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ジェラルド・カーシュGerald Kersh, 1911年8月26日 - 1968年11月5日)はイギリス出身の作家

ジェラルド・カーシュ
Gerald Kersh
誕生 1911年8月26日
イギリスの旗 イギリス テディントン
死没 (1968-11-05) 1968年11月5日(57歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク
職業 小説家
ジャンル 小説、ノンフィクション
主題 ミステリ、ファンタジー、SF、ホラー
主な受賞歴 エドガー賞
デビュー作 Jews without Jehovah (1934)
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目次

生涯と作品編集

ロンドン南西部の町テディントン出身。パン屋、用心棒、レスラー、事務員、バーテンダーなどさまざまな職業を経験したのち、1934年に長篇Jews without Jehovahでデビュー。Night and the City(1938年)は好評を呼び、二度映画化[1]されている。第2次世界大戦では軍務につき、兵士をテーマにした書籍を数作執筆し、従軍記者として働いた。戦後はニューヨークやカナダに住み、短篇「壜の中の手記」でエドガー賞 短編部門を受賞。ミステリ、ファンタジー、SF、ホラーなど幅広い作風で知られ、現在では短篇小説が評価されている。作中、ときに聞き手としてカーシュ自身が登場する。

主な著作編集

長篇編集

  • Jews without Jehovah (1934)
  • Men Are So Ardent (1935)
  • Night and the City (1938)
  • They Die with Their Boots Clean (1942) - 新兵の物語。
  • The Nine Lives of Bill Nelson (1942)
  • Brain and Ten Fingers (1943)
  • The Dead Look On (1943)
  • Faces in a Dusty Picture (1944)
  • The Weak and the Strong (1945)
  • An Ape, a Dog and a Serpent (1945)
  • Sergeant Nelson of the Guards (1945)
  • The Song of the Flea (1948)
  • The Thousand Deaths of Mr. Small (1951)
  • Prelude to a Certain Midnight (1953)
  • The Great Wash (1953)
  • Fowlers End (1958)
  • The Implacable Hunter (1961)
  • A Long Cool Day in Hell (1966)
  • The Angel and the Cuckoo (1966)
  • Brock (1969)

短篇集編集

  • I Got References (1939) - 自伝的要素のある内容
  • Selected Stories (1943)
  • The Horrible Dummy and Other Stories (1944)
  • Clean, Bright and Slightly Oiled (1946)
  • Neither Man nor Dog: Short Stories (1946)
  • Sad Road to the Sea (1947)
  • Clock Without Hands (1949)
  • The Brazen Bull (1952)
  • The Brighton Monster and Other Stories (1953)
  • Guttersnipe (1954)
  • Men Without Bones (1955)
  • On an Odd Note (1958)
  • Men Without Bones (US) (1960)
  • The Ugly Face of Love and Other Stories (1960)
  • The Best of Gerald Kersh (1960) - サイモン・レイヴン
  • More Than Once Upon a Time (1964)
  • The Hospitality of Miss Tolliver (1965)
  • Nightshade and Damnations (1968)
  • The Terrible Wild Flowers: Nine Stories (1980)
  • Karmesin: The World's Greatest Criminal - or Most Outrageous Liar (2003)
  • The World, the Flesh, & the Devil: Fantastical Writings, Volume I (2006)

