波多野 勝(はたの まさる 1953年8月9日[1] - )は日本の歴史学者国際政治学者、総合教育研究所代表[2]、元常磐大学国際学部教授。専門は国際関係論、日本外交史[3]慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了[3]日本国際政治学会所属[1]

来歴

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岐阜県生まれ[1]慶應義塾大学法学部政治学科卒業[1]1982年同大学院法学研究科博士課程修了[1]1994年博士(法学)学位取得[1]。2006年度常磐大学国際学部長[4]

構内でのわいせつ画像撮影で大学の名誉を傷つけたとして、2006年8月2日に常磐大学国際学部長を解任され[5][6]、同年9月30日、同大を依願退職した[7]。2011年、退職後支給が約束されていたコンサル料の支払いが履行されなかったとして、波多野は常盤大学を相手に地位確認の訴えを起こした[8]

著作

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単著

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共著

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  • 飯森明子)『関東大震災と日米外交』(草思社, 1999年)
  • 清水麗)『友好の架け橋を夢見て――日中議連による国交正常化への軌跡』(学陽書房, 2004年)

編著

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  • 『アジアのなかの日本と中国』山川出版社、1996年
  • 『井口省吾伝』現代史料出版、2002年
  • 『新しいアジアが見えてくる』春風社、2002年
  • 『左腕の誇り 江夏豊自伝』草思社、2002年。新潮文庫、2012年。構成
  • 『辛亥革命の多元構造』汲古書院、2005年

編纂資料

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  • 『長岡外史関係文書 回顧録編』吉川弘文館、1989年
  • 『長岡外史関係文書 書簡・書類編』吉川弘文館、1989年
  • 『日露戦争と井口省吾』原書房、1995年
  • 『日本国家主義運動史料集成 国龍会関係資料集 全10巻』柏書房、1993年
  • 『内田良平関係文書』全12巻 柏書房、1994年
  • 『内田良平関係文書 第2集』全12巻、芙蓉書房出版、1995年
  • 『侍従武官長 奈良武次日記・回顧録』全4巻、柏書房, 2000年
  • 『浜口雄幸日記・随感録』(みすず書房, 1991年)
  • 『海軍の外交官 竹下勇日記』(芙蓉書房, 1998年)
  • 『日中貿易促進議員連盟関係資料集』全10巻(龍渓書舎, 1999年)
  • 『日中友好議員連盟関係資料――帆足計・中尾和夫文書』(現代史料出版, 2002年)
  • 『日中友好議員連盟関係資料――中尾和夫文書』(現代史料出版, 2002年)
  • 『日中友好議員連盟関係資料――上村幸生文書』(現代史料出版, 2004年)

脚注

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  1. ^ a b c d e f 『現代日本執筆者大事典 第4期』3巻p789
  2. ^ 波多野 勝 - 株式会社芙蓉書房出版”. www.fuyoshobo.co.jp. 2024年2月26日閲覧。
  3. ^ a b 教員プロフィール, 常磐大学
  4. ^ 全国大学職員録 私立大学編 平成18年版』p116
  5. ^ 「学内でわいせつビデオ撮影 常磐大、学部長を解任」, 2006.09.06, 読売新聞東京朝刊38ページ
  6. ^ 「常磐大教授、学内でわいせつ撮影 進学相談中、映像流れる」, 2006年09月06日, 朝日新聞夕刊15ページ
  7. ^ 三木幸治「水戸・常磐大:進学相談中にわいせつ映像、教授が依願退職」, 2006.10.03, 毎日新聞地方版茨城27ページ
  8. ^ 杣谷健太「水戸・常磐大:進学相談中にわいせつ映像 元教授訴訟に大学側争う姿勢」, 2011.02.25, 毎日新聞地方版茨城25ページ