2012年のインディカー・シリーズ

2012年のインディカー・シリーズ
前年: 2011 翌年: 2013

2012年のインディカー・シリーズは、インディカー・シリーズの17年目のシーズンとなる。[1]

前年からの変更点など 編集

  • これまで長年使用されたシャシー規定が変更され、新たにダラーラ製シャシー『DW12』が導入される。モノコックなど基本部分はダラーラのワンメイクになるが、エアロパーツ等一部は各メーカーが自由に供給できることになっている。しかし、2012年についてはダラーラのエアロパッケージを全チームが使用する。なお、シャシー名のDWとは、新シャシーのテストドライブを行い、前年最終戦ラスベガスで事故死したダン・ウェルドンイニシャルから取られたものである。(ウェルドンの事故死とシャシー名に直接の因果関係はない)
  • また、エンジンも自然吸気エンジンからターボエンジンに変更となった。 前年まではホンダの事実上のワンメイクであったが、ホンダ(HPD)に加えシボレーイルモアと手を組む形で復帰、またロータスジャッドの協力のもと新たに参戦する。
  • エンジン供給メーカーが複数になったことによりエンジンメーカーのタイトルである『マニュファクチャラーズ・チャンピオンシップ』が事実上復活。各レースのメーカー別最上位の順に9-6-3の各ポイントが与えられてタイトルを競うことになる。前年(ホンダのワンメイク時代)まで採用されていた「プッシュ・トゥ・パス」はシーズン前半には導入されなかったが、後半のロード/ストリートコースでのイベントで導入された。
  • 前年発表されていたとおりツインリンクもてぎでのレースが前年で終了[2]。またニューハンプシャー、ダン・ウェルドンの事故死の影響でラスベガスが、それぞれ前年復活したものの1年でスケジュールから外れ、ケンタッキーでのレースもスケジュールから抜けた。一方、デトロイトベル・アイル・パーク市街地コースとフォンタナオートクラブ・スピードウェイ(旧称カリフォルニア・スピードウェイ)でのレースが復活する。中国青島市の市街地コースでのレースが初開催される予定だったが、6月にキャンセルされた。その代替イベントは組まれず、当初16戦の予定だったイベントは15戦になった。
  • ニューハンプシャー・ラスベガスと同様に前年復活したミルウォーキーも当初はカレンダー落ちとされていたが、追加レースとして今年も継続開催されることになった。しかし、オーバルコースでのレースはロード/ストリートコースでのレースが行われるようになって以降最少の5レースとなった。
  • 前年2イベント制で行われたテキサスでのレースは1イベントに戻される。また、アイオワでの予選はグループ分けのためのプラクティスを経た上で「予選レース」によって行われる(後述)。
  • 前年に議論された「ダブルファイル・リスタート」(二列リスタート)はロード/ストリートコースおよび低速オーバル(ミルウォーキー、アイオワ)では継続して採用、インディアナポリス、テキサス、フォンタナのような高速オーバルではシングルファイル(一列リスタート)に戻された。
  • 主なルール変更として、ロード/ストリートコースでカーボンブレーキディスクが使用可能になり、オーバルではレース中にディフェンスラインをとることができるようになった。
  • 日本国内の中継は引き続きGAORAが担当。またアメリカ国内での中継はABCと前年までのバーサスを吸収したNBCスポーツが前年同様分担して担当する。

