株式会社ニチマンは、1933年昭和8年)7月20日に設立された日本のゴムメーカーである。設立時の社名は「日満護謨工業株式会社」。創業時は、ゴム加工品として、製靴用ゴム製品などのゴムの部材から事業を展開。戦時中軍需工場を経て、戦後は時代に対応した様々なゴム履物商品を手掛ける。(製品例:ベルベッティーン(別珍)スリッパ、ゴム製サンダル、ナイロン田植え足袋)

株式会社ニチマン
Nichiman co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
726-8603
広島県府中市府中町74-1
設立 1933年昭和8年)7月20日
業種 ゴム製品
法人番号 2240001034343 ウィキデータを編集
事業内容 フットウェアの企画・製造販売
代表者 代表取締役社長 内田貴久
資本金 4,800万円
外部リンク https://www.nichiman.co.jp/
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概要

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1960年代後半以降はファッション素材をいち早くシューズに取り入れ、婦人靴・子供靴分野で「カジュアルファッションスニーカー」というジャンルを開拓。 1968年からは、今日のカジュアルスニーカーの前身となるゴム底布靴の開発を行い、事業を拡大。 1973年に人気テレビ番組とタイアップしたキッズシューズ「ピンポンパン」を発売。後のロングセラー商品となった。 1977年、「マイスニーカー」を発売。カジュアルスニーカーで同じくロングセラー商品となった。 1979年にはファションスニーカーの企画販売会社であるワンマイルを取得。同年の展示会で、ファッションスニーカー「ワンマイル」を発表。初のファッションショーを開催したことでも話題を呼んだ。

1988年、創立55周年を機に、社名を現在の「株式会社ニチマン」に変更。 1997年、有限会社スピングルカンパニーを設立。 1998年、介護用シューズ「マイハート」を発売して介護用品市場に本格参入。同年、業界でいち早くゴアテックス素材を用いたレイン・防寒向け商品「LIBERTY HOUSE(リバティハウス)」を開発、発売。

2000年代からはライセンスブランドの展開を強化し、さらに高感度のカジュアルシューズを提案している。 2000年、レディススニーカー「MICHEL KLEIN(ミッシェルクラン)」の展開を開始。 2004年米国のゴルフウェアブランド「Golden Bear(ゴールデンベア)」のメンズシューズ展開を開始。 2013年チェコプラハ発の新鋭シューズブランド「ROCK SPRING(ロックスプリング)」の日本代理店として展開を開始。 - スペインのカジュアルシューズブランド「PIKORINOS」の代理販売を開始。

スローガンは「備後から世界へ」。 地域に根差した企業として、2011年には本社に隣接したギャラリーショップ「GLOBAL SHOES GALLERY」をオープン。商品は、代理店を通じて全国の百貨店量販店で販売されている。「足の健康・安全・安心」を中軸に据えた開発姿勢から生まれるフットウェアは、現在でも多くの固定ファンに愛されている。

沿革

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  • 1933年 - 日満護謨工業株式会社として創業。
  • 1938年 - 製靴用板ゴムの製造を開始。
  • 1946年 - ゴム長靴の製造を開始。「日満履」の商標で靴製造販売を開始。
  • 1962年 - 大阪に日満ゴムタイル商事株式会社を設立。
  • 1967年 - 日満護謨工業株式会社を日満ゴム工業株式会社に改名。
  • 1974年 - 東京に東京日満ゴムタイル商事株式会社を設立。
  • 1988年 - 日満ゴム工業株式会社を株式会社ニチマンに改名。
  • 1997年 - 有限会社スピングルカンパニー(現:株式会社スピングルカンパニー)設立。
  • 2011年 - 本社に隣接したギャラリーショップ「GLOBAL SHOES GALLERY」をオープン。

主要事業所

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  • 本社 – 広島県府中市府中町74-1
  • 支店 - 東京支店 - 東京都台東区浅草6-8-3ニチマンビル

グループ企業

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  • ゴムタイル
株式会社ニチマンラバーテック
  • レザースニーカー
株式会社スピングルカンパニー

外部リンク

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