ジンギスカンキャラメル

ジンギスカンキャラメルとは、札幌グルメフーズ北海道限定で発売しているキャラメルである[1]

ジンギスカンキャラメル

概要

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北海道の代表的な郷土料理であるジンギスカンの知名度の高さを生かした菓子として、観光客が話題性のある土産品として購入することを狙った商品である。しかし道民がこの菓子を常食することはほぼ無い。

なお、基本的には北海道限定の製品だが、他の地域にも取り扱い店(ヴィレッジヴァンガードびっくりドンキー等)が存在し、通信販売も行っているため、北海道外からでも入手することは可能である。

形状、味、香り

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パッケージのサイズは典型的なキャラメル森永ミルクキャラメルなど)と同じ縦長の標準的なサイズである。中のキャラメル個包装のサイズも特に変わったサイズではない。 個包装を開封して取り出したキャラメルの色・形は、やや色が薄いものの、標準的なキャラメルのイメージ範囲に入るものであり、特に警戒心を抱かせるものではない。また、製品の固さも、標準的なキャラメルの範囲といってよい。

味に関して、製品の名前には「ジンギスカン」と冠されているが、予想に反して成分に羊肉は使われていない(詳細後述)。そのため、「肉の味」を期待して食すると期待外れとなる。 すなわち、味は「ジンギスカン」から肉(肉汁を含む)を除いた味をイメージさせるものとなる。 具体的には、キャラメルの甘い味と香ばしいカラメルの香りに、ニンニクの味と香りとネギ(もしくはタマネギ)の味と香りが加味された味覚である。 後者の味・香りは隠し味的に控えめに付加されたものではなく、大胆ともいえる力強さで加えられている。 このため、この両者の味・香りは、統合・調和するというよりも、口の中で激しく衝突をし、何度噛みしめても交わることがない。 なお、後者の味・香りは力強いため、製品が口の中から食道へ通過した後も、香りが口の中にしばらくの間とどまる現象を示す。

改良により風味が向上したこともあったが、クレームが寄せられたため元の味に戻した過去がある。

評価

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以上のようなユニークな味であるため、製品に対する評価は極端なものとなることが多い。 否定的な評価としては、「二度と食べたくない」、「完食できない・吐き出したい」のようなものが代表的であり、肯定的な評価としては、「意外にいける」のようなものである。 一般的には前者の評価を受けることが多い傾向にある。

趣味人の類には、話題作りのためこれらのリスクを承知の上で購入、土産として会社などに持参する者もいる。

摩訶!ジョーシキの穴では「十人に食べさせると十人とも違う感想を言う菓子」と紹介された。その時いたゲストもキャラメルを食べたが意見が「不味い」と「美味しい」の二つに分かれていた。

原材料名

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関連項目

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注釈

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  1. ^ 山本哲朗「ゆうたうん“道内限定”めじろ押し ハッカ、イモバター、日本酒… えっ、キャラメルの味!? 観光客向け遊び心で 話題集め種類増える」『北海道新聞北海道新聞、2005年4月18日、圏B夕刊、9面。