開催スケジュール 編集

Rd 開催日 レース[3] サーキット 開催地 開催時刻 (ET)
1 3月25日   セントピーターズバーグ・グランプリ セントピーターズバーグ市街地コース フロリダ州セントピーターズバーグ 12:30 p.m.
2 4月1日   アラバマ・グランプリ バーバー・モータースポーツ・パーク アラバマ州バーミングハム 2:00 p.m.
3 4月15日   ロングビーチ・グランプリ ロングビーチ市街地コース カリフォルニア州ロングビーチ 3:30 p.m.
4 4月29日   サンパウロ・インディ300 サンパウロ市街地コース ブラジルサンパウロ 11:00 a.m.
5 5月27日   第96回 インディアナポリス500 インディアナポリス・モーター・スピードウェイ インディアナ州スピードウェイ 11:00 a.m.
6 6月3日   デトロイト・ベルアイル・グランプリ ベル・アイル・パーク市街地コース ミシガン州デトロイト 3:30 p.m.
7 6月9日   テキサス・インディ550 テキサス・モーター・スピードウェイ テキサス州フォートワース 8:00 p.m.
8 6月16日   ミルウォーキー・インディフェスト ミルウォーキー・マイル ウィスコンシン州ウエスト・アリス 1:00 p.m.
9 6月23日   アイオワ・インディ250 アイオワ・スピードウェイ アイオワ州ニュートン 8:00 p.m.
10 7月8日   インディ・トロント エキシビション・プレイス市街地コース オンタリオ州トロント 12:30 p.m.
11 7月22日   エドモントン・インディ エドモントン市中央空港特設コース アルバータ州エドモントン 2:00 p.m.
12 8月5日   インディ200・アット・ミッドオハイオ ミッドオハイオ・スポーツカーコース オハイオ州レキシントン 12:30 p.m.
13 8月26日   インディ・ソノマ・グランプリ ソノマ・レースウェイ[4] カリフォルニア州ソノマ 4:00 p.m.
14 9月2日   ボルチモア・グランプリ ボルチモア市街地コース メリーランド州ボルチモア 2:00 p.m.
15 9月15日   インディカー・ワールドチャンピオンシップ オートクラブ・スピードウェイ カリフォルニア州フォンタナ 8:00 p.m.
  オーバル
  市街地/特設コース
  ロード

※ET=東部標準時(日本より14時間遅れ、夏時間採用時は13時間遅れ)

  • 当初予定されていた青島は中止され年間15戦になり、最終戦オートスポーツ・スピードウェイでのレース距離が500マイル(250周)に延長された。[5]

