ウォルター"ウルフマン"ワシントン

ウォルター"ウルフマン"ワシントンWalter "Wolfman" Washington 1943年12月20日 - 2022年12月22日[2])は米国ルイジアナ州ニューオーリンズを拠点に活動していたギタリストシンガー。ブルースを基調としながら、ニューオーリンズのミュージシャンらしいファンク、R&Bも織り交ぜたサウンドを展開する。

ウォルター"ウルフマン"ワシントン
ウォルター"ウルフマン"ワシントン (2008)
基本情報
出生名 Edward Joseph Washington Jr.[1]
生誕 (1943-12-20) 1943年12月20日
米国ルイジアナ州ニューオーリンズ
死没 (2022-12-22) 2022年12月22日(79歳没)
ジャンル ブルース
R&B
職業 ギタリストシンガー
担当楽器 ギター
活動期間 1962年2022年
レーベル ヘップ・ミー、ラウンダー、ポイントブランク、ブルズアイ・ブルース、ゾホ・ルーツ
共同作業者 ジョニー・アダムスリー・ドーシージョー・クラウンラッセル・バティストJr.
公式サイト WalterWolfmanWashington.com

来歴 編集

1943年、ニューオーリンズに生まれた。まだ10代の頃にリー・ドーシーのバンド・メンバーに抜擢され、彼とともにツアーに出る[1]

1960年代中ごろになると、オール・フールズ・バンドを結成、地元のクラブに出演するようになった[3]

1970年代に入るとジョニー・アダムスのバンドに参加。アダムスとは、以後20年の長きに渡りライブ、レコーディングに関わっていった[1]。一方1970年代の後半になると自身のバンド、ロードマスターズを結成し、ヨーロッパ・ツアーもこなすようになった[3]

1981年、初のソロ作『Leader Of The Pack』を零細レーベル、ヘップ・ミーよりリリースした。1980年代半ばにはワシントンは、ラウンダー・レコードと契約。同レーベルからは計3枚のアルバムをリリースしている。その後、ヴァージン・レコード系レーベル、ポイントブランクからもアルバムをリリースした。

1992年8月、初来日。1999年3月にもブルース・フェスティバル「THE JOOK」出演のために再来日している[4]

2007年、同じくニューオーリンズのミュージシャンであるジョー・クラウン(org.)、ラッセル・バティストJr. (ds.)とトリオを組み、ニューオーリンズのクラブ、メイプル・リーフで活動するようになった。

2008年には、久々のアルバム『Doin' the Funky Thing』をリリース、好評を博している。同年クラウン、バティストとのライブ盤『Krown, Washington, Batiste / Live at the Maple Leaf』もリリースした。

病気と死 編集

2022年、扁桃腺がんと診断され闘病生活に入った[5]。彼は同年の誕生日2日後の12月22日、ニューオーリンズ市内のパッセージズ・ホスピスにて亡くなった。79歳だった[2]。生前レコーディングをしていた遺作『Feel So At Home』が2023年、ティピティーナス・レコード・クラブ・レーベルよりリリースとなった[5]

ディスコグラフィー 編集

  • 1981年 『Leader Of The Pack』 (Hep' Me)
  • 1986年Wolf Tracks』 (Rounder)
  • 1988年Out of the Dark』 (Rounder)
  • 1991年Wolf at the Door』 (Rounder)
  • 1991年 『Sada』 (Point Blank)
  • 1998年Funk Is in the House』 (Bullseye Blues)
  • 1999年Blue Moon Risin'』 (Artelier)
  • 2008年 『Doin' the Funky Thing』 (Zoho Roots)
  • 2018年My Future Is My Past』 (Anti)
  • 2023年Feel So At Home』 (Tipitina's Record Club)

Joe Krown Trio

参考文献 編集

外部リンク 編集