エウコエロフィシス学名 Eucoelophysis)はニューメキシコ後期三畳紀チンレ層で発見された恐竜型類である。当初はコエロフィシス類であると想定されていたが、ネスビットらによる研究で実際は恐竜型類のシレサウルスに近縁であることがわかった。属名は「真のコエロフィシス」または「真の中空の尾」を意味する。

エウコエロフィシス
生息年代: 後期三畳紀,230 Ma
地質時代
後期三畳紀
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜型下綱 Archosauromorpha
階級なし : 恐竜様類 Dinosauromorpha
階級なし : 恐竜型類 Dinosauriformes
: シレサウルス科 Silesauridae
階級なし : スルキメンテサウリア Sulcimentesauria
: エウコエロフィシス属 Eucoelophysis
学名
Eucoelophysis
Sullivan & Lucas, 1999

しかしながら、シレサウルスとの関係性は不確かである。Jerzy Dzik はエウコエロフィシスが恐竜型類である事を見出したが、原始的な鳥盤類である可能性を排除しきれなかった[1]

脚注 編集

  1. ^ Dzik, J. (2003). "A beaked herbivorous archosaur with dinosaur affinities from the early Late Triassic of Poland." Journal of Vertebrate Paleontology, 23(3): 556-574.