参戦チーム・ドライバー 編集

  • シャシーはダラーラのワンメイク。エアロパーツ等はレギュレーション上ダラーラ含め各社のものを取り付け可能であるため、『エアロ』と表記する。ただし上述のとおり、2012年は全チームダラーラで統一する。タイヤはファイアストンのワンメイク。
  • インディ500に関わるエントリーについては、インディアナポリス・モータースピードウェイ公式発表のエントリーリストに基づき、一部下記外部リンクからの最新情報を加えている。
チーム エンジン No. ドライバー スポンサー 出場ラウンド 備考
A.J.フォイト・エンタープライズ ホンダ 14   マイク・コンウェイ ABCサプライ 1-14
  ウェイド・カニンガム (R) 15
41 ECat 5 カニンガムはインディ500に参戦
アンドレッティ・オートスポーツ シボレー 17   セバスチャン・サーベドラ オートマティック・ファイア・スプリンクラーズ 5, 13, 15 1サーベドラは
インディ500に参戦
AFSレーシングとジョイント)
25   アナ・ベアトリス Petroleo Ipiranga 4-5 2ベアトリスはサンパウロ・
インディ500に参戦
コンクエスト・レーシング
ジョイント)
26   マルコ・アンドレッティ ローヤルクラウン・コーラ 全戦
27   ジェームズ・ヒンチクリフ GoDaddy.com 全戦
28   ライアン・ハンター=レイ DHL / サン・ドロップ / サークルK 全戦
チップ・ガナッシ・レーシング ホンダ 9   スコット・ディクソン ターゲット 全戦
10[6]   ダリオ・フランキッティ 1-4, 6-15 3フランキッティはインディ500のみ
カーナンバー50で出走
50 5
38   グラハム・レイホール TBCリテール・グループ/NTBコーポレーション 全戦
83   チャーリー・キンボール ノボ・ノルディスク 1-11, 13-15 4
  ジョルジオ・パンターノ (R) 12
デイル・コイン・レーシング ホンダ 18   ジャスティン・ウィルソン Sonny's Real Pit Bar-B-Q / Acorn Stairlifts 全戦
19   ジェームズ・ジェイクス Acorn Stairlifts / ボーイスカウトアメリカ連盟 全戦
ドラゴン・レーシング ロータス
シボレー
6   キャサリン・レッグ (R) トゥルーカー / ヴァージン・グループ / マカフィー 1-5, 7-9, 13, 15 5 6ボーデはロード/ストリートとインディ500に、
レッグは開幕4戦・オーバルに参戦
エンジンはサンパウロまでロータス、
インディ500からシボレー
7   セバスチャン・ボーデ マカフィー / Bing[要曖昧さ回避] / トゥルーカー 1-6, 10-14
ドレイヤー&レインボールド・レーシング
パンサー / ドレイヤー&レインボールド・レーシング
ロータス
シボレー
22   オリオール・セルビア テレムンド / チャーター・コミュニケーションズ / Mecum Auctions / サンドビック / Valspar / Hurco / TranSystems 全戦 5 7エンジンはサンパウロまでロータス、
インディ500からシボレー
(以降パンサー・レーシングとジョイント)
エド・カーペンター・レーシング シボレー 20   エド・カーペンター ファジーズ・ウルトラ・プレミアム・ウォツカ / BevMo! / SONAX 全戦
KVレーシング・テクノロジー シボレー 5   E.J.ヴィソ シットゴー / PDVSA 全戦
8   ルーベンス・バリチェロ Brasil Máquinas / Embrase / 現代重工業 全戦
11   トニー・カナーン GEICO / Mouser Electronics / Cerveja Itaipava 全戦
ロータス・ファン・フォース・ユナイテッド ロータス 64   ジャン・アレジ (R) F.P.ジュルヌ 5 インディ500に参戦
ロータス・HVMレーシング ロータス 78   シモーナ・デ・シルベストロ Entergy 全戦
パンサー・レーシング シボレー 4   J.R.ヒルデブランド U.S.ナショナル・ガード 全戦
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング ホンダ 15   佐藤琢磨 パナソニック / Mi-Jack 全戦
30   ミチェル・ジョルダインJr. オフィス・デポ・メキシコ 5 ジョルディンJr.はインディ500に参戦
シュミット・ハミルトン・モータースポーツ ホンダ 77   サイモン・パジェノ (R) ヒューレット・パッカード / Coastal.com 全戦
99   タウンゼント・ベル BraunAbility 5 ベルはインディ500に参戦
サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング ホンダ 39   ブライアン・クロウソン (R) アンジーズ・リスト 5 クロウソンはインディ500に参戦
67   ジョセフ・ニューガーデン (R) ダイレクト・サプライ / ダラー・ジェネラル / アンジーズ・リスト 1-13, 15 9
  ブルーノ・ジュンケイラ 14
チーム・バラクーダ - BHA ロータス
ホンダ
98   アレックス・タグリアーニ バラクーダ・ネットワークス 1-3, 5-15 5 8サンパウロは欠場
エンジンはロングビーチまで
ロータス、
インディ500からホンダ
チーム・ペンスキー シボレー 2   ライアン・ブリスコー アイゾッド / 日立製作所 / PPGインダストリーズ 全戦
3   エリオ・カストロネベス シェル / AAAインシュアランス / ペンスキー・トラック・レンタル 全戦
12   ウィル・パワー ベライゾン・ワイヤレス 全戦

