本田太一
本田 太一(ほんだ たいち、英語: Taichi Honda、1998年8月2日 - )は、日本の元フィギュアスケート選手(男子シングル)。京都府京都市伏見区出身。
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生誕 |
1998年8月2日(26歳) 京都府京都市伏見区 | |||||||||
親族 |
姉 本田真凜(長妹) 本田望結(次妹) 本田紗来(三妹) | |||||||||
選手情報 | ||||||||||
代表国 | 日本 | |||||||||
コーチ | ラファエル・アルトゥニアン | |||||||||
所属クラブ |
関西大学中学・高校アイススケート部 (←京都醍醐FSC) | |||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||
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人物
編集5人兄弟の2番目で、姉と3人の妹がいる。姉(長女)は一般人だが、長妹(次女)の真凜、次妹(三女)の望結、三妹(四女)の紗来は、揃ってフィギュアスケートの選手である。
なお真凜・望結・紗来の妹三人は、タレント・モデル・YouTuberとしても活動中で、さらに望結と紗来の二人は、かつて子役の女優業もこなしていた[1]。
技術
編集アクセルを含めた6種類すべての3回転ジャンプを跳ぶことができる。本田を指導する田村岳斗コーチは「太一のジャンプは頂点に上がるまでにスピードがあって見応えがある」と評している[2]。
経歴
編集5歳の時に、家族と一緒に京都醍醐のスケートリンクに遊びに行ったことがきっかけで、妹の真凜(次女)と共にスケートを習い始め、後に生まれた望結(三女)と紗来(四女)も太一と真凛の影響を受けてスケートの世界に入った[3]。しかし、太一より3歳上の長女(当時8歳)は年齢的にスケートを始めるには遅いと言われたため、長女だけはスケートの世界に入ることができなかったという。
最初はアイスホッケーから始めていたが、濱田美栄コーチに師事することになった際に、後から始めたフィギュアスケートに専念することを決めた。
2012-13シーズン、日本スケート連盟の強化指定を受ける。2012年アジアフィギュア杯のジュニアクラスで2位入賞。ISUジュニアグランプリシリーズに初参戦しJGPレークプラシッドで7位、続くJGPボスポラスで10位となる。全日本ジュニア選手権で6位となる。初出場となった全日本選手権で14位となり、新人賞を受賞する。2013年トリグラフ杯のジュニアクラスで2位に入る。
2013-14シーズン、JGPミンスクで10位となる。全日本ジュニア選手権では4位に入り、2年連続の出場となった全日本選手権では15位となる。2014年プランタン杯のジュニアクラスでは3位に入る。
2014-15シーズン、2014年アジアフィギュア杯で3位に入る。JGPチェコスケートでは12位に終わる。
2015-16シーズン、JGPオーストリア杯で17位となり、全日本ジュニア選手権では10位となる。
2019-2020シーズン、第92回日本学生氷上競技選手権大会の男子7,8級クラスで3位となった[4]。
大学4年生だった2020-2021シーズンを最後に、現役を引退[5][6]。関西大学経済学部を卒業後、日本M&Aセンターに就職[7][8]。調剤薬局業界を専門としたM&Aコンサルタントをしている[7]。
主な戦績
編集大会/年 | 2012-13 | 2013-14 | 2014-15 | 2015-16 | 2016-17 | 2017-18 | 2018-19 | 2019-20 | 2020-21 |
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全日本選手権 | 14 | 15 | 12 | 15 | 25 | 22 | 19 | ||
全日本Jr.選手権 | 6 | 4 | 10 | ||||||
JGPオーストリア杯 | 17 | ||||||||
JGPチェコスケート | 12 | ||||||||
JGPミンスク | 10 | ||||||||
JGPボスポラス | 10 | ||||||||
JGPレークプラシッド | 7 | ||||||||
アジアフィギュア杯 | 2 J | 3 J | |||||||
プランタン杯 | 3 J | ||||||||
トリグラフトロフィー | 2 J |
- J - ジュニアクラス
詳細
編集2020-2021 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2020年12月24日 - 27日 | 第89回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | 12 67.86 |
22 110.01 |
19 177.87 |
2018-2019 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2019年12月19日 - 22日 | 第88回全日本フィギュアスケート選手権(東京) | 20 61.22 |
21 111.86 |
22 173.68 |
2018-2019 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2018年12月20日 - 24日 | 第87回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 25 55.56 |
- | 25 [9] |
2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年12月20日 - 24日 | 第86回全日本フィギュアスケート選手権(調布) | 18 59.75 |
12 133.12 |
15 192.87 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2016年12月22日 - 25日 | 第85回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 9 63.87 |
16 115.97 |
