トップスターカップ

トップスターカップ』とは、オートレースSG競走の1つであるスーパースター王座決定戦の開催される節『スーパースターフェスタ』にて2012年まで開催されていた競走で、現在は『スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯』(スーパースターシリーズせん ひらおまさあきはい)という名称で開催されているGII格の競走(優勝賞金は150万円)。

2012年までは『トップスターカップ』、2013年は『スーパースターフェスタ戦』という名称で開催され、加えて、2010年まではGI格の扱いで、優勝賞金は450万円だった。本稿では、同じくスーパースターフェスタ内で開催されていた『ヤングスターカップ』についても記載する。

沿革編集

スーパースター王座決定戦は毎年川口オートレース場で開催されている(ただし第5回大会は伊勢崎オートレース場で、第24回大会は船橋オートレース場で開催された)が、その開催節自体は一般開催と同様の扱いであった。そこで、2001年の競走制度改革の際に新たな企画競走としてトップスターカップとヤングスターカップが新設された。トップスターカップの出場選手は、スーパースター王座決定戦のトライアル戦への出場権利が無く、なおかつ全国競走成績上位の選手が選出される。ヤングスターカップに関しては、デビュー10年未満の選手が選出される。

かつてはヤングスターカップの優勝戦を開催4日目に行い、その優勝選手が翌日のトップスターカップの優勝戦に進出するという規定があったが、2006年に廃止され、ヤングスター・トップスター・王座決定戦は全て最終日に行われる事となった。これにより、ヤングスターカップは第9レースに、トップスターカップは第10レースに行われ、第11レースにはトライアルに漏れた選手による「スーパースター順位決定戦」が行われるという体系になった。因みに、トップスターカップがGI格の競走であるのに対し、ヤングスターカップはGII格の競走ではなく、獲得タイトルにも記載されない。

2007年からヤングスターカップが廃止され、トップスターカップへと一本化された。ただ、2007年スーパースターフェスタの初日にはヤングスターカップの面影を残す「ヤングスターセレクション」という選抜競走が行われた。トップスターカップは2012年をもって廃止され、2013年からは『スーパースターフェスタ戦[1]2014年からは『スーパースターシリーズ戦[2]という競走名で行われていた。

2018年からは、生前、ぶっちぎりの青春やファンファーレの作曲及び、年間表彰選手の選考委員などの活動で長年に渡りオートレース界に貢献し、2017年7月に逝去した平尾昌晃の功績を讃え、『スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯』として実施されることになった[3][4]

歴代優勝者編集

トップスターカップ編集

回数 開催日 開催場 優勝者 年齢(当時) 競走タイム 競走車呼名 競走車車名
1 2001年(平成13年)1月31日 川口オートレース場 岩田行雄 45 3.328 ミステリアス セア
2 2002年(平成14年)1月30日 川口オートレース場 木村武之 25 3.302 クロム セア
3 2003年(平成15年)1月27日 川口オートレース場 福田茂 53 3.568 エナジー セア
4 2004年(平成16年)2月3日 川口オートレース場 梅内幹雄 39 3.400 アイバーソン セア
5 2004年(平成16年)12月26日 川口オートレース場 岩田行雄 48 3.389 ミステリアス セア
6 2005年(平成17年)12月25日 川口オートレース場 浦田信輔 32 3.360 パンジャA セア
7 2006年(平成18年)12月24日 川口オートレース場 高橋貢 36 3.334 Fニーナ セア
8 2007年(平成19年)12月24日 川口オートレース場 松尾啓史 29 3.332 ラディカルV セア
9 2008年(平成20年)12月31日 川口オートレース場 久門徹 32 3.371 ロロノア・ゾロ セア
10 2009年(平成21年)12月31日 船橋オートレース場 前田淳 33 3.349 メスカリート セア
11 2010年(平成22年)12月31日 川口オートレース場 浅香潤 37 3.351 キミツナギ セア
12 2011年(平成23年)12月31日 川口オートレース場 平田雅崇 31 3.358 マーライオン セア
13 2012年(平成24年)12月31日 川口オートレース場 岡部聡 47 3.363 フラッグシップ セア