(R) - ルーキー

1.^ AFSレーシングとジョイント。
2.^ コンクエスト・レーシングとジョイント。
3.^ ダリオ・フランキッティはインディアナポリスでスポンサーのターゲットの50周年を記念した#50を使用。
4.^ チャーリー・キンボールは7月26日にミッドオハイオでのテスト中の事故で腕を骨折した。[7]ジョルジオ・パンターノがキンボールに代わってミッドオハイオのレースに出場した。[8]
5.^ チーム・バラクーダ - BHAドレイヤー&レインボールド・レーシングドラゴン・レーシングインディ500の前にロータス・エンジンの使用を停止した。
6.^ ドラゴン・レーシングはインディ500以降は参戦体勢を1台に縮小した。エンジンサプライヤーのシボレーは2台にエンジンを供給することができなかった。ボーデはデトロイト、トロント、エドモントン、ミッドオハイオ、ソノマ、ボルチモアに参戦し、レッグはテキサス、ミルウォーキー、アイオワ、フォンタナに参戦した。[9]
7.^ ドレイヤー&レインボールド・レーシングはインディ500の前にパンサー・レーシングと戦略的提携を結び、パンサーの2台目のシボレー・エンジンの契約を得た。[10][11]
8.^ チーム・バラクーダ - BHAはインディ500の準備に集中するためサンパウロのレースを欠場した。
9.^ ジョセフ・ニューガーデンはソノマのレースで左の人差し指を骨折した。次戦のボルチモアでは彼に代わってブルーノ・ジュンケイラが出場した。[12]

レース結果 編集

Rd. レース ポールポジション ファステストラップ 最多ラップリード 優勝者 優勝チーム レポート
1   セントピーターズバーグ   パワー   パワー   ディクソン   カストロネベス   ペンスキー Report
2   バーバー   カストロネベス   パワー   ディクソン   パワー   ペンスキー Report
3   ロングビーチ   ブリスコー[13]   カナーン   パジェノ   パワー   ペンスキー Report
4   サンパウロ   パワー   ニューガーデン   パワー   パワー   ペンスキー Report
5   インディ500   ブリスコー   アンドレッティ   アンドレッティ   フランキッティ   チップ・ガナッシ Report
6   デトロイト   ディクソン   ウィルソン   ディクソン   ディクソン   チップ・ガナッシ Report
7   テキサス   タグリアーニ   ブリスコー   ディクソン   ウィルソン   デイル・コイン Report
8   ミルウォーキー   フランキッティ   ハンター=レイ   ハンター=レイ   ハンター=レイ   アンドレッティ Report
9   アイオワ   フランキッティ   カーペンター   カストロネベス   ハンター=レイ   アンドレッティ Report
10   トロント1   フランキッティ   ニューガーデン   ハンター=レイ   ハンター=レイ   アンドレッティ Report
11   エドモントン1   ハンター=レイ[13]   ニューガーデン   タグリアーニ   カストロネベス   ペンスキー Report
12   ミッドオハイオ1   パワー   セルビア   パワー   ディクソン   チップ・ガナッシ Report
13   ソノマ1   パワー   ハンター=レイ   パワー   ブリスコー   ペンスキー Report
14   ボルチモア1   パワー   パワー   パワー   ハンター=レイ   アンドレッティ Report
15   フォンタナ   アンドレッティ   フランキッティ   カーペンター   カーペンター   カーペンター Report

1 カナダ以降、2009年から導入されていた「プッシュ・トゥ・パス」システムがオーバルコース以外で再導入される。

シーズンの展開 編集

エンジン競争 編集

エンジンはこの年より2.2L6気筒ターボエンジンに変更されたが、各マニュファクチャラーともに規定走行距離に満たない段階でのエンジン交換が多く見られた。トロントから導入された時間式プッシュ・トゥ・パスは、作動までにタイムラグを設けるなど、シーズン中に何度か仕様が変更された。

  • ホンダ

3社の中で唯一シングルターボを採用するホンダは、第4戦サンパウロ以降ターボチャージャーのハウジングを変更した改良型を導入した。シングルターボの低燃費は高速オーバルで有効に働き、インディ500(フランキッティ)と第7戦テキサス(ウィルソン)で優勝、最終戦フォンタナで2-3フィニッシュ(2位:フランキッティ、3位:ディクソン)を挙げた。しかしロード/ストリートでは2勝(デトロイト、ミッドオハイオ)に終わり、通算4勝でマニュファクチャラーズチャンピオンシップ2位を獲得した。