12 179.84 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2015年11月21日 - 23日 | 第84回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(ひたちなか) | 7 55.98 |
5 114.23 |
10 154.67 |
2015年9月9日 - 12日 | ISUジュニアグランプリ オーストリア杯(リンツ) | 14 49.34 |
14 98.08 |
17 139.42 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2014年9月3日 - 6日 | ISUジュニアグランプリ チェコスケート(オストラヴァ) | 11 48.25 |
13 88.57 |
10 136.82 |
2014年8月6日 - 10日 | 2014年アジアフィギュア杯 ジュニアクラス(台北) | 4 43.79 |
2 95.88 |
3 139.67 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2014年3月14日 - 16日 | 2014年プランタン杯 ジュニアクラス(ルクセンブルク市) | 3 49.71 |
3 101.97 |
3 151.68 |
2013年12月20日 - 23日 | 第82回全日本フィギュアスケート選手権(さいたま) | 15 59.34 |
15 111.13 |
15 170.47 |
2013年11月22日 - 24日 | 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(名古屋) | 13 45.81 |
2 104.24 |
4 150.05 |
2013年9月25日 - 28日 | ISUジュニアグランプリ ミンスク(ミンスク) | 9 50.42 |
10 95.17 |
10 145.59 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2013年3月27日 - 31日 | 2013年トリグラフトロフィー ジュニアクラス(ブレッド) | 2 51.11 |
2 102.40 |
2 153.51 |
2012年12月20日 - 23日 | 第81回全日本フィギュアスケート選手権(札幌) | 15 55.58 |
14 110.20 |
14 165.78 |
2012年11月17日 - 18日 | 第81回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(西東京) | 6 51.57 |
6 104.19 |
6 155.76 |
2012年9月19日 - 23日 | ISUジュニアグランプリ ボスポラス(イスタンブール) | 8 51.78 |
11 88.59 |
10 140.27 |
2012年8月29日 - 9月2日 | ISUジュニアグランプリ レークプラシッド(レークプラシッド) | 6 52.41 |
6 102.24 |
7 154.65 |
2012年8月7日 - 12日 | 2012年アジアフィギュア杯 ジュニアクラス(台北) | 2 52.96 |
2 92.15 |
2 145.11 |
プログラム使用曲
編集シーズン | SP | FS |
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2020-2021 | Ancient Lands 曲:ローナン・ハーディマン |
映画『ショーシャンクの空に』より |
2019-2020 | I Put A Spell on You ボーカル:ガルー 振付:ジェフリー・バトル |
映画『フォレスト・ガンプ』より 振付:ジェフリー・バトル |
2018-2019 | アンタッチャブル 振付:ナディア・カナエワ | |
2017-2018 | マンボメドレー 振付:キャシー・リード |
ミュージカル『ラ・マンチャの男』より 振付:キャシー・リード |
2016-2017 | コットンアイジョー 振付:キャシー・リード | |
2015-2016 | 映画『アーティスト』より 作曲:ルドヴィック・ブールス 振付:ジェイミー・アイズレー |
歌劇『セビリアの理髪師』より 作曲:ジョアキーノ・ロッシーニ 振付:トム・ディクソン |
2014-2015[10] | ||
2013-2014 | ライモンダ 作曲:アレクサンドル・グラズノフ |
映画『海の上のピアニスト』より 作曲:エンニオ・モリコーネ |
2012-2013 | ヘルナンドス・ハイダウェイ 作曲:フランク・プゥルセル |
映画『カサブランカ』より 作曲:マックス・スタイナー |
脚注
編集- ^ まんたんウェブ (2011年12月21日). “家政婦のミタ : “次女”が見たミタさんの素顔 衝撃の結末は……”. 2013年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月29日閲覧。
- ^ 天空海闊 本田太一 (中) 2014年6月26日 大阪日日新聞
- ^ 天空海闊 本田太一 (上) 2014年6月25日 大阪日日新聞
- ^ “第92回日本学生氷上競技選手権大会 男子7,8級クラス”. 一般社団法人 日本学生氷上競技連盟. 2020年1月11日閲覧。
- ^ “本田太一、来季で引退 妹・真凜声援も乱れて悔し涙/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online(2019年12月23日). 2020年7月5日閲覧。
- ^ “真凜の兄・本田太一は関大Vに貢献「年明け最初にいい姿」来季の引退まで妹らに“お手本”見せ続ける”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ(2020年1月7日). 2020年1月11日閲覧。
- ^ a b “【開催報告】中小・ベンチャー企業の成長メソッド”. 日本M&Aセンター. 2022年2月14日閲覧。
- ^ 「超豪華すぎ!」本田真凜が公開した兄・太一の引退を祝する“オールスター寄せビデオ”にファン感動!「ほんとに泣ける」 THE DIGEST 2021年2月23日閲覧。
- ^ フリーに進出出来ず
- ^ 天空海闊 本田太一 (下) 2014年6月27日 大阪日日新聞