自社オフィスを岡山市南区福浜町に構えた。2001年にはダイヤスチール家具株式会社を買収。

2006年、石井聖博が石井事務機センターへ入社。しかし、2008年のリーマンショックによって取引先が激減。同業他社との価格競争にもさらされ、営業面での奮闘をもってしても業績回復の見通しは立たず、2009年には経営危機に陥る[1]

2011年秋石井事務機センターは100周年を迎える。

2013年、ITの利活用の支援まで行うことによりお客様のIT担当者の役割を担う、「パソコンパトロール」(以下パソパト)サービスを開始。

2015年、聖博が四代目代表取締役社長に就任。同時に、事業ドメインを「OA機器販売」から「笑顔溢れるワークスタイル創造提案業」に再構築。新たなビジネスモデル「WORK SMILE LABO」の発想が誕生。

テレワークを中心とした働き方を変える取組みにより、2016年総務省の「テレワーク先駆者百選」に選出。2017年度ブランディング事例コンテストでは大賞&中小企業特別賞受賞。新卒採用においても、テレワークを中心とした新しい働き方改革の結果、2018年度の岡山県内の新卒採用ランキングで9位にランクイン。

2018年9月13日に社名を「株式会社WORK SMILE LABO(ワークスマイルラボ)」変更。 また同日に、WORK SMILE SATELLITE(略してワクサテ)とい名称で共有型サテライトオフィスを岡山駅前に開設。

2018年11月には、テレワーク先駆者百選 総務大臣賞を受賞。

2020年2月には、第20回テレワーク推進賞(日本テレワーク協会主催)において最優秀の会長賞を受賞。

得意分野は中小企業向けの「働き方改革」。自社のデジタル化事例を元にしたデジタル化支援を行うことで、中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化、IT化の促進をサポートしている。総務省や官公庁の依頼の元、全国各地で講演会を実施するなど、中小企業のこれからのワークスタイルを提案・普及活動に力を入れている。

2023年12月“国内最大級”の中小企業の祭典 『日本中小企業大賞 2023』112年続いた文具店から、100以上の働き方を提案する企業に生まれ変わった株式会社WORK SMILE LABOがMVPに輝く。

沿革 編集

  • 1911年 - 石井哲司が岡山市下之町130にて文具店「石井弘文堂」を創業
  • 1929年 - 岡山市栄町48に移転
  • 1933年 - 岡山市紙屋町に支店を開設
  • 1945年 - 岡山空襲により人・店舗・商品などすべてを失い、戦後の混乱の中で不法占拠によって土地も失ってしまう
  • 1946年 - 初代哲司が死去。岡山市厚生町で二代目石井堅一郎が営業を再開
  • 1969年 - 株式会社石井事務機センターに社名変更。法人組織化
  • 1971年 - 岡山市浦安本町106に倉庫建設
  • 1972年 - 現会長の石井英行が入社
  • 1981年 - キヤノン販売(現キヤノンMJ)と取引を開始し、OA機器の販売により売り上げを伸ばす
  • 1982年 - 二代目社長が他界により、祖母が一時社長を引き継いだのち現会長(石井英行)が社長に就任
  • 1991年 - 岡村製作所(株式会社オカムラ)と取引を開始
  • 1992年 - 岡山市福浜町15-10に新社屋建設
  • 1994年 - 事務用品のデリバリーサービス開始
  • 2001年 - ダイヤスチール家具株式会社を岡村製作所(株式会社オカムラ)より買収
  • 2003年 - 通販に押され業績が下がり始める
  • 2006年 - 現4代目の社長(石井聖博)が入社
  • 2009年 - 経営危機
  • 2010年 - 金融機関に支援申し入れ。経営改革スタート(5年計画)。第3創業地売却
  • 2013年 - パソコンパトロール事業を開始
  • 2015年 - 第2創業地売却。代表取締役を4代目の石井聖博に交代
  • 2016年 - 新事業であるワクスマの開始。総務省テレワーク先駆者百選受賞
  • 2017年
    • ブランディング事例コンテスト大賞&中小企業特別賞受賞[2]
    • 新卒採用岡山県希望就職先ランキング12位。
    • テレワーク・デイズ応援団体[3]
    • おかやま子育て応援宣言企業認定。
    • 健康経営優良企業認定。
    • 女性の活躍推進宣言認定。
  • 2018年
    • 「株式会社WORK SMILE LABO(ワークスマイルラボ)」に社名変更。
    • 岡山県・(公財)産業振興財団 ビジネスプランコンテストファイナリスト。
    • 総務省 中国総合通信局 局長賞。
    • 船井財団 グレートカンパニーアワード2018 ノミネート。
    • 新卒採用岡山県希望就職先ランキング9位。
    • 総務省テレワーク先駆者百選総務大臣賞受賞[4]
    • 岡山駅前に共有型サテライトオフィス「株式会社 WORK SMILE SATELLITE」創業[5]
  • 2019年
    • 新卒採用岡山県希望就職先ランキング 6位[6]
    • 第27回中国地域ニュービジネス大賞 優秀賞[7]
    • 船井財団グレートカンパニーアワード2019 ノミネート[8]
    • おかやまIT経営力大賞 チャレンジ特別賞受賞[9]
  • 2020年
    • (一社)日本テレワーク協会 第20回テレワーク推進賞 会長賞受賞[10]
    • 新卒採用岡山県希望就職先ランキング 4位[11]
    • 地域未来牽引企業(総務省)[12]認定。
    • はばたく中小企業・小規模事業者300社(東京都中小企業診断士協会)[13]
    • 岡山働き方改革パイオニア企業受賞[14]
    • 中小企業クラウド実践大賞(総務省)『岡山商工会議所会頭賞』受賞
    • おかやましんきんSDGsアワード 入賞[15]
    • 2020年版中小企業白書 事例掲載[16]
  • 2021年
    • 全国中小企業クラウド実践大賞(総務省)『全国中小企業団体中央会会長賞』受賞
    • 船井財団第12回グレートカンパニーアワード2021『働く社員が誇りを感じる会社賞』受賞
    • 令和3年度 テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰(輝くテレワーク賞)特別奨励賞受賞[17]
    • 令和3年版過労死等防止対策白書に事例掲載[18]
  • 2022年
    • 新卒採用岡山県希望就職先ランキング 1位[11]

メディア掲載情報 編集

2017年8月5日・2017年8月12日 放送KSB瀬戸内海放送 | 自由人、会社人 [19]

2018年 - テレワーク・デイズ参加 [20]

2020年 - 日経MOOK『中堅・中小企業のためのテレワーク 成功の秘訣』事例掲載

2020年 - 2020年版中小企業白書[21]p.362(第2部第2章 事例2-2-1)事例掲載

2021年 -Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)に掲載 [22]

グループ会社 編集

  • 株式会社WORK SMILE SATELLITE
  • ダイヤスチール家具株式会社

脚注 編集

外部リンク 編集