  • シボレー

7年ぶりにインディカー・シリーズに復帰したシボレーは序盤から速さを見せ、チーム・ペンスキーは開幕から4戦連続でポールポジションと優勝を獲得した。記録的暑さの中で決勝が行われたインディ500では、ツインターボに負担がかかり性能低下が見られたが、その後のレースではコース種別を問わず高い性能を発揮し、第13戦ソノマでマニュファクチャラーズタイトル獲得を決めた。

  • ロータス

新規参入のロータスは、シーズンを通して他の2社に大きく劣る性能だった。また、供給チームがシーズン序盤に次々と離れていき、デトロイト以降の供給先はHVSレーシングのデ・シルベストロのみとなった。ソノマから改良型を投入するも成績は上がらず、マニュファクチャラーズチャンピオンシップでも2社を大きく下回るポイントで3位に終わった。ロータスはこの年限りでインディカー・シリーズから撤退した。

ドライバー 編集

  • ウィル・パワー(アラバマ、ロングビーチ、サンパウロ)とライアン・ハンター=レイ(ミルウォーキー、アイオワ、トロント)が3連勝を達成した。これは2007年のスコット・ディクソン以来であり、シーズン中に2度の3連勝が達成されるのは初めてのことであった。
  • インディ500はダリオ・フランキッティが史上7人目となる3度目の優勝を達成した。
  • ジャスティン・ウィルソンがテキサスにて2009年以来3年ぶりに優勝した。彼にとってこれがオーバル初優勝である。また、エド・カーペンターがフォンタナで自身2勝目、チーム創設後初優勝を挙げた。
  • サイモン・パジェノ(ロングビーチ)、チャーリー・キンボール(トロント)、佐藤琢磨(エドモントン)の3人がキャリア最高位となる2位表彰台を獲得した。また、ジェームズ・ヒンチクリフもアイオワで3位表彰台を獲得し、計4人がキャリア初表彰台を獲得した。
  • ドライバーズチャンピオンはライアン・ハンター=レイが獲得、彼はサム・ホーニッシュ・ジュニア以来のアメリカ人チャンピオンとなった。A.J.フォイトトロフィー(オーバル最優秀賞)はハンター=レイ、マリオ・アンドレッティトロフィー(ロード/ストリート最優秀賞)はパワーが獲得した。パワーはこれが3年連続の受賞となった。ルーキー・オブ・ザ・イヤーはパジェノが獲得、彼は総合でも5位を獲得し、ルーキードライバーによる年間最上位記録を更新した。(以前の最上位は、2001年にフェリペ・ジアフォーネが獲得した6位)

レースリポート 編集

  • デトロイトでは路面の溝を補修していた部分の一部がレース走行中に剥がれ落ち、剥がれ落ちた破片に足をとられたヒンチクリフ、佐藤がクラッシュしリタイヤした。レースはこれを緊急補修するために約2時間赤旗中断となり、90周のレースが60周に短縮された。
  • 前年の死亡事故を受け、オーバル戦ではダウンフォース量が削減された。
  • エドモントン、ミッドオハイオでは2戦連続でノーコーションレースになった。
  • フォンタナでは「残り周回数が少ない段階でフルコースコーションが発動した場合、そのままレースを終了せずレッドフラッグによってレースを中断、1周のフォーメーションラップを経てレースを再開する」という新ルールが適応された。これは元々2013年より導入される予定のルールだったが、242周目にトニー・カナーンがクラッシュした際に急遽前倒しで発動された。

