ジェイムズ・ヘットフィールド

ジェイムズ・ヘットフィールドJames Hetfield、本名 James Alen Hetfield1963年8月3日 - )は、アメリカギタリストヴォーカリストミュージシャンイングランドアイルランドドイツの血を引く。

ジェイムズ・ヘットフィールド
James Hetfield
HetfieldComiccon.jpg
基本情報
生誕 (1963-08-03) 1963年8月3日(54歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル ヘヴィメタル
スラッシュメタル
ハードロック
スピードメタル
職業 シンガーソングライター
担当楽器 ギター
活動期間 1981年 - 現在
共同作業者 メタリカ
著名使用楽器
該当項目を参照

2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第87位。 身長185cm。

目次

略歴編集

音楽性編集

  • 速くて重いスラッシュメタルでの演奏を得意とする。メタリカの曲のリフの多くは彼が作り出したものであり、ギター雑誌などでは「リフマスター」の異名が与えられた。リードはそれほど得意ではないためか、メタリカでのソロの多くはカークが担当する。特に、レコーディングにおいては役割分担がはっきりしており、かつてはリズムギターの左右両パートともジェイムズが演奏していた。
  • 彼はギターリフについて、「ギターリフを、スピーディにかつシャープにするには、ダウンカッティングが重要なポイントになる」と語っている。同じく、リフ・マスターと呼ばれているパンテラダイムバック・ダレルは、「強靭な右手を持ちメタリカのリフを支えるギタリスト」と評している。目安として、BPM200〜210くらいの曲なら、8分リズムダウンピッキングのみで演奏してしまう。
  • 上記のフィジカルなプレイだけではなく、叙情的なアルペジオフィンガーピッキングで弾いたり、ブルースのフレーズやカントリー調のアルペジオを奏でたりと幅広い。
  • ボーカリストとしては野太い声が特徴。ハイトーンで歌うことは現在ではほとんど無いが、1stアルバム『キル・エム・オール - Kill 'Em All - 』の頃には、ハイトーンのシャウトを多用していた。年を経るごとに野太く高音の出にくい歌い方へと変化していったが、他のポピュラー・ミュージックのヴォーカルと比べ特段音程が低いわけでない。ボーカリストとしての音楽性を見出したのは、アルバム『メタリカ』といわれている。なお、2008年にリリースした『デス・マグネティック』では、リック・ルービンのプロデュースで、声のキーを以前並みの高さに戻している(同作品のライナーより)。元々、『デス・マグネティック』のデモ制作時はキーをE♭で演奏していたが、ヴォーカルに緊張感を持たせるために半音上げたEに変更された。ライブでは、アルバムよりも半音低いE♭で演奏されている。また、独特のこぶし回しが特徴的で、1990年代以降は彼のボーカル・スタイルを模倣するバンドがヘヴィメタル以外の音楽でも多く現れた。コンサートで時折デスボイスのような声で歌うときもある。

機材編集

ギター編集

バンド黎明期 - 1985年位までは、エレクトラ製のフライングVのコピーモデルを使用していたが、故障したため、当時サブギターとして所有していたギブソン・エクスプローラーを使用し始める。きっかけは、ファンの間でも有名なEMGピックアップを搭載したナチュラルフィニッシュのものだった。その後は、1984年製ギブソン・エクスプローラー(ピックガード無し)とほぼ同形のESPのカスタムメイドのエクスプローラーを永らくメインギターとして使用していた。3rdアルバム時はリア・ピックアップにギブソン・ダーティフィンガー]を搭載していたが、4thアルバム以降からは現在でもお馴染みのフロントにEMG 60を、リアにEMG 81を搭載するようになった。また、現在はフライングV、レスポールシェイプも愛用している。これらのギターには、前述のEMG81、EMG60の組み合わせに加え、マシン・ヘッド部はスパーゼル社のロック式ペグTrimLockを装備している。また、レコーディングやMTV.ICONのステージでは、ESPのフォレスト・シェイプの7弦ギターも使用した。 以前は、ESPとLTDからジェイムズ使用のエクスプローラーと同形のモデルが販売されていたが、現在はカタログから外されている。現在ESPから発売され、ステージでも使用頻度が高い各種シグネチュアモデルのギターには並々ならぬ拘りが凝縮されており、見た目、音、重量、その他細部まで関与し、ESPと納得いくまでミーティングを重ねて制作された。中でも重量が軽めのギターを好む。

