ジャロッド・ダイソン

アメリカの野球選手 (1984 - )

ジャロッド・マーテル・ダイソンJarrod Martel Dyson, 1984年8月15日 - )は、アメリカ合衆国ミシシッピ州マコーム出身の元プロ野球選手外野手)。右投左打。

ジャロッド・ダイソン
Jarrod Dyson
アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代
(2019年6月11日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ミシシッピ州マコーム
生年月日 (1984-08-15) 1984年8月15日(40歳)
身長
体重
5' 9" =約175.3 cm
160 lb =約72.6 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2006年 MLBドラフト50巡目
初出場 2010年9月7日
最終出場 2021年10月2日
年俸 $1,500,000 (2021年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

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プロ入りとロイヤルズ時代

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カンザスシティ・ロイヤルズ時代
(2015年11月1日)

2006年MLBドラフト50巡目(全体1475位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され、プロ入り。

2010年9月7日のミネソタ・ツインズ戦でメジャーデビュー。同年は18試合で9盗塁を記録した。

2011年は26試合の出場で11盗塁を記録している。

2012年ロレンゾ・ケインの控えとして出場機会が増えた。自己最多の102試合に出場し、30盗塁を記録した。

2014年2月27日にロイヤルズと1年契約に合意した[1]。この年も引き続き、走塁のスペシャリストとしてチームのアメリカンリーグ優勝に大いに貢献。打率.269、24打点、36盗塁という成績を記録し、通算100盗塁を達成、盗塁は3年連続で30を超えた[2]

2015年は90試合の出場で三塁打を6本放ち、ア・リーグ3位の26盗塁を決めた。また、オフには故郷マコーム市のまだ名がなかった通りの1つを「Dyson Drive(ダイソン通り)」と命名された[3][4]

2016年は打撃面で好調を維持し、107試合の出場で打率.278、83安打、14二塁打、8三塁打、25打点、出塁率.340の各部門で自己ベストを記録した。盗塁も2年ぶりに30を超えた(ア・リーグ2位タイ、8三塁打も同2位)。

マリナーズ時代

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シアトル・マリナーズ時代
(2017年6月27日)

2017年1月6日にネイサン・カーンズとのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した[5]。この年は111試合に出場して打率.251、5本塁打、30打点、28盗塁を記録した。オフの11月2日にFAとなった[6]

ダイヤモンドバックス時代

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2018年2月19日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと2年総額750万ドルの契約を結んだ[7]

2019年オフの10月31日にFAとなった[8]

パイレーツ時代

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2020年2月13日にピッツバーグ・パイレーツと単年200万ドルの契約を結んだ[9]

ホワイトソックス時代

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2020年8月28日にインターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)とのトレードで、シカゴ・ホワイトソックスへ移籍した[10]。オフの10月28日にFAとなった[11]

ロイヤルズ復帰

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2021年3月5日に古巣のロイヤルズと150万ドルの単年契約を結んだ[12]

ブルージェイズ時代

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2021年8月27日にウェイバー公示を経てトロント・ブルージェイズへ移籍した[13]。オフの11月3日にFAとなった[2]。これ以降はプレーしていない。

プレースタイル

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俊足が武器であり、守備でも球際に強く、2016年8月25日のマーリンズ・パークで行われたマイアミ・マーリンズ戦では本塁打をキャッチした[14]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2010 KC 18 65 57 11 12 4 2 1 23 5 9 1 2 0 6 0 0 16 2 .211 .286 .404 .689
2011 26 53 44 8 9 1 0 0 10 3 11 1 1 1 7 0 0 14 0 .205 .308 .227 .535
2012 102 330 292 52 76 8 5 0 94 9 30 5 4 3 30 1 1 56 5 .260 .328 .322 .650
2013 87 239 213 30 55 9 4 2 78 17 34 6 3 1 21 1 1 45 4 .258 .326 .366 .692
2014 120 290 260 33 70 4 4 1 85 24 36 7 6 2 22 0 0 52 5 .269 .324 .327 .651
2015 90 225 200 31 50 8 6 2 76 18 26 3 6 1 14 0 4 37 3 .250 .311 .380 .691
2016 107 337 299 46 83 14 8 1 116 25 30 7 8 1 26 2 3 39 4 .278 .340 .388 .728
2017 SEA 111 390 346 56 87 13 3 5 121 30 28 7 4 2 28 2 10 55 3 .251 .324 .350 .674
2018 ARI 67 237 206 29 39 4 2 2 53 12 16 3 3 1 27 2 0 34 3 .189 .282 .257 .539
2019 130 452 400 65 92 11 2 7 128 27 30 4 1 2 47 0 2 86 1 .230 .313 .320 .633
2020 PIT 21 55 51 6 8 0 0 0 8 5 4 0 0 0 4 0 0 10 0 .157 .218 .157 .375
CWS 11 11 10 3 3 0 0 0 3 0 2 0 1 0 0 0 0 1 0 .300 .300 .300 .600
'20計 32 66 61 9 11 0 0 0 11 5 6 0 1 0 4 0 0 11 0 .180 .231 .180 .411
2021 KC 77 132 122 13 27 7 2 0 38 10 8 3 3 1 6 0 0 28 1 .221 .256 .311 .567
TOR 25 17 13 4 1 0 0 0 1 0 2 2 0 0 4 0 0 5 0 .077 .294 .077 .371
'21計 102 149 135 17 28 7 2 0 39 10 10 5 3 1 10 0 0 33 1 .207 .260 .289 .549
MLB:12年 992 2833 2513 387 612 83 38 21 834 185 266 49 42 15 242 8 21 478 31 .244 .314 .332 .645
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績

