可児市コミュニティバス

さつきバス (可児市)から転送)

可児市コミュニティバス(かにしコミュニティバス)は、岐阜県可児市が運行するコミュニティバス乗合バスの定時路線「さつきバス[1]乗合タクシー方式の予約路線「電話で予約バス」がある[2]。愛称の「さつきバス」は、可児市の花であるサツキに由来する。

運行は「さつきバス」を東濃鉄道に、「電話で予約バス」を可児タクシーと新太田タクシーにそれぞれ委託している。

沿革 編集

  • 2000年10月2日 - 「さつきバス」が運行開始。
  • 2005年10月1日 - 兼山町との合併に伴い、兼山線を新設。
  • 2009年9月1日 - 川合・土田線で「電話で予約バス」を実験運行(当初は2009年11月30日までの予定だったが、2010年3月31日まで延長)。
  • 2010年
    • 4月1日 - 川合・土田線が廃止。今渡・川合・土田地区デマンド運行「電話で予約バス」が本格運行へ移行。
    • 10月 - 羽崎・久々利線と清水ケ丘・西可児線と西可児・姫治線で「電話で予約バス」を実験運行。 また、兼山線がラスパ御嵩へ乗り入れを開始し「さつきバス」では初めて御嵩町内に停留所を設置。
  • 2011年4月1日 - 羽崎・久々利線と清水ケ丘・西可児線と西可児・姫治線が廃止。羽崎・二野・久々利地区と春里・姫治地区でデマンド運行「電話で予約バス」が本格的に運行開始。
  • 2012年
    • 4月2日 - 虹が丘・坂戸線が廃止。帷子地区と大森地区でデマンド運行「電話で予約バス」が運行開始。
    • 10月1日 - 大森・桜ヶ丘線を経路変更し桜ヶ丘線に改称。広見東・中恵土線で「電話で予約バス」を実験運行。
  • 2013年
    • 4月1日 - 広見東・中恵土線が廃止。広見東・中恵土地区でデマンド運行「電話で予約バス」が本格的に運行開始。
    • 10月1日 - 大幅なダイヤ改正を実施。新たに中心循環線を設定するとともに、各線とも始発繰り上げや終車繰り下げ、本数の増発が行われた。

運賃・乗車券類 編集

さつきバス
  • 1乗車200円、小学生と65歳以上の高齢者は100円、未就学児以下は無料。
  • 各種障害者手帳提示による割引があり、身体障害者手帳所持者のうち第1種身体障がい者とその介護者1人、第2種身体障がい者(この場合介護者は含まれない)、療育手帳所持者のうち第1種知的障がい者とその介護者1人、第2種知的障がい者(この場合介護者は含まれない、精神障害者保健福祉手帳所持者とその介護者1人は、それぞれ運賃が100円となる。
  • 専用回数券が発売されている。
  • manacaTOICAなどの交通系ICカードは使えない。
電話で予約バス
  • 1乗車300円、小学生などは150円。未就学児以下は無料(電話で予約バスは小学生以上の同伴者1人につき1名までで、それ以上は小児運賃が必要)。
  • 一部路線で乗継割引あり。乗継停留所(市役所、ヨシヅヤ、村木の現在地から一番近い停留所)で別路線へ乗り継ぐ場合は、運転手に申し出れば1回のみ無料乗継券が発行され、乗り継ぎ先のバスが無料となる。
  • 専用回数券が発売されている。

現行路線 編集

2018年現在、以下の路線が月曜から土曜に運行されている。

西部線 編集

西可児駅から若葉台、春里地区センター、可児とうのう病院、坂戸を経由し、可児市中心部を結ぶ路線。

西可児地区から市役所へ向かう18時台のバスに通過停留所が設定されている。

東部線 編集

花フェスタ記念公園から羽生ヶ丘、広眺ヶ丘、可児市中心部、ヨシヅヤ可児店を経由し、再び市役所へ戻る路線。

2013年10月におけるダイヤ改正で、運転区間が変更となり、一部区間は廃止になった。

桜ケ丘線 編集

桜ケ丘から皐ケ丘、伊川、ヨシヅヤ可児店を経由し、可児市中心部を結ぶ路線。月曜から土曜に運行される。

西部線、東部線と比べると本数が少ないが、同じく運行本数の少ない東鉄バス緑ヶ丘線(JR太多線 可児駅前 - 桂ケ丘 ‐ JR中央本線・太多線 多治見駅北口)の補完の役割を果たしている。

兼山線 編集

可児市中心部から兼山、秋葉台を経由し、可児市中心部へ戻る路線。さつきバスでは唯一市外の御嵩町(ラスパ御嵩)にも停留所がある路線。

合併に伴い、2005年に新設された路線で、さつきバスとしては最も本数が少ない。

中心循環線 編集

可児市中心部からヨシヅヤ可児店、名鉄広見線 日本ライン今渡駅文化創造センターを経由し、可児市中心部へ戻る路線。

2013年10月1日のダイヤ改正において新設された、さつきバスとしては最も新しい路線。

以前の東部線の路線であった文化創造センターや東上屋敷地区を経由している。さつきバスとしては珍しく、間隔が1時間から2時間ちょうどとなっている。

電話で予約バス 編集

廃止路線の代替手段として、月曜から土曜に運行される。日曜、祝日(振替休日含む)と年末年始(12月29日から翌年1月3日)は運休。

可児タクシーと新太田タクシーの車両により運行される「デマンド方式乗合タクシー」で、車両側面に「電話で予約バス」と書かれている。

運賃は帷子地区、下恵土・広見地区を除き、1乗車300円とバスに比べて100円高い。

以下の地区で運行され、乗車予約が必要。

  • 下恵土・広見地区
  • 今渡・川合・土田地区
  • 春里・姫治地区
  • 羽崎・二野・久々利地区
  • 大森地区
  • 帷子地区
  • 広見東・中恵土地区

脚注 編集

  1. ^ さつきバス 可児市
  2. ^ 電話で予約バス 可児市

関連項目 編集

外部リンク 編集