ジャクソン・ハイツ

ジャクソン・ハイツJackson Heights)は、ベーシストにしてボーカリストのリー・ジャクソンによって結成されたイングランドの音楽グループである。このグループは、キーボード奏者のキース・エマーソンELPを結成するために「ナイス」を脱退した1970年に結成された。1973年、ジャクソンは再びナイスのドラマーだったブライアン・デヴィソンとチームを組み、パトリック・モラーツと共に「レフュジー」を結成した。

ジャクソン・ハイツ
Jackson Heights
出身地 イングランドの旗 イングランド
ジャンル プログレッシブ・ロック
フォークロック
プログレッシブ・フォーク
活動期間 1970年 - 1973年
レーベル ヴァーティゴ
カリスマ・レコード
旧メンバー リー・ジャクソン
ブライアン・チャットン
ジョン・マクバーニー
チャーリー・ハーコート
トミー・スローン
マリオ・エンリケ・コヴァルビアス・タピア

略歴編集

1969年に「ナイス」が解散した後、グループのメンバー3人それぞれが自分のグループを結成し、3グループで一緒にツアーを行った:キース・エマーソンは「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」、ブライアン・デヴィソンのグループが「エブリ・ウィッチ・ウェイ」と命名され、リー・ジャクソンが「ジャクソン・ハイツ」で登場した。

ジャクソン・ハイツのデビュー・アルバム『キング・プログレス』には、元々ナイスで録音した「The Cry Of Eugene」のリワークや、「Doubting Thomas」「Insomnia」などの新曲が含まれている。リード・ギターのチャーリー・ハーコート、ベースのマリオ・エンリケ・コヴァルビアス・タピア、ドラムのトミー・スローンを含むこのグループは、ジャクソンが有名になったナイス時代の音楽とは根本的に異なるサウンドを生み出し、歌を中心に据え、主にリー・ジャクソンが演奏するアコースティック・ギターに導かれた。

このグループは、ファースト・アルバムのリリース後まもなく解散し、ピアニストのブライアン・チャットン(1948年7月19日生まれ、ランカシャー州ボルトン)をフィーチャーしたトリオとして改革された。ジャクソンは主にベースとアコースティック・ギターを演奏している。グループはカリスマ・レーベルを去り、ヴァーティゴと契約した。ヴァーティゴでは『フィフス・アヴェニュー・バス』、『ラガマフィンズ・フール』(1972年)、『バンプ・ン・グラインド』(1973年)の3枚のアルバムを録音した。そして、ジャクソンがパトリック・モラーツとブライアン・デヴィソンと協力して1973年に「レフュジー」を結成したとき、グループは解散した。最後のアルバム『バンプ・ン・グラインド』でヴァイオリンを演奏したゴドフリー・サーモンは、後に1977年のアルバム『ELP四部作』とそのツアーで、オーケストラを率いたキース・エマーソンに会うこととなった。

メンバー編集

  • リー・ジャクソン (Lee Jackson) - エレクトリックベース、アコースティック6弦 & 12弦ギター、パーカッション、ハープ、ボーカル
  • チャーリー・ハーコート (Charlie Harcourt) - エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、キーボード、ボーカル (1stアルバムのみ)
  • トミー・スローン (Tommy Sloane) - ドラム、パーカッション (1stアルバムのみ)
  • マリオ・エンリケ・コヴァルビアス・タピア (Mario Enrique Covarrubias Tapia) - ベース、スパニッシュ・ギター、ボーカル (1stアルバムのみ)
  • ブライアン・チャットン (Brian Chatton) - キーボード、ボーカル (2nd-4thアルバム)
  • ジョン・マクバーニー (John McBurnie) - アコースティック6弦 & 12弦ギター、メロトロン、キーボード、パーカッション、ボーカル (2nd-4thアルバム)

ゲスト・メンバー編集

  • クリス・ローレンス (Chris Laurence) - ベース (アルバム『バンプ・ン・グラインド』)
  • ビリー・ベル (Bill Bell) - バンジョー (アルバム『バンプ・ン・グラインド』)
  • マイケル・ジャイルズ (Michael Giles) - ドラム、パーカッション (2nd-4thアルバム)
  • イアン・ウォーレス (Ian Wallace) - ドラム、パーカッション (アルバム『バンプ・ン・グラインド』)
  • イアン・ペイス (Ian Paice) - ドラム (アルバム『バンプ・ン・グラインド』)
  • キース・エマーソン (Keith Emerson) - ムーグ・プログラミング (アルバム『バンプ・ン・グラインド』)
  • イアン・グリーン (Ian Green) : オーケストラ指揮 (アルバム『バンプ・ン・グラインド』)
  • ジョニー・ヴァン・デリック (Johnny Van Derrick) : ヴァイオリン・ソロイスト (アルバム『バンプ・ン・グラインド』)
  • アラン・トラヴァーズ (Alan Travers)、アンディ・ベイビンチャック (Andy Babynchuk)、ケイシー・ウェイ (Cathy Wei)、クレア・ファーマー (Clare Farmer)、デイヴィッド・ウッドコック (David Woodcock)、エディ・ロバーツ (Eddy Roberts)、リズ・エドワーズ (Liz Edwards)、ギャヴィン・ライト (Gavyn Wright)、ゴドフリー・サーモン (Godfrey Salmon)、ジェフ・グレイ (Jeff Grey)、ルイーズ・ジョップリング (Louise Jopling)、ポール・ピアース (Paul Pearce) : ヴァイオリン (アルバム『バンプ・ン・グラインド』)
  • ブライアン・ホーキンス (Brian Hawkins)、ブライアン・マック (Brian Mack)、ドン・マクヴェイ (Don McVay)、ジャン・シュラップ (Jan Schlapp) : ヴィオラ (アルバム『バンプ・ン・グラインド』)
  • ヘレン・リーブマン (Helen Liebmann)、リンドン・クラナム (Lynden Cranham)、マーティン・ロビンソン (Martin Robinson)、マイク・ハーウィッツ (Mike Hurwitz) : チェロ (アルバム『バンプ・ン・グラインド』)

ディスコグラフィ編集

アルバム編集

  • 『キング・プログレス』 - King Progress (1970年、カリスマ・レコード)
  • 『フィフス・アヴェニュー・バス』 - The Fifth Avenue Bus (1972年、ヴァーティゴ)
  • 『ラガマフィンズ・フール』 - Ragamuffins Fool (1972年、ヴァーティゴ) ※旧邦題『ジャクソン・ハイツ・II』
  • 『バンプ・ン・グラインド』 - Bump n' Grind (1973年、ヴァーティゴ)

コンピレーション・アルバム編集

シングル編集

  • "Doubting Thomas / Insomnia" (1970年、カリスマ・レコード)
  • "King Progress / Mister Screw" (1970年、モーターズ・レコード)
  • "Maureen / Ragamuffins Fool" (1972年、ヴァーティゴ)
  • "Maureen / Long Time Dying" (1972年、ヴァーティゴ)
  • "Spaghetti Sunshine / Public Romance" (1973年、ヴァーティゴ)

脚注編集

外部リンク編集