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左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2010 KC - 15 48 2 2 2 .962 -
2011 - 17 31 0 0 0 1.000 -
2012 - 88 231 8 6 4 .976 -
2013 - 73 176 3 5 2 .973 -
2014 3 4 0 0 0 1.000 106 224 4 4 0 .983 -
2015 27 39 4 0 2 1.000 37 70 4 2 2 .974 17 36 0 0 0 1.000
2016 19 27 2 0 0 1.000 57 132 4 1 0 .993 21 37 5 1 0 .977
2017 SEA 12 15 1 1 1 .941 96 221 10 2 5 .991 -
2018 ARI 6 5 1 0 0 1.000 41 96 3 1 2 .990 18 29 0 1 0 967.
2019 16 18 1 1 0 .950 103 161 6 1 0 .994 21 29 3 0 1 1.000
2020 PIT - 21 37 1 1 0 .974 -
CWS 6 0 0 0 0 ---- 2 3 0 0 0 1.000 1 2 0 0 0 1.000
'20計 6 0 0 0 0 ---- 23 40 1 1 0 .976 1 2 0 0 0 1.000
2021 KC 18 15 1 0 0 1.000 19 50 0 0 0 1.000 34 30 2 1 0 .970
TOR 2 1 0 0 0 1.000 19 14 1 0 0 1.000 -
'21計 20 16 1 0 0 1.000 38 64 1 0 0 1.000 34 30 2 1 0 .970
MLB 109 124 10 2 3 .985 694 1494 46 25 17 .984 112 163 10 3 1 .983
  • 2021年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

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  • 1(2010年 - 2019年、2021年)
  • 6(2020年 - 同年8月27日)
  • 32(2020年8月30日 - 同年終了)※ホワイトソックス加入後初出場の2020年8月28日はジャッキー・ロビンソン・デーのため背番号42を着用

脚注

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  1. ^ Royals agree to terms with 10 players on one-year contracts for 2014” (英語). MLB.com (February 27, 2014). March 1, 2014閲覧。
  2. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2022年1月9日閲覧。
  3. ^ Pete Grathoff (January 13, 2016). “Jarrod Dyson’s hometown is naming a street after him” (英語). Kansas City Star. January 10, 2017閲覧。
  4. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2016』廣済堂出版、2016年、118頁頁。ISBN 978-4-331-52002-4 
  5. ^ Greg Johns (2017年1月6日). “Mariners acquire Dyson from Royals for Karns” (英語). MLB.com. 2017年1月10日閲覧。
  6. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月30日閲覧
  7. ^ Steve Gilbert (2018年2月19日). “D-backs sign speedy Dyson to 2-year deal” (英語). https://www.mlb.com/news/arizona-diamondbacks-set-to-sign-jarrod-dyson/c-266743046 2018年2月28日閲覧。 
  8. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (英語). MLB.com. 2020年2月17日閲覧。
  9. ^ Adam Berry (2020年2月13日). “Pirates sign 'playmaker' Dyson in Marte's place” (英語). https://www.mlb.com/news/pirates-agree-with-jarrod-dyson 2020年2月17日閲覧。 
  10. ^ White Sox To Acquire Jarrod Dyson” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月28日閲覧。
  11. ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月11日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月16日閲覧。
  12. ^ Royals Sign Jarrod Dyson” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月6日閲覧。
  13. ^ Blue Jays Claim Jarrod Dyson Off Waivers From Royals” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年8月28日閲覧。
  14. ^ ロイヤルズ ダイソンが球場史に残る好捕!相手の先制弾奪い取る”. スポーツニッポン (2016年8月26日). 2017年1月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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