スーパースターフェスタ戦編集

回数 開催日 開催場 優勝者 年齢(当時) 競走タイム 競走車呼名 競走車車名
1 2013年(平成25年)12月31日 川口オートレース場 岩崎亮一 37 3.385 FGビゼン セア

スーパースターシリーズ戦編集

回数 開催日 開催場 優勝者 年齢(当時) 競走タイム 競走車呼名 競走車車名
1 2014年(平成26年)12月31日 川口オートレース場 緒方浩一 29 3.390 U・ボルト セア
2 2015年(平成27年)12月31日 川口オートレース場 益春菜 29 3.385 モトロマン セア
3 2016年(平成28年)12月31日 川口オートレース場 伊藤信夫 44 3.358 プロドライブ セア
4 2017年(平成29年)12月31日 川口オートレース場 森且行 43 3.564 メジャイ23 セア

スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯編集

回数 開催日 開催場 優勝者 年齢(当時) 競走タイム 競走車呼名 競走車車名
1 2018年(平成30年)12月31日 川口オートレース場 佐藤摩弥 26 3.339 Pタン セア
2 2019年(令和元年)12月31日 川口オートレース場 重富大輔 40 3.375 テンヤシャ セア

過去のヤングスターカップ優勝者編集

開催日 優勝者 年齢 (当時) 競走タイム 競走車呼名 競走車車種
1 2001年(平成13年)1月30日 岩崎亮一 24 3.332 セイン セア
2 2002年(平成14年)1月29日 淺香潤 29 3.313 K・グエル セア
3 2003年(平成15年)1月26日 岩沼靖郎 27 3.363 キャスバル セア
4 2004年(平成16年)2月2日 山田達也 20 3.635 マッシュ セア(2級車)
5 2004年(平成16年)12月26日 浅田真吾 25 3.370 ランドシャーク セア
6 2005年(平成17年)12月25日 武藤博臣 22 3.388 イシュザーク セア
7 2006年(平成18年)12月24日 筒井健太 25 3.365 トラタイガー セア

エピソード編集

  • 第5回トップスターカップを優勝した岩田行雄は、この優勝により通算100Vを達成した。
  • 第6回ヤングスターカップを優勝した武藤博臣は、優勝戦においてのフライングにより失権した。それに伴い、2着入線の山際真介(26期、川口オートレース場所属)が繰り上がりでトップスターカップへ進出した。
  • 2015年の「スーパースターシリーズ戦」を優勝した益春菜は、正式にグレードこそついていないものの「GII格競走[5]」として位置づけられている競走として、女子選手史上初の優勝を果たした[6]
  • 2018年の「スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯」を優勝した佐藤摩弥は、この優勝をもって通算優勝回数を「5」とし、益春菜と並んでいた女子選手最多優勝記録(当時4回)を更新した[7]

脚注編集

  1. ^ SG第28回スーパースター王座決定戦(川口)5日目写真をアップしました!”. オートレースオフィシャル (2013年12月31日). 2019年1月8日閲覧。
  2. ^ SG第29回スーパースター王座決定戦(川口)5日目写真をアップしました!”. オートレースオフィシャル (2014年12月31日). 2019年1月8日閲覧。
  3. ^ スーパースターフェスタを「平尾昌晃杯」として開催”. 日刊スポーツ (2018年12月19日). 2019年8月28日閲覧。
  4. ^ 【オート】川口で27日からスーパースター王座決定戦 31日は畑中葉子がライブ”. デイリースポーツ (2018年12月19日). 2019年1月8日閲覧。
  5. ^ 優勝賞金はGIIのグレード開催と同じ金額。2018年現在150万円。
  6. ^ 益春菜がトップスタート逃げ切りシリーズ戦V”. オートレースオフィシャル (2015年12月31日). 2019年1月8日閲覧。
  7. ^ 佐藤摩弥選手(31期・川口)が 女子最多優勝記録更新!通算5回目の優勝を飾りました”. オートレースオフィシャル (2018年12月31日). 2019年1月8日閲覧。

関連項目編集