ガイ・フォークスの日

ガイフォークスナイトは、ガイフォークスデイ(火薬陰謀事件の日)焚き火の夜花火の夜としても知られる毎年11月5日に行われるイギリスの記念日。由来は1605年の11月5日に当時のイングランド王のジェームズ1世を暗殺しようとし、カトリックの国家元首に置き換えようという英国カトリック教徒による火薬陰謀事件の逮捕メンバーであったガイ・フォークスが、議事堂の地下で爆薬をしかけて待機しているところを逮捕されジェームズ1世が生き延びた事を祝って、人々はロンドン焚き火をともしたのが起源。翌年、この企ての失敗に対する感謝して毎年、記念日とする法律施行された。毎年この日には、「ガイ (guy) 」と呼ばれるフォークスを表す人形を市中に曳き回したのちに篝火で焼く行事が各地で行われた。1650年代以降は花火も打ち上げられるようになり、現在では、11月上旬にイギリス各地でもっぱら打ち上げ花火を楽しむ祭りとなっている。

ウィンザー城での祝祭、 c. 1776

ガイフォークスナイトの様子編集

イギリス国外への影響編集

火薬陰謀事件の日(ガイフォークスナイト)は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、カリブ海諸国などの英連邦のメンバーを含む世界中の植民地に紹介された[1]。オーストラリアでは、シドニー(1788年に流刑地になった) [2]は、1805年にガイフォークスの肖像のパレードとかがり火が行われた[3]、1833年に[4]パースは、ガイフォークスナイトを祝日とした[5]。1970年代までに、ガイフォークスナイトはオーストラリアではあまり一般的ではなくなった。ニュージーランド、カナダ、南アフリカでは、いまだに行われている[6]。南アフリカのケープタウンのケープフラッツでは、ガイフォークスの日が若者のフーリガンに関連するようになり、暴行、放火、破壊行為は、学校の生徒を誹謗中傷することによって行われ、ケープタウンの地方自治体は花火を禁止し、イベントに反対している[7][8][9][10][11]

北米では、ガイフォークスナイトは最初はほとんど注目されていなかったが、1662年11月5日に、ボストンで焚火をして2人の少年が逮捕されたのをきっかけに注目を浴びることとなった。 ボストンの一部の市民は1776年に最後のガイフォークスナイトを祝ったが[12]、この伝統は1817年までセーラムで継続され[13]、1892年にはニューハンプシャー州ポーツマスでも開催された[14]。18世紀後半には、イギリスの2人の首相ビュート伯爵ノース卿、アメリカのベネディクトアーノルド将軍などの著名人の肖像も焼かれた[15]。1880年代には、火薬陰謀事件の失敗を記念するものではなくなったものの、ニューイングランドの沿岸の町ではまだ焚き火が灯されていた[16]

脚注編集

  1. ^ Davis 2010, p. 250
  2. ^ Phillip 1789, p. Chapter VII
  3. ^ Weekly Occurrences, The Sydney Gazette and New South Wales Advertiser (NSW : 1803–1842), hosted at trove.nla.gov.au, (10 November 1805), p. 1, http://nla.gov.au/nla.news-article626959 
  4. ^ The Swan River Colony, The Capricornian (Rockhampton, Qld. : 1875–1929), hosted at trove.nla.gov.au, (12 December 1929), p. 5, http://nla.gov.au/nla.news-article69813662 2015年3月10日閲覧。 
  5. ^ Government Notice, The Perth Gazette and Western Australian Journal, (27 April 1833), p. 66, http://nla.gov.au/nla.news-article642107 2015年3月10日閲覧。 
  6. ^ Davis 2010, pp. 250–251
  7. ^ Guy Fawkes: Reports of paint, stoning, intimidation in Cape despite warning” (英語). www.iol.co.za. 2020年3月6日閲覧。
  8. ^ Western Cape education department calls for end to 'dangerous behaviour' on Guy Fawkes day” (英語). News24 (2019年11月4日). 2020年3月6日閲覧。
  9. ^ 'No justification for this macabre celebration': Guy Fawkes takes its toll in Cape Town” (英語). TimesLIVE. 2020年3月6日閲覧。
  10. ^ Guy Fawkes In South Africa, Where Kids Dress Up and Teens Play Pranks” (英語). www.capetownmagazine.com. 2020年3月6日閲覧。
  11. ^ WATCH: Look what you Fawkers did!” (英語). www.dailyvoice.co.za. 2020年3月6日閲覧。
  12. ^ “George Washington Expresses Surprise”, display.5thofnovember.us, オリジナルの9 November 2010時点におけるアーカイブ。, https://www.webcitation.org/5u7Eto6c6?url=http://display.5thofnovember.us/2007/10/george-washington-tries-to-stop.html 2010年11月9日閲覧。 
  13. ^ Berlant 1991, p. 232 n.58, see also Robotti, Frances Diane (2009), Chronicles of Old Salem, Kessinger Publishing, LLC 
  14. ^ Albee, John (October–December 1892), “Pope Night in Portsmouth, N. H.”, The Journal of American Folklore (American Folklore Society) 5 (19): 335–336, doi:10.2307/533252, JSTOR 533252, https://jstor.org/stable/533252 
  15. ^ Fraser 2005, p. 353
  16. ^ Young 1999, pp. 24, 93–94

関連項目編集

 

に生まれた有名なゴリラ