ギター・アンプ編集

2ndアルバム『ライド・ザ・ライトニング』のレコーディング前までは改造されたマーシャル1959アンプを愛用し、プロコ社のRAT(初期型)でブーストしていたが、レコーディグの直前、ボストンの空港でバンド機材の盗難に遭い(残ったのは自分たちのギターだけだった)、ライド・ザ・ライトニングのレコーディングは借り物の改造されたマーシャルJCM800(50Wの物と言われている)で録音された。その後、当時のエクソダスのギタリストであったリック・ヒューノルトの勧めにより、メサ・ブギーのアンプに乗り換える事になった。 この時メタリカはメサ・ブギー製のマークⅡC+を4台購入したという。

以降の各アルバムのレコーディングで使用したアンプは、以下の通りである。

  • 3rd ALBUM メタル・マスター - Master Of Puppets (1986)
    メサ・ブギー・マークIIC+
    マーシャル JCM800
    この時期のサウンドメイキングは歪みがメサブギー、クリーンがマーシャルだった等、諸説あるが、マークIIC+のプリアンプで歪みの音を作り、その信号を改造されたJCM800のパワーアンプに接続し、マーシャルのスピーカーキャビネットで鳴らしていたというのが真相だと言われている
  • 4th ALBUM メタル・ジャスティス - ...And Justice For All (1988)
    メサ・ブギー・マークIIC+
    マーシャル JCM800
    メサ・ブギー・クアド・プリアンプ / メサ・ブギー・ストラテジー500
    ローランド・JC-120
    アンプ等のメインで使用された機材は、前作とほぼ同様の物が使用されていた模様。
  • 5th ALBUM メタリカ - Metallica (1991)
    メサ・ブギー・マークIV
    メサ・ブギー・クアド・プリアンプ / メサ・ブギー・ストラテジー500
    ローランド・JC-120
    今作からスタジオに膨大な量の機材が持ち込まれるようになり、メインのスピーカーキャビネットもマーシャルからメサ・ブギーに変更になる。ライヴではこの頃より、スピーカーキャビネットをアイソレーションボックスと呼ばれる完全密閉した箱に入れ、その中でマイキングしてギターの音を拾う手法を取るようになった。
  • 6th ALBUM ロード - Load (1996) / 7th ALBUM リロード - Reload (1997)
    メサ・ブギー・トリプル・レクティファイヤー
    メサ・ブギー・トライアクシス / メサ・ブギー・ストラテジー500
    ローランド・JC-120

8th アルバム以降はメイン・アンプとしてDiezel VH-4を使用する事が多い。 尚、JC-120は主にクリーントーンを奏でる時に愛用している。 以前はライヴでもJC-120が使用されていたが、近年はLINE6 POD X3 ProでJC-120のサウンドをシミュレートして使用している。

トリヴィア編集

  • リフマスターでもあり、リズムギターの名手で、かつそのカリスマ性から評してメディアに『80年代のキース・リチャーズ』と呼ばれていた。
  • 少年時代から元パンテラダイムバッグ・ダレルと親交があり、ダレル曰く「やつの右手のテクニックには脱帽だ あれはウエイトトレーニングのように右手を鍛え抜かないとありえない」と絶賛している。
  • 私生活では、ハンティングやスケートボードを趣味としている。スケートボードに関しては、転倒による骨折を何度もしたため、結果的にマネジメント会社のQプライムから「旅行先でのスケートボード禁止令」を言い渡されている。

外部リンク編集