ウェイド・カニンガムWade Cunningham, 1984年8月19日 - )は、ニュージーランドレーシングドライバーファイアストン・インディ・ライツでの活躍でよく知られる。

ウェイド・カニンガム
Wade Cunningham
基本情報
国籍 ニュージーランドの旗 ニュージーランド
生年月日 (1984-08-19) 1984年8月19日(39歳)
出身地 ニュージーランドオークランド
親族 ミッチ・カニンガム(弟)
ファイアストン・インディ・ライツでの経歴
活動時期 2005-2010
所属 ブライアン・スチュワート・レーシング
AFSレーシング
アリアンス・モータースポーツ
サム・シュミット・モータースポーツ
出走回数 64
優勝回数 8
ポールポジション 9
シリーズ最高順位 1位 (2005)
過去参加シリーズ
2004 フォーミュラ・フォード・ゼテック USA
選手権タイトル
2001
2003
2005
アジア=パシフィック選手権
世界カート選手権
インディ・ライツ

経歴 編集

 
カニンガムのドライブする車両、セントピーターズバーグ、2005年

カニンガムのプロとしての経歴は、2003年に世界カート選手権で優勝したことから始まった。翌年彼はアメリカに移り、フォーミュラ・フォードに参戦、4連続ポールポジションや7度の表彰台でシリーズ5位となる。2005年はブライアン・スチュワート・レーシングからインディ・ライツに参戦し、優勝は1度のみであったがシリーズチャンピオンを獲得した。

2006年も同チームから継続して参戦、3勝を挙げたがその中にはインディアナポリス・モーター・スピードウェイでのフリーダム100も含まれた。彼の優勝はニュージーランド人ドライバーとして初であった。シーズン序盤に虫垂炎で2戦欠場したにもかかわらず、シリーズランキングは3位であった。

彼はA1チーム・ニュージーランドのプラクティス・ドライバーとしてA1グランプリにも参加し、ニュージーランド、中国ラウンドで走行した[1]。2007年のインディ・ライツではAGR-AFSレーシングに移籍、シリーズランキング3位となった。

 
カニンガム(イン側)、2008年

2007年12月、カニンガムはインディカーをテスト、セブリング・インターナショナル・レースウェイにおいてアンドレッティ・グリーン・レーシングマルコ・アンドレッティ車をドライブした[2]

ウェイドの弟ミッチは2008年にブライアン・スチュワート・レーシングからインディ・ライツにデビューした。これはウェイドが2005年にデビューしたときのチームと同じであった。ウェイドは2008年、ブライアン・スチュワート・レーシングからシリーズに参戦、ミッドオハイオでのダブルヘッダー戦では新チームのアライアンス・モータースポーツから出走した。

2009年サム・シュミット・モータースポーツと契約、再びシリーズにフル参戦する。同年フリーダム100で優勝し、シリーズにおいてインディで2回優勝した初のドライバーとなった。カニンガムは2010年もシュミットチームからインディに参戦、優勝し、フリーダム100で3度優勝した初のドライバーとなった。

サム・シュミットは2月11日にウェイドのインディカー・シリーズへのデビューを発表、3戦に出走することとなった。デビュー戦のテキサスでは予選8位を獲得した。ケンタッキーでは7位でフィニッシュし、トップから0.702秒差であった。

記録 編集

A1グランプリ 編集

エントラント 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 DC ポイント
2006-07 A1チーム・ニュージーランド NED
SPR

NED
FEA

CZE
SPR

CZE
FEA

BEI
SPR

BEI
FEA

MYS
SPR

MYS
FEA

IDN
SPR

IDN
FEA

NZL
SPR

PO
NZL
FEA

PO
AUS
SPR

AUS
FEA

RSA
SPR

RSA
FEA

MEX
SPR

MEX
FEA

SHA
SPR

PO
SHA
FEA

PO
GBR
SPR

GBR
SPR

2位 93


アメリカン・オープンホイール 編集

(key) (Races in bold indicate pole position)

インディ・ライツ 編集

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 順位 ポイント
2005 ブライアン・スチュワート・レーシング  
HMS
4
 
PHX
3
 
STP
2
 
INDY
2
 
TXS
2
 
IMS
2
 
NSH
4
 
MIL
2
 
KTY
2
 
PPIR
5
 
SNM
2
 
CHI
10
 
WGL
3
 
FON
1
1位 504
2006 ブライアン・スチュワート・レーシング  
HMS
10
 
STP1
 
STP2
 
INDY
1
 
WGL
2
 
IMS
16
 
NSH
5
 
MIL
2
 
KTY
3
 
SNM1
1
 
SNM2
4
 
CHI
1
3位 379
2007 AGR-AFSレーシング  
HMS
24
 
STP1
9
 
STP2
2
 
INDY
23
 
MIL
12
 
IMS1
4
 
IMS2
21
 
IOW
2
 
WGL1
1
 
WGL2
2
 
NSH
4
 
MDO
2
 
KTY
3
 
SNM1
16
 
SNM2
11
 
CHI
17
3位 423
2008 ブライアン・スチュワート・レーシング  
HMS
9
 
STP1
 
STP2
 
KAN
5
 
INDY
3
 
MIL
12
 
IOW
 
WGL1
 
WGL2
 
NSH
19位 169
アリアンス・モータースポーツ  
MDO1
12
 
MDO2
2
 
KTY
 
SNM1
 
SNM2
インテグラ・モータースポーツ w/ CGRT  
CHI
24
2009 サム・シュミット・モータースポーツ  
STP1
16
 
STP2
11
 
LBH
20
 
KAN
2
 
INDY
1
 
MIL
6
 
IOW
2
 
WGL
19
 
TOR
7
 
EDM
6
 
KTY
1
 
MDO
14
 
SNM
12
 
CHI
4
 
HMS
6
4位 416
2010 サム・シュミット・モータースポーツ  
STP
 
ALA
 
LBH
 
INDY
1
 
IOW
 
WGL
 
TOR
 
EDM
 
MDO
 
SNM
 
CHI
 
KTY
 
HMS
3
15位 87

インディカー 編集

チーム エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 順位 ポイント
2011 サム・シュミット・モータースポーツ ホンダ  
STP
 
ALA
 
LBH
 
SAO
 
INDY
 
TXS1
29
 
TXS2
20
 
MIL
 
IOW
 
TOR
 
EDM
 
MDO
 
NWH
 
SNM
 
BAL
 
MOT
 
KTY
7
 
LSV
C
37位 36
2012 A.J.フォイト・エンタープライゼス ホンダ  
STP
 
ALA
 
LBH
 
SAO
 
INDY
31
 
DET
 
TXS
 
MIL
 
IOW
 
TOR
 
EDM
 
MDO
 
QIN
 
SNM
 
BAL
 
FON
32位* 13*
* 2012年 現在進行中.

出典 編集

  1. ^ SuperPoints A1GP Taupo, New Zealand: Driver sign-on, A1GP.com, 18 January 2007
  2. ^ “Cunningham tests with Andretti Green”. autosport.com. (2007年12月21日). http://www.autosport.com/news/report.php/id/64462 2007年12月22日閲覧。 

外部リンク 編集

タイトル
先代
ティアゴ・メディロス
インフィニティ・プロ・シリーズ チャンピオン
2005
次代
ジェイ・ハワード