ポイントランキング 編集

ドライバー 編集

順位 ドライバー STP
 
ALA
 
LBH
 
SAO
 
INDY   DET
 
TEX
 
MIL
 
IOW
 
TOR
 
EDM
 
MDO
 
SNM
 
BAL
 
FON
 
ポイント
QL 500
1   ライアン・ハンター=レイ 3 12 6 2 3 27 7 21 1* 1 1* 7 24 18 1 4 468
2   ウィル・パワー 7 1 1 1* 5 28 4 8 12 23 15 3 2* 2* 6* 24 465
3   スコット・ディクソン 2* 2* 23 17 15 2 1* 18* 11 4 25 10 1 13 4 3 435
4   エリオ・カストロネベス 1 3 13 4 6 10 17 7 6 6* 6 1 16 6 10 5 431
5   サイモン・パジェノ 6 5 2* 12 23 16 3 6 13 5 12 20 3 7 3 15 387
6   ライアン・ブリスコー 5 14 7 25 1 5 16 3 14 18 19 8 7 1 2 17 370
7   ダリオ・フランキッティ 13 10 15 5 16 1 2 14 19 25 17 6 17 3 13 2 363
8   ジェームズ・ヒンチクリフ 4 6 3 6 2 6 21 4 3 17 22 12 5 26 15 13 358
9   トニー・カナーン 25 21 4 13 8 3 6 11 2 3 4 18 6 10 20 18 351
10   グラハム・レイホール 12 4 24 16 12 13 19 2 9 9 23 4 11 5 11 6 333
11   J.R.ヒルデブランド 19 15 5 7 18 14 14 5 22 22 7 21 9 8 12 11 294
12   ルーベンス・バリチェロ 17 8 9 10 10 11 25 DNS 10 7 11 13 15 4 5 22 289
13   オリオール・セルビア 16 13 16 11 27 4 5 20 4 21 5 24 25 19 7 19 287
14   佐藤琢磨 22 24 8 3 19 17 20 22 20 12 9 2 13 27 21 7 281
15   ジャスティン・ウィルソン 10 19 10 22 21 7 22 1 23 10 21 9 18 11 17 23 278
16   マルコ・アンドレッティ 14 11 25 14 4 24* 11 17 15 2 16 14 8 25 14 8 278
17   アレックス・タグリアーニ 15 26 21 11 12 10 9 7 16 10 5* 10 9 8 20 272
18   エド・カーペンター 18 22 14 21 28 21 12 12 8 8 18 22 22 20 25 1* 261
19   チャーリー・キンボール 9 25 18 8 14 8 8 23 17 11 2 19 21 18 10 260
20   E.J.ヴィソ 8 18 12 9 9 18 18 19 5 24 20 16 20 16 9 25 244
21   マイク・コンウェイ 20 7 22 19 29 29 9 16 16 20 3 11 21 14 16 233
22   ジェームズ・ジェイクス 26 16 11 15 17 15 23 10 21 13 8 25 19 12 24 12 232
23   ジョセフ・ニューガーデン 11 17 26 23 7 25 15 13 25 19 13 17 12 23 16 200
24   シモーナ・デ・シルベストロ 24 20 20 24 32 32 13 DNS 24 14 24 23 23 17 22 26 182
25   セバスチャン・ボーデ 21 9 17 18 25 20 24 14 15 4 22 23 173
26   キャサリン・レッグ 23 23 19 26 30 22 15 18 15 24 9 137
27   セバスチャン・サーベドラ 24 26 15 21 41
28   ウェイド・カニンガム 26 31 14 29
29   アナ・ベアトリス 20 13 23 28
30   タウンゼント・ベル 20 9 26
31   ジョルジオ・パンターノ 14 16
32   ミチェル・ジョルディンJr. 22 19 16
33   ブライアン・クロウソン 31 30 13
34   ジャン・アレジ 33 33 13
35   ブルーノ・ジュンケイラ 19 12
順位 ドライバー STP
 