主な翻訳編集

  • On an Odd Note (1958) 日本語題『オカルト物語』 中隅佑子訳、大陸書房、1974年。
  • Frozen Beauty (1945) 日本語題『冷凍の美少女』 小川隆他訳、朝日ソノラマ、1985年。
    • 「冷凍の美少女」
    • 「豚島の女王」
    • 「黒衣の紳士」
    • 「軟体人間」
    • 「乞食の石碑」
    • 「この世ならぬ部屋で」
    • 「聖シモンの書簡」
    • 「腹話術人形の脅迫」
    • 「廃墟の軍歌」
    • 「破滅の種子」
    • 「びんの中の遺書」
    • 「ダ・ヴィンチの踊る人形」
    • 「不死身の伍長」
  • The Oxoxoco Bottle and Other Stories 日本語題『壜の中の手記』 西崎憲駒月雅子吉村満美子若島正訳、晶文社、2002年。
    • 「豚の島の女王」
    • 「黄金の河」
    • 「ねじくれた骨」
    • 「骨のない人間」
    • 「壜の中の手記」 - アンブローズ・ビアスの晩年をテーマにした作品。
    • 「ブライトンの怪物」
    • 「破滅の種子」
    • 「カームジンと 『ハムレット』 の台本」
    • 「刺繍針」
    • 「時計収集家の王」
    • 「狂える花」
    • 「死こそわが同志」
  • Voices in the Dust of Annan and Other Stories 日本語題『廃墟の歌声』 西崎憲・吉村満美子・狩野一郎好野理恵・駒月雅子訳、晶文社、2003年。
    • 「廃墟の歌声」
    • 「乞食の石」
    • 「無学のシモンの書簡」
    • 「一匙の偶然」
    • 「盤上の悪魔」
    • 「ミス・トリヴァーのおもてなし」
    • 「飲酒の弊害」
    • 「カームジンの銀行泥棒」
    • 「カームジンの宝石泥棒」
    • 「カームジンとあの世を信じない男」
    • 「重ね着した名画」
    • 「魚のお告げ」
    • 「クックー伍長の身の上話」
  • The Oxoxoco Bottle and Other Stories 日本語題『壜の中の手記』 西崎憲駒月雅子吉村満美子若島正訳、角川グループパブリッシング、2005年。晶文社版の再編集。カームジンものを省き、「凍れる美女」、「壁のない部屋で」、「狂える花」(ロングバージョン)を収録
    • 「豚の島の女王」
    • 「黄金の河」
    • 「ねじくれた骨」
    • 「凍れる美女」
    • 「骨のない人間」
    • 「壜の中の手記」
    • 「ブライトンの怪物」
    • 「破滅の種子」
    • 「壁のない部屋で」
    • 「時計収集家の王」
    • 「狂える花」
    • 「死こそわが同志」
  • Karmesin: The World's Greatest Criminal or Most Outrageous Liar 日本語題『犯罪王カームジン あるいは世界一の大ぼら吹き』 駒月雅子訳、角川グループパブリッシング、2008年。 - 「史上最大の犯罪王か史上まれに見る大嘘つき」と呼ばれる男カームジンのシリーズ。
    • 「カームジンの銀行泥棒」
    • 「カームジンとガスメーター」
    • 「カームジンの偽札づくり」
    • 「カームジンとめかし屋」
    • 「カームジン脅迫者になる」
    • 「カームジンの宝石泥棒」
    • 「カームジンとあの世を信じない男」
    • 「カームジンの殺人計画」
    • 「カームジンと透明人間」
    • 「カームジンと豪華なローブ」
    • 「カームジン手数料を稼ぐ」
    • 「カームジン彫像になる」
    • 「カームジンと王冠」
    • 「カームジンの出版業」
    • 「カームジン対カーファックス」
    • 「カームジンと重ね着した名画」
    • 「カームジンと『ハムレット』の台本」
    • 「埋もれた予言」
    • 「イノシシの幸運日」

その他日本語訳短篇編集

  • 「時はまぼろし」(『ミステリマガジン129号』訳:宇野輝雄)
  • 「海への悲しい道」(『幻想と怪奇3』『ミステリマガジン148号』訳:三田村裕)
  • 「胸のうち」(『ミステリマガジン185号』訳:大井良純)
  • 「傷痕」(『ミステリマガジン195号』訳:山本俊子)
  • 「わかるかい?」(『ミステリマガジン229号』訳:石田善彦)
  • 「たましい交換」(『奇想天外9号』(訳:村田靖子)
  • 「不安全金庫」(『年刊SF傑作選3』訳:吉田誠一)
  • 「カシェルとの契約」(『年刊SF傑作選4』訳:宇野利泰)
  • 「遠からぬところ」(『年刊SF傑作選6』訳:吉田誠一)
  • 「水よりも濃し」(『棄ててきた女』訳:吉野美恵子)

参考文献編集

  • 西崎憲 「ジェラルド・カーシュあるいは夢幻の紳士」(『壜の中の手記』所収)

外部リンク編集

脚注編集