ALA
 
LBH
 
SAO
 
QL 500 DET
 
TEX
 
MIL
 
IOW
 
TOR
 
EDM
 
MDO
 
SNM
 
BAL
 
FON
 
ポイント
INDY  
結果
金色 優勝
銀色 2位
銅色 3位
4位・5位
水色 6位-10位
青灰色 完走
(11位以下)
リタイヤ
予選落ち
(DNQ)
茶色 撤退
(Wth)
失格
(DSQ)
スタートせず
(DNS)
空欄 欠場
(DNP)
エントリーせず
C レース中止
(CANCEL)
注釈など
太字 ポールポジション
(1ポイント)
インディ500を除く
斜字 ファステストラップ
* 最多リードラップ
(2ポイント)
DNS Any driver who qualifies
but does not start (DNS),
earns half the points
had they taken part.
ルーキーオブザイヤー
ルーキー
順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33
ポイント 50 40 35 32 30 28 26 24 22 20 19 18 17 16 15 14 13 12 12 12 12 12 12 12 10 10 10 10 10 10 10 10 10
インディ500予選ポイント 15 13 12 11 10 9 8 7 6 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  • インディ500での予選ポイントはドライバーのパフォーマンスに与えられる。
  • 同ポイントの場合は勝利数、以下2位入賞回数、3位入賞回数、その他で比較され、それでも決まらない場合はポールポジション獲得回数、予選2位回数、その他で比較される。

マニファクチャラー 編集

順位 マニファクチャラー STP
 
ALA
 
LBH
 
SAO
 
INDY
 
DET
 
TEX
 
MIL
 
IOW
 
TOR
 
EDM
 
MDO
 
SNM
 
BAL
 
FON
 
ポイント
1   シボレー 1 1 1 1 3 4 3 1 1 1 1 2 1 1 1 123
2   ホンダ 2 2 2 3 1 1 1 7 4 2 2 1 3 3 2 102
3   ロータス 15 9 16 11 32 13 DNS 24 14 24 23 23 17 22 26 60
ポイント マニファクチャラー STP
 
ALA
 
LBH
 
SAO
 
INDY
 
DET
 
TEX
 
MIL
 
IOW
 
TOR
 
EDM
 
MDO
 
SNM
 
BAL
 
FON
 
ポイント
結果 ポイント
1位 9
2位 6
3位 4
  • マニファクチャラーズ・タイトルのポイントは各マニファクチャラーの内で最上位の車両に与えられる[14]

脚注 編集

  1. ^ IRLとして始まった1996年から数えて17年目。現在の名称になってからは10周年にあたる。
  2. ^ インディジャパンについて - ツインリンクもてぎ・2011年2月9日
  3. ^ レース名はGAORAでの放送に準ずる
  4. ^ 前年までの「インフィニオン・レースウェイ」。ネーミングライツ契約終了にともなう名称変更。
  5. ^ 参照:インディカー公式
  6. ^ カーナンバー1は前年チャンピオンの輩出チームに使用権が与えられるが、使わなくてもよい。
  7. ^ “Kimball suffers fractured finger during Mid-Ohio test”. IndyCar. (2012年7月26日). http://www.indycar.com/News/2012/07-July/7-26-Mid-Ohio-Kimball 2012年8月1日閲覧。 
  8. ^ “Pantano will substitute for the injured Kimball”. IndyCar. (2012年7月31日). http://www.indycar.com/News/2012/07-July/7-31-Pantano-to-fill-in-for-Kimball 2012年8月1日閲覧。 
  9. ^ “INDYCAR: Dragon To Split Single Entry For Bourdais And Legge”. speedtv.com (Speed). (2012年5月30日). http://auto-racing.speedtv.com/article/indycar-dragon-to-split-single-entry-for-bourdais-and-legge/ 2012年5月20日閲覧。 
  10. ^ “Panther, DRR form strategic partnership”. IndyCar. (2012年5月7日). http://www.indycar.com/News/2012/05-May/5-7-Panther-Dreyer-form-strategic-partnership 2012年5月7日閲覧。 
  11. ^ [1]
  12. ^ “Junqueira to Substitute for Newgarden in Grand Prix of Baltimore”. Sarah Fisher Hartman Racing. (2012年8月28日). http://sfhracing.com/junqueira-substitute-newgarden-grand-prix-baltimore/ 2012年8月29日閲覧。 
  13. ^ a b 予選は1位だったが、イレギュラーなエンジン交換により10グリッド降格ペナルティを与えられたため、スタート順位はポール・ポジションではない。(ボーナスポイントは与えられた。)
  14. ^ [2], Rule 10.6.3

外部リンク 編集